2020年7月6日

ひと昔前に比べ、美容医療が身近なものになってきている現代。

高くてなかなか手が出せないといったイメージがあるかと思いますが、近年ではお手頃な価格で医療美容を受けることが可能になってきています。

需要も増えてきている為、美容外科の数もひと昔前に比べるとかなりの数が増えてきておりそれに比例する様に、そこで働く医師や看護師の需要も増えてきています。

しかし、まだマイナーな部分が大きくそこで働く看護師の仕事はどういったものがあるのか知られていないのも現状です。

ここでは、美容皮膚科で働く看護師にスポットを当てその仕事内容をご紹介していきたいと思います

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美容皮膚科とはどんな仕事?

皆さんは美容皮膚科と聞くとどういったイメージがあるでしょうか?

多くは「整形」のイメージがあるかと思います。

美容皮膚科といっても一概には言えず小さいものでは皮膚のトラブル対処から、大きなものでは整形まで行っているのが美容皮膚科になります。

そこで働く看護師の仕事は、医師が施す治療の介助を行ったり処置を行う業務になります。

詳細については追って説明していきたいと思います。

美容皮膚科の役割とは?

美を追求する人のお手伝いをする

まず、美容皮膚科について少しお話したいと思います。

通常ある皮膚科や美容外科と一緒に考えた場合「美容皮皮膚科」はどういったくくりになるのでしょうか?

皮膚科は怪我をした時や、皮膚が正常の状態から逸脱した時にそれを正常な状態に戻す役割をする位置にあることが言えるかと思います。

また、美容げ外科は手術による整形などをメインに行なっているところがほとんどですが美容皮膚科は手術ではなくレーザーなどを使用し治療を行う場合がほとんどです。

まとめていうと、美容皮膚科とは正常な皮膚の状態をより良くしたい方のためにできるだけメスを用いず理想の肌に近づけるお手伝いをする場所と言えるかと思います。

肌に対するコンプレックスを解消する

先ほどもお話した通り、美容皮膚科は美の追求をする人のお手伝いをすると言いましたが反対に肌に対しコンプレックスを持っている人も数多くいます。

そういった方々に対し、医療の力で解消していく手助けも行なっています。

例えば、ホクロが気になっているかたがいるとします。

そういった方には、レーザーを用い除去するといった施術を行います。

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美容皮膚科の具体的な仕事内容とは?

具体的な仕事内容

医師の治療の補助

美容皮膚科において最終的な施術行うのは、医師の仕事になることが殆どです。

そういった場合、多くが医師一人で行うのではなく看護師がそばに着き器具を渡す手伝いをしたり、患者さんに代わりがないかどうかのチェックをしたりします。

脱毛の実施

多くの美容皮膚科では主に医療脱毛を実施している施設が多くあります。

レーザー治療等は医師が行う治療になりますが、脱毛に関しては看護師が実施しても良いことになっており、実際の施術は看護師が行います。

皮膚に機械を当てているだけに見えますが、患者さんに施術をする前に必ず皮膚の仕組みや機械の構造を勉強しなければいけません。

脱毛は実際に人の皮膚に施術を行います。

その過程で何かトラブルがあった場合、知識がなければ対処することができません。

そのため、トラブルがあった場合に対処できるようにしっかりとした知識を備えておく必要があります。

注射の実施

美容皮膚科に限ったことではないのですが、看護師の仕事の一つに注射があります。

皮膚科で注射?と思うかもしれませんが、美容皮膚科の治療内容にアンチエイジングなどがあります。

そういった場合、外から皮膚に手を加えるのではなく点滴で中から投与する方法があります。

何を投与するかは医師の指示ですが、実際に投与するのは看護師の仕事になります。

院内の清掃や物品の補充

美容皮膚科は一般の総合病院と比較すると、規模が小さいことが殆どです。

総合病院の場合、清掃業者を雇い院内の院内の清掃をお願いしているところが殆どですが美容皮膚科の様な小さな施設になるとそこで勤めている、看護師や受付スタッフが院内の清掃を行ったりします。

また、その日に使用した物品の補充を行ったり院内で足りていない物品を業者に請求したりするのも看護師の仕事になります。

そこは総合病院などの大きな規模の病院との違いになるかと思います。

仕事の流れ

その日の予約状況の確認と物品の確認

まず、朝出勤するとその日の予約状況を確認します。

どういった内容で予約が入っているのかによって、準備する物品も変わってきます。

いざ施術を行いその物品を使うとなった時に、その場に物品がないとスムーズに施術ができません。

そのため、朝一で確認を行う必要があります。

また、その物品がしっかりと定数足りているかどうかの確認を行う必要もあります。

開院時間と共に診察の介助・実際の施術

開院の時間になると、患者さんが続々と来院されます。

それと同時に、医師の診察やカウンセリングが始まるのでその介助を行ったり先ほど説明した様に脱毛や注射を施術したりします。

患者さんが来院してからの流れとしては「受付」「カウンセリング」「医師の診察」「施術」「アフターケア」「お会計」となります。

治療内容を施術した後は、すぐにお会計をして帰宅して貰うのではなくその後皮膚にトラブルが起こっていないかチェックをしたり、起こりうるトラブルの説明やトラブルが起こった際の対処法を説明するのも看護師の役割になります。

閉院後は、カルテの記載と物品補充

時間に余裕がある場合は、患者さんがいる際にカルテの記載を行いますが予約が多く次々に施術を行わなければならない場合はカルテの記載が後回しになってしまうことが殆どです。

その場合は、患者さんが帰宅した閉院後に行います(施術した内容や、施術中の状態・施術後の状態など)また、先ほども軽くお話しましたがその日に使用した物品は、その日のうちで補充しないと翌日の業務に支障を来たします。

そのため、その日使用した物品は必ず補充し院内に無い場合は翌日の業務開始までに院外から取り寄せをする必要があります。

院内の清掃

最後に院内の清掃をして終了になります。

美容皮膚科は特に美を意識して来院される患者さんが殆どになるので、院内の清潔感も集客の決め手の一つになります。

自分の業務が終わったスタッフから順に清掃に取り掛かるといった流れになります。

美容皮膚科はどういう人と仕事で関わるの?

さて、ここまで美容皮膚科とはやそこで働く看護師の仕事内容についてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか?

ここでは話の内容を一転して、美容皮膚科で働く看護師はどういった人と仕事上関わりがあるのでしょうか?

その点に着目してお話ししていきたいと思います。

医師

もちろんのことですが、医師なしで病院を運営することはできません。

医師あっての病院であるといっても過言ではありません。

そのため、美容皮膚科で働くにあたり仕事上医師と関わることは必然的に当たり前になってきます。

製薬会社のスタッフ

治療を行うにあたり、薬剤の使用が必要になることが多くあります。

そのため、製薬会社のスタッフが来院し必要な薬剤の補充などを行うため看護師も関わることがあります。

医療機器会社のスタッフ

実際に美容皮膚科で使用している、医療機器に関しては購入しているものも多くありますが医療機器会社からレンタルしているものも多くあります。

その定期チェックであったり新たに機器を導入する際は、医療機器を扱う会社のスタッフが来院し機器の説明を行ったりするので看護師も関わる場面が多くあります。

美容皮膚科の給料事情は?

実際に、美容皮膚科で働くとなった場合一番きになるのは「お給料事情」では無いでしょうか?

統計によると、20代後半で総合病院で働いた場合の月収が28〜30万なのに対し、美容皮膚科で働いた場合は30〜32万ほどであることがわかりました。

また、ボーナスに関しては月給の2倍のところが多く総合病院で働く同世代よりも多いことが言えるかと思います。

美容皮膚科は一般の皮膚科と異なり、自由診療の区分も多くあるのでその分報酬も高くなり、結果として働くスタッフの給料も高いことが言えるかと思います。

美容皮膚科でやりがいを感じること

美容皮膚科の仕事内容や、お給料事情をお話ししましたがいかがでしたでしょうか?

さて、ここで実際に働くあたりやりがいを感じるシーンはどういった時にあるのでしょう?

見出しに分けてお話ししたいと思います。

美容情報をいち早く入手することができる

美容医療を施す場合、まずはスタッフ自身知識を持ち合わせていなければいけません。

実際に、人の体に関わることなので万が一トラブルが起こってしまった場合適切に対処しなければ、取り返しのつかないことになってしまう場合があります。

また、そういったことにならないように適切に処置をする必要があるので十分な知識が必要になります。

そういった知識をえる上で、最新の情報をスタッフ自身が知る必要があります。

そのため、市場に出回っていない情報もそこに働くスタッフはいち早く情報を入手することができます。

患者さんが綺麗になるのを目の当たりにすることができる

先ほどもお話しましたが、美容皮膚科に通う患者さんのほとんどが治療目的というよりは「美」を追求し、より美しくなるために通われる方がほとんどです。

その為、目の前で患者さんが綺麗になって喜ぶ姿を見ることができそれがそこで働くやりがいに繋がる場合も多い様です。

美容皮膚科に向いている人のタイプは?

では、美容皮膚科で働くにあたり向いているタイプはどの様なものがあるのでしょうか?

美に関して関心が強い人

やはり一番はそこに尽きます。

患者さんに「美」を提供するにあたり、働いているスタッフも美意識が高くなければその医院の総合的な評価には繋がりにくいかと思います。

常に美に対しての情報に敏感であり、それをしっかりと学び自分の知識にできる人こそが向いているタイプに当てはまります。

向上心がしっかりとある人

先にも何度かお話しましたが、美容皮膚科の世界は日々進歩しその知識も変化していきます。

その為、一度学習した内容をずっと使い続けることは難しくなります。

新しく発信される情報をいち早くキャッチし、それを自分のものとして獲得できる向上心が強い人が向いていることが言えるかと思います。

美容皮膚科の仕事で大変なこと

では、美容皮膚科で働く上で大変なことは何があるのでしょうか?

項目に分けて説明していきます。

勉強量が多い

新しい知識を取得する上で、必要になるのが勉強です。

個人で勉強するというよりは、勉強会を開き皆で知識を共有するといった施設が多い様です。

また、施設によっては定期的にテストを実施しているところもある様です。

外見に気を抜けない

この仕事に限ったことではないのですが、やはり美容業界で働く上で外見の美しさは必須になるかと思います。

例えば、太っている人に「この痩せる治療いいですよ」と言われても正直説得力はありません。

人に提供する治療に見合った自分でいる必要があるので、その為の努力も常にしなければいけません。

自由診療なのでクレームが入ることも多い

美容皮膚科は自由診療も多く、正直診療費は安くないケースがほとんどです、その為、患者さんはイメージと違った場合などはクレームを言ってくる場合も多くあります。

もちろんそう言った場合、しっかりと対応しなければいけないので正直ストレスに感じることも多い様です。

美容皮膚科の将来性は?

ここまでいくつかの項目に分けてお話しましたがいかがでしたでしょうか?

最後に、美容皮膚科の将来性について少しだけお話して終わりにしたいと思います。

今後ますます需要が増えてくる分野

ひと昔前と異なり、現代は美に関する意識が高くそれを実現するための手段として「美容皮膚科に通う」という選択肢も出てきました。

また、比較的安価な値段で施術を受けることができる為今後ますます需要は高まってくる分野であることが言えます。

ナースの求人も増えてきている現状

美容皮膚科の需要が高まるにつれ、そこで働くナースの需要もかなり高くなってきています。

今までは、総合病院で働くことが一般的でしたが今後は選択肢の幅がより一層増えてくる現状にあります。

まとめ

美容皮膚科で働く看護師について業務内容や、その他のハード面・ソフト面についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?

今後ますます、需要が高まる美容皮膚科業界。

これから就職を考えている人、転職を考えている人の選択肢の一つに組み込んでもいいのではないかと思います。

今回のまとめが、そう言った方々のお役に立てれば幸いです。

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