2020年12月24日

新型コロナウィルスの感染拡大により、私たちの生活は大きく変化してしまいました。

外出自粛を考慮に入れた生活ではテレワークやリモートワークなどの新たな働き方が導入され、それに伴い生活面でも新たなライフスタイルが誕生してきています。

ついこの間までは想像していなかったような生活を送っている私たち…。

「人との接触を避けなければいけない生活」は、大きなストレスですよね…。

しかし、マイナス面だけに目を向けてもいられません!

コロナ禍によって後強化していかなければならない新たな課題が明確になったことで、「課題解決に向けてどう取り組むべきか」が見えてくるといったプラスの側面もあるのです。

特に地方自治体では、都市と地方の在り方、広域連携の重要性などを再認識する良い機会となりました。

コロナ禍の今、各地方自治体では独自の取り組みを行いながらコロナを乗り越えようとしています。

今回は広島県にスポットをあて、各市町村がどんな取り組みを行っているのかをご紹介します♪

広島県全体の取り組み

広島県・広島市連携の取り組み

2020年12月現在、広島県では新型コロナウィルスの感染者数が増加し、感染状況ステージが2に上がったため、不要不急の外出自粛を呼び掛けている都道府県(北海道、東京都、愛知県、大阪府、神奈川県、群馬県、福島県)への移動自粛願いを出しています。

また感染者の新規報告数がステージ4の水準を超えた広島市では、「新型コロナ感染拡大防止集中対策」として広島県と広島市が連携して感染拡大防止対策に取り組んでいます。

対策実施期間:令和2年12月12日~令和3年1月3日まで

外出自粛をはじめ施設の使用制限、酒類提供飲食店における酒類提供時間と営業時間短縮が必要となることから、広島県では各種協力支援金制度を用意しています。

【協力支援金制度例】

飲食店におけるパーテーション設置促進助成金

広島県内の飲食店を対象に、パーテーション(アクリル板、ビニールカーテンなど)設置における経費補助制度です。

感染症拡大防止協力支援金

営業時間短縮に協力した酒類を提供する飲食店に対して支援金支給制度です。

※対象エリアについては、県ホームページなどでご確認ください。

広島県の自治体×PayPay(ペイペイ)

広島県ではコロナ禍で低迷した地域経済を回すため、地方自治体とPayPayが協力して各種キャンペーンを開催しています。

2020年12月現在、下記の通り20%のポイント還元が嬉しい!

キャンペーンが行われているので、是非チェックしてみてください。

  • 東広島市:2020年10月1日〜12月31日
  • 世羅町:2020年11月1日~12月31日
  • 三原市:2020年12月1日~12月31日
  • 福山市(第2弾):2020年12月1日~2021年1月31日
  • 大竹市:2021年1月1日~1月31日
  • 府中市(第2弾):2021年1月5日~2月7日

広島県の各自治体が行っている取り組み

広島市の取り組み

2020年12月12日~新型コロナ感染拡大防止集中対策を行っている広島市では一気に自粛ムードが進み、様々なイベント・行事などが延期・中止になっています。

外出自粛は仕方がないことだと頭では分かっていても、やはり大きなストレスですよね…。

特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、大きな負担とストレスがママにかかってしまうという事態が発生しています。

そこで広島市(安佐北区)では、オンライン会議システム「Zoom」を利用したオンライン「おしゃべり広場」を開催します!

安佐北区の常設子育て交流広場「スマイルあさきた」の保育士さんをはじめとしたスタッフが、自宅で簡単に子どもと楽しめる遊びなどをワイワイ楽しくおしゃべりしながらご紹介♪♪

1日中子どもの面倒をみて頑張っているママに、リフレッシュの時間を提供してくれます。

  • 栄養士とおしゃべりしよう「離乳食について」(開催日時:令和3年1月7日、14時~14時半予定):生後4ヶ月~6ヶ月のお子さんがいる安佐北区在住の親子3組が参加できます。
  • おしゃべり広場「手あそび・ふれあいあそびを楽しもう!」(開催日時:令和3年1月15日、11時~11時半予定):0歳~2歳のお子さんがいる安佐北区在住の親子10組が参加できます。

参加・申し込み方法については、広島市ホームページをご確認ください。

【詳細ページ】https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/asakitaku/161776.html

呉市の取り組み

YouTubeでキレッキレのダンスと歌で呉市をアピールする「呉氏(https://www.kureshi-official.com/)」でおなじみの呉市では、「おうち時間」を少しでも快適に過ごすことができるように様々な提案を呉市サイト上にて行っています。

フレイル(心身虚弱状態)予防のために制作された動画(呉氏と一緒に楽しみながら体を動かすことができる「君くれハート」くれトレバージョン)の紹介をはじめ、呉市内でテイクアウト・デリバリー・雑貨などの取り扱いをしている店舗を紹介したサイト「うちクレ」の紹介など、呉市ならではのユニークな視点で紹介されています。

【呉市が提案するおうち時間の過ごし方】

  • 動画「君くれハート」:フレイル防止動画
  • うちクレ:テイクアウト・デリバリー・雑貨などの取り扱い店舗紹介
  • 呉氏のペーパークラフトデータ配信
  • 介護予防の取り組み:高齢者の健康を守るために気を付けてほしいこと
  • おうちえ:東京大学高齢社会総合研究機構が提案するシニアが健康的におうち時間を過ごす知恵
  • コロナ禍で安心&安全にスポーツを他の楽しむ方法(スポーツ庁) 

など

また呉市のサイト上では、コロナの影響を受けた事業者が協力して行っている地域経済活性化を促す様々な取り組み「くれまち店舗応援プロジェクト」についても紹介されています。

【くれまち店舗応援プロジェクト】

  • 豊町歳末大売出し福引き抽選会
  • 呉中央地区有志の会プレミアム付商品券
  • 呉縁点描委員会プレミアム付商品券
  • 吉浦商店連盟プレミアム付商品券
  • 駅よこ0番地商店街プレミアム付商品券
  • “楽しんでクレ” プレミアム商品券

これから販売されるものなど詳細については、呉市サイトもしくは各事業者に問い合わせるなどしてご確認ください。

【詳細サイト】

福山市の取り組み

バラの街として有名な広島県福山市では、今年から新たに11月23日を「いいつまみの日」として認定し、福山市にあふれる瀬戸内ならではのおつまみの認知度を向上させるために「福つまみ総選挙」を行っています!

  • 選挙開催期間:2020年11月23日~2021年1月11日
  • 投票場所:福つまみサイト(https://fukutsumami.com/)、もしくは居力店舗設置のアンケート用紙

総選挙を通してコロナ禍で経営が落ち込んでいる地元飲食店の支援を行う他、福山の食のブランド化、福山を訪れる人たちに食べてもらうことができるコンテンツの作成を目指しています!

また福山市では「福つまみ総選挙」以外にも下記のようなユニークな取り組みを多数行っているので、気になるものがあれば是非チェックしてみてください。

  • オンライン講習会(eラーニング):受講を通して「福山市新型コロナウィルス感染症対策ガイドライン(職場編)」の理解を深めることができます。
  • 買おう!食べよう!楽しもう!ふくふくキャンペーン:地域経済活性化のために「PayPay」と協力し、決済額に応じたポイントが還元されるキャンペーンを2020年1月1日~2021年1月31日の期間で実施しています。

【詳細サイト】

府中市の取り組み

広島県東南部内陸エリアに位置する府中市でも、コロナ禍の今、様々な取り組みが行われています。

市民にとってやはり嬉しいと感じるのが、1月と3月にPayPayと連携して行われる消費促進キャンペーンではないでしょうか?

府中市が指定する店舗でのPayPay利用支払いで最大20%分のポイントが還元されるので、是非ご活用ください!

実施期間:2021年1月5日~2月7日

キャンペーン内容詳細については府中市サイトからご確認ください。

また府中市では、株式会社Kids Publicが運営している「小児科オンライン」、「産婦人科オンライン」を導入し、コロナ禍でストレスを抱え込みやすいママや妊婦の方が安心して健康相談をすることができるオンライン医療相談体制を整えています。

平日の18時~22時の間であればスマホから小児科医・産婦人科医・助産師に医療相談(要予約)をすることができる他、曜日・時間帯に関わらず質問をすることができる「いつでも相談」を利用することができるようになっているので、コロナ禍でも安心です♪

【詳細サイト】

大竹市の取り組み

広島県の西端に位置し水産業が盛んな大竹市では、コロナ禍での地域経済の促進とキャッシュレス決済普及のためPayPayと連携した「コロナに負けるな 大好きおおたけキャンペーン」を実施します。

大竹市が対象として指定した店舗でPayPay決済をすると決済額の20%分のPayPayボーナスが返還されるので、この機会を利用して欲しかった商品をお得にGETしてみてはいかがでしょうか?

実施期間:令和3年1月1日~1月31日

詳細については大竹市サイトからご確認ください。

また、大竹市ではキャッシュレス決済の使い方がよく分からない市民の方を対象とした「キャッシュレス決済講座」も随時開催しています。

キャッシュレス決済アプリの導入から使い方まで丁寧に教えてもらうことができるので、安心してキャンペーンを利用することができそうですね♪

開催日や場所などは、大竹市サイトからご確認ください。

【詳細サイト】

廿日市市の取り組み

宮島をはじめとした観光スポットで有名な廿日市市では「廿日市市新型コロナウィルス感染症対策産業振興実行委員会」を発足し、必要な対策を官民が連携して行っています。

代表的なものの一つに事業者支援制度を分かりやすく紹介したポータルサイト「今こそ、廿日市(https://imakoso.jp/)」があります。

このサイトは見た人が元気になるような内容になっており、事業者支援制度はもちろんコロナ禍でも頑張っている事業者、それを応援する市民などが紹介されています♪

また、廿日市市では誰もが廿日市市の魅力をオンラインで学ぶことができる「廿学」を実施しています。

廿日市市に関連した活動を行っている先生から様々な側面から見た廿日市について学ぶことができるので、コロナ禍で増えた「おうち時間」を活用して廿日市市の魅力を再発見することができますよ♪

授業への参加募集は随時行われているので、興味がある方は定期的にサイトチェックをしてみてくださいね。

【詳細サイト】

安芸高田市の取り組み

30代の若い市長が誕生したことで話題を集めた安芸高田市では、ユニークなアイディアが詰まった取り組みがコロナ禍の今行われています。

その一つが「あきたかたMeet-up」です。

この企画は、様々なテーマに合った対象者と石丸市長がミーティングを行うというものです。

2021年1月28日に開催予定のMeet-upでは、「~#子育てを語ってみる~」をテーマに意見交換(スマホ・タブレット使用)を行います。

また、安芸高田市ではオンラインイベント「暮らしの美術館オンライン体験会」を12月27日に開催するなど、コロナ禍での「おうち時間」を有意義に楽しむことができるイベントも行われています。

人生を変えるような"暮らしのアート"めぐりをオンラインで楽しむことができるので、嬉しいですね♪

【詳細サイト】

まとめ

コロナ禍の今、広島県の各自治体で行われているユニークな取り組みをご紹介しました。

PayPayと協力した消費者に嬉しいお得なキャンペーンなど多数開催されているので、是非チェックしてみてください。