グランドスタッフは男も出来る!その理由や仕事内容までグランドスタッフの全てをご紹介!
グランドスタッフに転職したい方は必見です。
「一度は諦めたけど、やっぱりグランドスタッフになりたい!」と思っている人。
「新卒でグランドスタッフになれなかったから、一旦どこかの企業に就職し再度挑戦しよう!」と思っている人。
転職をグランドスタッフで考えている人は、「次こそ!」という思いでいっぱいだと思います。
今回は、グランドスタッフは狭き門と思っている方に向けて、注意点などをご紹介します。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
目次
閉じるグランドスタッフの仕事についておさらいしておこう
グランドスタッフの仕事には、カウンター業務・ゲート業務・ラウンジ業務・デスク業務などがあります。
それぞれ簡単に説明します。
カウンター業務
チェックイン、マイレージカードの申し込み受付、航空券の予約・発券、荷物の超過料金の精算などがあります。
ゲート業務
お手伝いが必要なお客様のケア、出発時間が迫ると搭乗していないお客様の捜索、到着便では乗り継ぎのお客様のケアなどを行います。
ラウンジ業務
お客さまがご搭乗されるまでゆっくりとお過ごしいただけるよう、ラウンジ内の環境を整え、様々なお問い合わせやご依頼にお応えする業務です。
ホテルのレセプションやコンシェルジュに似ています。
デスク業務
出発・到着便すべての情報を収集し、カウンター業務やゲート業務の人たちをサポートする業務です。
具体的には、予約記録や他空港からの情報・引継ぎ記録から、前日に座席や機内食のアレンジ、お手伝いが必要なお客様のケア情報などを入力していきます。
都度、入ってきた情報については、タイムリーにカウンター業務やゲート業務の人たちに必要な情報を提供するなど、さまざまな部署と連携し、サポートを行います。
グランドスタッフの転職で注意したほうが良い4個のこと
グランドスタッフを目指している方なら、この仕事がシフト勤務であることは良くご存知だと思いますので、勤務形態については省きますが、特に良く調べ検討してから応募したほうが良い点について解説します。
雇用形態
ほとんどの空港で、グランドスタッフは航空会社のグループ関連企業が行っていますので、航空会社の社員ではないことをまず理解しましょう。
最近では、国内エアライングループの旅客ハンドリング会社で、既卒の正社員募集が出るようになってきましたが、契約社員やアルバイト募集がほとんどなので、自分のライフスタイルにあった募集かをよく考えて応募しましょう。
グランドスタッフならどんな募集でも挑戦したい!と思う気持ちも分かりますが、決して楽な仕事ではありません。
契約社員として入社後、正社員を目指すという方法もありますので、その場合は正社員登用制度があるか確認してください。
ただし、いつ試験があるか分かりませんし、合格するとも限りませんので、ご注意ください。
また、少数ですが外資系エアラインの直接募集や、外資系エアラインの旅客ハンドリング会社・派遣会社もあり、そちらも正社員や契約社員・派遣社員での募集がありますので、就職サイトや専門誌・会社のHPなどでチェックしてみてください。
年齢制限
日系の既卒募集の場合、正社員や契約社員の多くの募集で年齢制限がありますので、できるだけ早いうちに挑戦することをオススメします。
制限幅の狭い募集もあり、チャンスはそう多くはありません。
会社側としては、人を育て長く活躍してもらいたいという考えがありますので、どうしても若い人を採用したい訳です。
一方、外資系では年齢より経験を重視するため、年齢制限のある募集はあまり見受けられません。
選考内容
面接は必ず行われますが、筆記試験、集団面接、個人面接、グループディスカッション、英会話テストなど、どの選考方法を行っているかは企業によって様々。
どの試験があるかによって、試験対策が変わってきますので、目指す企業が過去にどのような試験を行ったのか、調べておきましょう。
給料
はっきり言って安いです。
転職の場合、新卒から数年経っている場合もありますので、昇給している人もいるでしょうから、前職の給料と比べると恐らく、減る人がほとんどではないでしょうか。
私は、契約社員として転職しましたが、正社員になるまではアルバイトもしていました。
憧れの職業だったので、「給料が減っても贅沢をしなければやっていける!」そう思ったのですが、甘かったです。
この仕事は、「なりたい!」という人がたくさんいるので、給料が安くても人は集まります。
企業もそれを知っていて、社員が辞めても人は集まる、という考えなのです。
これから転職を考えている人には、本当にその給料でやっていけるかシミュレーションをすること(入社から数年分やっておくと将来が見えてきます)、ある程度貯金をしておくことをオススメします。
募集要項では一見生活できそうな数字が出てきますが、実際の自分の年齢に照らし合わせてみると、今の給料のほうが良いと感じることがあるかもしれません。
仕事の価値はお金では決められませんが、労働の対価として大事な要素の1つだと思います。
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転職を成功させるためには何をすれば良い?
人との関わり方に意識を持つ
日頃、人とどのように関わっているか、どのようなことに気をつけて接しているか、といった人との関わり方について意識を持つようにすると、書類や面接対策につながります。
現職が営業職の人ならば、ただ売りたい商品を売るのではなく、「お客様のお悩みを理解するために、実際店舗に立ち問題点を洗い出した上で売る商品を提案した」なんていうのも、立派な努力です。
意識を向けるだけで、すべてがグランドスタッフの採用につながる要素になります。
英語の勉強
国際線なら言うまでもありませんが、国内線でも外国人観光客が飛行機を利用しますので、英語は必須と言えます。
また、空港で使う英語は場所を教えるなどの日常的な会話から、渡航書類や荷物についてなど空港ならではの英語も必要になりますので、そのような英語にも触れておくと良いでしょう。
さらに、調べ物をする際の資料や海外の空港とのやりとりなども英語で行われますので、英語力は鍛えておいたほうが、試験対策だけではなく、後々自分のためになります。
スクールに通う
私は2回目の受験で合格しましたが、1回目の時は独学で受験をしました。
1回目が不合格になり、やはり対策が足りなかったと反省し、3ヶ月コースに通いました。
主に面接対策のためのスクール通いでしたが、先生にみっちりマンツーマンで指導していただくことができ、自分の弱点をとことん修正することができました。
面接では、転職者ならではの質問がありますので、エピソードを交えながら的確に答える練習や、対策が立てられたのも良かったです。
スクールに通った結果、本番では自信を持って面接に挑むことができたので、自分に合ったスクールに通うことも転職を成功させるための手段です。
グランドスタッフで人気な職種や航空会社とその理由
あなたは、どの空港で働きたいですか?
どのエアラインのグランドスタッフになりたいですか?
グランドスタッフを採用している企業の中でも人気の会社をご紹介します。
(株)JALスカイ、ANAエアポートサービス(株)
羽田空港で日本航空の旅客サービスを受託している(株)JALスカイと、全日空の旅客サービスを受託しているANAエアポートサービス(株)が人気です。
採用数も他社に比べて多いですが、その分受験者も多く、新卒採用では全国から人が集まりますが、転職者は関東圏の人が多く、次いで関西圏の人が多い印象です。
その理由
日本の中心的存在、羽田空港。
その羽田空港で仕事ができるという醍醐味があります。
外資系エアラインの受託業務も行っており、幅広く活躍できます。
(株)Kスカイ、ANA関西空港(株)
日本を代表する国際空港の1つ、関西空港。
その関西空港で、日本航空と全日空の旅客サービスをそれぞれ受託しているのが、(株)KスカイとANA関西空港(株)です。
その理由
日本を代表する国際空港で働けるということから、関西圏出身者を中心に人気の高い企業です。
関西出身の方は地元愛も強く、羽田空港や成田空港のグランドスタッフになっても、数年後に(株)KスカイやANA関西空港(株)を受け直す方もいらっしゃいます。
自分にあったグランドスタッフの求人の選び方や注意点
何を基準に求人を探せばいいか、見てみましょう。
【選び方①】雇用形態から探す
上記にも書きましたが、正社員募集が増えたとはいえ、契約社員やアルバイト募集が多く、正社員希望の方には、狭き門となっています。
さらに、自動化が進んだことで募集人数自体が減っていますので、契約社員でも狭き門となっています。
形にこだわらなければ、契約社員でまず入社し、正社員登用試験を受ける、というのが入りやすいかもしれません。
ただし収入面や、必ず正社員になれる訳という保証がないことを念頭に置いてください。
【選び方②】エリアから考える
大きい空港で活躍したい!という人は、羽田空港や成田空港、関西空港などで旅客ハンドリングを行っている会社を受験することになります。
地元で働きたい!という人は、その空港で旅客ハンドリングを行っているエアラインのグループ企業や、業務を受託している運送会社などを受験することになります。
どちらも、各企業のHPや専門誌・地元の新聞などで募集が行われていますので、目を通すようにしましょう。
【選び方③】好きな航空会社から探す
上記にも書きましたが、国内エアラインの場合グループ会社に業務を委託していますので、好きな航空会社が業務を委託している企業に応募することになります。
まずは、好きなエアラインがどのようなグループ会社を持っているか、HPで調べてみましょう。
空港によっては、グループ会社ではない企業に委託していますので、好きなエアラインが決まっていたら、次にどの空港で働きたいかを考え、その空港で好きなエアラインがどの会社に業務を委託しているか調べましょう。
【選び方④】国内系か外資系かで探す
企業にはそれぞれ特色がありますが、国内系か外資系かでも大きく変わってきます。
国内では、歴史のある日本航空・全日空系列と、航空の自由化により生まれた独立系エアラインやLCCでもカラーが違います。
グランドスタッフとして外資系エアラインの直接雇用は少なく、ほとんどが日本の旅客ハンドリング会社に委託しています。
外資系の直接雇用は、レップと呼ばれている責任者としての採用がほとんどですので、間違えないようにしましょう。
ただし外資系の中でも、アジア系エアラインでは直接雇用でグランドスタッフを募集していることがありますので、就職サイトや専門誌・『The Japan Times』などを確認してください。
外資系は、自由な空気感を持って仕事ができますが、お客様に対してシビアな面もあり、はっきりと物を言うことが必要だったり、ダメなものはダメ!と譲歩しない対応など、外資っぽいなと感じることがあります。
業務を受託している旅客ハンドリング会社に入社すると、自分が意図せず外資系エアラインの担当になることもありますので、配属後合わないと感じることがあるかもしれませんし、逆にやりやすいという人も出てきます。
狙い目な会社の2個の特徴
グランドスタッフになるには、狭き門をくぐらなければなりません。
その狭き門の中でも、グランドスタッフになれる可能性がある2個の特徴をご紹介します。
募集人数の多い会社を受ける
募集人数の多い会社は、規模の大きい会社。
当然応募者数も多いですが、辞退者を考慮して少し多めに採用するため、数人しか募集しない企業よりは可能性が出てきます。
また、比較的コンスタントに募集が行われることが多いので、転職のチャンスも多く巡ってきます。
LCCや独立系エアラインを狙う
人気が集中する大手旅客ハンドリング会社より、比較的受験しやすいかもしれません。
大手にはない良さがLCCや独立系エアラインにはありますので、調べてみる価値はあります。
まとめ
いかがでしたか?
グランドスタッフへの転職を希望している方は、恐らく今何かの仕事をしながら準備をしていることでしょう。
私も正社員として企業で働きながら、夜スクールに通い、通勤電車の中で筆記試験対策をしていました。
大変な思いをしましたが、憧れの制服に袖を通したときの感動は今でも忘れられません。
みなさんの夢が叶うことを心から祈っています。
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