ホテルバイト求人の時給相場やおすすめな募集内容の特徴、向き不向き、メリットデメリットを解説します

ホテルのバイトと聞くと、フロントや受付、ベルパーソン、清掃員といった宿泊施設の仕事のイメージが大きいのではないでしょうか。

しかし実際は、ホテルを宿泊施設として利用するだけでなく、ホテルの会場を使って説明会や宴会を開くこともあります。

夏にはビヤガーデンを開催するところがあったりと、ホテルには宿泊施設としてだけでなく様々な利用方法が幅広くあります。

今回は、実際にホテルでサービススタッフとして働いていた私が、自身の経験を基にホテルのバイト求人について詳しく説明していきたいと思います。

気になる仕事内容等についてもお話しますので、ホテルバイトに興味を持っている人は要チェックです。

ホテルバイトとはどんな仕事？

ホテルバイトを一言で言うと、ホテルを利用するお客様を様々な職種でおもてなしする仕事です。

私はホテルのサービススタッフとして働いていましたが、ホテルのサービススタッフはレストラン等だけでなく、ホテルの会場で行われる説明会や宴会の会場設営から料理の配膳、片づけ等の仕事をしていました。

時には結婚披露宴の会場の設営から料理の配膳、片付け等にもサービススタッフとして参加していました。

ホテルバイトのおおまかな仕事内容

ホテルバイトの業務内容は職種により異なります。

また働くホテルにもよります。

ホテルの種類により少し異なることもありますが、フロントや受付はお客様の予約を確認したりチェックイン・チェックアウトの対応をします。

ベルパーソンはお客様をお部屋まで案内したりお客様の荷物を運んだりします。

清掃員はお客様のお部屋やホテル内を掃除したりベッドメイキングやシーツ、タオル等の交換もします。

また、サービススタッフはホテルのビュッフェで料理の配膳をしたりします。

他にもホテルの会場を使い説明会や宴会を開催する際には、会場の設営から料理の配膳、片づけ等もしたりします。

時には結婚披露宴の会場の設営や料理の配膳、片づけ等をしたり、姉妹ホテルのヘルプとして他のホテルに行ってお手伝いとして働くこともあります。

ホテルバイトでよくある募集内容とは？

ホテルバイトの気になる募集内容について簡単にまとめてみました。

時給相場

平均1,000円～1,500円ぐらいです。

働く地域や時間帯により少し異なります。

また,

ホテルの中でもどういった仕事をするか職種により異なることもあります。

シフト

どのバイトも最近では、シフトは自己申告制というところが増えてきています。

自分の希望のシフトが通るようになってきていますので、アルバイトだと平均週3日～5日ぐらいではないでしょうか。

しかしホテルは休日や祝日、また春休みや夏休み、冬休み等のバケーションシーズンは忙しくなるので、その時期には休みはあまり取れなくなる可能性があります。

そういったことも前もって確認しておいた方が良いと思います。

求められる人物像

フロントや受付はお客様と最初に顔を合わせるところなので、どれだけ好印象を与えられるかについて注目されるところです。

そのためお客様としっかりコミュニケーションが取れ、おもてなしの気持ちで接客できることが重要です。

ベルパーソンはお客様を部屋まで案内しますが、常にロビーにいるのでお客様と接する機会が多くなります。

そのためお客様のことをしっかり見る観察力と、お客様に対する思いやりの気持ちと行動が大切になってきます。

そして働くホテルにもよりますが、外国人観光客のことを考えると英語や韓国語、中国語ができると良いかもしれません。

清掃員は清潔感があり細かいところまで注意して良く見れる人が求められます。

サービススタッフは食品を扱うので清潔感があり、周りをしっかりと見て接客できることが求められます。

それぞれ求められるものは違うので、自分が最も得意とする職種を選ぶと良いでしょう。

必要なスキルや経験

フロントや受付、ベルパーソンでは接客経験やコミュニケーション能力が必要になります。

また、英語や韓国語、中国語ができると更に良いかもしれません。

清掃員は細かいところまで注意して作業するスキルと適度なスピードが必要です。

チェックアウトの後にはすぐに部屋の清掃に取り掛かり、次のお客様のために部屋を整えなければなりません。

サービススタッフは飲食店等で接客や料理の配膳等の経験があれば良いと思います。

サービススタッフもフロントや受付、ベルパーソン同様に、英語や韓国語、中国語が話せると良いかもしれません。

ホテルバイトのおすすめ求人の特徴とは？

ホテルバイトでおすすめする求人の特徴について紹介していきます。

ビジネス的な接客が身につく

ホテルバイトでは、普通のバイトでは教えてもらえないようなビジネス的な接客スキルが身につきます。

ホテルは観光客だけでなくビジネス等で利用しているお客様もいるので、会社で肩書きのある方が来ることもしばしばあります。

そのため普通のバイトでは教えてもらえないようなワンランク上のビジネス的な接客を研修で学ぶことができます。

こういった接客は社会に出ても通用するので、バイトをしながら学ぶことができるのはホテルバイトならではの特徴と言えるかもしれません。

普通のバイトでは経験できないことやスキルが身につく

ホテルには接客以外の仕事も沢山あります。

その中でも清掃員は、清掃方法だけでなくベッドメイキングも学べます。

ベッドメイキングが学べるなんて、得した気分になりませんか？

また、サービススタッフは宴会などの会場設営の際にテーブルセッティングをします。

そのため、研修で正しいテーブルマナーを学ぶことができます。

普通のバイトでは経験できないようなスキルを身につけることができます。

ホテルバイトはこんな人に向いている！

それでは、どういった人がホテルバイトに向いているのか見てみましょう。

人と関わったり接客が好きな人

フロントや受付、ベルパーソンの仕事は人と関わることや接客が好きな人には向いている仕事かもしれません。

ホテルには様々なお客様が来るので毎日新しい人と出会えますし、そのホテルのサービスや接客等を気に入ってくれたお客様がまたホテルを利用してくれることがあるかもしれません。

そういったことにやりがいを感じる人には、とても向いている仕事かもしれません。

何か新しいスキルを身につけたい人

ホテルの仕事は、職種別に様々なスキルを身につけられます。

フロントや受付ではビジネス的な接客を身につけることができ、ベルパーソンではお客様に何か訊かれた時に対応できるようにホテルについて学ぶので、ホテルについてとても詳しくなります。

清掃員ではベッドメイキング、サービススタッフではテーブルマナーが身につきます。

どれも普通の飲食店やお店で身につくスキルとは違います。

少し特別なスキルを身につけたいと思ったら、ホテルのバイトをしてみるのも良いかもしれません。

ホテルバイトに向いていないのはこんな人！

人見知りしがちな人

ホテルには毎日沢山のお客様が訪れます。

そのため、人見知りをしていてはせっかくホテルを利用してくれているお客様に対して満足のいく接客ができなくなります。

ホテルで働くからには、スタッフの一員としてお客様にホテルのサービスを提供していかなければなりません。

そのため、人見知りをしてしまう人にはホテルバイトは向いていないでしょう。

体力がない人

ホテルの仕事は意外と体力を使います。

ベルパーソンはお客様の荷物を部屋まで運ばないといけませんし、清掃員は沢山のシーツやタオルを取り換えながら運んだりと体力を使います。

そして私が最も体力を使うと思うのが、サービススタッフです。

ビュッフェでは沢山のお皿やグラス、料理を運んだり、片付けの際には一斉に沢山のお皿やグラスを下げるので、体力が必要になります。

また、宴会や結婚式では一つ一つの料理を全てのお客様のテーブルに配膳するので、1人で2枚～3枚の大きなお皿を持たなくてはいけません。

温かい料理を提供する時には、料理が冷めてしまわないようにお皿が温められています。

それを1人で2枚～3枚持ち、会場内を何度も往復しながら配膳しますので、体力をとても消耗します。

結婚披露宴では、大きなシャンパンのボトルを片手で持ちお客様のグラスに注いで回ります。

何でもない作業のように感じますが、これが実はとても大変なのです。

体力がない人にはキツい仕事かもしれません。

ホテルバイトのメリット

ホテルバイトをしていて良かったと思うところや、ホテルバイトをすることで得することを紹介します。

テーブルマナーが身につく

ホテルのサービススタッフのバイトでは、宴会や結婚式の時の食事をする会場の設営の際に一緒にテーブルマナーも学びます。

ナイフやフォーク等を使う順番や料理の食べ方等が、サービススタッフとして働くだけで身につくのでとてもラッキーです。

また、次の料理を運ばなくてはいけないのにお客様のテーブルが料理でいっぱいになってしまっている場合は、お客様の料理をお皿に取り分けなければなりません。

そのため、お皿に料理を取り分ける際のマナー等も学べます。

またどのグラスにどのドリンクを入れるかも決まっています。

テーブルマナーや食事の際のマナー等は、覚えていて損はないのではないでしょうか。

南国のリゾートでも働ける

リゾートバイトという言葉を聞いたことはありませんか？

その名の通りリゾート地でバイトをするのですが、住み込みで沖縄や南の小さい島、または北海道の大自然の中にあるリゾートホテルでバイトができるのです。

バイトをする際の条件も様々ですので、自分に合ったリゾート地を探してバイトができるのでおすすめです。

私の知人がリゾートバイトをしていたのですが、離島では休日遊びに出かけるのにもあまりお金お使わないので貯金ができると言っていました。

気になる人は一度リゾートバイトを調べてみてはいかがでしょうか。

リゾートホテルで働くのに向いてる人の特徴は？仕事内容なども経験者がお答えします！

ホテルバイトのデメリット

バケーションシーズンに休みが取れない

最初にも話しましたが、ホテルは基本休日や祝日、バケーションシーズンに忙しくなります。

そういった繁忙期にはバイトでも休みを取るのが難しくなってきます。

もしホテルで働くなら、そういったことも覚悟しておく必要があります。

サービススタッフが意外と大変

先ほども話しましたが、サービススタッフは体力の要る仕事です。

宴会場の設営や料理の配膳等は簡単な仕事のように感じますが、100人や200人もの人が来場する会場です。

料理を配膳する際にもお客様に説明できるように、料理の名前や食材は何を使っているか等を覚えなければいけません。

1度に2枚〜3枚のお皿を運ぶのも、最初の慣れない頃はとても大変でした。

シェフの方が一つ一つ綺麗に盛り付けしてくれた料理です。

冷めないようにお皿が温められていても、料理を素早く運ばなければなりません。

宴会が終わると一斉に片付けをし、次の宴会の準備をします。

これも時間が限られているので、実際に作業に入るととても大変です。

大きなテーブルを運んだり一度にいくつも大きな椅子を運んだりします。

しかし結婚披露宴の会場等で颯爽と料理を運ぶ先輩方の姿はとても素敵で、憧れてしまうんですよね。

まとめ

いかがでしたか？

ホテルのバイトについてお話してきましたが、ホテルの仕事についてお分かりいただけたでしょうか。

ホテルと言っても本当に様々なホテルがあります。

今はリゾートバイトと言ってリゾートホテルでの泊まり込みのバイトもありますし、一般のホテルでも宿泊施設のみのビジネスホテルや、説明会や結婚披露宴等の会場として使用できるホテルもあります。

そのためホテルのバイトはとても職種が幅広く、ホテルにより仕事内容も変わってきます。

ホテルのバイトをしたいと思ったら、まずどういった種類のホテルかそしてそのホテルでどういった仕事がしたいのかを明確にすることが大切だと思います。

春休みや夏休み、冬休みのバケーションシーズンを使って、ちょっとしたお小遣い稼ぎと観光を兼ねてリゾートバイトをしてみるのも良いかもしれませんね。