農業の世界で働きたい人。

バイトで農業体験してみたい人。

農業に興味がある人。

今回はそんな様々な人に農業とはどんな仕事かを理解してもらうためにざっくりとわかりやすく、農業バイト求人について説明します。

ただ作物や生き物を育てるだけじゃない、農業の本音の部分を今回は説明します。

農業はどんな仕事?

農業は衣食住の食全般を担う大切な仕事です。

食全般と一言で言ってしまうとわかりやすいですが、実際の内容は多岐にわたり、とても一言で言い表すことができないのがこの仕事の特徴でもあります。

例えば機械の簡易修理(トラクターの爪交換、オイル交換など)やビニールハウスのビニール交換など作物を栽培するだけが農業ではありません。

自分でどのように販売していくかを考えることも必要です。

従来の産地で共同出荷する生産方法はもちろん、現在ではオリジナル販路を開拓して販売している農家さんも珍しくありません。

生産から販売までトータルで携わることができる仕事はほかにあまりないのではないでしょうか。

また最近ではGPSを使い作物の生育管理を行ったり、選別作業をロボットが行うなどの新しい試みが始まっており、従来の農業から大きく変化している時代です。

従来の3Kと言われた農業から新しい技術の導入により施設園芸(ビニールハウスなどの施設内で行う農業)では、温度や湿度を全自動でコンピューターが管理してくれる環境制御型施設が一般的になっています。

さらに様々な分野からの企業の農業参入があり、農業をより身近に感じることができるようになってきています。

そのため農業を始めるにあたり、土地探しから始めなくても企業に就職する形で農業に携わることができるようになってきています。

最初から農業に携わる自信がないという人には、農業関連事業(農協や農業機械メーカー)や第6次産業でカフェなどを併設する農家や農業法人でバイト経験することも農業の勉強になります。

その意味では以前よりも農業への転職の敷居が低くなってきています。

それと同時に多種多様な技術が導入され農業経営するためには様々な知識と経験が必要となってきています。

日々新しい知識のインプットと、仕事でアウトプットしていく努力が必要な仕事になってきています。

バイトの大まかな仕事内容

大きく分けると営業、栽培管理、選別、出荷・販売に分けることができます。

一般的には分業されているわけではないのですべての仕事に携わることになると思います。

最初から最後までの作業に携わるため経験はもちろん大事ですが、農業未経験者でも今まで学んできた分野(マーケティング、写真撮影など)があると生かせます。

農業バイトのおすすめ職種5選

生産物が店頭に並ぶまでの作業で大まかなものを挙げその内容を詳しく説明します。

またその作業ごとのちょっとしたコツなども盛り込んでいきます。

選別・箱詰め・搬送

野菜の選別・箱詰めは単純作業ですがとても繊細な仕事です。

お店に並ぶ前の最終検品が仕事内容です。

スーパーに並ぶ野菜には各野菜ごとに、サイズや重さなどの規格があります。

その規格に分類する作業が選別作業です。

選別作業には黙々と作業ができ正確な作業性が求められます。

野菜を傷つけないよう丁寧に箱詰めすることが大事です。

搬送作業は箱詰めされた商品を市場や取引先まで運搬する仕事です。

いちごなどの傷つきやすい商品を運ぶときなどは細心の注意を払って運転することが大事です。

またどのような商品を運搬するときも安全運転が第一です。

収穫・運搬

野菜の収穫・運搬作業は、栽培された作物を収穫し選別場まで運ぶ仕事です。

作物によりますが、それぞれに正しい収穫方法があり何度も繰り返すことでコツをつかむことが大切です。

体で覚えることが大切です。

また何度経験しても収穫の瞬間は言葉には言い表せない達成感があるものです。

毎日の大変だった管理作業が走馬灯のように思い出されると同時にやり切ったという達成感が味わえる作業になります。

一方で運搬作業は作物を傷つけないように丁寧に運ぶことが求められるので力自慢には最適な仕事です。

何よりポイントは傷つけないこと!

力の他にも繊細さも求められます。

生産・飼育

生産・飼育作業は将来出荷される作物や生き物の日々の世話や管理作業です。

野菜などの管理作業は毎日の水やり、草むしりなどの作業です。

野菜たちの生育環境を整えてあげることでおいしい野菜が育ちます。

飼育作業も同じように家畜の生活環境を整える作業です。

野菜も家畜も私たちと同じ生き物です。

私たちが生活環境を整えると気持ちよく日々の生活を送れるように、野菜や家畜にとっても生活環境が心地よいと良い成長をしてくれます。

さらに、慣れてくると毎日の水やりや草むしりに加えて、栽培・飼育環境の記録をつけたり、温度・湿度調節などの細かい作業が任せられます。

この作業に携わるうえで一番大切なことは生き物の気持ちになるということです。

そのために担当する作物や家畜の生態について日々観察し、本や経験者に聞くなど積極的に調べる姿勢が大切です。

好奇心、探求心が旺盛な方にお勧めの作業です。

加工

最近農業法人や個人農家で第6次産業化が進んできています。

自社で栽培した製品を使って飲食店などを経営するのです。

このようなお店の特徴として、何より生産物の鮮度が格段に違うことです。

一般的に生産物が出荷されてスーパーなどの小売店の店頭に並ぶまで最短でも1日はかかります。

その時間的ロスをなくし収穫したての鮮度抜群の食材を生かして料理をふるまえるのです。

営業

自分が育てた生産物、それを加工した食べ物を販売するための仕事です。

農業製品ができる過程では販売部門と生産部門が分業になっていることは稀です。

生産加工から販売まですべての作業に携わることができる仕事なので製品になった生産物を手にしたときの達成感は計り知れないものがあります。

そんな気持ちのこもった製品を売り込むので親ばかになってしまいます。

気持ちをこめて思いっきり取引相手様にプレゼンするのがこの仕事です。

農業バイトのおすすめ求人の特徴とは?

いろんな媒体で農業の求人が出てきます。

自分のライフスタイルの中でどのような環境でどのように働きたいかを考えて応募してみましょう。

好きな分野・興味のある分野の求人

自分の好きな野菜やかわいいと思う生き物を育てるなどやりたいことが決まっている方はその作物や生き物の募集を探しましょう。

今の農業では単一作物を大量に生産する生産方法が一般的です。

興味がある分野がある人にはその作物や生き物にしっかりと携わることができます。

私はいちごが好きでいちご農家になりました。

好きないちごに囲まれて毎日が非常に充実しています。

通勤時間や勤務条件が合っている求人

畜産は朝が早く生き物の目覚めと同時に管理作業が始まります。

また野菜に関しても水やりは朝のうちにやって光合成が一番活発になる午前中に環境を整えてやることが大切です。

車通勤の場合は朝が早くても問題ないですが、電車などで通勤する場合は始発で間に合うかどうか確認が必要です。

一方で一部の植物工場などでは太陽光ではなく人口光で栽培しているところもあります。

そのような職場では従来の朝早くからの作業ではなくサラリーマンのように働ける環境が出来上がっています。

農業のバイトはこんな人に向いている!

どんな職業にも向き不向きがありますが、農業に関してはそれが少ない業界だと感じます。

皆さんは必ず子供のころに泥遊びをした経験があると思います。

また小学校の授業で野菜や花の栽培を経験しています。

非常に簡単に説明するとその延長上に農業があります。

小学校での栽培経験や泥遊び経験を経営という立場で大規模に行うのが農業です。

ですので少し大げさですが、栽培や泥遊びが楽しかった思い出がある人はみんな農業に向いていると私は思っています。

暑さ・寒さに耐えられる人

天候が悪くても作業をしなくてはいけない場合があるのが生き物相手の仕事です。

合羽や防寒具で雨や雪の降る日でも畑に直行しなくてはいけないときもあります。

逆に夏の炎天下の下でも畑で作業する場合が多々あります。

自然の天候に左右されずにコンディションの調整のできる能力が必要です。

どんな環境でも着替えの用意や飲み物の準備をしっかりとして仕事に迎えるようにしたいですね。

責任感のある人

農業は基本的には生き物相手の仕事です。

毎日様子を観察してちょっとの変化に気づくことができるかどうかで、病気の早期発見や追肥のベストタイミングがわかったりします。

また病害虫が発生する時期にしっかりと遅れずに防除(農薬散布)をしたり、天候によってハウス内の換気を変えたり遮光をしたり、毎日こつこつ子育てのように対応できる能力が必要です。

体力がある人

基本的に体力が勝負の仕事です。

腰を曲げた姿勢で作業したり、一日立ち仕事であったり、炎天下での作業や雨天積雪下での作業もあります。

どんな状況でも対応できる体力は必要になってきます。

しかしながらアスリートのようにがちがちに体を鍛えるわけではありません。

仕事の中で自然に体が慣れていくので安心して農業界に飛び込んできてください。

この他にも農家の仕事が向いている人の特徴は、こちらの記事を参考に!

農業のバイトでよくある募集内容とは?

農業の募集に関して一般的によく掲載される募集内容をまとめてみます。

時給相場

経験年数やできる作業によって給与は変わってきますが概ね時給800円から1000円が相場と言えます。

シフトの入れ具合

一般的に農家は市場の休日に合わせて休日をとります。

そのため市場の休み以外であればシフトを入れることは可能です。

農閑期などは仕事も激減するためにシフトを入れることが難しい場合もあります。

求められる人物像

健康な人、真面目な人、誠実な人、こつこつ仕事ができる人などの募集が多いです。

必要なスキルや資格、経験

絶対条件として素直で健康であることが求められます。

生き物相手ですので春夏秋冬どのような気象条件下でも仕事はあります。

そのため環境に左右されず健康管理をしっかりできる人が求められます。

またやる気があれば、経験はさほど問われません。

未経験でもやる気がある人は経験不足も補えるのでぜひ応募してみてください。

農学部などの学部を卒業されている場合、優遇されることもあります。

仕事全般に運転は必要になってきますので運転免許は取得しておくと良いです。

派遣やバイトは正社員とどう違う?

作業自体は正社員も派遣社員もバイトも同じことをするのですが、求められる仕事の量であったり、トラブルの対応やクレーム処理などの仕事は一般的に正社員が担当します。

それぞれがどのような担当で仕事をしているか詳しく見ていきましょう。

仕事の量や責任の度合いは変わる?

やはり正社員になると責任の度合いは重くなります。

生き物相手の仕事なので何かのトラブルがあると残業や、休日出勤しなければいけない場合があります。

また一般的に全体を理解している正社員がアルバイトを手取り足取り指導し管理するので必然的に正社員の仕事の量は増えます。

また農業重機を運転したり耕運機を操作する場合にバイトの安全面にも気をつけるのが正社員の仕事です。

仕事内容は変わる?

バイトは畑での現場作業になります。

正社員になるとバイトの管理作業など現場に出る機会が減ることもあります。

しかしバイトの子がわからないことがあったときにしっかり対応できるように現場作業内容には精通しておかなければなりません。

バイトは現場で任せられた仕事をしっかりとこなす仕事になります。

その他に作物や生き物を観察することで何かの異変に気付いたりすることがあります。

そんな時に素早く報告することも大切です。

先輩の作業の観察た生産物の観察、その他観察能力を磨くことはバイトや農業初心者の大切な仕事です。

それぞれ求められるスキルは?

正社員は全体の流れがわかっていることが大前提です。

またさらにバイトを束ね各々に適切な指示や配置ができる能力があるとなお良いです。

バイトは素直さと健康が一番大切です。

先輩の作業をよく見て学んで、すべての作業のスキルやコツを片っ端から体で覚えていく多少体育会系のノリがあるとなお良いです。

収入面は?

求められるスキルが違うのでもちろん収入も変わってきます。

一般的には社員は固定給で、バイトは時給です。

もちろん社員は福利厚生はしっかりしています。

自分にあった農業のバイト求人の選び方や注意点

様々な求人がある中でどのように自分に合った求人にたどり着けばいいのか最初はわかりません。

どのように自分にあったバイトにたどり着くと良いかを例を挙げて説明していきます。

【選び方①】職種から探す

まず野菜を育てたいのか、生き物の飼育をしたいのかを選択します。

次に野菜、生き物の種類を選択します。

野菜は露地栽培か施設内での栽培か、植物工場での栽培を選択できます。

それぞれに特色があります。

露地栽培は太陽の下でのびのび働くことができる一方、自然災害の影響を受けやすい栽培方法です。

施設栽培はハウス内での栽培方法です。

ハウス内での作業になるので天候に左右されることはありません。

植物工場は完全に閉鎖された施設内での作業になります。

無菌施設なので施設内では白衣を着ての作業となります。

生き物は鳥、豚、牛などでの選択です。

【選び方②】会社の業態や分野から考える

農業法人、個人農家、企業の農業事業部などからの選択です。

企業の農業部門は一般的に社員で構成されているため、非常に希少な求人です。

農業法人や個人農家は大小さまざまな規模はありますが、大規模法人や大規模農家の場合人数も多いためすべての作業に携わることが難しいこともあります。

一方で小規模農業法人や小規模農家の場合は人数も少ないためすべての作業に携わることができます。

しかし人手不足で残業が多かったり、一人当たりの責任も作業量も多くなります。

【選び方③】給与や雇用条件から考える

給与は一般的にバイトの場合は時給で計算します。

経験年数やできる仕事で個別に時給設定することが一般的です。

雇用条件は後々後悔しないようにしっかりと確認することが大事です。

バイト募集媒体だけではわからない場合は直接採用者に問い合わせると良いです。

農業は午前中は出荷準備作業で忙しい時間帯になるので電話する際はその時間は避けましょう。

【選び方④】勤務エリアから考える

農業バイトをしたいのに、自分の住んでる地域に農業バイトの募集がない場合、遠方でも住み込み寮付きの募集もあります。

もちろん寮が無料というところは少ないですが、格安で生活できます。

またリゾートバイトのように自分の住んでみたい地域で農業バイトを探すのもお勧めです。

私の友達は沖縄の島でのバイトの募集し、仕事休みの期間にダイビングのライセンスを取得していました。

ご当地の生活を満喫できる良さもあります。

住み込み農業の求人を探すときは、こちらの記事を参考に!

まとめ

一口に農業でバイトをするといっても様々な仕事があります。

今回は内容はわかりやすくまとめましたが、実際に仕事に応募して働いてみると経験したことのないことの連続です。

基本は太陽の下でのびのび働ける仕事ですので健康面や体力面も仕事をしているうちに自然についてきます。

また基本的には難しいことはありません。

ただ覚えることはたくさんありますが、時間をかけて体感して覚えていけば良いです。

工業製品のように機械で農機内に作るわけではなく、天候に左右される仕事です。

どんなに頑張っても最後は生産物の生命力にかかっています。

そのお手伝いをする仕事がまさに農業と言えます。

そして楽しい食事にはおいしい作物が必ず関わってきます。

素材がおいしいと食は豊になります。

その素材を農業界で作ってみませんか。

みんな未経験からのスタートです。

あるのは幼少期の土いじりや学校での栽培経験のみです。

この記事を読んだ方が少しでも農業に興味をもってもらえると幸いです。


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