カメラマンやヘアメイクの技術を活かす仕事のひとつである写真館。

未経験でも採用してもらえることがありますが、気になるのがお給料面ですよね。

今回は年収相場や決まり方を、私の経験を元にご紹介します。

写真館の給料の相場はどのくらい?

写真館と一言で言っても、現代では様々なタイプの写真館が存在します。

赤ちゃん、子ども、成人式、ブライダル、証明写真などそれぞれに特化した写真館から、全てに対応しているタイプの写真館があります。

商業施設などテナントに入っているものから一軒家タイプのものまで幅広く、給料面も様々です。

社員だけで運営している写真館もありますし、中にはパート・アルバイトだけで運営しているところもあります。

ご紹介するのはごく一部の写真館の例ですが、雇用形態に分けてご紹介します。

正社員

正社員の給料は18万〜25万のことが多く、立場や技術によっても変動があります。

基本給は新卒でしたら専門卒か大卒かで決まることが多く、中途採用でしたら今までの経験で決まることが多いでしょう。

契約社員

正社員と契約社員の給料は変わらないことが多いです。

給料としての違いというよりも転居を伴う転勤があるかないかなど、勤務時の条件が異なることが多いです。

会社のほとんどが契約社員で構成されている会社もありますが、キャリアアップに大きな違いはありません。

パート・アルバイト

技術面において未経験でもOKとしている会社は、その地域の最低賃金の時給であることも少なくありません。

ですが、技術が必要な仕事でもあるため、出来ることによって時給が変わることが多く、幅があります。

写真館の時給は高くても1300円ほどです。

最初は最低賃金からのスタートでも、出来ることが増えていけば時給が上がることが多いので、やる気にも繋がるでしょう。

業務委託

写真館はカメラ、ヘアメイク、着付けなど技術を必要とする場面がほとんどです。

社員やアルバイト・パートの場合は技術のみでなく、受付業務や衣装選び、写真選びなど技術以外のお客様対応をすることがあります。

業務委託は、技術面で写真館の営業をサポートします。

アルバイト・パートのように週◯日と決まっている働き方ではなく、スタッフが足りないときに呼ばれることが多いです。

業務委託の場合は時給という計算は珍しく、大体が日給で動いています。

日給10,000円〜20,000円が相場でしょう。

七五三やブライダルの前撮りが増える9月〜12月は写真館にとっての繁忙期です。

業務委託で勤務する場合、繁忙期の土日は稼ぎ時といえます。

年収にも響いてくる基本給以外のものは、どうなっているの?

賞与

賞与は基本的に2回ですが、年に1回の写真館も少なくありません。

正社員は2回、契約社員は1回という会社もあります。

またサービス業のため、その年の業績や勤務している店の売上がかなり影響するといえます。

よく賞与は月給の◯倍、のような形で言われることがありますが、写真館は毎年業績によって変動します。

業績が良いと社員だけでなくアルバイト・パートにも賞与が出される場合もあります。

昇給

昇給は年に1回の場合が多いです。

社員の場合、年数で毎年上がる会社もありますし、前年度の勤務している店の売上や、スタッフからの信頼感によって評価されることがあります。

各種手当

副店長、店長、マネージャーなど、役職手当がつくことがほとんどで、管理する店の数によっても変わる可能性があります。

またスタッフを教える立場になると、技術手当や資格手当が支給されることが多いです。

基本給は上がりにくくても、役職手当や技術手当によって給料の総額が変わります。

給与が高い人は何が違うの?

写真館の中でも、スキルや役職によって給料が変動します。

新卒と20年勤務している人とでは、20万程給料が変わる場合もあります。

具体的にどのような面で変わるのでしょうか。

スキル

写真館はヘアメイクや着付けをして、写真を撮り、その写真を販売することで売上を立てています。

基本的には写真館に勤務している人のほとんどが、何かしらの技術を持っています。

カメラ、ヘアメイク、着付け、写真の修正、システムなどその技術は多岐に渡り、それらのスキルで評価され給料が上がる場合があります。

ひとつのスキルを磨くことも大切ですが、特にチェーン展開している写真館の場合は、ひとりがいくつものスキルを身につけていることはプラスの評価に繋がります。

例えば入社時はヘアメイクしか出来なかったけれど、着付けも出来るようになった、など、成長に応じて給料が変わることがあります。

勉強熱心で好奇心旺盛な人は、楽しくスキルを増やしていけるでしょう。

未経験OKとしている写真館だと、比較的柔軟に様々な技術を指導してくれます。

役職

写真館の役職には店舗を管理する副店長、店長、エリアに分かれたいくつかの店を管理するマネージャー、技術面を教えるトレーナーがあります。

売上や人の管理をする役職と、技術面の役職がある会社が多いでしょう。

役職についた場合、役職手当が支給されますが、自分の管理する店の売上に対する責任が発生するため、売上に対して意識を高めなければいけません。

勤続年数

勤続年数も評価の対象にはなりますが、変わる給料は微々たるものであることが多いです。

それよりも役職やスキルが重視される傾向にあります。

地域

全国やいくつかの地域に存在する写真館の場合は、勤務する場所によって地域手当が支給されます。

地域によって物価が異なるので、かかる生活費に違いが出ることを考慮して支給される手当です。

都心部の店舗配属の場合に支給されることがあります。

役職兼任

写真館の場合、店長とエリアマネージャーを兼任する場合や、2店舗の店長を務めるということもあります。

その他にもキャンペーンを決める役割など本部側の仕事を兼務している場合に、その分の給料が上乗せされることがあります。

チェーンタイプの写真館は特に、店舗数に対してスタッフが足りていないことが多く、ひとりが何個かの仕事を掛け持ちすることは少なくありません。

そのためひとりで出来ることが増えていくと評価されやすい傾向があります。

写真館の給料の決まり方

スキル

新卒採用の場合は、基本的には全員同じスタートです。

専門卒と大卒の違いがある程度でしょう。

ですが中途採用の場合は、今までの経験や技術によって大きく左右されます。

写真館勤務の経験があったり、もともとカメラやヘアメイクの技術があり経験もある場合は、そのような経験を考慮して給料が決まることが多いでしょう。

写真館で給料をあげるためにやるべき4個のこと

写真館はサービス業で、楽ではない割に、給料面も入社時は良いとはいえません。

そこで給料を上げるためにやるべきことはあるのでしょうか。

今の勤務先でできること

給料アップの交渉をしてみる

会社の規模にもよりますが、小さな写真館の場合、オーナーや社長と直接面談が出来る場面があります。

チェーン展開をしている大きな会社の場合も、マネージャーや直属の上司に相談することが出来ます。

自ら交渉することは大切ですが、むやみに交渉すると煙たがられる恐れがあります。

雇用主にとってもシビアな話になるはずなので、論理的に話すようにしましょう。

一番わかりやすい指標はやはり売上で、「昨年から◯%上がった」や「予約数が増えた」「単価が上がった」など目に見えて成果がわかるように、資料を作って交渉するといいでしょう。

スキルアップを図る

新入社員や未経験で入社したスタッフであれば、スキルアップは見ている全員にわかりやすく伝わります。

ですが入社して何年か経っていたり、もともと技術を持って入社したスタッフは、ひとつの技術のスキルアップは、幹部やその技術を持っていない人にとってはわかりにくいものです。

何かひとつの技術を突き詰めることも必要ですし大切ですが、既に何かの技術を習得している人は、思い切って違うことにチャレンジしましょう。

ヘアメイクだったけど着付けも出来るようになった、など、目に見える成長があれば、アピールポイントにもなります。

また、技術は一生モノなので、今後の人生にも役に立つと考え、積極的にチャレンジすることをおすすめします。

売上、単価、客数など数字面を考えて行動する

わかりやすいアピールポイントのひとつが「数字」です。

写真館のような夢のある場所で勤務していたり、技術職をしていると、数字に対しての意識が薄くなりことも多いですが、人にモノを売る仕事には変わりありません。

客数を上げるためにキャンペーンを考えたり、単価を上げるためにセットプランを考えるなど、数字に対して積極的に考える癖をつけましょう。

売上売上と言われると、どうしても嫌悪感を抱いたり憂鬱な気分になることがありますが、売上が上がって何かがマイナスになることはありません。

客数が増えればお店には活気が出ます。

給料が上がればモチベーションも上がります。

ドリンクサービスの導入など、お客様にとってプラスになることも実現出来るかもしれません。

プラスになることも必ずあるので、少し憂鬱に感じるかもしれませんが、いつも意識して行動するといいでしょう。

思い切って転職する

いろいろと試してみても給与面で納得出来ないこともあると思います。

そんなときは思い切って転職を考えてみてもいいかもしれません。

より条件が良く、今までの経験を考慮してくれる会社を選びましょう。

給料をアップさせるための求人の選び方

基本給は以前の会社よりも高いけれど待遇が良くなかった、など、転職に失敗しないように、様々な観点から転職先を見極める必要があります。

わからないことがあれば、直接採用担当に聞くなどして、後悔しない転職活動をしましょう。

給与相場が今よりも高いところを探そう

まず見るべきところはやはり基本給です。

会社によって差があるところです。

今までの経験を考慮してくれるかどうかも含め、しっかりとチェックしましょう。

賞与や昇給制度をチェック

賞与は何回あるのか、昇給制度はあるのかも重要なところです。

例えば前の会社は賞与が2回あり、転職先は1回でしたら、基本給が高くても年収で見るとあまり変わらないかもしれません。

昇給制度がなければ入社時の給料から変わらないかもしれません。

基本給ばかりに目がいきがちですが、年収という面で大きく変わるところです。

残業代はちゃんと出る?

サービス業なので、お客様の都合や撮影の進捗状況によって残業になることもあります。

基本給が高くても実はみなし残業代が込みだったり、残業代の上限がある会社もあります。

求人情報に書いていない場合もありますが、繁忙期などは残業が増えることが多いので明確にしておくことをおすすめします。

交通費や福利厚生は?

交通費が出ない会社はあまりないですが、上限がある会社はあります。

自宅から会社までの交通費も調べ、計算しておきましょう。

少しはみ出るくらい大丈夫、と思うこともあるかもしれませんが、塵も積もれば山となります。

給料ばかりに目がいっていると福利厚生面を見落としがちですが、気持ち良く働くには重要なところです。

休みの日数や産休、育休など、自分の優先項目を決めてチェックしておきましょう。

経験者が教える、実際に給料がアップしたのはこんなとき

私が勤務していた会社は、基本給の他に技術手当、役職手当、地域手当がありました。

また昇給が年に1回あり、毎年基本給が5,000円ずつ増えていきました。

技術手当は勤務している店舗だけでなく、他の店舗のスタッフを教育するようになったり、新入社員研修を行うようになったタイミングで15,000円ほど支給されました。

一番大きく給料が上がったのは役職手当です。

副店長になったときは30,000円、店長になったときは50,000円上がりました。

管理する店が増えれば増えるほど、給料が上がっていくシステムでした。

そして売上は如実に賞与に反映されていました。

技術面よりも売上や管理面で給料が上がることが多かったです。

まとめ

人生の中で働いている時間は非常に長く、だからこそ自分の好きな仕事をしたいと考える人も多いと思います。

写真館は人の想い出を形にする、とても魅力のある仕事ですが、最初は給料面で少し苦労するかもしれません。

しかし、自分の考え方や努力次第で評価してもらえる仕事でもあります。

好奇心を持ってどんどん新しいことにチャレンジしたり、店の売上を上げることを楽しめるようになると自分のアピールポイントになるでしょう。


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