「人の想い出の瞬間に寄り添いたい」「形に残る仕事をしたい」「子どもが好き」など、写真館での就業を希望する理由は様々だと思いますが、実際は想像よりも楽な仕事ではありません。

ですが、毎日誰かの記念日をお祝い出来たり、一生に関わる写真を残せる、やりがいのある仕事です。

写真館に転職したいと思ったときに注目すべき点を解説します。

写真館の仕事についておさらいしておこう

写真館の仕事は多岐に渡ります。

店長などの管理職系、ヘアメイクやカメラマンなどの技術職系など業種や、その写真館によってもひとりの仕事内容は変わります。

基本的には支度をして、写真を撮影することが仕事内容です。

業種別におさらいしていきましょう。

店長

スタッフのシフト管理や予約管理、売上管理を行います。

自分の店舗のキャンペーンやイベントを考え、実施することもあります。

お店全体を見渡し、お店がスムーズに回るように人員配置を整えることも仕事です。

頭を使い、大変なことも多いですが、まさしく「お店の顔」。

考えたイベントで集客が出来たり、常連の方が増えたり、スタッフが成長したりと、お店の成長がダイレクトに見えるポジションです。

中途採用の場合、店長職からスタートということもよくあります。

受付

技術職が兼任している場合が多いですが、受付のみの募集を行っている写真館も稀にあります。

受付は、予約のお客様がいらっしゃったときの対応や衣装選びなどを行います。

キャンペーンやプラン、写真の料金を聞きに来たお客様への説明も担当することが多く、店長同様にお店がスムーズに回るように尽力するポジションです。

会社によっては写真選びや撮影時のアシスタントを兼務する場合もあります。

ヘアメイク

お客様にヘアメイクを施術したり、撮影のときのアテンドを行います。

アテンドとは衣装の乱れや髪の毛の乱れを直したり、お客様の緊張をほぐす仕事です。

子どもの着付けや衣装のコーディネート、受付も兼務することが多く、社員になるとヘアメイクだけをしていることはほとんどありません。

自分のしたヘアメイクでお客様に喜んでいただけたとき、直接「ありがとう」と言っていただけるポジションです。

一番密接にお客様と繋がっている職種ともいえます。

カメラマン

写真館の商品でもある写真の撮影を担当します。

撮影・写真のセレクト・修正など、写真に関わる業務は全て行う場合がほとんどです。

最近ではインスタグラムなどSNSで写真館を検索するお客様も増えているため、写真の質がそのまま予約に繋がる場合があります。

責任重大なポジションですが、それだけ影響力のある立場といえます。

写真館の転職で注意したほうが良い3個のこと

自分の興味と一致する撮影をしているかをチェックする

写真館と一言で言っても様々なタイプがあります。

例えば、子どもの撮影がメインの写真館と大人の撮影がメインの写真館では、来店するお客様の種類から接客の方法まで変わります。

ホームページやSNSなどでどのような撮影に強い写真館か大体知ることが出来るので、必ずチェックしましょう。

扱いたいものが定まっていない場合は、とりあえずたくさんの種類の撮影を扱っている写真館を選ぶことがおすすめです。

写真館から写真館への転職はしやすいことが多いです。

最初に多くの種類を扱っている写真館に入り、好きな分野を見つけ、2社目で好きな分野専門の写真館に転職する、という方法もあります。

チェーン店が独立店かをチェックする

全国展開しているチェーンの写真館か、一箇所で営業している写真館かで、キャリアアップの道筋も、仕事の魅力も変わります。

チェーンの場合、引っ越しを伴う異動があることもあります。

より「会社感」が強く、店長からマネージャーになる、など、キャリアアップの道筋がわかりやすいことが特徴です。

技術だけでなく運営も学びたい人や、責任のある管理職をやってみたいという人に向いています。

社員も多い上に組織図が整っている場合が多いので、困ったときは周りに相談しやすい環境です。

店舗を異動することで地域によっての差など、学びが多いでしょう。

その半面、会社としての決まり事が多く、オリジナルのルールを作りにくいという難点があります。

独立店の場合は少人数で運営していることが多く、社員もバイトも関係なく話し合ってお店を良くしていこう、という風潮が強いです。

その中でのキャリアアップは困難で、技術を磨きたい人や、自分でお店を持ちたい人、いずれフリーになりたい人に向いています。

オリジナルのルールが作りやすく、少人数のため自分の意見も通りやすいでしょう。

ずっと同じ場所でほぼ同じメンバーで働くことが多いため、長く続けているとモチベーションを保つことに苦労するかもしれません、自分で意見を出すことができ、積極的に行動出来る人は楽しく働けるでしょう。

雰囲気をチェックする

昔ながらの伝統的な写真館、今っぽいナチュラルな写真館、広告写真のようなおしゃれな写真館など、写真館には様々な「色」があります。

その特徴はホームページでもチェック出来ますが、一番良いのは実際に足を運んでみることでしょう。

より志望度が高い写真館では実際に写真を撮影してもらい、見てみたいという写真館ではキャンペーンの説明を聞きに行くなど、訪れる方法はいろいろあります。

ホームページよりも、実際のセットや働いているスタッフから伝わってくる雰囲気が最も正確です。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

今までの経験を繋げられるように理由付けする

写真館は人相手の仕事なので、人柄や今までの経験を重視されることがあります。

もともと技術職で働いていた場合は、ポートレートなど自分の作品を用意しておくといいでしょう。

管理職の経験がある場合は、売上を上げるためにどのようなことをして、どんな結果が出た、など、具体的な成功例を話せるようにしておくと説得力があります。

面接は笑顔で愛想よく

写真館にはあらゆる年代のお客様が来店するため、何よりも接客力を重視されることが多いです。

面接のときにも笑顔でハキハキと話すようにしましょう。

接客の仕事の経験がある場合は、接客する上で気をつけていたことなど具体的に話すようにしましょう。

転職するに当たっての必要な心構え

履歴書の証明写真は写真館で撮影をする

写真館のスタッフは毎日写真を目にしています。

証明写真もほとんどの写真館が撮影しているので、BOXで撮影したか写真館で撮影したかは一目瞭然です。

写真で不採用になることはあまりないですが、写真で本気度が伝わることはあります。

受ける写真館でなくてもいいので、証明写真はBOXでではなく写真館で撮影をして、綺麗に貼りましょう。

面接はその写真館に合わせた雰囲気で行く

服装やヘアメイクで人の第一印象は大きく変わります。

新卒ではないので、必ずしもリクルートスーツで面接に臨む必要はありませんが、制服があるような伝統的な写真館に派手な服装で行くことは場違いです。

逆にナチュラルでスタッフも全員私服で働いているような写真館は、センスが求められることもあるので、ある程度おしゃれをしてもいいかもしれません。

下調べした雰囲気に合わせた服装、ヘアメイクで面接に臨みましょう。

写真館で人気な職種や業界とその理由

上で説明したように、写真館には様々な職種と、種類があります。

その中でも特に人気のものをご紹介します。

ブライダルに特化した写真館

ブライダルの前撮り、後撮りというと、結婚式場を想像する人が多いかもしれません。

しかし今の時代、結婚式を挙げないけど写真だけ残そう、と、写真だけの結婚式を行うカップルも増えています。

そのようなカップルに人気なのが、ブライダル専門の写真館です。

そのほとんどがドレス、タキシードのレンタル、ヘアメイク、撮影と全て込みのプランを実施しています。

スタジオで撮影するだけでなく、海や日本庭園などで撮影をするロケーション撮影も人気です。

人気な理由

以前結婚式場で働いていたなど、ブライダル関係の仕事をしていた人に人気があります。

結婚式場は朝が早く夜が遅い、など、プライベートの時間を維持することが難しいイメージがありますが、写真館はそうではありません。

身体が持たず辞めてしまったけれど、ブライダルに関わっていたい、という人や、なんとなくブライダルに興味があるけれど式場で働く勇気がない、という人に人気があります。

実際の結婚式ではないですが、感動する場面も多く、そのカップルの大切な瞬間に立ち会うことが出来ます。

信頼されるとスタッフも一緒に写真に写るなど、お客様との距離が近い写真館の種類のひとつです。

未経験OKとしている写真館

ヘアメイクやカメラマンなど技術系の仕事は、経験がないと仕事に出来ない、と思っている人が多いでしょう。

ですが、写真館の中には全くの未経験でもイチから育てます、と謳っている会社も存在します。

大体そのような会社は店舗が多くあるチェーンの写真館ですが、研修の後、他の業界よりも比較的に早くデビュー出来ることが特徴です。

人気な理由

何か新しいこと、しかも技術が必要なことにチャレンジするのは勇気が必要です。

学校に行く暇はない、という人が多い中、働きながら教えてもらえるということはとてもメリットのあることです。

未経験の場合、決して良い給料とは言えません。

しかし、お金を稼ぎながら技術を教えてもらえると思うと、悪いことではありません。

自分の頑張りによってどんどん成長出来るので、やりたいという気持ちがある人にはもってこいの仕事でしょう。

インスタ映えするおしゃれな写真館

昔の写真館のイメージとは異なり、現在はインスタグラムで集客している写真館も多く、その写真はまるで雑誌の一部のようにおしゃれです。

赤ちゃんの写真からブライダルの写真まで、写真館のスタッフ達がディレクションし、広告代理店のようになっている写真館も存在します。

その場合は独立店がほとんどです。

人気な理由

経験者に人気があることが多く、未経験者は採用していない場合が多いです。

自分達でディレクション出来ることが最大の魅力であり、実際に広告代理店が運営している写真館も存在します。

長い間そこで勤務するというよりも、独立を目指している人が勉強のために就職するパターンも多く、経営者もそれをよしとしている、比較的新しい会社が多いです。

自分にあった写真館の求人の選び方や注意点

写真館で働くには、何を一番重視するか、ということがポイントになります。

【選び方①】雇用形態から探す

正社員、契約社員、アルバイトという働き方があります。

契約社員でも店長職をしていることもあります。

正社員と契約社員にキャリアアップの上での差はあまりない会社も多いです。

チェーンの場合だと、勤務地の異動の有無などで差をつけていることもあります。

賞与の回数が違うこともあるので、安定して長く働きたいと考えている場合はやはり正社員がいいでしょう。

後で独立するなど、自分のキャリアの中で通過点、という考え方がある場合は契約社員で勤務し、良いところを盗む、という働き方もひとつの手ですね。

【選び方②】職種から探す

未経験でもOKとしている会社に勤務する場合は、積極的に技術職にチャレンジすることがおすすめです。

一度身につけた技術は長く使うことが出来ます。

管理職で入社しても結局技術を学ばなければいけない会社も多いので、チャレンジ精神が旺盛な人が向いている職業といえます。

【選び方③】給与や雇用条件から考える

社員の給与は20万〜25万のことが多く、決して高い給与とは言えません。

給与を大切にするのであれば、最初から管理職を目指しましょう。

店長などの役職がつくと、役職手当で給与が上がることがほとんどです。

また、9月〜12月の写真館の繁忙期は早朝の出勤や残業も多い場合があるので、残業代がどのように支給されるのかも重要なポイントです。

管理職だとみなし残業の場合も多いので、求人内容をよく確認しましょう。

【選び方④】エリアから考える

今や全国各地に写真館は存在します。

10年ほど前は地方というと昔ながらの老舗写真館がほとんどでしたが、現在ではナチュラルなタイプの写真館や今風の写真館も増えています。

とはいってもやはり関東には様々なタイプの写真館があるので、いろいろなタイプから厳選したい、という場合は関東エリアで転職活動を行うことをおすすめします。

まとめ

様々なタイプの写真館をご紹介しましたが、少しはイメージが出来たでしょうか?

写真館は人に尽くすことが好きな人や、喜んでもらうことが好きな人にはぴったりの仕事です。

一組のお客様と長い時間関わる仕事なので、体力だけでなく精神力も使いますが、その方たちに寄り添い、喜んでいただけたときの感動はひとしおです。

実際に写真館の仕事を探すときは、こちらの記事を参考に!


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