運送ドライバーの仕事は一昔前までは体力的にハードであったり、勤務時間が長かったりとなかなか良いイメージで語られない職種でした。

しかし最近は賃上げや職場環境の改善が進み、働きやすくなってきています。

今回はそんなドライバー職に「向いている」人にはどのような特徴が見られるのかを紹介していきます。

加えてドライバー職で得たスキルを活かせる職場も最後に挙げておきますので、併せて参考にしてみてください。

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運送ドライバーとはどんな仕事?

一般に、「運送ドライバー」とは荷主から預かった荷物を指定の配達先に届ける仕事に従事するドライバーを指します。

その職種として、宅配便ドライバーなどの「個人向け」や、企業間取引における荷物を運ぶ「企業向け」などに分類することができます。

運送ドライバーの大まかな仕事内容

運送ドライバーに求められることは荷主に依頼された荷物を間違いなく配達先に届けることですが、最近はそこに付加価値をプラスした配送をしている会社が多いようです。

つまり、単純に荷物を届けるだけではなく、そこに自社を特徴づける「サービス」を付加することに、多くの会社がしのぎを削っているのです。

品質を維持したまま運んだり指定された時間に届けたりと、そのサービスの内容は多岐にわたります。

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運送ドライバーが向いている人の3個の特徴とは?

ではどんな人が運送ドライバーの仕事に「向いている」のでしょうか。

ドライバーとして長い間勤務していたり、他の人よりも仕事が早い人の特徴から考えてみましょう。

運送ドライバーが向いている人の特徴1:運転するのが好きな人

まずこの仕事をするにあたっての大前提になりますが、運転すること自体に「楽しさ」や「やりがい」を感じる人はドライバー職に対しての適性が非常に高いと言えます。

ドライバーの仕事であっても、中には運転以外にも様々な業務をこなさなければならない職場もあります。

運転にストレスを感じない人にとっては運転中こそが逆に「ストレス解消」のタイミングになるので、この仕事に魅力を感じるようです。

運送ドライバーが向いている人の特徴2:体を動かすのが好きな人

運送ドライバーは車を運転しているイメージだけが強く、事実、運転時間は業務の大半を占めます。

しかしそれ以外に体を動かして作業することも沢山あります。

例えば宅配便ドライバーであれば道路に車を停止した状態で配達先まで素早く荷物を届けなければなりませんし、トラック運転手にも荷物の搬入作業があります。

そのため、「体力勝負」の引っ越しドライバーだけでなく、全てのドライバー職は体を動かすことが好きな人にとって魅力的な職場と言えます。

運送ドライバーが向いている人の特徴3:自己管理ができる人

事業所で荷物を積んで出発してからは基本的に一人で仕事を黙々とこなすというスタイルが、運送ドライバー職の特徴の一つです。

どこで休憩をとるかというような一日のスケジュールは自身で組み立てなければなりません。

この点から、自己管理能力に長けた人はドライバーの仕事に適性があると言えるでしょう。

自身で時間や業務の管理がしっかりできる人は焦ることもなく、結果的に安全運転を徹底しているという特徴もあります。

運送ドライバーが向いていない人の3個の特徴とは?

反対に運送ドライバーの仕事が「向いていない」人にはどういう特徴があるのでしょうか。

向いている人の特徴の裏返しでもありますが、ここで一度確認しておきましょう。

運送ドライバーが向いていない人の特徴1:運転が嫌いな人

当然ですが、運転自体が好きでない人はこの仕事に向いていないでしょう。

ドライバーが一日の業務時間の中で運転に従事している割合はおおむね7割~8割くらいになります。

運転が苦手・下手といったことよりも、そもそも好きではないという方がこの仕事に従事することは難しいでしょう。

運送ドライバーが向いていない人の特徴2:短気な人

運転中はただでさえ平常時よりも気が短くなる傾向にあると言われています。

そのため、もともと短気だと自覚している人は特に注意が必要でしょう。

運転中の「焦り」や「イライラ」といった感情は即事故に繋がるばかりか、業務の遂行にも確実に支障をきたします。

運送ドライバーが向いていない人の特徴3:安全に対する意識が低い人

安全運転は全てのドライバーに求められることですが、特に会社の看板を背負って運転している「職業ドライバー」にはより高いレベルの運転が求められます。

他のドライバーの見本となるようルールを順守した運転をすることが重要であり、その意識が足りないためにクレームが発生することはよくあります。

自家用車を運転しているとき以上に「プロ」としての自覚をもって運転することが大切な仕事と言えます。

運送ドライバーのスキルを活かせる職種にはどんなものがある?

最後に、運送ドライバーの仕事を通して得たスキルを活かせる職種や仕事をいくつか紹介しておきます。

参考にしてみてください。

運送ドライバーのスキルを活かせる職種1:観光バスのドライバー

バスを運転するドライバーがお客様に提供しなければならないことは、なんといっても「安全」です。

多少の遅延が生じたとしても、安全第一で危険運転をしないことが最低限求められます。

豊富な運転経験があり場数を沢山踏んでいることが安全運転をするためには必須ですが、その点運送ドライバーの経験をしている人は累積走行距離が一般のドライバーの何倍もありますので、その経験を活かすことができるでしょう。

運送ドライバーのスキルを活かせる職種2:タクシードライバー

タクシードライバーに必須の条件としてよく言われるのが「道を知っている」ことです。

タクシー運転手になりたての人などは、空き時間に空回りをして地域の道を頭に入れておくこともしています。

運送ドライバーは勤務エリアの道路状況が頭に入っていることはもちろん、その運転経験から独特の「勘」が身についている人もいます。

抜け道を察知できたり渋滞回避の方法を心得ていたりと、運送ドライバーをしていたことによって得たものがタクシードライバーとしても活かせる場面は多いでしょう。

まとめ

今回は運送ドライバーの仕事に「向いている」人の特徴や、その経験で得たスキルを活かせる職場を簡潔に紹介しました。

また「向いていない」人の特徴もいくつか挙げましたが、あくまでも参考程度にしてください。

結局最も大事なことはその仕事に取り組む「姿勢」や「やる気」であり、向いている・向いていないという特徴以上にその人自身の心構えが、充実した仕事をするには大切となるでしょう。

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