地域住民の生活を後方から支える地方公務員。

いったいどんな時に、この仕事をやってよかったとやりがいを感じるのでしょうか。

地方公務員、特に地域の役所に勤める人間の、やりがいを感じる瞬間についてご紹介いたします。

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地方公務員の大まかな仕事内容

地方公務員の仕事は、地域住民がその場所で、安全によりよい生活を送るための補助をすることです。

法令を作って政治をしたり、住みよい環境を整えるため公共事業を行ったり、教育機関を運営したり、そういった人々の生活に密接に関わった業務をしております。

仕事上の役割とは?

前述した地域生活の質の向上のために、法令を作成したり、住民の方からの各種申請を受け付けて処理し、国に報告する等の実務的な業務をこなし、実際に自治体をまわしていくことが役割として挙げられます。

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地方公務員の仕事でやりがいを感じる6個の瞬間とは?

住民の方と密接に関わり、地方公務員の業務をこなしていく中で、やりがいを感じる瞬間とはどんな時でしょうか。

以下に6個のやりがいを感じる瞬間をまとめましたので、ご紹介させていただきます。

新たなサービスの法令を制定した時

役所には住民の方に利用していただくことができるサービスがたくさんあります。

住民の方が何か生活のことで困難を感じることがあり役所にご相談にいらっしゃれば、その中から実情に沿った何らかのサービスをご紹介し、申請手続きをしていただき、提供いたします。

しかし、そのサービスの内容は、実は自治体によってまちまちです。

重度身体障害者医療費助成制度等、とても重要視されているサービスであれば、全ての自治体で必ず行うことになっておりますが、それ以外、例えば該当者が少ない場合等、一部の該当者の方にはのどから手が出るほど欲されているサービスであっても、税金の兼ね合い等から取り扱っていないのです。

窓口業務をしていますと、住民の方と直接お話をする機会が増えますので、住民の方のリアルな声を聞くことができます。

そのため、自分の自治体で行っていないサービスについて求める声があれば、その切実さをくみ取っていかなければ、という思いが強くなります。

そこで、どういう要件を満たせばサービスを新たに追加できるのか調べ、上司にかけあい、自治体の長にかけあって、承認されるようにがんばってみるのですが、その工程は自分で考えているより大変です。

一つのサービスを追加するということは、それにまつわる条例の制定、申請書等の書類の様式の作成、実際に実務にあたってもらう業者の設定と契約、住民の方への周知、予算の再考等、日頃の業務にプラスして、日頃にしたこともない業務を自分で調べてやってみる必要があるということです。

これはベテランでも難しいことです。

なぜなら、公務員は日々の業務ですら時間内に終わらせることが難しいくらいに多忙だからです。

しかし、自分で取り組むと決めたからには、責任を持ってやり遂げる必要があります。

すべては困っている住民の方のため、その一心で業務に挑みます。

とても大変な業務で、気力も体力も使うため、そのサービスが実際に動き出した時の感動はひとしおです。

制定された条例を、掲示板に掲示した時等は、誇らしい気持ちでいっぱいになります。

また、そのサービスを必要としていらっしゃった住民の方にお礼を言っていただくことがあると、本当にこの仕事をしてよかったと思うのです。

大きなイベントを成功させた時

自治体には毎年行われる恒例行事や、創立10周年等ここぞという年に行われる行事等、たくさんの行事があります。

イベント担当課でなくとも、老人会や戦没者追悼式、農産物の販売会等何らかの行事を運営する機会がございます。

一つのイベントを運営するために、自治体は前年のイベント終了後から一年間をかけて今年度のイベントの調整を始めます。

場所を決定し、日取りを決定し、講演者や招待客を選定し、とイベントに関わる全ての案件を少しずつクリアしながら、イベントを成功させるために着々と準備を進めるのです。

その間にはもちろんトラブルがつきものです。

前回は快く役を引き受けてくれた人が、今回はお断りをされる、そんなことがざらにあります。

各機関に頭を下げながら、なんとか当日にこぎつけても、当日は当日で必ず何かあるものです。

発注していたお菓子が指定の時間まで届かなかったり、想定をしない大雨に見舞われたり…そういった困難を全てなんとか乗り越えて、イベントが大成功を収めた時の感動は何物にも代えられません。

イベントを運営していくなかで職員同士の衝突もよくありますが、イベントが成功に終わると、一緒にひとつの大きなことをやり遂げた達成感で、むしろ前より絆が深まることもあります。

それもイベント運営の醍醐味と言えるでしょう。

住民の方にご指名を受けた時

窓口では、毎日たくさんの住民の方の対応をします。

その場その場でその方にあった対応をこころがけてはおりますが、役所のサービスの内容は行政言葉で書かれており、職員ですら解読できないことがありますから、一度の説明でわかっていただけたであろうか、自分の対応に不満はなかっただろうか、と不安に感じることもしばしばあります。

そんな中、ごく稀に窓口対応をご指名いただくことがございます。

先日説明してもらったとき、とても丁寧でわかりやすかったから、そう言ってご指名していただけると、とても嬉しく思います。

自分のしてきた対応は正しかったのだ、と成果をフィードバックすることもできますので、今後の窓口業務にもより一層気合いがはいります。

公務員の仕事は成果を実感しにくい仕事です。

だからこうして、自分が助けたいと常日ごろ考えている住民の方から必要とされていることを感じると、真摯に仕事をしてきてよかったなと感じるのです。

住民の方に感謝された時

公務員の仕事でやりがいを感じる瞬間NO.1は間違いなく、住民の方に感謝されたときでしょう。

住民のかたからの要望に100%答えることは到底無理な公務員。

答えたい気持ちはあっても法律がそれを許しませんから、だいたいの要望はあえなくお断りさせていただいています。

そんなこともあってか、公務員の地域での評判はとても悪いです。

融通の利かない集団だと悪評をたてられることも多々あります。

こちらは地域住民の方々のために日々激務をこなしているため、やりきれない気持ちになるのです。

そんな中、住民の方に、「この前はありがとう。おかげさまで生活が楽になったよ。」と声をかけていただけると、何よりも嬉しく思います。

自分の努力は届いているのだ、だからこれからもがんばろう、そういう気持ちになることができます。

特に大きなトラブルが起き、住民の方のご自宅までかけつけ、協議を繰り返し、時間をたくさんかけて解決した案件であった場合、より強く達成感を感じ、これがやりがいというものなのだと実感することができるのです。

クレーマーをファンに変えた時

役所では、税金の徴収等、住民の方のお金に関する業務を多数取り扱っております。

よって、クレーマーと言える住民の方もたくさん来庁されます。

窓口で大きな声で怒鳴られることもしばしばです。

しかし、クレーマーの方々には、クレームを入れる理由がちゃんとあります。

よくよくお話を伺うと、制度の内容を理解されていなかったり、こちら側の対応が未熟なものであったりと、怒ってしかるべきことで怒っていらっしゃることがほとんどです。

そういった時には、窓口から複数人で相談室等に誘導し、隣に座ってしっかりとお話に耳を傾けます。

そして、勘違いされている内容について、懇切丁寧にご説明差し上げたり、誤った対応へのお詫びを申し上げます。

すると、半数以上の方が納得され帰宅されます。

そして、そういったクレームを来庁してお話されるようなバイタリティ溢れる方は、何事にも熱い気持ちで取り組んでいらっしゃるため、職員が真摯にご説明さしあげたことに対し、熱く感激されることもございます。

そのため、クレーマーからその職員のファンに姿を変え、公務員生活をいつまでも応援してくださいます。

最初に役所に対して悪い印象を持たれているため、完全にそれを覆すことができた時は、とても嬉しく感じ、自分の接客対応に自信を持つことができます。

災害から住民を守った時

大きな災害が起きた時、役所の総務課には災害対策本部が置かれ、職員は被災者の対応をいたします。

避難者を受けいれ、管理をし、避難しきれていない住民の方を探しにいき、食料や物資を配布する等、ありとあらゆる手を尽くして住民の方を守ります。

思いがけないとても大変な事態ですが、普段の業務をしているより遥かに、自分たち公務員の必要性を感じます。

公務員の仕事はお金ではない、それ以上の価値を追求するものだと言われておりますが、その言葉の意味をひしひしと理解できるのはこういった有事の時でしょう。

大災害となりますと、住民の過半数が避難してこられるため、管理する側の手腕が求められます。

それ専用のエクセルシートを急ぎで作成したり、住民の方の避難環境をよくするため、個人ができることを考え、動きます。

こういう時の公務員は、全員が一つの方向を向いた大群の魚のように統制のとれた動きをすることができます。

日頃から目的もなく仕事をこなしている人にはできないことです。

災害復興が一段落し、いつもの毎日が戻り、ほっと一息ついた時、自分たちは住民の方に対して、精一杯の努力をすることができたのだと感じ、この仕事を続けていてよかったと思います。

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地方公務員の仕事はこんな人におすすめ!

住民のために切磋琢磨している公務員。

では、どんな人が公務員に向いていると言えるのでしょうか。

ずばり、こういう人です。

客観的に物事を判断できる人

住民の方からいただく意見は様々です。

公務員は法律等と照らし合わせて、してあげられることを判断する必要があります。

その際、住民の方を助けることができるのは、住民の方の目線に立って考えられる力を持った人です。

自分の考えや法律に書いてあることだけを押し通していても、住民の方の満足は得られません。

どういったことに悩んでご相談されているのか、何であれば改善してあげられるだろうか、相手の立場で考え、提案できてこそ公務員です。

今現在は主観的な物の見方しかできない状態という方は、この人ならどう考えるだろう、と立ち止まって考える癖をつけると物事を客観視する訓練になりますよ。

人助けがしたい人

自分の利益よりも他人が喜んでくれることに幸せを感じる、そういう方はぜひ公務員を目指していただきたいです。

悩んでいる人によりそって、その人にとって一番よい方法は何かを考えていく作業は、とても大変なことです。

そこには人間愛がなければ成り立ちません。

ボランティアに参加したり、公共機関で席を譲ったり、困っている人に手を差し伸べたり。

そういうことが常日頃からしっかりできる思いやりのある方を、行政は求めています。

接客が得意な人

住民の方とお話することが多い公務員。

いつも明るく声をかけてくれる、真っ先に席をたってお話を聞きにきてくれる、そういう職員が住民の方には好まれます。

いち早く顔と名前を憶えていただくことができ、窓口でご指名をいただけるのは、こういったコミュニケーション能力が高い職員です。

接客業の経験があったり、クラスのムードメーカー的な役割ができる方は重宝されますので、ぜひ公務員試験を受けてみてください。

法律が好きな人

公務員の事務作業の中で一番難しいのは、法律に関係する仕事です。

法律関係の仕事は、読み解くのも作成するのもとても頭を使うため、やり遂げた時に達成感がございます。

法学部等で法律の読み方を学ばれた方には有利な職種です。

ぜひその能力を生かしていただきたいです。

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まとめ

今回は、公務員の仕事をする中で、やりがいを感じる瞬間についてご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。

公務員は楽な仕事であると世の中では言われていますが、目に見えないところで苦労を抱えております。

そんな苦労も住民の方の励ましがあれば、吹き飛ばしてがんばることができるのが公務員です。

仕事にお金以外の価値を見出したいと思われている方、ぜひ公務員を目指してみてください。

きっとやりがいを感じることができますよ。

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