地方公務員として働くメリット11選。私が感じた良いところをまとめました
公務員のバイトって聞いたことはありますか?
公務員のバイトと聞いてあまりピンとこない方が多いかと思います。
実は、区役所や市役所などで働いてる方の中にはバイトの方もいるのです。
公務員バイトは、どんな仕事をしているのか?
どんな資格や経験があればできるのか?
今回は、筆者の実体験をもとにやりがいなどをご紹介します!
詳細は自治体ごとに異なりますので、気になる方は自治体のHPなどで求人を確認することをおすすめします。
ただし、次の点には注意してください。
今回ご紹介するアルバイトはみなし公務員、準公務員とは異なります。
そもそも、みなし公務員、準公務員とは?と思われる方のために簡単に説明します。
みなし公務員や準公務員は、JR職員や郵便局、銀行員などの国営に関わる仕事です。
雇い主が民間の正社員のため、自治体に雇われている公務員とは扱いが多少異なります。
今回ご紹介するのは雇い主が自治体のアルバイトです。
正社員並みの待遇の良さは期待できませんが、バイトならではの気軽さがあります。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
目次
閉じる公務員バイトはどんな仕事?
単純作業が主な業務となります。
コツコツと地道に頑張ることができる方にはおすすめです。
書類整理や事務作業が中心となりますので、未経験の方でもすぐに対応できると思います。
公務員バイトの大まかな仕事内容
確定申告の書類のファイリングや、番号順に書類を整理していきます。
目の前にある書類を整理するだけでなく、正社員の方が記入したものが後から追加され更に整理していくことの繰り返しになります。
こうした事務作業がメインとなります。
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公務員バイト求人の職種
残業はほとんどなく、時間通りに仕事を終えることができます。
仕事とプライベートを両立させたい方にはおすすめです。
個人情報を扱うため、秘密は厳守。
日常生活を支えるため、やりがいもあります。
事務
多数ある、区民、市民、村民などの情報の整理がメインです。
世帯ごとや地域ごと、番号順などに並べ整理するなど根気の要るお仕事です。
特別な知識が必要なわけではないので、振り分け自体は簡単にこなせると思います。
日や仕事の捗り具合によっては整理する書類が変わることはありますが、職員の方が丁寧に教えてくれますのでご安心ください。
データ入力
書類に記載されている情報をPC等に打ち込み、データとして整理していきます。
上記の書類整理同様に、世帯や地域ごとなどに整理します。
大切な個人情報のためほとんどは職員の方が担当されます。
人手が足りないときなどにはサポートとして一緒にやることもあります。
窓口受付業務
実際にその地域にお住まいの方と接するポジションになります。
住民票の交付など覚えることは多いかもしれませんが、実際に働かれている公務員の方のサポートがメインとなります。
筆者がアルバイトをしていた当時は、ほとんどこの業務はなく事務やデータ入力がメインでした。
公務員バイトのおすすめ求人の特徴とは?
ザ・ホワイト!クレーム対応はほぼありません。
筆者の実体験に基づきますが、仕事内容は毎回書類の整理と難しくありません。
量が多いくらいです。
更に自分が直接訪れた方に対応することもほとんどありません。
急に忙しくなることもないため、落ち着いて仕事に取り組めます。
だからといって怠けたり書類の整理が間違ってしまえば、職員の方に迷惑をかけてしまいます。
楽だからといって気を抜くことなく、責任を持って取り組みましょう。
期間限定で募集している
筆者が体験したものなので、もしかしたら他にもあるかもしれませんが、確定申告の時期である2月〜3月には募集しているケースがあります。
短期的に働きたい方にはおすすめです。
ただし、現場も忙しい時期なので場合によっては残業が発生するケースもあります。
それでもしっかり残業分は支給されます。
人柄が良い!
職場にもよると思いますが、筆者の場合、職員の方はおおらかな人が多く働きやすい環境でした。
また、昼休みは職員の方もしっかり休んでいるので、気軽に休むことができます。
急なトラブル対応があったりした際は別ですが、筆者がアルバイトしていた当時、昼休みに仕事はほとんどありませんでした。
公務員のバイトはこんな人に向いている!
ズバリ、地道に単純作業をこなせる方におすすめです。
人とわいわい楽しく会話しながら集団をリードしたい方よりも、裏方でコツコツと支える側にまわりたいという方にピッタリです。
公務員の職業に興味がある人
公務員試験に向けて勉強している方にとって、実際の現場を目にすることができるのでおすすめです。
1日にどれくらいの方が役所に訪れるのか、それに対して公務員はどれだけの仕事量があるのかなど
自分が公務員となった際をイメージしやすくなります。
デスクワークを苦痛に思わない人
その場その場での臨機応変な対応よりは規定に従って作業することが多くなります。
やることが決まっているので、コツコツと時間内に仕事をしたい方にオススメです。
地域の方との交流が好きな方
訪れるのは地元の方々ばかりです。
接客業ではありませんが、挨拶するケースは多くなります。
ご近所付き合いの延長を楽しめる方にはおすすめです。
特に高齢の方が多くいらっしゃる傾向にあります。
そうした方と接する機会の多い介護業界などを目指す方にもおすすめです。
家事や子育てと両立したいという方
平日の9時〜17時ということで時間が安定しており、尚且つホワイト!
ということで夕方にはお子さんの迎えに行きたい、家族の夕飯の買い出しに行きたいという主婦層の方にはおすすめです。
実際にはアルバイトのほとんどが主婦の方でした。
歳上の方と話すのが好きな方
飲食などのバイトと異なり、学生やフリーターよりは圧倒的に職員の方が多いです。
その分、社会人経験の長い方が多く、気が合えば学べることも多いと思います。
親や知り合いが公務員の方
これはちょっとレアなケースかもしれませんが、公務員の仕事=地味ととらわれがちで、そもそもの仕事のイメージが分かりにくいことも多いかと思います。
アルバイトを通して現場を知ることで、公務員のご両親や知り合いの方に感謝する良い機会になるでしょう。
逆に向いていない人の特徴は?
自分から率先して何かを動かしていきたい!企画したい!
そのような方には物足りないかもしれません。
指示通りに仕事をこなすのが苦手な人
個人情報を扱うため、法律等をしっかり遵守する必要があります。
それに伴いルールが多い傾向にあります。
既存のルールに縛られるのが苦手な方には不向きです。
こっそりと仕事したい人
仕事柄、地元やご近所の方に会うことが多いと思います。
働いてる姿を見られたくない、なんてシャイな方には向いてないかもしれません。
黙々と作業をするのが苦手な方
飲食のアルバイトのように声をかけ合い仕事することはほとんどありません。
むしろ、落ち着いて黙々と作業することの方が多いと思います。
そのため、積極的に行動したい方には不向きかもしれません。
PCが苦手な人
書類を整理するだけでなく、PCでのデータ入力を求められることがあります。
膨大な量のデータを扱うため、PC操作が苦手な方には不向きです。
長時間座ったままの作業が苦手な人
座ったままひたすら目の前にある書類を整理していく業務のため、長時間座ったままの作業に抵抗がある人には向いていないかもしれません。
終わりの目処が立ちにくい仕事をするのが苦手な方
整理する書類の量はその自治体の人口に比例します。
そのため量は膨大になります。
最初は仕事がいつ終わるのか見当がつきません。
中でも確定申告の書類は、確定申告に来た方へ職員の方が対応事項を記入し自分のところにまわってきます。
やっと目の前の書類を整理したと思った途端にすぐに次の書類が追加されていきます。
残業を強要されることはほとんどありませんが、時間内にどこまでしなければならないのか予想がつきにくいのです。
公務員バイトでよくある募集内容とは?
そもそも大々的に募集されているケースが少ないため、他のアルバイトの求人と比べて特別かもしれません。
自治体の広報誌や掲示板、はたまた知り合いの方から誘われて求人を知るなんてこともあります。
因みに筆者は公務員の知り合いの方から紹介されました。
時給相場
地域ごとの最低賃金にあたります。
税金がもとになって支給されているので、値上げ交渉は難しいでしょう。
決して高時給ではありませんが、安定して収入を得ることができます。
稀に土曜日出勤があるケースもあります。
その際は休日出勤として手当てがつくこともあるので担当の方に事前に確認しておくのが良いでしょう。
シフトの入れ具合
安定してシフトに入れます。
週5で指定されているものが多いのです。
逆に平日週3日のような働き方は難しいかもしれません。
忙しい時期での補充のため、人手が不足するのは痛手です。
そのため週5できちんと働ける人が好ましいのです。
自治体ごとによって異なりますが、確定申告の土日受け付け日を設けていることもあり、筆者の場合は3ヶ月に一度くらいの頻度で土曜出勤がありました。
勤務時間
勤務時間は9時〜17時ですが、12時〜13時は休憩がメインです。
特段、トラブルなどがない限りはしっかりとお昼寝休憩をとれます。
必要なスキルや資格、経験
社会人経験があり、一般常識や基本的なマナーができていれば大丈夫です。
その点は面接で確認されるでしょう。
特別な資格が必要なわけではないため比較的始めやすいバイトだと思います。
公務員バイトのやりがいは?
地域に直に貢献できることです。
民間の仕事と違って競合や代役はありません。
更に、なくてはならない仕事という根本的な立ち位置があります。
自分の些細な仕事が地域を支えていると考えると、非常にやりがいがあります。
また、コツコツこなしていく作業が多いです。
溜まっていた書類が綺麗に整理されるなど、掃除好きな方にはおすすめです。
書類が片付くと、職員の方の仕事がしやすくなり感謝されることも多いです。
バイトは職員とどう違う?
そもそも職員は公務員試験に合格しないとなれません。
基本的に公務員試験は年に1度のためなりたいタイミングでなれるわけでもありません。
出題科目も多くそれなりの勉強が必要です。
公務員になるのは難しいため、職員とバイトでは責任も給与も大きく変わってきます。
将来、公務員を目指す中で職場をイメージできるといった点で公務員バイトはおすすめです。
仕事の量や責任の度合いは変わる?
バイトは事務作業や書類整理などがメインですが、職員はその書類の中身を扱うため重要度や責任の度合いは大きく変わります。
仕事内容は変わる?
バイトの場合、実際に訪れる区民、市民、町民、村民などの方と直接接する機会はほとんどありません。
職員になると、訪れた方への対応が増えます。
そのため、きちんと条例や法律を理解した上での対応、専門知識が求められます。
それぞれ求められるスキルは?
バイトの場合、社会人経験や基本的なPCスキルが必須です。
職員の場合、公務員試験資格に合格する必要があります。
公務員試験は自治体によって出題科目や論文の有無、集団面接など試験内容が変わってきます。
知識だけでなく、面接やグループディスカッションもあり、人柄やコミュニケーション力も問われます。
収入面は?
正社員の給料は自治体によって異なりますが、おおよそ月給18万円程度から計算され、残業代や賞与が加算されます。
バイトは、こちらも自治体によって異なります。
各自治体の最低賃金をもとに計算されます。
それ以外に残業代も支給されます。
自分に合った公務員バイト求人の選び方や注意点
民間の求人広告に掲載されることは稀でハローワークや、区役所、市役所などの掲示板やHPなどで探してみましょう。
【選び方①】給与や雇用条件から考える
自治体が募集をしているため、地域ごとによって大きく差はありません。
また労働条件はきちんと守られるため、基準を超えての残業などは強要されません。
【選び方②】エリアから考える
地元で働ける分、交通費の節約ができます。
仕事終わりにスーパーに夕飯の買い出しなどもスムーズです。
更に休憩中などに住民票の依頼ができるなど、平日の仕事ではなかなかできないことをその場で解決できます。
まとめ
今回は筆者の実体験をもとに、公務員のアルバイトの内容を紹介させていただきました。
普段なかなか目にしない公務員のアルバイト。
実は結構ホワイトです。
コツコツと作業したい方、家事や資格勉強と両立したい方には特におすすめです。
ただし期間限定のことが多いので、気になった方はすぐに自治体のHPや役所に足を運んでみてください。
生活になくてはならない公務員の仕事。
やりがいのある仕事を垣間見れる貴重な体験ができます。
読んでくださった方のアルバイト選びに少しでも参考になれば幸いです。
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