2020年7月6日

結婚式場はいつ見ても、素敵な雰囲気の場所ですよね。

そんな結婚式場で働くことができたら、毎日の仕事も楽しくなるかも!誰かの結婚式をつくる力になりたい!と感じ、ブライダルの職を志す人も多いです。

そこで今回は、結婚式場で働くにはどのように求人を探せば良いのかや、働く上で知っておいた方が良いことをご紹介していきます。

結婚式場で働きたいけど、どんな仕事をしているのか詳しく知らないという人のためにも、結婚式場での仕事内容や仕事の流れからご紹介していきますので、順番に見ていきましょう!

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結婚式場の仕事ってどんな仕事?

新郎新婦の結婚式を一緒に作り上げて、結婚式当日は主役の新郎新婦を支えるのが、結婚式場での仕事です。

打ち合わせをして、衣装や結婚式にかかる金額、演出やどのような流れにするのかを決め、当日は新郎新婦のサポートや進行・音楽を流したり、照明を合わせたり、写真と撮ったり、料理を作ったり運んだりします。

これらすべてを一人で行うのではなく、一人ひとりに違う役割があり、みんなで協力して結婚式が出来上がります。

そのため、結婚式場で働いている人といっても様々な職種があり、どの職種として結婚式場で働くかによって、仕事内容は全く変わってきます。

結婚式場の具体的な仕事内容とは?

では、結婚式場で働く人の様々な仕事を、具体的にご紹介していきます。

今回は結婚式場での職種の中でも、正社員やアルバイトなどで求人が多く出ており、働きやすい職種をご紹介していきます。

「結婚式場で働きたい」と大きなくくりで思っている人は、ぜひ自分の気になる職種を見つけてみて下さいね!

ウェディングプランナー

新郎新婦と結婚式について、金額から当日の演出や会場の装飾まで、細かい打ち合わせをしていきます。

結婚式を行う1年前や半年前から始まる打ち合わせもあり、長い期間をかけて新郎新婦と共に、結婚式をプロデュースします。

新郎新婦の理想を聞き出しプランを提案するので、相手の意見をきちんと聞き、自分の意見をしっかりと伝えることが、ウェディングプランナーの大切な仕事です。

さらに、新郎新婦と打ち合わせをした内容や、結婚式の資金計画表などをパソコンで入力する作業もあり、接客仕事だけでなく、事務仕事も多いです。

結婚式当日は新郎新婦のサポート役にまわり、披露宴の進行のお手伝いをします。

打ち合わせで決めてきた会場の装飾や音楽などを念入りにチェックし、披露宴が順調に進むようにアシストしていきます。

介添人

アテンドやブライダルアテンダーと呼ばれる場合もある「介添人」という仕事は、結婚式当日に、花嫁のサポートをする役割のお仕事です。

挙式中や披露宴中など、花嫁はウェディングドレスや和装の格好をしているため、上手く身動きが取れない場合があります。

そんな時に、花嫁の移動をエスコートしていきます。

イスに座る時や立つ時の合図をしたり、ドレスを踏んでしまわないように手助けをします。

花嫁のヘアスタイルが乱れていないかチェックしたり、アクセサリーが傾いていないかをチェックしたりもします。

グローブを外したり、ブーケを一時的に預かったりすることもあり、まさに花嫁のために動くお手伝いさんのようなお仕事です。

ホールスタッフ

結婚式場で行う披露宴の料理を運ぶ人を「ホールスタッフ」として募集しているところが多いです。

レストランなどと同じように、出来上がった料理をお客さんのもとへ運ぶのが仕事です。

結婚式場での食事は、コース料理が多いので、お客さんの食事のペースを見ながら、お皿を下げたりもしていきます。

ドリンクを注ぐことも大切な役割です。

乾杯前にはお客さんのグラスに空きがないようにチェックしながら、きれいに飲み物を注ぎます。

お客さんとはあまり会話をすることはありませんが、丁寧な所作が求められます。

キッチンスタッフ

披露宴で、お客さんに出す料理を作る役割です。

結婚式では、フレンチ料理をコースで出すところが多く、その料理を作っていきます。

最初は補助的な調理から始めることが多いですが、働きながらできることを広げていき、メイン料理の調理や盛り付けなどを手掛けられるようになります。

披露宴に参加する人は大人数の場合も多く、使うお皿やグラスなどはとてもたくさんの量になります。

そのため洗い物や片付けもとてもたくさんの量をこなさなければいけません。

音響・照明スタッフ

披露宴で新郎新婦の入場から退場までに使う音楽を流したり、新郎新婦の入退場や友人のスピーチなど、その都度演出に合わせた照明の調整を行う仕事です。

新郎新婦との打ち合わせや司会者との打ち合わせをして、当日のBGMや照明を決めていきます。

機材を扱う仕事になるので、操作方法などの知識が必要ですが、研修できちんと教えてくれるところもあるので、未経験でも働けることが多いです。

撮影スタッフ

結婚式を挙げる新郎新婦を撮影するカメラマンの仕事です。

挙式から披露宴が終わるまでの流れを、写真や動画に収めていきます。

新郎新婦だけでなく、ゲストの方々の写真を撮ることもあり、声をかけてポーズやメッセージをもらいます。

式中に撮影した写真や動画を編集する作業もあり、事務的な作業も仕事の一つです。

こちらも研修があるところが多いので、安心して応募できますね。

このように結婚式場では様々な職種の人が働いており、未経験のアルバイトとしても働くことが可能な職種もあります。

土日のみや学生も歓迎としているところもあるので、アルバイトから始めてみるのも良いですね。

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結婚式場の仕事をする上で知っておいた方が良いこととは?

様々な仕事内容があり、結婚式場で働くにはいろいろな職種がありますが、すべての職種において、共通して知っておいた方が良いことがあります。

知らずに面接を受け、相手に良い印象を与えられなかったり、働いてから辛い思いをしないためにも、頭に入れておいて下さいね。

言葉遣い・マナー

結婚式場で働くには、丁寧な言葉遣いやマナーを覚えなくてはなりません。

新郎新婦ご両家に対して失礼にならないように、ブライダルスタッフとしてふさわしい対応をします。

そのため結婚式場では、言葉遣いやマナーの研修があるところや、マニュアルがあるところが多いです。

先輩スタッフが教えてくれるところもあり、もしも研修も何もないという場合でも、働くうちに先輩を見ながら覚えることもできるので、お客さんには丁寧な対応を心がけて接客しましょう。

土日祝日は勤務

結婚式の打ち合わせや式当日は、土日祝日を選ぶ人が多いです。

そのため、打ち合わせをするウェディングプランナーや結婚式当日しか出勤しないアルバイトでも、基本的には土日祝日の勤務になります。

土日休みを希望している場合は、面接の時点で不採用になってしまう場合が多いので、しっかりと理解した上で就職活動をしましょう。

勤務時間がバラバラ

結婚式は朝早くから行う人もいれば、午後からの式を選ぶ人もいます。

そのため朝早くから出勤する日もあれば、午後の結婚式の時間に合わせて出勤する場合もあり、勤務時間がバラバラです。

結婚式は何ヶ月も前からあらかじめ予約をして予定を組んであるので、「明日は朝から出勤することになった」などと急に出勤時間が変わることはありません。

あらかじめ式の時間を見てシフトを調整することが多いですが、午後からしか働けないという人などは事前の理解が必要です。

クレームや問い合わせが多い

結婚式はこだわりが強い人も多く、金額も高い場合が多いので、お客さんから「この費用は何?」「聞いていない」「理想と違った」「接客態度が悪かった」「衣装のサイズが違った」「料理が出てくるのが遅い」などクレームを受けることも多いです。

長い期間をかけて打ち合わせをしてきたからこそ期待値も高く、結婚式当日に演出や進行が思っていたものと違っていると、クレームを受けることになります。

結婚式での演出や進行は、形として事前に確認できるものではないため、余計にトラブルが多いものとなってしまうのが現状です。

また費用に関するクレームも多く、新郎新婦とトラブルにならずにクレームを受けないためにも、事前にしっかりとお互いの意見を聞き合い理解し合えているかを確認することが大切です。

結婚式場で働くどの職種であっても、お客さんからすれば結婚式場のスタッフとしては変わりありません。

結婚式場のイメージを壊さないためにも、言葉遣いやマナーはきちんとして接客しましょう。

クレームを受けたら「自分には関係ない」と思わずに、まずはお客さんの意見を聞き、「不快な思いをさせてしまい申し訳ない」という気持ちを伝えて、謝罪しましょう。

結婚式場は、すべての職種においてしっかりとした責任感を持ち、仕事をすることが大切です。

結婚式場で働くにはどうすればいい?結婚式場の仕事の探し方とは?

では実際に、ブライダルスタッフとして結婚式場で働くには、どのように求人を探せば良いのかをご紹介していきます。

正社員やアルバイトなど雇用形態は違っていても、応募方法は同じことが多いので、「正社員は無理かな?」と諦めてしまわずに、結婚式場で働くための職探しをしていきましょう!

インターネットの求人サイトをチェック

まずは簡単にできる方法が、インターネットの求人サイトをチェックすることです。

自分の希望している地域と、結婚式場というキーワードで求人情報を探します。

無料で求人情報を見られるサイトもたくさんあるので、希望条件を絞っていき、自分の働きやすい結婚式場を探します。

インターネットで検索すると、同じ結婚式場でも様々な職種の求人が出る場合もあるので、自分が就きたいと思っている職種を選んで応募しましょう。

無料の求人誌をチェック

街のコンビニや駅前などに置かれている無料の求人誌に載っていることもあります。

結婚式場でのお仕事やブライダルスタッフとして載っていることが多く、細かくチェックして探していきます。

主にアルバイトとしての募集が多いので、「ホールスタッフやキッチンスタッフとして募集されていて、職場を見たら結婚式場だった」ということもあるので、念入りにチェックするのがおすすめです。

ハローワークで求人情報を紹介してもらう

正社員でもアルバイトでも募集されているのが、ハローワークです。

ハローワークに行き、結婚式場での求人を紹介してもらうと、ウェディングプランナーやブライダルカメラマンなど専門的な分野が多く募集されていることが多いです。

カメラマンの場合は「専用の機材を持っている方優遇」とされていたり、ヘアメイクアーティストの場合は「経験者優遇」とされていることもあるので、しっかりと確認してから応募するのが良いですね。

ハローワークの人は「この職場は良く募集している」「ここは人手不足だそう」などと、職場のことを知っている場合もあるので、一度求人情報を持って訪ねてみるのも良いかと思います。

結婚式場のHPをチェック

自分の通える範囲にある結婚式場や雰囲気が好きな結婚式場など、働きたい式場の候補がある場合は、結婚式場のホームページをチェックしてみるのも一つの方法です。

インターネットの求人サイトや無料求人誌に載っていなくても、自社のホームページには求人情報が載っている場合もあるからです。

ホームページで募集されている場合は、細かな情報が載っている場所もあれば、スタッフ募集中などと小さく記載されているだけのところもあるので、しっかりとチェックしてみましょう。

直接結婚式場に問い合わせる

求人誌やホームページにも載っていない場合でも、スタッフを募集している結婚式場もあります。

「スタッフが退職する予定だけど、まだ求人情報を出していない」という場合もあるので、直接結婚式場に求人がないかを問い合わせてみるのも、一つの手段です。

もしも募集していなくても、「今は募集していないけれど、募集する場合は連絡します」「来年度に募集をかけます」と言ってくれる場合もあるので、一度確認してみる価値はあるかもしれませんね。

派遣会社を通して募集していることも

正社員やアルバイトとしての募集がなくても、派遣社員として募集している結婚式場も多いです。

その場合、まずは派遣会社に登録して結婚式場を紹介してもらう、という形になるので、派遣会社に結婚式場の募集がないかを問い合わせてみるのが良いですね。

募集がなくても派遣会社に登録しておけば、募集があった時にすぐに連絡してくれるので、その時は派遣社員として働くことができます。

結婚式場という場所が決まっているのであれば、あとは職種を定めて探すと、より仕事を見つけやすいです。

様々な手段を使って、できるだけ自分の希望に沿った条件の仕事を見つけられると良いですね。

まとめ

結婚式場で働くことは、決して難しいことではありませんが、仕事をする上で知っておいた方が良いことなどを事前に頭に入れておき、就職活動をするのがおすすめです。

自分が働きたいと思っている式場や職種で働けたら、モチベーションアップにも繋がり仕事も楽しくできるかと思います。

自分でハードルを上げてしまわずに、上手く仕事を探してみて下さいね!

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
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