これを読んでいる皆さん、銀行に行かれたことありますか。

お金を預けたり、振込をしたり、日常生活の中で、銀行と関わったことがあるという方は多いと思います。

でも、銀行で働く人は、何をしてるのかなと思ったことありませんか?

「銀行窓口は15時に終わるから、お仕事は15時までなのかな」

「銀行窓口のしまる15時以降は、何をしているのかな」

「銀行窓口は女性が多いけど、男性は何をしているのかな」

今日は、そんな銀行員のあれこれについて解説し、銀行の仕事がきついと言われる理由、銀行員のやりがいについて、書きたいと思います。

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銀行の仕事のおおまかな仕事内容とは?

まず、銀行員がどんな仕事をしているのかみていきましょう。

銀行には、沢山の部署があり、それぞれの業務を行っています。

どこの銀行でも共通してあるものが、預金・為替・融資です。

預金は、預金窓口の業務です。

口座を開設したり、お客様からの要望に応え、定期預金などを作成します。

為替は、送金や振込を行う業務です。

多くの銀行で、預金窓口で合わせて行っています。

これらの預金、為替は、役職を除き、多くは一般職の女性行員が行っています。

最近は、一般職の女性だけでなく、パートや派遣社員の人も多いです。

次に融資は業務です。

融資とは、銀行が預金により、集めたお金を、個人や企業に貸付、管理し、回収することです。

例えば、個人であれば、住宅ローンなどがありますね。

この融資は、多くが総合職である男性行員(一部総合職の女性も)が行っています。

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銀行の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

銀行の仕事がきついと言われる6個の理由とそれを乗り越える方法とは?

では、なぜ銀行の仕事はきついといわれるのでしょうか。

それは銀行の仕事の性質と関係があります。

ここでは6個の理由を挙げたうえで、それぞれの理由について解説していきます。

事務処理の正確性を求められる点

銀行は、命の次に大切といわれるお金を預かるところです。

その為、信用が一番大切とされています。

その信用を支えるものは、事務処理の正確性です。

例えば、預金業務であれば、15時に窓口を閉めた後に、その日の残高が帳簿と合うか精査をします。

万が一、1円でもあっていない場合、支店全員が帰れなくなり、その原因を探します。

1円くらいなら、他の会社なら使途不明金で済ませてしまったり、雑損で済ませることもあるかもしれませんが、銀行では絶対に許されないのです。

また、私は融資業務部門にいましたが、重要な書類が一枚見当たらなくなった時は、支店総出で一枚の書類を探しました。

シュレッダーしたものは数日分ためてあり、間違ってシュレッダーにかけてないか、切断された紙をかきまわし、探すことも多々ありました。

事務処理の正確性は、絶対に間違いが許されないというストレスにつながり、きついなと思うところです。

それを乗り越えるための方法とは?

乗り越えるための方法は、「慣れること」。

そして矛盾してますが、「慣れないこと」です。

「慣れること」というのは、何回も確認する癖をつけることに慣れ、無意識に確認をするようにすることです。

「慣れないこと」というのは、毎日の仕事をなんとなくこなすのではなく、緊張感をもち、仕事を行うことです。

膨大なノルマが課せられる点

銀行員にはたくさんのノルマが課せられます。

貸出金、預金額、投資信託、デリバティブ商品、保険、関連会社営業などが一例としてあげられます。

例えば預金を沢山もっているお客様に、投資信託の案内をします。

銀行員としては、お客様に手数料を払ってもらい、投資信託などを買ってもらいたいのですが、多くの日本人が投資に抵抗を持つ傾向にあり、リスクのある商品の販売は一筋縄ではいきません。

また、例えば、貸出金であれば、ノルマを達成し、今月貸せても、来月お客様から約束通り返してもらえば、それは減ったとみなされ、ノルマに上積みされるのです。

これは投資信託でも、同じことがいえます。

そのため、銀行員は終わりなきノルマに苦しみ、きついと感じます。

それを乗り越えるための方法とは?

ノルマは毎月達成する以上、逃れられないものです。

しかし、完璧にすべてをこなせる人はいません。

努力はしなければなりませんが、必要以上に自分を追い詰めると、精神的にまいってしまいます。

実際、銀行員は、うつ病などで休職する人間も多いものです。

しかし、同僚もほぼ全員、ノルマに苦しんでいます。

ですから、同僚や上司と話をすることで息抜きになると思います。

上手に息抜きをしながら、自分を追い込みすぎないことが大切かと思います。

もし、同僚や上司に話しずらい場合はこちらで話しを聞いて貰うのも良いでしょう。

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勉強をしなくてはならない点

銀行に入行すると、取得しなくてはいけない資格の多さに吃驚するでしょう。

必須の資格の多くは、それがないと投資信託の販売ができないなど、業務に直結するものです。

また、それらの取得が終われば、銀行業務検定や通信教育がまっています。

若手のころは、試験や勉強で土日が全部潰れるということもざらです。

これは、銀行が金融商品取引法など多くの法規制を受け、営業していることに関係しています。

またお金という色のないものを扱い、どこの銀行でも同様のサービスが受けられる中で、働く人の深い金融知識がお客様の利用につながることも多いため、勉強は欠かせないのです。

学生時代以上に学ぶことが多くあり、自己啓発が求められるため、きついと感じる人も多いと思います。

それを乗り越えるための方法とは?

乗り越えるためには、勉強を辛いものと思わず、自分自身を高めるものとしてモチベーションを上げていくことです。

また、金融の知識は、保険や年金など、生活をするうえで、知っていて得するものばかりです。

身につけた知識は、いつか必ず自分の武器になります!

与えたものを渋々学ぶのではなく、将来自分が金融のどのような方面のプロになりたいか決め、主体的に勉強をするとよいでしょう。

お金が絡む点

銀行員はどこの部署にいても、お金が絡みます。

お金が絡むと、人は変わるといわれる通り、クレームやトラブルはつきものです。

例えば、元本割れした投資信託について、説明は聞いてないと言うお客様もいらっしゃいます。

また貸出にあたって、お金を借りたいがゆえ、嘘の数字を書類を提示してくるお客様もいらっしゃいます。

そのたびに銀行員は解決に奮闘します。

神経を擦り切らすことも多く、ストレスをためやすいところです。

それを乗り越えるための方法とは?

乗り越えるためには、いい加減な発言や言動をとらないことです。

だいたい等の曖昧な言葉や絶対になどという断定的な言葉を使わず、自分の言葉に責任をもつことが大切です。

また、問題が大きくなってからでは、解決が難しく、取り返しのつかない事態になる時もあります。

トラブルになりそうだなと感じた時には、上司や本部の専門セクションに報告やアドバイスを求める姿勢が大切です。

転勤が頻繁にある点

これは特に、総合職にいえることですが、3~5年のスパンで転勤があります。

大手銀行であれば、日本全国、北から南まで支店があるため、転勤の範囲も広くなります。

地方銀行であっても、県内の端から端であれば、転居を伴う転勤もあります。

生活環境もがらりと変わり、新しい支店の環境にも慣れる必要があるため、きついと感じるかもしれません。

それを乗り越えるための方法とは?

転勤があるということは、人間関係を一新できるというメリットもあります。

どんなに合わない上司、支店でも、数年後には、どちらかの転勤で別れることができるのです。

少し我慢すれば・・・と思うと、気が楽になりますよね。

また、転勤により、新しい土地の魅力を知ることができるというのは、楽しみにもなります。

期日管理が重要となる点

銀行の仕事は、期日管理が大切になります。

例えば、お客様が19日までにお金が必要と融資の申し込みをします。

銀行員が期日管理が出来てなくて、この融資が20日になったとします。

どうなるのでしょうか。

銀行が信用を失うだけではありません。

その会社は、従業員にお給料が払えないかもしれません。

また、最悪、手形の決済が間に合わず、会社の信頼が大きく揺らぐことにもなりかねません。

自分の少しの期日管理ミスや仕事の遅れが、お客様に多大な迷惑や取り返しのつかない事態を招くと思うと、責任は重大で、仕事が重なったときにはきついと感じることもあるでしょう。

それを乗り越えるための方法とは?

まずは、お客様にいつ、いくら必要なのかなどの情報をきちんと聞き出すことです。

そして、どんな小さいことでも、メモをとり、手帳に作業タスクを落とし込むことです。

そして万が一、間に合わないとなった場合は、自分で勝手に優先順位をつけるのではなく、上司に相談をしましょう。

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キツい時もあるけど、銀行の仕事がおすすめの理由

ここまで、読まれて、「銀行員って大変、なりたくないな」「銀行員、なんで続けてるのかな」と思わる方も多いと思います。

しかし、銀行は就職人気ランキングで、毎年上位に入るほど、実は学生に人気の業界なんです。

どうしてでしょうか。

私自身、銀行で働くのはきついことも多かったけれど、楽しいと感じる瞬間も多かったように感じます。

こんなにきついことがあるけど、銀行で働くことをおすすめする理由、4個ご紹介しますね。

経済を支えるというやりがいがある

銀行は、経済をまわすお金を必要な場所に送り込む(融資)という心臓の役目をもっています。

例えば、駅前の再開発のプロジェクトも、計画段階から、収益性の審査などを通じて関わることができます。

自分の仕事が、形になり、地域や日本の経済を支えているという実感は、嬉しくもあり、やりがいに繋がります。

多くの経営者と話をすることができる

銀行員は、仕事を通じて、若い頃から企業の経営陣と話しをすることができます。

普通の会社に勤めていては会えないであろう、社長、会長という方に経営方針を聞き、または経済動向について語ることが出来ます。

そして会社に何かあれば、一番に相談をしてもらえることも多く、大きなやりがいにつながります。

小さかった会社が、数年後には発展して、大きくなった時などは、自分のことのように嬉しくなりますよ。

様々な金融知識を身につけ、社会情勢を学ぶことができる

先に述べたように、銀行員は金融知識を多く習得するため、幅広く勉強します。

膨大な勉強はきついときもありますが、年金や保険の知識は、その後の自分の人生に役立ちます。

例えば、マイホームを購入するとき、住宅ローン、登記簿、金利の知識があるのとないのとでは、大違いでしょう。

保険や年金について、家族や友人にアドバイスをすることもでき、喜ばれたこともあります。

また、銀行員は様々な企業と接するので、今どの業界が儲かっているのか、業界での課題などを日常の業務から学ぶことができます。

ニュースを見ていて、円高傾向を報じるより先に、外国為替の送金額から円高を知ることができるなど、生きた経済を体感することができます。

それが刺激になり、毎日が生き生きとするように感じます。

高い給与水準と安定した福利厚生

もちろん、<地方銀行と都市銀行><総合職と一般職>により、給与水準は違いますが、総じて給与は高い水準にあると思います。

40代で給与が1,000万を超える等、他の業種に比較した場合、高い傾向にあります。

また他の会社では、ボーナスがでない、ボーナスが大きく減額される等ということもありますが、多くの銀行は、春と夏にボーナスがきちんと安定してでます。

また、転勤も多いのですが、それをカバーするため、福利厚生も安定してます。

例えば、私の例ですと、通常の独身向けの新築ワンルームマンションを1万円の家賃で借りることができました。

また、昼食補助で、月に500円で定食が毎日食べることが出来るなど、友人に話すと福利厚生の充実ぶりを羨ましがられました。

就職するうえで、安定性と高い給与を求める方には、銀行はおすすめです。

こちらで紹介したように、銀行の仕事はきついこともありますが、おすすめする理由もたくさんあります。

そんな銀行の仕事で自分も働いてみたいと思った人はこちらからおすすめの銀行の候補を出して貰うと良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、銀行の仕事を紹介したうえで、銀行員がきついといわれる6つの理由をご紹介しました。

でも、きついことがあっても、銀行員がおすすめできる仕事であるということは先程ご紹介した通りです。

性格上の向き、不向きもある仕事と思いますが、銀行員という仕事を選ばれた皆様が誇りをもって、お仕事できますように。

きっと人間的にも大きく成長ができるお仕事だよ思いますよ。

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