物流倉庫の仕事での人間関係でストレスに感じる5つのこと。その解決方法も合わせて解説します
仕事量が多く、体力的にもキツい、それでも時給は良いので高収入が期待できると何かと話題になるのが物流倉庫でのアルバイトです。
インターネット上では「やるべきではない」などと話題にのぼることが多く、なんとなくネガティブなイメージがある物流倉庫でのアルバイトですが、実はそれほど働きにくい職場でもないのです。
勤務時間はきっちり決められていますし、シフトの自由もききます。
確かに空調設備のない倉庫内で作業する場合、真夏や真冬は労働環境が良いとは言えませんが、気温のことを除けば守られた環境でしっかりお金も稼げる良いアルバイトです。
今回は求人数も多い物流倉庫のアルバイトについてご紹介していきましょう。
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物流倉庫の仕事ってどんな仕事?
噂話だけが独り歩きしている物流倉庫のアルバイトですが、どんな仕事なのかきちんと知っていますか?
まず一番耳にする仕事内容が「荷物の仕分け」ですよね。
ずっとベルトコンベアで流れていくる荷物を分け続けるだけだと思っていませんか?
物流の仕事には荷物を仕分ける以外にも様々な仕事があるのです。
まずは各地から集められて倉庫に届いた荷物を一斉に巨大なベルトコンベアに流していきます。
ここでは配送先別に大まかな地域に分けられて、流れていく過程で細かな地域ごとに分けられます。
自分の目の前に担当する地域の荷物が流れてきたら、大きなコンテナや台車にどんどん積んでいきます。
荷物の大きさは様々で、上手にコンテナに詰め込んでいかないとすぐにいっぱいになってしまいます。
パズルのような作業で、楽しんで行うことができますよ。
これがメインの作業です。
要冷蔵の荷物を取り扱う部署では、荷物を分けるコンテナの中に業務用の大きな保冷剤を入れる作業も頻繁に行います。
次に、荷物を地域ごとに分けて詰め込んだコンテナを数人で協力してトラックに積み込んでいく作業を行います。
こうしてトラックに積み込まれた荷物が私達のもとへと届くのです。
その他、荷物の積み込みが終わり空になったコンテナの清掃業務や荷物の量を見てコンテナを増やす作業なども行います。
物流倉庫バイト求人でよくある募集内容とは?
インターネットでの通販が当たり前になったこの時代、物流倉庫はいつも人手が足りず求人募集をかけています。
大学生のアルバイトが多く、夏休みや春休みなどの長期の休みを利用してしっかり稼ぎたい方にはぴったりですし、短期でのアルバイトももちろん可能です。
よくある募集内容をご紹介していきましょう。
職種
物流倉庫でのアルバイトは「軽作業」という職種に分類されます。
難しい作業ではなく、すぐに即戦力として採用されるのが特徴です。
特に、重い荷物を扱うことも多くある物流倉庫での仕事では体力のある若い男性は重宝されることでしょう。
給与相場
給与相場は比較的高めです。
地域や企業にもよりますが、平均してみると全くの新人であっても最初から高時給スタートです。
物流倉庫は24時間稼働しているところが多く、働く時間帯によっては時給に深夜手当などがつくこともあります。
また、物流倉庫には繁忙期が必ず訪れます。
お中元やお歳暮、クリスマスやお正月などの時期には大量の荷物が物流倉庫に届けられ人手が足りていません。
そのため、繁忙期になると時給が高くなることもよくあります。
例えば昨年、物流倉庫の求人募集で検索をかけたところ、大手の物流倉庫での軽作業で、年末からお正月にかけてのとても忙しい時期の時給が3,000円という破格の待遇で募集されていました。
イベントがある時期にしっかり働いて、旅行費用などに充てると話す方も多くいらっしゃいますよ。
勤務時間や休日、残業
勤務時間は比較的自由に決められます。
朝の9時に出勤しお昼の12時までの3時間だけ働くという方もいますし、午後3時、午後5時まで働くなど自分の都合の良いようにシフトを決めることができます。
就労する職場によっては休日数を自由に申告することもできます。
シフトに入らないからといって、正社員や上司から注意を受けることもプレッシャーをかけられることもありません。
大学生のアルバイトにとってはシフトの自由がきくというのはとても嬉しいことですよね。
テスト前にもしっかり休んで勉強することができます。
物流倉庫では就労している人数がとても多いので、「忙しいときに休みを取ってしまった」と罪悪感を感じることもありません。
大学生にこそおすすめのアルバイトです。
残業も繁忙期を除いてはほとんど発生しません。
なぜなら、自分の勤務時間帯が終わると次の勤務時間帯の方が出勤するからです。
私はお昼の時間帯に働いていますが、午後5時で終わりの時間が来たらチャイムが鳴るのですぐに仕事を終えることができます。
ごく稀に、「今日残業お願いできない?」と訊ねられることがありますが、予定があれば断ってももちろん大丈夫です。
福利厚生
アルバイトも条件を満たせば社会保険に入ることができます。
大きな倉庫を持っていて多くの人が働いているしっかりした企業の場合は、福利厚生については規定がとてもしっかり定められています。
安心して働きましょう。
求められる人物像
何よりも体力のある方が求められています。
広い倉庫内を歩き回ることも多いので、体を動かすことが得意な人のほうが向いている仕事です。
一日中立ちっぱなしの仕事ですし、暑い時期は本当に大変です。
しかし、体力に自信のない方であっても、その旨を最初から伝えておけば郵便物のような軽い荷物の仕分け作業に振り分けられることもあるので必ずしも体力がなくては働けないというわけでもありません。
健康であれば誰でも応募できる仕事ですよ。
私が働いている物流倉庫の場合は面接を一人一人行わず、集団で説明会のようなものが行われています。
地方の基幹となるような大きな物流倉庫であれば一週間に一度程度の頻度で説明会が行われており、話を聞いて書類を提出するだけで働き始めることができる場合があります。
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物流倉庫バイト求人のおすすめのポイント
物流倉庫でのアルバイトのおすすめポイントを見てみましょう!
時給が高い
何と言っても高い時給は魅力です。
最低賃金が上がっている近年ですが、物流倉庫ほど最初から高時給を貰えるアルバイトはなかなかありません。
ダブルワークの一つとして物流倉庫でのアルバイトを続けている方も大勢いらっしゃいますよ。
仕事が難しくない
荷物の仕分けが主になるので、難しい作業はありません。
仕分けと言うと荷物からひと時も目を離せず絶対に見逃してはいけないのかと思ってしまいますが、もし見逃してしまったら後ろのレーンの方がサポートしてくれるので心配は要りません。
すぐに仕事を覚えて働けるのは短期間の仕事を探している方にとってありがたいですよね。
自由にシフトを決められる
自由にシフトを決められるのも嬉しいポイントです。
派遣社員として物流倉庫で働くなら週に4回〜5回の出勤は求められていますが、アルバイトとしてなら週1回の出勤から可能です。
お休みの日に短い時間でしっかり稼ぎたい、そんな希望を叶えてくれるのが物流倉庫でのアルバイトです。
勤務時間がきちんと守られている
残業が少ない、希望の時間帯で働けるというのは、主婦の方にとっても非常に嬉しい条件でしょう。
実際に、子どもが帰ってくるまでの勤務と決めて平日の短い時間で働いている主婦の方も沢山いらっしゃいます。
他のアルバイトではなかなか時間の自由がきかなかったり、周りに気を遣って無理をして出勤するということも起こり得ますが、物流倉庫ではそのような気遣いはあまり必要ありません。
プライベートを優先させながら働くことができるのは大きなメリットです。
みんなでわいわい働ける
意外に思われるかもしれませんが、全員が和気あいあいとした雰囲気で働いていらっしゃいます。
近年は外国人の留学生アルバイトなどもとても多くなっており、今までとは違う交友関係を広げていくこともできます。
社員の方も短期のアルバイトにも優しく、威圧的な方は少ないです。
そもそも社員さんの方と関わることはほとんどありません。
新人教育も慣れたベテランのアルバイトの方が行ってくれます。
物流倉庫バイト求人についてよくある疑問
何かとネガティブなイメージが多い物流倉庫でのアルバイト、皆さんも始める前には不安に感じることもあるでしょう。
そこで皆さんの不安を解消すべく、沢山の質問に答えていきたいと思います!
仕事は大変?
まず一番気になるのが「キツい仕事なのか」ということでしょう。
確かに、重い荷物を持ったり運んだりすることは多いです。
そして真夏は、クーラーや扇風機を稼働させていても「暑すぎる!!」と言いたくなるほど蒸し蒸しした中で働かなければならないことも多いです。
トラックへの荷物の運搬や運び出しがあるので倉庫内を締め切ることはできません。
逆に冬は寒い中での仕事となります。
しかし、気温に適応できれば女性でも充分働ける職場です。
重くてどうしようもない荷物を一人で運ぶ必要はありませんし、すぐに気がついて周囲の人達が助けてくれます。
アルバイトは何人くらいいるの?
アルバイトの人数ははっきりとは分かりません。
多くの人が就労しているため、中には名前が分からない、ほとんど話したことのない方もいます。
私が働いているのは地方の基幹となっている大きな倉庫ですから、特別に所属人数が多いかもしれませんが、同じ時間帯に出勤するアルバイトだけで30人くらいはいます。
その他、朝5時頃〜10時頃までのシフトの方、夕方5時〜夜11時までのシフトの方、夜11時〜朝の5時までの夜勤シフトの方など各20人くらいは働いていると思います。
休憩時間はどのくらいあるの?
休憩時間は労働基準法により定められています。
労働時間が6時間を超え8時間以下の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を取らなければなりません。
また、この休憩時間は分割して取ることが可能なので、私が働いているところでは午前中に一度15分の休憩を取り、お昼に45分、午後にもう一度15分休憩を取ります。
忙しくて休憩を取る時間もない、なんてことはありませんので、ご安心ください。
一番多い年齢層は?
若者のためのアルバイトというイメージのある物流倉庫ですが、主婦や40代、50代の男性女性も働いています。
年齢による垣根は感じにくく、応募の制限もありません。
健康であれば何歳になっても働き始めることができるアルバイトです。
希望の部署へは行ける?
必ずしも希望する部署へ行けるという保証はありません。
私が働いているのは大手の物流倉庫の「冷蔵庫」の中です。
要冷蔵の商品を仕分けする場所ですね。
自らここで就業したいと希望を出したわけではありません。
ちなみに、要冷蔵の商品を扱う倉庫は、扱う商品にもよりますが基本的に夏でも長袖が必要なくらいの寒さです。
どうやって応募するの?
まずはご自分の通える範囲に物流倉庫があるかどうかを調べましょう。
見つけたら、ホームページでも電話でも応募可能です。
応募すると説明会への参加を促す連絡や面接の日時相談が届きます。
後は説明会や面接に参加して、採用であればその場で働き始める初日を決めて完了です。
初出勤の日にシフトを提出します。
シフト制ですと、予定も立てやすいですね。
体力が心配なので、物流倉庫の受付業務として働きたい
女性の中には重いものを持つ仕事が心配という方もいらっしゃるでしょう。
それでも物流倉庫が自宅から近くにある、通いやすいなどの理由で倉庫内の他の仕事を探している方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめなのが「受付業務」です。
お客様が直接運んでくるお荷物をその場でお預かりして物流作業に乗せるという業務も頻繁に募集されています。
ぜひ探してみましょう。
本当に短期でも大丈夫?
大丈夫です。
企業にもよりますが、実は短期のアルバイトの方が多いくらいですよ。
出勤日数も求人広告やホームページには週4回くらいからと記載してありますが、それ以下でも構わないというところがほとんどです。
心配であれば、応募の際に伺ってみるようにしましょう。
まとめ
今回は物流倉庫の仕事内容についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
キツい、大変というイメージは少し変わりましたか?
実際に働いてみると働きやすく、体を動かすスポーツのようで爽やかな気持ちで一日の仕事を終えられる職場です。
本当に様々な方が働いていますから、面白い出会いが多々あるアルバイトですよ。
体力に自信があって沢山稼ぎたい方、今年の年末年始にでも体験のつもりで応募してみるのはいかがでしょうか。
ぜひ探してみましょう!
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