子育て中のパパ、ママが一番困ってしまうのはお子様が病気になった時ではないでしょうか?

しかし、お仕事が休めずどうしても看病が出来ない。

近くに頼れる人もいない。

そんな時はどうしたら良いか分からなくなってしまいますよね。

そんな時に役立つのがパパ、ママの代わりに子どもの看病をしたり、身の回りの世話をしてくれたりする病児保育です。

今回は馴染み深いようで意外と知らない病児保育の求人情報や仕事内容等について解説していきます。

病児保育の仕事ってどんな仕事?

病児保育の仕事は病気、または病気の回復期にある子どもを一時的に預かり保育を行うことです。

市町村によっては病児、病後児ではなくても冠婚葬祭や傷病、出産等でも預けることが出来ます。

病児保育には病院、診療所、保育所等に付設されており、子どもが病気または病気の回復期にあり、集団保育が困難且つ就労等の理由で家庭で保育出来ない場合に一時的に保育を行う病児対応型・病後児対応型、保育所の医務室等で保育所に通所中に体調不良となり、保護者が迎えに来るまでの間、緊急的な対応を行う体調不良時対応型、地域の病児・病後児を看護師等が保護者の自宅に訪問し一時的に保育する非施設型の3つがあります。

今回は最もメジャーな病児対応型・病後児対応型について解説していきます。

具体的な仕事内容

病児保育は市町村が実施主体であるため、各市町村によって細かな違いがありますのでご了承ください。

ここでは一般的な仕事内容について説明します。

大まかな1日の流れを説明します。

まず、受け入れの準備として病児保育室内やおもちゃの掃除・消毒、空気清浄機の稼働、湯冷ましの用意、市町村から渡された利用児の基本情報の確認等を行います。

一般的に病児保育を利用するためにはかかりつけ医で病児保育利用申請書を記入が必要です。

受け入れ時に保護者が利用申請書を提出するため、病名、症状、安静度、処方内容等の記載事項を確認した上で保育を行います。

保護者からは家庭での様子や注意してほしいこと等の確認を行います。

検温・与薬等を行いながら随時子どもの状態を確認したり、安静度に合わせた遊びを行ったりします。

安静度が高い子どもはもちろん随時睡眠を促しますが、安静度が低い子にも午睡を促します。

症状が悪化した場合には保護者・かかりつけ医への連絡を行う場合もあります。

お迎え時には連絡票等を用いながら病児保育中の病状や様子を伝えます。

利用時は帰宅後は再度部屋やおもちゃの掃除・消毒、換気等病児保育室内の環境を整え業務日誌等の記録を行います。

他にも市町村との連携や月の利用児数の報告、備品発注、防水シーツやタオルの洗濯等、幅広い業務があります。

病児保育求人でよくある募集内容とは?  

病児保育の仕事内容が大体分かったところで気になるのが就業形態です。

職種や給与相場、勤務時間、福利厚生、求められる人物像について解説していきます。

職種

病児保育の仕事を行うためには必ずしも看護師・保育士の資格を持っていないといけないわけではありません。

しかし、設置基準が定められていることや専門性が必要な分野であることから、現場のスタッフはほぼ看護師・保育士であるというのが実情です。

無資格者の場合はサポートにまわることが多いようです。

また、病児・病後児保育室に勤務しており、一定の経験を積んだ看護師・保育士が必要な研修を受けることにより取得出来る、認定病児保育専門士というより専門的な資格もあります。

給与相場

病児保育室は基本的に病院や保育園に付設されているため、それぞれの法人の給与形態に準じていることが多いようです。

また、看護師、保育士、無資格者で給与が違う場合もあります。

相場としては年収で250万~350万程度ではないでしょうか。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は8時から18時前後のところが多いようです。

一般的な保育園の受け入れ時間とほぼ同じですね。

休日はそれぞれの法人によって違いますが、基本的に日曜日はお休みです。

残業はほとんどないところが多いですが、やむを得ない事情で保護者のお迎えが遅くなったり記録物が溜まったりした時はk帰宅時間が遅くなることもあるようです。

福利厚生

医療法人や社会福祉法人等、大きな法人が付設していることが多いため、手当、有給等の福利厚生は比較的充実しているところが多いようです。

求められる人物像

保育・医療の基本的な知識があることは欠かせません。

特に月齢の低い0~1歳児は体調が悪くても自分で訴えることが出来ません。

随時全身状態を把握し、ささいな変化に気付ける知識と経験が必要となります。

また、子どもたちは体調が悪い上に保護者と離れるという強いストレスを感じています。

何をしても泣き止まなかったり、反抗的な態度をとったりすることも少なくありません。

そんな子どもたちの不安を優しく包む大きくて温かい心が必要です。

また、当然ながら病気の子どもと濃厚接触するため、自らも病気に罹患するリスクがあります。

手洗いうがいや消毒はもちろん、睡眠や食生活にも気を配り、健康を維持するための自己管理を行うことが必要です。

病児保育求人のおすすめのポイント

病児保育の求人は病院や保育所の求人と違い、あまり数は多くありません。

各市町村に数か所程度しかないことや、受け入れ人数も少人数であることからなかなか狭き門かもしれませんが、病児保育のお仕事には魅力がいっぱいあります。

ここでは病児保育求人のおすすめポイントについて解説します。

幅広い年齢の子どもと関わることが出来る。

病児保育は0歳~10歳前後と幅広い年齢の子どもが利用します。

当然0歳の子は調乳や授乳を行いますし、小学生の子は自分の話を聞いてほしいとお喋りしたりします。

1人の子どもと毎日顔を合わせる仕事ではありませんが、このように幅広い年齢の子どもと関わり、保育の経験が積めるというのは大きな魅力の一つだと思います。

医療の知識を実生活でも活かすことが出来る。

看護師はもちろんですが、保育士や無資格の方も様々な病気や薬、看病の仕方について学ぶことが出来ます。

利用児のケアを行うことはもちろんですが、病児保育で身に付けたことは自分のお子さん等の看病等にも活かすことが出来ます。

福利厚生が充実しているところが多い。

病児保育は基本的に医療法人や社会福祉法人が市町村からの委託を受けて運営しています。

大きな組織が多いということもあり、福利厚生は充実しているところが多いようです。

病児保育求人についてよくある疑問

ここまで病児保育の仕事内容、募集内容、おススメポイントについて解説してきました。

次は病児保育求人についてよくある疑問についてお答えしていきます。

どうしたら病児保育所で働けるの?

病児保育は基本的に各市町村に1か所は設置されていますが、そんなに数は多くありません。

しかも利用定員が少ないところが多いため、他の職種と比べると求人は少なめです。

病児保育所の求人を見つけることが一番ですが、難しい場合は病児保育所を付設している医療法人や社会福祉法人に就職し、病児保育所で勤務したい旨を伝えてみるといいかもしれません。

病児保育所働いている人が辞めた時等に声がかかる可能性が高くなるでしょう。

また、病児保育所では場所によっては無資格でも働くことも出来ますが、基本的には看護師・保育士の方が採用されることが多いようです。

病児保育所で働きたい方は是非看護師・保育士の資格を取得されることをおススメします。

利用児の病気がうつることはないの?

病児保育所には風邪だけでなく、感染性胃腸炎、ノロウイルス、インフルエンザ、おたふく、水疱瘡等、感染症の子どもたちも利用します。

感染症の子どもは隔離室で過ごすため、他の利用児にうつる可能性はほとんどありません。

しかし、病児保育所の職員は感染症の利用児と丸1日隔離室で一緒に過ごすことになります。

そのため、感染のリスクが高くなりますし、当然感染してしまう人もいます。

感染を防ぐために手洗いうがい、マスク装着、消毒、必要に応じて次亜塩素酸の使用等を行うと共に、普段から睡眠・食事・運動等健康管理を行うことも必要になってきます。

利用時を預かっている時に容態が急変したらどうしよう…。

利用児の熱が急激に上がる、何度も嘔吐を繰り返してぐったりしているということは十分にあり得ます。

看護師以外の方はそんな時はどのように対処したら良いか分からず不安に感じるかもしれませんが安心してください。

まず、大体の病児保育室は医療法人か社会福祉法人に付設されています。

医療法人であれば医師がいますし、社会福祉法人でもかかりつけの病院がいます。

容態が急変した時はまず医師の診察を受けてください。

ほとんどの病児保育室が利用時に状態によっては保護者の許可を得ずに受診したり与薬したりすることがあるが了承してほしいという旨の承諾書をもらっています。

もちろん保護者への連絡も忘れずに行ってください。

病児保育室で働くには絶対に看護師か保育士の資格がないとダメなの?

前項目でもあったように、設置基準が設けられているのが看護師と保育士というだけであって、病児保育所で働く全ての人間が看護師・保育士でなければならないということはありません。

そのため資格がなくても働くことは出来ます。

しかし、病児保育は保育はもちろん看護や病気、薬の知識も必要とされます。

一歩間違えると利用時に苦しい思いをさせてしまったり、最悪の場合には命に関わったりすることもあり得ます。

そのため、看護師・保育士のいずれかの資格を持っている方が望ましいでしょう。

大切な子どもを病気という苦しい状況でやむを得ず預ける保護者の方も、有資格者が対応する方が安心感を感じることも事実です。

病児保育の仕事のやりがいって何?

病児保育のやりがいはやはり最初は症状が強くぐったりしていた子が徐々に回復し、元気になっていく様を見守れることでしょうか。

特に感染症の子どもは医師の許可が下りない限り登園・登校が出来ませんので、1週間等長期間の利用となることが多くなります。

回復してくるにつれて様々な面が見られるようになるのは嬉しく感じるものです。

また、保育園や幼稚園のように毎日利用する場所ではありませんが、病気の時に再度利用される方が多いため、子どもの成長を感じることが出来ます。

以前預かった時は何も話せなかったのに、その次に預かった時はとてもお喋りになっていた等、その子の成長を見守ることが出来ます。

病児保育の仕事の大変なことって何?

病児保育の仕事の大変なことは、まず病気の子どもと関わるため、感染のリスクが高くなります。

もちろん最大限の予防は行いますが、それでも防げず罹患してしまう時もあります。

また、保育と医療の幅広い知識が必要です。

保育士なら医療、看護師なら保育の知識にも精通していなければ連携して良い仕事をすることが出来ません。

1歳未満の乳児のうつぶせ寝は窒息や乳幼児突然死症候群のリスクを高めますし、与薬の方法や用量を間違えたらヒヤリハットにも繋がりかねません。

保育も医療も日々進歩しています。

病児保育の仕事を行うには日々自己研鑽していく必要があります。

子育て中でも働きやすい?

病児保育所は付設している病院や保育園の休みに準しているところがほとんどであるため、基本的に日曜日は休みがとれるようです。

そのため、学校行事等には参加しやすいと言えるでしょう。

福利厚生もしっかりしているところが多いため、有給等を用いて平日休むことも可能だと思われます。

病児保育所で働くと風邪等をもらい自分の子どもにうつるのでは…と心配される方もいらっしゃるかもしれません。

それはもちろんあり得るリスクです。

感染防止の対策を十分に行ってください。

しかし、悪いことばかりではありません。

隠れたメリットもあります。

それは自分の子どもが病気になった時に病児保育所を利用すれば、仕事を休むことなく看病をすることが出来るということです。

これは子育て中の方にとっては大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

以上、病児保育の仕事についてまとめてみましたがいががでしょうか。

少子高齢化、待機児童問題等、子どもに関する課題が目白押しの今、病児保育は働くパパ、ママにとっての大きな味方です。

そんな社会貢献度の高い病児保育の仕事。

是非目指してみてはいかがでしょうか。

病児保育に向いてる人の特徴は、こちらの記事を参考に!


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