近年、共働き世帯が増加しており、それに伴って多くの人手が求められている学童保育(放課後児童クラブ)の求人とはどのような内容なのでしょうか?

一般的に学童クラブや学童保育所と呼ばれ、保護者の就労などによって放課後自宅に保護者が不在の小学生が安心安全に過ごすための施設。

そこで働くためにはどうすれば良いのか、またパートやアルバイト勤務は可能なのでしょうか?

学童保育の仕事内容や募集内容について色々とお答えしたいと思います。

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学童保育のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

放課後帰ってくる子ども達を「おかえり」と迎え入れ、手洗い・うがいをさせ、すぐに遊ぶ子もいれば宿題をする子には環境を整えてあげます。

おやつの準備をお手伝いしてもらうこともあります。

子ども達がほぼ全員揃ったら、みんなでおやつを食べます。

おやつ後は、宿題の続きをする子もいれば、外に遊びに行く子、室内で遊ぶ子もいます。

そうした子ども達を指導員で手分けをして見守ります。

仕事を終えて迎えに来る保護者にその日の様子などを伝え、全員が帰宅したら掃除や事務作業をして勤務を終えます。

春休み、夏休み、冬休みなどの小学校が長期休暇の期間は、朝から子ども達を迎え入れます。

長期休暇を利用し、電車やバスに乗って遠足に行ったりもします。

学童保育の仕事内容は、こちらの記事も参考に!

学童保育ではどういう役割を求められる?

何よりも求められているのが、子ども達の安全です。

怪我や事故はもちろん、不審者などから子ども達を守り、楽しい放課後を過ごせるように保護者に代わって子ども達を見守ることが一番大きな役割です。

学童保育の求人にはどんな種類があるの?

学童保育の求人には、フルタイムで働く正社員や契約社員、週に数日子ども達が帰ってくる午後から夜にかけての時間に働くパートやアルバイトがあり、幅広く働き方を選ぶことができます。

学童保育の求人でよくある施設

児童館

児童館は地域の子ども達が誰でも自由に遊びに行けて、自由に過ごすことができる施設です。

その児童館の中に、学童保育所が併設されていることもあります。

学童保育所は入所手続きをした子どものみが通います。

児童館指導員の求人を探すときは、こちらの記事を参考に!

小学校内

多くの学童保育所は小学校の空き教室や小学校敷地内の建物にあります。

小学校内にあることで、通所時の安全や校庭で遊べたり遊具が充実しているなどのメリットがあります。

また、学校の先生と気になる子どもについて情報交換をしたり、学校行事などの連絡が取りやすいという面も、仕事を進めていく上で役立ちます。

民間企業が運営する施設

以前は地方公共団体や家族会などが運営をする施設が多かったですが、近年では待機児童の増加により民間企業の参入も増えています。

例えば、学習塾が運営する学童保育所では塾での学習ができたり、鉄道会社が運営する学童保育所は駅近にあり通勤帰りのお迎えに便利であったりと、運営母体の特色を活かしたプラスアルファのサービスを掲げています。

障害のある子どもを対象とした施設

特別な配慮が必要な障害のある子どもを対象とした、放課後デイサービスという施設もあります。

学童保育の求人でよくある職種

学童保育指導員

放課後、学童保育所へ帰ってくる子ども達を「おかえり」と迎え入れ、帰宅時間までを子ども達が安全に過ごせるように見守ります。

宿題のできる環境を整えてあげたり、おやつを提供したり、子ども達と遊んだりしながら、その日の一人一人の健康状態や様子を観察し、お迎えに来た保護者に伝えたりもします。

施設長

施設の責任者で、資格や経験年数を求められることが多いです。

施設長候補として採用され、数年間その施設で経験を積み施設長となるケースも多くあります。

どういう運営母体が良いか決まっていますか?

地方公共団体や社会福祉法人、財団法人や非営利活動法人、民間など様々な運営母体から求人が出されています。

子どもに接する仕事ということは共通ですが、保育内容や教育方針にはそれぞれに特色があるので、自身のライフスタイルに合わせた働き方ややりたいことに近い施設を選ぶことができます。

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学童保育の求人でよくある募集内容とは?

雇用形態

正社員は少なく、契約社員やパート・アルバイトの求人が多いです。

ただ少子化とは言え、共働き家庭や放課後に保護者が不在となる家庭は増加すると考えられることから、学童保育所の求人は今後も増えると思われます。

給与相場

残念ながら、日本の平均年収と比べて給与は高いとは言えないのが現状です。

保育士不足から保育士に対する賃上げの動きがあるので、それに伴い今後は良くなっていく可能性もあります。

勤務時間や休日、残業

子ども達が放課後を過ごす施設なので、一般的な始業時間は正午からで、終業時間は夜20時頃と遅めの時間帯の勤務となることが多いです。

また、長期休暇は朝から夜までの時間を交代制でシフト勤務としていることが多いです。

施設によっては土日も開室しているので、そういった施設の求人では、土日休みではなくシフト勤務となります。

保護者の仕事の都合などでお迎えが遅れる場合は、残業となることもあります。

福利厚生

様々な運営母体があるので、それぞれ異なります。

勤務場所

学童保育所内の勤務がほとんどですが、外遊びや学校の校庭、近所の公園へ出かけたりもします。

また、長期休暇には電車やバスを利用して遠足へ行ったりすることもあります。

求められる人物像

自分の子どもをどんな人に預けたいかをイメージすると、具体的な人物像が見えてくるかと思います。

子どもと関わることが好きな人

勤務時間のほとんどを子ども達と一緒に過ごします。

「子どもと関わることが好き」というのは必須です。

遊びたい子に宿題の声かけをしたり、喧嘩の仲裁をしたり、時に叱ったりする厳しい指導員の顔と、本を読み聞かせたり、甘えさせたりする優しい指導員の両方の顔が求められます。

また、子どもと同じ目線で一緒になって真剣に遊ぶことで、信頼関係が深まります。

根気・忍耐力がある人

自分の子どもであっても子育ては大変なもの。

放課後の数時間とは言え、何十人もの子ども達を見守ることは、肉体的にも精神的にも重労働になります。

中には、なかなか言うことを聞いてくれない子もいます。

大変な仕事ではありますが、一人一人の子ども達と根気強く向き合い、その成長をサポートすることは、大きなやりがいにも繋がります。

周りに注意を配ることができる人

子ども達はとにかく沢山動きます。

目の届かない場所へ探検に行ってしまったり、ちょっと危険なことをしてみたりもできる年齢です。

多くの子どもを預かる学童保育では、常に誰がどこで何をしているか、指導員同士がチームワーク良く把握しておかないと大きな事故に繋がります。

一人の子どもに向き合うことに集中するのではなく、常に広い視野で周囲に注意を配ることが求められます

保護者の気持ちに共感できる人

一日の仕事を終えて子供を迎えに来る保護者に「お疲れ様です」と温かな言葉かけをし、家庭と仕事を両立している保護者を労う気持ちを持つことも大切です。

放課後をどんな風に過ごしていたのか伝えたり、保護者の仕事の愚痴を聞いたり、そういうちょっとした会話で保護者の心身の疲れが少しでも癒えると、保護者が子どもに向ける顔も優しいものになります。

いくら子どもが好きで惹きつけることが得意でも、保護者対応ができない人は続けることが難しいかもしれません。

必要なスキルや資格、経験

正社員や契約社員に求められる資格は、保育士や幼稚園教諭や教員免許、社会福祉士が多いです。

実務経験が優遇される求人もありますが、経験のない有資格者の求人も多くあります。

パートやアルバイトは資格も経験も問われないことが多いです。

自分に合った求人の選び方や注意点

子どもと一緒に駆け回って遊ぶ指導員が求められていたり、保護者対応をしっかりとできる指導員が求められていたり、施設によって指導員に求めることも異なります。

また、運営母体によって雇用形態や待遇にも幅があります。

自分がどういった働き方をしたいのかや、どのように子どもや保護者に関わっていきたいのかをしっかりと把握しておく必要があります。

【選び方①】雇用形態から探す

非常勤職員や契約社員という雇用形態が多いです。

施設長候補として正社員の求人もありますが、資格や経験が求められることがほとんどです。

その他、パートやアルバイトで週に数日短時間の勤務や、小学校の長期休暇のみの求人もあります。

【選び方②】職種から探す

学童保育指導員としての求人がほとんどです。

保育所や児童館と併設している場合は、保育士や児童館職員と兼務という求人も稀にあります。

【選び方③】運営母体から探す

地方公共団体や社会福祉法人、財団法人や特定非営利活動法人が運営している施設があります。

最近では民間企業の参入が増えており、それぞれの企業の特色を活かした施設が作られています。

【選び方④】給与条件から探す

基本給や福利厚生、賞与や昇給はあるのか、経験を積むことで子どもや保護者からの信頼を得ることができ、努力が認められ給与に反映されるとやりがいも出てきます。

昇給制度がないと、モチベーションの維持が難しくなってくるかもしれません。

【選び方⑤】勤務エリアから探す

自宅から近い施設だと、子ども達の中に友人や知人の子がいることもあります。

公私をしっかりと分けることができれば問題ないでしょうが、子どもや家庭の様々な面が見える仕事でもあるので、自宅や地元とは少し離れた地域の方が働きやすいのではないかと思います。

注意点

春休み、夏休み、冬休みは小学校が長期休暇となるため、指導員も通常と異なる勤務シフトとなることが多いです。

そういったことは事前に確認しておくと良いでしょう。

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求人についてのよくある疑問

学童保育の求人はあまり目にすることがないかもしれません。

よくあるいくつかの疑問にお答えします。

応募方法は?

地方公共団体が運営する求人は、広報誌やホームページ上で公開されることが多いです。

専用の応募書類が用意されていて、窓口へ取りに行ったりホームページから入手します。

その他の運営母体では、履歴書を郵便やメールで送付することがほとんどです。

面接でよく訊かれることは?面接合格の秘訣!

子どもとの関わりに関する考えや保育に関する想いはよく訊かれます。

子どもや保護者対応がきちんとできるか、面接官との会話を通して判断するので、とにかく笑顔で、大きな声でハキハキとした受け答えが合格の秘訣です。

未経験でも応募できる?

未経験者可の求人も増えています。

職場の雰囲気は?

基本的に女性の多い職場ではありますが、子ども好きの人が多く、明るく働きやすい雰囲気があるかと思います。

最近は、民間学童など給与が高く福利厚生がしっかりしている運営母体では男性職員も増えてきています。

正社員、派遣社員、アルバイトの募集があるの?

正社員は少なく契約社員、パートやアルバイトの求人は多いです。

派遣社員も時々あるようです。

雇用形態によって給与はどう違う?

どの雇用形態であっても、保育士と同様に現状十分な給与や昇給制度があるとは言い難い求人が多いと感じます。

ただ、保育士不足解消のための待遇改善の動きもあるので、今後改善することが期待されます。

残業って多いの?

保護者が必ずお迎えにくる施設の場合は、保護者が残業で帰りが遅くなるとその分残業となってしまいます。

ただ、遅くなる場合には保護者も祖父母など代わりのお迎えを頼んでいたりするので、そう頻繁には発生しないと思います。

シフトの自由度ってどうなの?

限られた職員でまわしているので、自由度は低いと思います。

資格って必要なの?

2015年から「放課後児童支援員」という学童保育で指導をするための資格ができました。

保育士や教員免許、社会福祉士などの資格を持っていると、都道府県の研修を受講して資格を取得できます。

未経験や上記の資格がなくても、その他の条件を満たしていれば、同様に資格を取得することができます。

まとめ

毎日小学校から帰ってくる子ども達の成長を感じることができる楽しい仕事です。

ただ、どの仕事もそうですが、楽しいだけではなく子ども達の安全を守るという大きな責任があり、保護者とのやり取りでは難しさを感じることもあります。

学童保育を必要とする家庭は、今後も増加することが考えられます。

また、保育士不足解消のために、国も様々な施策を打ち出しています。

そうしたことから、今後より良い条件での求人も増えてくる職種であると思います。

様々な運営母体が存在し、雇用条件も様々です。

ご自身が何を優先したいか、給与などの金銭面なのか、休日や福利厚生なのか、それとも教育方針なのか、まずはそれをじっくりと考えることで、より自分に合った求人を見つけることができるかと思います。