2020年の東京オリンピックも、もう目の前と迫ってきました。

運動の祭典ではあるけれど、日本の何が見られるかって、それは「国際色」ではないでしょうか。

日本に何万人もの外国人観光客が訪れるわけですし、「英語を話せる人材」を国を挙げて必要としていることは明白です。

さて、ではどうやってその人材を育てるのか。

多くの人に「英語を話す機会を作る」必要がありますよね。

今回は、そんな英語を話す環境で仕事をし、かつ、英語を話せる人材を育成するために日々努力している「英会話教室」の求人に焦点を当てていきましょう。

英会話教室のおおまかな仕事内容

英会話教室は、子供向けから大人向け、気軽なものからビジネス英語まで、と多くの種類があるわけですが、その大まかな仕事は次の通りとなります。

  • ①英会話指導
  • ②事務的作業(広報活動など)
  • ③面談やカウンセリング
  • ④試験対策
  • ⑤自己管理(英語力の維持・向上)

英会話教室にはどんな種類があるの?

英会話教室は、対象者の種類が豊富であることが特徴のひとつです。

  • 子ども向け英会話教室
  • 学生向け英会話教室
  • 試験対策用英会話教室
  • ビジネス英会話教室
  • 日常英会話教室
  • 趣味と一緒に英会話教室

英会話教室の募集でよくある施設や事業形態のパターン

大手企業の英会話教室

テレビのコマーシャルなどでよく目にする大手の英会話教室、英会話スクールは、大抵受講者がビジネス英語目的、試験対策目的であるため、そのような方々が通いやすい駅近のビルの中にあります。

また、学び方も多様で、グループ指導と言われるものから個別のものまで全て扱っているスクールが多いです。

ただ、有名であるぶん、受講者がスクールに求めるレベルや資質も高く、研修や民間試験に積極的に参加することも求められます。

オンライン英会話スクール

最近テレビでもよく目にするようになった「オンライン」ですが、講師側も受講生側も場所を特定せずにインターネットで英会話ができるので、移動時間などの無駄がなく魅力的な業態です。

ただ、一コマ分の受講時間が短く、受講料金も通学タイプよりも安いため、それに伴い講師の給料も安い傾向にあります。

フランチャイズ化された小規模英会話教室

テレビコマーシャルで、「英語が好きなら生かしてみませんか?」というフレーズを聞いたことはありませんか。

英語が得意で子どもに教えるのも好きという人材向けに、英語教室を開業しませんかと声をかけ、英会話教室をフランチャイズ化することで広い地域に自社を知ってもらおうという業態です。

そのため、教室は一軒家の空き部屋や、小さな施設を間借りするなどして営業されていることが多く、場所も住宅地や小中学校の近くであることが多いです。

受講生も幼稚園生~中学生くらいの子どもが対象となっているところが多いです。

個人経営の英会話教室との違いは、大きな企業が後ろ盾になっているので、サポート体制がしっかりしていることが挙げられます。

ただ、それ以外は個人開業の教室とさほど変わらないので、教室のデコレーションや広報活動、事務的作業も基本的に自分たちで行わなければなりません。

個人経営の英会話教室

完全に個人で開業し、英会話教室を運営している方もいます。

個人レッスンの英会話に特化しているところがほとんどですが、ただ英会話を行うだけではなく、「料理を学びながら…」とか「絵画を学びながら…」など、別の学びとともに英会話を学びたいという方向けの教室を開いている方もいます。

このような業態の教室は、基本的に募集が少ないので、気になったときにはまず足を運んでみることもいいかもしれません。

こちらは自宅開催が多いですが、時にはカフェや貸し教室などで行うこともあります。

英会話教室の募集でよくある職種

英会話講師(正社員・契約社員)

受講生に英会話を教えることがメインの仕事で、多くはネイティブの英会話講師の募集となります。

当然英語レベルはかなり高く、大人向けビジネス英語や民間英語試験の対策が難なく行なえることが求められます。

ただ、教室によっては子ども向け英会話で、日本人であっても日常英会話が難なくできるのであれば、採用される場合もあります。

英会話講師(アルバイト・パートタイム)

採用が多いのは子ども向け英会話教室で、子どもたちにピクチャーカードや歌、動作などを用いて楽しく英会話を教えることがメインの仕事となります。

英語力も日常英会話ができるレベルで採用可能です。

受付事務(正社員・契約社員・アルバイト・パートタイム)

受講生の出席状況管理、受講料金の入金確認、講師の出欠管理などを行うだけでなく、広報活動なども行います。

英語を使うことはほぼありませんが、その教室に入ってきた時の最初の「顔」になるので、清潔さや人柄の良さ、丁寧さなどが求められます。

カウンセラー(契約社員・アルバイト・パートタイム)

受講生と講師を繋ぐ橋渡し的存在。

教室によっては受付事務の仕事も任されることがありますが、基本的には受講生の英語レベルを確認し、どのコースが最も適当か受講生とカウンセリングを行い、講師につなぐのが仕事です。

英語力のレベルは、英語の試験だけでなく受講生のモチベーションも非常に関係しており、自己判断ではなかなか難しいため、このカウンセリングは大切な役割を果たします。

教室経営兼講師(フランチャイズの場合、社員)

講師としての能力もさることながら、マネジメント能力も必要とされます。

受講生のニーズに応えながらも利益を求めなければならないため、とても大変な仕事ですが、やったぶんだけ収入が上がる感覚もあるため、非常にやりがいがある仕事と言われています。

どういう事業形態や職種が良いか決まっていますか?

ご自身が何を求め、どこまで高みを目指すかによります。

教えることが好きなのであれば、講師を目指すべきでしょう。

ただ、英語力は上にも書いたように日常英会話以上のレベルは必ず求められるので、採用試験や面接を受ける前にご自身で英語力を確認し、伸ばしておく必要があります。

事業形態としては、大手英会話スクールの講師、もしくはフランチャイズ化された英会話教室の講師がいいかもしれません。

なぜなら、サポート体制が充実していて保障もしっかりしていることが多いからです。

英会話教室でよくある募集内容とは?

今非常に必要とされている仕事ということもあり、英会話教室の募集は非常に多いです。

以下におおまかな募集内容と相場をご紹介します。

給与相場

英会話講師(正社員・契約社員)

月収25万~30万程度といわれています。

ただし、キャリアがかなり魅力的で、人気がある講師の場合はより給料が上がる可能性がある一方、オンライン英会話の場合はもっと安くなる場合もあります。

英会話講師(アルバイト・パート)

1コマ3000円程度と言われています。

ただ、1コマの時間は教室によって異なり、1コマ45分の場合もあれば、1コマ90分の場合も。

コマ数よりも何時間働かなければいけないか、またその授業のためにどのくらい準備時間が必要か、ということも考えておく必要があります。

受付事務(正社員・契約社員・アルバイト・パート)

大手で社員であれば月収20万程度です。

アルバイト・パートであれば、都会か地方かにもよりますが、時給910~1000円が相場のようです。

カウンセラー(契約社員・アルバイト・パート)

ほぼ受付事務と一緒ですが、時給960~1200円が相場のようです。

教室経営兼講師(社員)

通常受講生の月謝の半分が報酬となりますが、企業によっては全額報酬になるところもあります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間

勤務時間はだいたい午前10時~午後9時の間です。

朝早く起きて出勤するのが苦手な人には良い職種かもしれません。

また、子ども向け英会話教室の場合は、幼稚園や小学校が終わる午後3時頃~夜8時頃までの場合もあります。

アルバイト・パートの講師の勤務時間はだいだいコマで数えられます。

1コマ45分~90分とかなりバラつきがありますので、時間と支払われる給料をしっかり自分で確認することが大事です。

また、その授業のための準備時間と、授業が終わった後の片付け時間は給料に反映されないことが多いです。

休日

休日は通常週休2日です。

アルバイト・パートの場合は週2日以上勤務となっているところが多いです。

残業

残業はアルバイト・パートの場合はほぼないでしょう。

ただし、自宅に持ち帰っての勤務は意外と多いかもしれません。

教材作りやレッスンの組立、自分の英語力向上のための勉強など、給料が発生しないものがあります。

福利厚生

教室によって変わってくるので、よくチェックするようにしましょう。

社会保障完備(社割あり)・交通費支給となっていれば、まず普通レベルの英会話教室です。

さらに、研修制度ありとなっていれば、講師の業務に不安があっても、研修を受けて自信をつけることができますから安心です。

また、レッスンの準備時間などに手当がつくならば、かなり条件のいい英会話教室かもしれません。

勤務場所

社員の場合、大手の英会話教室の場合は支店にまず配属されることが多いです。

そこで3年程勤務した後、今までの勤務状態や能力などをみて、本社に転属される場合もあります。

英会話教室はとても明るくアットホームな雰囲気の場所が多いです。

教室が緊張した雰囲気だと、受講生も来づらくなるからです。

また、今非常に求められている仕事ですので、受講生がどんどん増えている状態のところが多いです。

大手の英会話教室だと外国人の講師の方も多くいます。

英会話教室で大切なのは、積極的にコミュニケーションを図ることです。

自分の英語力向上にも繋がりますし、日本人同士では知り得なかった有益な情報を掴むこともできますよ。

求められる人物像

英会話教室で働くには、どんな人が向いているのでしょう。

以下にポイントを挙げてみます。

前向きで明るい人

英会話教室の業務は、接客業の一つです。

来ていただいた受講生に、「楽しかったな!」「また来たいな!」と思ってもらえるように、講師はもちろん受付の人柄も明るくなければいけません。

また、受講生の態度によっては落ち込むこともある仕事です。

いつも前向きに考えられる性格だと、とても楽ですよね。

教えるのが得意、教えるのが好きな人

特に講師の場合は、「教えることが仕事」ですから、教えることが得意で楽しいと感じることのできる人でなくてはいけません。

自分の現在の能力を過信しすぎず、常に高みを目指そうとする姿勢を持っている人

英語力は使わなければ明らかに低下してきます。

また、就職した時の英語力がその人の最高レベルであることもほぼありません。

英語教室によっては、それほど英語力を問わないところも多いです。

そんな場合は特に、仕事についてからの自己英語力の管理が必要になります。

具体的には研修会への参加や民間の英語試験に挑戦することです。

周囲の人間と協力することをいとわず、また切磋琢磨できる人

他の職種でも言えることですが、英語教室を盛り上げていくのはそこで働く人々です。

周囲と協力する意識がないと、いい職場になりませんし、だからといってぬるま湯に浸かっているような状態では、教室全体のレベルアップはできません。

他者を尊敬する意識とともに、他者と切磋琢磨できるような人材を職場は求めています。

(子ども向け英会話教室の場合)子どもと会話することが好きな人

英会話教室は大人向けのところもありますが、今格段に増えてきているのは子ども向け英会話教室です。

その理由は、2020年から小学校で英語が完全に教科化されることと関係しています。

そのため、英会話教室に求められる人材は、「子ども好きであること」「子どもに教えた経験があること」などもあげられます。

大人と違って子どもは、理屈だけではうまくいかないところがあるので、教材自体にも大きな工夫が求められます。

子どもたちの好みや流行りを知っている人は、より受講生から慕われる存在になるでしょう。

必要なスキルや資格、経験

どのレベルの生徒を受け持つかにもよりますが、「英会話講師」である以上、日常英会話は問題なく出来るレベルでないといけません。

それを証明するのに、TOEICやTOEFL、IELTS、英語検定などを受験しておくといいでしょう。

また、海外留学経験も非常にいいアピールポイントになります。

英会話教室のおすすめ求人のポイント

たくさんある求人のどこをチェックすべきか、ポイントをまとめてみました。

給料が平均より高め

ここは特に、アルバイト・パートで講師を考えている人は必見です。

1コマあたりの給料を必ず他社と見比べてみてください。

1コマといっても、45分・60分・90分とその時間はさまざまです。

時給換算した時にいくらになるかということを確認しましょう。

福利厚生や各種手当

正社員や契約社員を考えている人は特に、社会保険や英語力サポートの有無は非常に大事なチェックポイントです。

会社が全負担してくれるのか、それとも半分負担なのかということでも違います。

また、交通費に関しても、例えば長年務めることになり、支店間で異動があるかもしれません。

そうなった時に、生活圏内からずいぶん離れているのに交通費支給でなかったら相当大変ですよね。

これらのチェックはとても大切です。

また、英語力に関してのサポートも充実しているか確認しましょう。

教室によっては、例えば授業がより良くなるように研修を組んでくれたり、英語力が向上するように講師向けの研修を行ってくれるところもあります。

また、民間の英語試験の受験代を負担してくれるところもあります。

サポートがしっかりしているところで働いたほうが安心ですよね。

英会話教室についてよくある疑問

ここでは、英会話教室についてのよくある疑問にお答えします。

応募方法は?

インターネット上での募集案件に応募する際は、そのサイトで問い合わせや応募フォームに入力・送信し、後日連絡が来てから改めて履歴書等を持参し、教室を訪れることになります。

チラシやお仕事情報誌のようなものから見つけた場合は、自分で直接電話でコンタクトをとる必要があるので、電話のかけ方や話し方に注意が必要です。

面接でよく聞かれることは?面接合格の秘訣!

  • これまでの経歴
  • 英語力について(英検やTOEIC, TOEFL, IELTSなどの成績)
  • 留学経験の有無
  • 子どもに教えたことがあるか、子どもは好きか
  • もし講師に採用されたら、どのようなことに気をつけて仕事をしていきたいか
  • 英語で口頭質問(日常英会話~時事問題系)

未経験でも応募できる?

子ども向け英会話教室であれば、最近は未経験OKとなっている案件をみることはあります。

しかし、自信を持って応募したいのならば、教えた経験がなくとも民間の英語試験に挑戦したり、その勉強をしてみるなどをしておかないと、いざ教えることになった時にうまく教えられない可能性があります。

普段から英語には触れておくようにしましょう。

会社の雰囲気は?

アットホームな雰囲気のところが多いです。

正社員、派遣社員、アルバイトの募集があるの?

いろんな雇用形態の募集があります。

雇用形態によって給与体系はどう違う?

アルバイトは時給、もしくはコマ計算のところが多いです。

社員は月給になりますが、大手の人気講師になると年収でもらう方もいるようです。

残業って多いの?

会社での残業はほぼありませんが、自宅に持ち帰っての仕事は多くあると考えていいでしょう。

教えるときには、テキストだけでは足りないです。

よりわかりやすく伝えるために教具・教材も自分で手作りした方がいいです。

その作成は家で行う必要があるので、持ち帰らなければならないのです。

シフトの自由度ってどうなの?

最初に面接した時に「最低週2日入ってください」と言われて、そうしたはずなのに、いつの間にか週3~4になっている…。

などということはよくあります。

それが負担になっていて、しかも長く続くようであれば、職場を変えたほうがいいと思いますが、基本的には学習塾アルバイトと同じような感じで、働いている人数が足りている場合は、希望が通りやすい状態になります。

ただ、受講生はかなり高い受講料を払っている場合が多いので、その分働いている側も責任を持って取り組む必要があり、シフトの自由度はあまりない仕事だといえるでしょう。

資格って必要なの?

資格はあった方が優遇されます。

特に講師を目指す場合は英検資格やTOEIC、TOEFL、IELTS等のスコアはとても大切です。

また、資格ではありませんが、大学時代などに留学経験を積んでおくと、それもまた優遇されます。

受付業務であれば、秘書検定や簿記、パソコン系の資格などを持っておくといいでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

英会話教室は、受講生がただ英語を学びたいのではなく、「英会話」を学びに来るところです。

英会話を盛り上げるためには、講師陣の英語力、英会話の流暢さがもちろん必要ですが、それ以外にも職場自体の明るい雰囲気はもちろん必要ですし、テキスト以外の手作り教材も魅力を発揮します。

知れば知るほど、英会話教室で働くということが「やりがいのある仕事」だとご理解していただいたのではないでしょうか。

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