国際色豊かな職場で自分の英語力を磨きたいと思って入社したものの、英語を使わない経理部門に配属されて退職してしまった、という残念な例があります。

それとは対照的に、希望通りにスクールの運営を任されてバリバリ働いているという恵まれた例もあります。

この差は一体どこにあるのでしょうか。

会社では希望通りの人事配置は珍しいくらいですから、人事への不満を理由に退職すべきか、考え直す余地があるかもしれません。

そこで、今回は英会話教室を辞めたいと思ういくつかの理由とその対策について、英会話スクールの事情を踏まえて考えてみましょう。

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まずは「英会話教室」の仕事例をチェック

英会話教室の仕事を辞めたい…よくある3個の理由と対策

退職の理由①【希望通りではない人事配置】

企業では、どこかのタイミングで人事管理部門から営業部門への配置転換といった異動が起きます。

当然ながら英会話教室も語学教育を展開する企業ですから、同じことが言えるでしょう。

希望しない部署へ配属されたことを理由に退職する人がいますが、非常に惜しいことです。

この理由の対策

人事担当者は、各社員の能力や性格、適性などを考慮して適時適所な部署へ配置転換します。

その勤務命令に従うのは社員として当然のことと心得て、トレーンニングのために希望とは別の部署に配置する、といった人事の意図も理解しておきましょう。

しかしながら、希望は希望として胸の内を上司に伝えることはルール違反ではありません。

それと同時に、所属する部署では新しい仕事を覚えることができるのですから、一生懸命に業務を遂行することが大切です。

その努力や成果が評価されみて希望が叶う場合も大いにあり得ます。

どこで働いても、また何をしていても「おかれた場所で咲く花になる」ということが大切ではないでしょうか。

退職の理由②【人間関係】

人間関係が原因で良好な勤務環境が維持されず、退職を招くケースは後を断ちません。

中には、亀裂を生じさせないよう弱い立場の社員が我慢し続けて体調を崩すこともあります。

もちろん、こうした問題は英会話教室でも発生します。

特に少人数でスクールを運営している場合、人間関係に支障が出るとスクールのイメージにも直接影響を与えかねない一大事になります。

では、英会話スクールで起こる人間関係の問題について、その原因と対策を具体例を挙げてご説明しましょう。

日本人社員同士

日本人社員同士の人間関係に亀裂が生じて、退職を招くことがあります。

例えば小規模スクールの場合、運営を行う2人~3人の社員が受講生数百人分のスケジュールを管理しています。

つまり、少ない人数で沢山の業務量をこなさなくてはいけません。

もしそこにチーム意識が生まれ良好なコミュニケーションを構築できれば、より効果的な教室運営を望むことができます。

しかし職場での我慢や不自由が続くと、スタッフのモチベーションが低くなり、意識にも隔たりが生じて、チームに亀裂がはいることになります。

日本人社員 対 外国人講師

運営スタッフと外国人講師の不協和音もよく聞かれます。

異文化交流が上手くいかない例の一つではないでしょうか。

同じ国で生まれた人同士でさえも、折り合いが悪くなることがあります。

もし相手の生まれた国が違ったらどうでしょう。

生まれ育った国が違うということはその人は異なる文化や習慣を持っていることになり、そうしたお互いの文化の違いが常識の違いに繋がって、コミュ二ケーションの問題を引き起こす原因になってしまうのです。

英会話講師 対 本社教務社員

大手英会話スクールは、画一的なレッスンを受講者に提供しています。

しかし、その画一化された授業スタイルやカリキュラムが、受講生の効果的な英語力向上に必ず繋がるとも限りません。

現場を知る講師達が本社教務社員に改善策を提案しても、なかなか受け入れてもらえない場合があります。

そうした本社の方針に従うことができず、講師は独立や転職を考えることがあるのです。

理由が、人間関係にある場合の対策

どの業界においても存在するのが人間関係の問題です。

どうにもならない、解決しようがない状態で勤務をし続ければ、必ず体調を崩してしまいます。

精神的にも追いやられ精神疾患を患えば、回復するのに相当な時間と労力がかかってしまいます。

それを防ぐためには、人事系の問題を一人で抱え込まないことが重要です。

限界を感じる前に勇気を出して雇用形態の見直しや配置転換の希望を上司に相談してみましょう。

上司は、相談内容を担当部署と話し合い、フィードバックしてくれるはずです。

また、外国人講師とのコミュニケーションを円滑にさせるためには、運営スタッフが講師の出身国について文化や習慣を学び、講師のバックグラウンドを理解しておくことが必要になります。

異文化を理解し、相手の文化を尊重することで、コミュニケーションの壁は低くなるのではないでしょうか。

退職の理由③【業務内容と給与水準の不一致】

外資系企業や経営者が欧米人の場合、日本ではまだあまり馴染みのない年俸制の給与体系をとる会社もあります。

業務については契約書や就業規則に盛り込まれていますが、書類には表れない横断型の業務遂行が期待されることもあります。

その業務量と給与の水準が一致せず、早々に退職してしまうケースが多くあります。

理由が、業務内容や待遇にある場合の対策

まず契約を結ぶ前に業務内容について綿密に確認し、業務の中身と責任範囲を明確にして、自分の働く姿をイメージすることが大切です。

しかし、実際働き出すとイメージ通りにはいかないことが多々起こり、困惑することもあるでしょう。

その場合は同僚や先輩に相談したり、上司からアドバイスを受けることも適切な対処法ではないでしょうか。

仕事仲間が英会話教室の仕事を辞めたエピソード

エピソード1【講師の退職①】

本社講師と教務担当との意見が食い違い対立

受講生から大変に評判の良い、入社して5年ほどの女性の英会話講師でした。

長期にわたり、所属する校舎内、そして本社の教務担当者と、指導体制の改善について意見を交換していました。

しかし、その英会話講師は改善の気配を全く感じることができず、とうとう定例の研修会で教務担当の部長と衝突し、大激論の末即日退職してしまったのです。

本社にとっては、会社の考えに同調できない職員は悩みの種であったかもしれません。

ですが、具体的な業務の改善案を検討する前向きな姿勢は欠けていたと言っても過言ではないでしょう。

そのスクールでは多くの受講生がその先生を慕い通っていただけに、生徒数が減り大きな痛手となったそうです。

一方で講師は、スクール退職後、英会話講師ではなく主に資格試験に特化した講義を扱う派遣会社に転職したと聞きました。

エピソード2【講師の退職②】

外国人講師の突然すぎる退職

入社してから2年ほどの日系アメリカ人の英会話講師でした。

同僚の日本人英会話講師とうまが合わず、頻繁に些細なことで言い争いをしていました。

ある日、その小競り合いが発展し、控室で大声で口論しあう二人を目撃したのです。

口論の後教室を飛び出したアメリカ人の講師は翌日に辞職の申し出をして、そのまま退職してしまいました。

急な外国人講師の欠員に対応するため、運営側と他の教師は大きな苦労を強いられたことを覚えています。

エピソード3【運営スタッフの退職】

マネージャーと性格が合わず精神的な負担が増大

小規模スクールでは、2人~3人の運営スタッフが日々の業務を行っています。

その中に、別のスクールから転職してきた20代後半の女性スタッフがいました。

性格は明るく、経験者ということもあり、講師はもちろん受講生からも慕われていたものの、マネージャーの強引な運営方針に適応できずストレスを抱えていました。

着任してから半年後、その女性スタッフに体調不良の症状が出始め、欠勤と病休が続きました。

体調を崩してからは精神状態も不安定になり、同僚たちが絶えず心配していたほどです。

結局その女性スタッフは退職し、体調が回復してから貿易関連の事務所に転職することができました。

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英会話教室を辞めた人は、どんな仕事に転職している?

英会話講師の転職先としては、経験を活かして異なるスクールへの転職、また独立して自身のスクールを開講したり英語教育に関連する企業へ就職したりするケースが多いです。

受付や運営スタッフの場合は、人事管理、庶務、経理と様々な業務をこなしていたことから、どんな事務職も問題なく務めることができます。

では、運営スタッフの転職先をご紹介しましょう。

貿易関連企業の事務スタッフ

輸出入業務を行う貿易会社では、書類のやり取りや電話での問い合わせなど英語を使う機会が多いことが特徴です。

こうした会社は、即戦力になるであろう英会話教室運営経験者に期待を高めるはずです。

例えば貨物のスケジュール管理や顧客対応など輸送に関わる様々な調整管理の仕事は、何百人もの受講生のスケジュールを組み立てていた事務と共通するところです。

外資企業の事務スタッフ

外資企業の事務スタッフは、仕事で英語を使用する機会が多いと言えます。

外国人講師と接していた経験がありますから、海外からのゲスト対応も自信を持ってこなすことができるでしょう。

給与をはじめとする待遇の良さが特徴で、転職先としてはおすすめです。

英語教育関連企業の事務スタッフ

英会話スクール入社の目的が受講者への大きな成長のサポートと、の語学力の向上だった人たちの中には、その意欲を継続させて英語教育関連企業の事務スタッフへの転職者もいます。

海外旅行ガイドスタッフ

海外へ渡航して語学力をブラッシュアップし、渡航先で現地のガイドスタッフをするケースがあります。

帰国後にはその習得した語学力を活かして英会話講師を志す人もいるようです。

辞めるときの注意点、その後スムーズに就職、転職する方法とは?

申し出のタイミング

退職を決心した時点でなるべく早くが鉄則です。

先述のように、小さいスクールであれば、当然勤務する運営スタッフの人数も少ないでしょう。

2人〜3人で運営していたスクールで突然その内の1人が退職したら、他の同僚に負担が重くのしかかってしまいます。

それを防ぐためには、退職を決意した時点でなるべく早く上司に退職の意向を伝えるべきです。

英会話講師についても同様です。

その講師を慕う受講生が多くいればいるほど、運営スタッフがその振替処理に四苦八苦してしまいます。

同じ職場で働く同僚に迷惑をかけることがないよう、退職希望時期より数ヶ月前に退職の意思を運営スタッフに伝えましょう。

スムーズな再就職と転職

英会話講師にしても運営のスタッフにしても、語学力をアピールすれば再就職先に困ることは少ないのではないでしょうか。

ですから、早めに退職の申し出を済ませ、求人情報を入手し、再就職先を選ぶことをおすすめします。

まとめ

これから働こうとしている時になぜ退職の話を?と疑問が沸いたかもしれません。

将来もし退職したい気持ちになった時、その原因と対策を知っていれば、自分がいざその問題に直面した際にその窮地を抜け出す突破口を見つけ出せるのではないでしょうか。

万が一その突破口が見つからない場合でも、悪印象を残さない円満な退職に繋がるはずです。

国際色豊かな場所で明るく働く英会話スクールの講師や運営のスタッフに憧れる人は多いでしょう。

しかし、現場には垣根のない横断型の業務が多く、他企業と同様に人間関係の問題も存在します。

とは言うものの、やりがいと高いモチベーションを維持できる仕事でもあります。

そういったプラスとマイナスの要素をしっかりと踏まえて、英会話スクールの求人情報をチェックしてみてください。

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