英会話教室の仕事辞めたい…と言う人の3個のよくある理由とその対策とは?
2020年の東京オリンピックが間近に迫り、日本への旅行客が増えています。
国際化が進むにつれ、英語の必要性をひしひしと感じて英会話教室に通い始めた、という方もいるのではないでしょうか。
勉強ということもあり、行くまでは英会話教室に少し固いイメージを持つかもしれませんが、いざ出かけてみると楽しく英語を学ぶことができ、もっと早く通い始めれば良かった!と感じるに違いありません。
このグローバルな時代、お子さんに英会話を習わせたいと考えている方も多いでしょう。
英会話の学習が人気を集める近年、英会話教室の求人が増えていることにお気づきでしょうか?
英語の指導をする講師のみならず、営業、受付などその職種も多岐にわたります。
今回はグローバルな人材を育てる英会話教室での仕事を紹介していきましょう。
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目次
閉じる英会話教室の仕事にはどんなものがあるの?
まず、英会話教室で一番接するのは「受付」と「講師」でしょう。
講師は、授業を行うというシンプルで分かりやすい仕事です。
受け持つクラスや受講生に合わせて授業の内容を考えたり、教材の準備をします。
受講生のレベルを判断するために、テストの作成を行うこともあるでしょう。
受付の大切な業務の中に、多数の受講生と講師のスケジューリングがあります。
社会人になると教室に通う回数は受講生によって違うので、授業の予約を受け付けたり、講師と受講生の相性を考えながらスケジュールを立てていきます。
また、講師と共に一人一人のレベルに合わせた教材の準備や授業の方針を決める他に、「ここまで話せるようになりたい」という受講生の希望に沿ってスケジュールを組み、受講生と講師の双方に提示する業務もあります。
そして、受講生が英会話教室に通い出す前に接するのが営業担当者でしょう。
その名の通り、無料体験者には教室でセールスポイントを説明し、または飛び込みで教材を進めたり無料体験に招待する営業活動を行います。
時には受付担当者が営業を担う場合がありますが、大手の英会話教室ですと営業担当者が専任で業務にあたることが多いようです。
英会話教室の大まかな仕事内容
続いて英会話教室の大まかな仕事内容を見ていきましょう。
一日の仕事を朝から順に追って説明していきます。
予約の確認
まず一日の始まりは、その日の予約の確認から行います。
各レッスンの時間、講師、受講生、教材、授業内容を確認し、準備の最終チェックを行います。
例えば講師が急な体調不良や止む終えない理由で仕事を休む日は、その講師が担当するレッスンの受講生全員に連絡を取らなくてはなりません。
一つの授業がキャンセルされたら、代わりの講師を紹介したり振り替え授業の予約を取る作業が続きます。
教室の清掃
学校とは違い、教室の清掃も社員で行います。
清潔感のある受付エリアや教室はそれだけで活気のある英会話教室であることを物語り、訪問者や受講生に安心感を与えます。
特に小さな子供を受け持つ教室では、机の代わりにラグを床に敷いて授業を行うこともあるので、日々の清掃はとても大切です。
教材の確認
次に行うのがその日に使う教材の確認です。
資料を人数分コピーしたり、写真やカードなど授業に使う道具を用意します。
道具は自社のオリジナルのものもあれば、講師や受付担当手作りのものもあります。
またこの作業と同時に行うのが、次のレベルへ進む受講生へ勧める教材の準備です。
英会話教室は1ヶ月ごとの月謝制が多く、受講生に継続して通ってもらえるように先を見据えた教材の紹介も行います。
英会話教室の業界は激しいので、受付や講師から様々な提案をし続け、受講生に通い続けてもらう工夫をすることは無くてはならない仕事と言えるでしょう。
教材の発注
教材の発注業務も行います。
自社の教材の販売を兼ねる教室が多いので、発注の頻度は高くなります。
レベルに合う教材やステップアップするための教材を受講生の成長に合わせて選ぶため、自分自身も教材の中身や英語教育に精通しておかなければなりません。
金銭の管理
授業料の支払いには、銀行振込、現金払い、またはクレジットカード払いのオプションがあるため、英会話教室の受付担当は、経理職と同じように金銭の管理も行います。
金銭管理は、それぞれの教室で決められたフォーマットや方法があり、パソコンでの業務も少なくありません。
授業
講師のみならず、受付にとっても一番大切なものが授業です。
授業に満足してもらえなければ受講生は増えませんし、長く通い続けてもらえません。
講師がクオリティの高い授業を行うことはもちろん、「成長している」と感じられるように、受付から受講生へのアフターケアも必要になります。
受付は授業を終えた受講生と会話をし、授業に対する感想や満足度を聞くなどモチベーションの維持に努めるアプローチをします。
営業・宣伝活動
英会話教室にとって大きな位置を占めるのが営業・宣伝活動と言えるでしょう。
皆さんも駅前で英会話教室のチラシを受け取ったことがあるのではないでしょうか。
教室の存在を広め、その地域に住む人たちの興味を引きつけるためには地道な営業活動が不可欠です。
該当でのビラ配りに始まり、ブログやSNSなどを使った宣伝なども行います。
時には少し離れた住宅地へちらしやポスターの配布に出かけたりもします。
また、営業担当者は飛び込みで教室の紹介をすることもあります。
主に子供向けの英会話教室にあることですが、まず、子供が多い地域へ足を運び、英会話の学習に関心がある家庭を探します。
その後は、教室の雰囲気や現受講生の成長などを織り交ぜながら保護者への営業を行い、無料体験クラスへの招待と続きます。
講師・受講生双方のスケジュール管理
講師と受講生両方のスケジュール管理も行います。
複数が参加するクラスは授業の曜日や時間が決まっているので急な変更が発生することは少ないのですが、個人レッスンですと受講生の都合で日時の変更を余儀なくされることがあります。
定められた営業時間内なら受講生の都合を優先して授業日程を決める教室もあるので、双方のスケジュール管理は必須です。
業務連絡等
本社や他教室への業務連絡も欠かせません。
今後の予定、自社の教材や授業の評判と反応などどんな些細な情報も共有し、教室の次のステップへ繋げていきます。
日々の売上や新規入会の情報も本社で一括管理する教室もあります。
受付は、英会話教室の情報源といったところでしょう。
次の日の予約の確認
一日の授業が全て終わると、次の日の予約確認を行います。
前日に目を通しておくことで予約漏れやダブルブッキングを防ぎ、受講生が安心して授業を受けることができるように努めます。
次の日の授業の準備
最後には翌日の授業の準備をします。
大人、子供のクラスに関わらず、スタッフ間で授業の詳細を共有します。
翌日の準備が整えば、一日の業務は終了です。
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英会話教室の仕事はどんな人に向いている?
続いて英会話教室で働くにはどんな人が向いているのかについて話していきましょう。
英会話が好きな人
まず大事なことは「英会話が好き」ということです。
英語の能力は必ずしも必要ではありませんが、やはり少しでも英会話ができる人、英語に興味がある人の方が向いています。
と言うのは、ネイティブ講師とのやり取りは全て英語で行う教室があるからです。
また受付と言えども、英語教育に携わる者として受講生からアドバイスを求められることもあるでしょう。
そんな時に自分の勉強法や経験を話せる人は、高い評価を得ることができます。
英会話教室の受付業務や日本人講師には、留学経験者や英語を使って仕事がしたいという志を持つ人が大勢いるようです。
人あたりの良い人
受付も講師もコミュニケーション能力の高い人材が求められています。
多数の受講生と会話をするので、コミュニケーションが仕事の一環でもあります。
何と言っても英語の「会話」教室ですから話をしないわけにはいきません。
受付でも受講生から頻繁に質問を受けるので、適切な受け答えができ、会話のキャッチボールが上手な方、特に子供の保護者と話す場合は相手の信頼感を与えるような会話が必要になります。
イベントが好きな人
英会話教室は、他の習い事よりもイベントに敏感かもしれません。
ハロウィンやクリスマスなど、海外で一般的なイベントは盛大に開催しますし、受講生を集めてパーティをする教室も多いので、イベントが好きな人は楽しんで仕事をすることができるでしょう。
パソコン業務に抵抗のない人
今はほとんどの教室が、パソコンで受講生の情報や予約の管理を行っています。
教室によってシステムは異なるものの、予約の入力や確認用にパソコンは欠かせないツールとなっています。
Excelで表を作成したり、Wordで広告を作ったりという業務も出てくるでしょう。
パソコンに抵抗がなければ、無理なく業務を覚えることができるはずです。
逆に英会話教室の仕事に向いていない人の特徴は?
逆に英会話教室の仕事に向いていない人の特徴を見ていきましょう。
人と接するのが苦手な人
人と話をしたり連携を取ったりするのが苦手な方は、残念ながら英会話教室の仕事には向いていません。
授業を行う、訪問者の対応をする、受講生のサポートや営業をする、といったように、全てが人に対する仕事になります。
社員同士のコミュニケーションも重視される仕事ですので、人との関わりなくしては業務を遂行することは難しいでしょう。
英会話が苦手な人
英会話が苦手なのにも関わらず、家から近いから…時給が良いから…という理由で英会話教室への就職を考えている方もいるかもしれません。
が、残念ながら全く英語を話せないとなるとなかなか難しい仕事でもあります。
英会話能力は必ずしも必要ないということは、全く話せなくても問題ないということではありません。
最初から英会話は苦手で勉強するつもりもがないという方は、仕事を続けることは難しいでしょう。
逆に、今は話せなくても話せるようになりたいと学習意欲のある方は、仕事のし甲斐が出てくるのではないでしょうか。
英会話教室の仕事で活かせる、今までの経験
今までの経験を活かして英会話教室での仕事を始めてみようと考えている方もいるでしょう。
一体どんな経験があれば、英会話教室での仕事に上手く馴染んでいけるのでしょうか?
接客業
飲食業や販売業など接客業に携わっていた人は大いにその経験を活かすことができるでしょう。
人との話し方や距離の取り方、勧めるテクニックを知っていると働きやすい職場と言えます。
事務
事務処理能力の優れている方、今までの仕事でパソコン業務が多かった方なども経験を活かすことができるでしょう。
その後のキャリアについて
この仕事に就いた後のキャリアアップの道は?
まずは受付業務から始めて、徐々に講師へとキャリアアップしていくことも可能です。
特に子供の英会話教室であれば、学歴不問でTOEICの得点が基準を満たしていると講師として活躍できる教室が多いです。
TOEICは努力次第で高得点を獲得できるので、試したい人は勉強を始めてはいかがでしょうか。
他の仕事にもこの経験を活かせる?
英会話教室で働いた後は、塾の仕事や接客業、各種サービス業などに転職の道が開けます。
人と接する仕事に慣れているため、営業職でも経験を活かすことができるでしょう。
まとめ
今回は英会話教室の仕事内容に注目して話してみましたが、いかがだったでしょうか?
英会話教室は明るく楽しい雰囲気の職場です。
ネイティブの講師が所属している教室では、様々なイベントの他国際交流があったりと、働き手も笑顔で毎日を過ごせる職場に違いありません。
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英会話教室の仕事辞めたい…と言う人の3個のよくある理由とその対策とは?
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