小さい頃、保育園の先生に憧れて保育園の先生になりたいと思ったり、子どもが好きだから子どもにかかわる仕事をしたいと思っている人はたくさんいると思います。

私もその一人で、10年程前に普通の会社員から保育士に転職しました。

以来ずっと保育園や幼稚園などで子どもたちと楽しく過ごしています。

では、保育士とは具体的にどんな仕事をするのか、保育士バイトはどんな人が向いているのかなど、私の経験からまとめてみました。

保育士のバイトはどんな仕事?

0歳から小学校就学までの乳幼児を保育する保育園での仕事や児童養護施設など児童福祉施設において児童の保育をする仕事があります。

保育士の大まかな仕事内容

おむつ交換や見守り・食事の補助など生活全般のお世話の他、発達段階に応じた保育計画を立てて子どもの発達を促していきます。

保育士バイトの仕事はこんな人に向いている!

保育士は子どもが好きなことは大前提ですがそれだけでは仕事ができません。

ではどんな人が保育士に向いているのか?いくつかまとめてみました。

子どもの発達に合わせて成長を促せる人

子どもの成長にはその年齢に沿った発達段階というものがあります。

0歳なら首が座り、手足が動かせるようなって寝返りができるようになる。

ずり這いから四つ這いができるようになり、つかまり立ちをして歩けるようなるなど、運動面だけでもたくさんの発達段階があります。

その一つ一つに着目しその子どもの発達段階によって、発達を促していく必要があるのです。

そのためには子どもの発達段階について学び、理解した上でどのような方法で成長を促すことができるのかを常に考えていく必要があります。

子どもの興味・関心のある物をよく観察し、子どもの動きを予想できる人

子どもは興味・関心がある物があると近づいて触ろうとしたり遊んだりしようとします。

子どもが何に興味・関心を示すかをよく観察してそれを発展させた遊びを経験させていきます。

例えば高い所が好きでテーブルの上に登って遊んでしまう子どもがいるとします。

テーブルに登ってはいけないことを説明して理解できる年齢ならばきちんと知らせることが大事ですが、0歳や1歳はまだ理解できません。

「あぷ」と言って叱るより、登っても良いものを作って子どもの興味・関心を示した遊びを発展させてしまった方が子どもの気持ちを無碍にしなくてすみます。

例えば、マットのような柔らかいものを重ねた山や表面がつるつるした大きい板があれば滑り台を作ります。

室内に幼児用の小さい滑り台を置いている施設もありますが、いつもそこに置かれている遊具よりちょっと変わった物の方が子どもは興味を示します。

この時の留意点として子どもが高い所から落ちないように保育士がそばについていることはもちろんですが、下にもマットを敷いて安全に遊べるようにします。

四つ這いができるようになれば足の指に力を入れて斜面を登ろうとしますし、歩けるようになれば少し高い所からジャンプしようとします。

このような動きは足腰を強くしたりバランス感覚を養うことにつながります。

発達段階に合わせた運動能力を育てるねらいをさだめ、そのねらいに沿った遊びを経験させていくことが大事です。

そのためにも子どもの興味・関心のある物が何かを観察し、子どもの動きを予想することが大切です。

同僚や子どもの家族など子ども以外の人ともコミュニケーションを築こうとする人

保育園にはシフトがあり、自分のクラスの子どもが朝早くから来ていても、担任が遅番だと朝の様子がわからないということがあります。

そのため早番の保育士から朝の子どもの様子を聞いて、子どもがどのように過ごしたか、体調はどうなのかなどの引き継ぎをする必要があります。

このように職員全体で子どもの保育に関わるため、子どもの情報交換は日常で頻繁に行われています。

また、子どもの体調や様子の変化に気づいた時には家族に話を聞くこともあります。

家族との信頼関係がないと話を聞けないことがあるので日頃から園での子どもの様子や子どもの良いところを知らせたり、家族の話を聞くなどしてコミュニケーションをとっていくことが大切です。

子どもに関わっている様々な人からの情報交換をスムーズに行うためには、同僚や子どもの家族など子ども以外の人とのコミュニケーションを積極的にとることが必要です。

保育士の仕事に向いていない人とは

子どもが好きで保育士になったはずなのに、なぜかうまくいかない。

どうしたらいいかわからないという保育士もいるかと思います。

人には必ず得意・不得意があります。

保育士としてのこれまでの自分の反省点も踏まえ、自分のこういう場合はもう少しこうしたらうまくいく、こういう点があれば見直してみようということについてまとめてみました。

日頃から安全管理に気を付けられない人

子どもは大人が予想できないことをしてしまうことが多々あります。

それが何かにつまずいて転んですりむいた程度のものなら処置や対応ができますが少し目を離したすきにいなくなったり、危険な場所に近づいたりするなどして保育士をヒヤッとされることがあります。

このようなことは命にかかわることなので、触られたくないものは子どもの手の届かない場所に置く、人数確認をするなど常に安全管理を心掛けなければなりません。

安全管理は保育士の一番の仕事であるといっても過言ではないので、子どもの動きが予想できず安全管理ができない人は保育士には向いていません。

子どもの言いなりになってしまう人

子どもが喜んでくれるからといって、子どもの言いなりにばかりなってしまっては子どものためになりません。

就学前の子どもは我慢したり人の話を聞いたりしながら少しずつ社会性を身につけていく大切な時期です。

また、子どもが悪いことをしたらその場で叱る。

良いことをしたときは褒める。

子どもは叱られたり褒められたりすることで、保育者が自分のことを見ていてくれていることを実感し、人を信頼する心が育つようになります。

子どもの考えや意志に耳を傾けられない人

保育者には、どのような子どもになってほしいかというイメージを持って保育をしています。

そのイメージに近づけるために意図的に経験させることがあります。

しかし、その思いが強すぎて子どもがやりたくないことを無理にさせようとしたりすることは逆効果になってしまいます。

子どもの関心や興味・得意なことと不得意なことはひとりひとり違っているので、その子どもが好きなことから保育者の意図する経験へと自然に発展させていくような工夫ができる能力が必要です。

集団生活をしていく中で子ども同士のトラブルも頻繁におきます。

年長くらいになると子ども同士で話し合って解決しようとしますが、口でうまく言えない年齢の子どもは保育士の仲立ちが必要です。

両方の子どもの声に耳を傾け、子どもの考え方を理解したうえで解決に導く丁寧な対応が必要です。

どのような声掛けをしたら良いのかはその子どもによって違いますし、その時の子どもの心情によっても違います。

子どもを尊重し、子どもの心に寄り添い、日々子どもの姿から学ぼうとする姿勢が大事です。

派遣やバイトは正社員とどう違う?

保育士が不足していると言われています。

それを補うために多くの園で短時間のパートやアルバイトを募集したり、派遣の保育士求人が増えています。

派遣やバイトは正社員とどのような違いがあるのかまとめました。

仕事の量や責任の度合いは変わる?

仕事量について

正社員はクラス担任の他に保育計画やクラスだよりの作成、その自治体にある保育園との連携会議等に出席するなどの仕事があります。

特に一人でクラス担任をしている場合、運動会や発表会などの大きな行事ではそのクラスの競技の準備を一人ですすめなくてはならないなど仕事の量は多いです。

一方派遣やアルバイトの場合、複数の職員で子どもを保育するので一人あたりの仕事量は時間内に終わることができる量になっています。

責任について 

保育士は子どもの命を守る責任があります。

少しでも危険なことだと思ったら、正社員だけでなく派遣もバイトもその危険から子どもを守らなくてはいません。

保育士には職場で知りえた情報を外部に漏らさない守秘義務があります。

守秘義務を怠った場合、派遣でもアルバイトでも最悪のケースでは裁判にかけられるなどその責任を負うことになります。

このことから責任については正社員も派遣、バイトもさほど変わりがないと言えます。

仕事内容は変わる?

保育士の主な仕事としておむつ交換や食事の補助など生活全般のお世話については正社員も派遣もアルバイトも全員が行っています。

アルバイトが保育計画やクラス便りなど事務的な仕事をやることは少ないです。

それぞれ求められるスキルは?

保育室では子どもたちが頻繁に歌をうたいます。

保育者は子どもが歌いやすいように伴奏をすると同時に子どもの見本になるように素敵な声でうたうため、弾き語りできるピアノの能力が必要です。

また、お遊戯会で衣装を作ったり着物を着せたりすることもあるので、裁縫や着付けの能力も必要になります。

その他にクラスだよりや保育計画、出張報告の作成にwordを使います。

また名簿作成やexcelを使うこともあるので、wordとexcelの両方を使えると便利です。

収入面は?

地域や施設、保育士としての経験によって月給や時給に幅があります。

正社員

月給14万円~25万円程度

住宅手当や調整手当などがある

賞与有(施設によってはない場合もある)

派遣

時給850円~1300円程度

賞与なしの場合が多い

バイト

時給850円~1300円程度

賞与なし

保育士になるために他にも知っておきたいこと

子どもの病気に関する知識

保育士は子どもの命を守るという重大な責任があります。

そのため子どもがかかりやすい病気や感染性の病気に関する知識を持つ必要があります。

また、子どもがけがをした時の処置の仕方や下痢・嘔吐した時の処理の仕方を迅速に行えるようにしておかなければなりません。

「気になる子」についての知識

昨今、集団活動に入れない・落ち着きがないなど「気になる子」が増えていると言われています。

集団活動が苦手だったり、落ち着きがないのは性格なのか、それとも障害なのか、またどのように対応したら良いのか、悩んでいる保育士は少なくありません。

「気になる子」に関する本を参考にしたり講習会に参加したりして、「気になる子」への理解と知識を身に着けておくと良いでしょう。

自分にあった保育士の求人の選び方や注意点

保育士は保育園や託児所、学童保育や児童養護施設福祉施設、病院の院内保育などたくさんの施設で働くことができます。

その中で自分に合った求人の選び方や注意点についてまとめました。

【選び方①】雇用形態から探す

正社員  

最初から正社員を募集している施設もありますが、子どもの数によって保育士の数が決まってくるのでなかなか正社員として雇用されないことも少なくありません。

その場合はフルタイムの臨時職員としてその施設で何年間か働くと正社員になれる場合もありますが、この場合、契約した期間があるので更新する必要があります。

正社員を目指している方は正社員を募集している施設に応募するのが手っ取り早いでしょう。

派遣

派遣保育士の場合、派遣先は保育園の他、認定こども園や院内保育園、学童保育など様々な場所に派遣されることがあります。

それでも構わないという方はいいのですが、どこの施設で働きたいか明確な希望がある方は派遣ではなく自分が希望する施設の求人情報を探す必要があります。

アルバイト

短時間勤務での募集が多いため、クラス補助の他早番や遅番などができる人が優遇されます。

【選び方②】職種から探す

保育園や認定こども園の保育士・・・0歳から就学前の乳幼児を保育します

院内保育士・・・病院の職員の子どもを保育するため24時間365日稼働しています 

学童保育の保育士・・・仕事や傷病などで昼間保護する人が家庭にいない児童を、放課後や長期休業日など必要な時に保護者に代わって保育します

児童養護施設の保育士・・・保護者がいない、虐待されているこどもを施設で養護し、子どもの自立を支援します

保育士で働くやりがいとは?メリットとは?

冒頭にも書きましたが、私は会社員から保育士に転職して本当に良かったと思っています。

何がどのように良かったのか、その例をまとめてみました。

子どもの笑顔に癒される

毎日忙しくて疲れていても、子どもに微笑みかけられたり、クラスの子どもから「先生ー!おもしろいもの見つけたから、こっち来てー!」と呼ばれたりすると、疲れも吹き飛んでしまいます。

子どもはかわいいですね。

子どもの成長を感じることができる

何かをできるように目標を立てて、できるようになる過程でどのような援助をしたらいいかを考え、子どもと一緒に練習してできるようになった時の達成感を共感できた嬉しさはたまりません。

まとめ

保育士は命を預かったり、人格を形成する大事な時期の子どもを保育するためその責任は重大です。

しかし保育士が手をかけたらかけるほど子どもはそれに応えてくれることも確かです。

これまで私が述べてきたことは一例にすぎませんが、これから保育士を目指したいと思っている方は参考にしてみてくださいね。


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