2020年12月18日

ここでは、ジムインストラクターの求人でよくある募集内容やおすすめ求人のポイント、気になる疑問について解説していきます!

ジムのインストラクターの求人は一昔前より随分増えてきました。

これは日本の疾病を予防するには適度な運動と適切な睡眠時間などが必要であると改めて認識されたことが起因となっています。

そこから徐々に健康ブームが世に発信されていくようになり、今ではメディアでも「簡単に家でできるエクササイズ」などを紹介するコマがあったりしますよね。

しかし家でやるには限界があります。

また、継続が難しいと思います。

そうした流れにスポーツジム業界が乗っかって全国各地にスポーツジムを設立するようになりアルバイトも積極的に採用されるようになったのです。

今回はこれからアルバイトもしくは社員のスポーツジムインストラクターとして活躍したい、経験したいと考える方たちに少しでも役立つ情報を提供できるような記事にしました。

ぜひご覧ください!

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ジムインストラクターの仕事のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

ジムインストラクターの大まかな仕事には以下のようなものがあります。

  • ジム内の見回り、掃除
  • 利用者の顔色、健康チェック
  • トレーニングマシンの整備、調整
  • プールの監視
  • 男女浴室(特にサウナ)の点検、安全確認
  • 初利用者の館内の案内
  • レッスンの整理券配布
  • トレーニング指導、補助
  • スタジオレッスンでの指導
  • プールレッスンの指導

おおまかとは言いつつも、結構ありますね。

インストラクターは指導だけが仕事ではないことがお分かりいただけたと思います。

ジムインストラクターの募集職種にはどの様なものがあるの?

ジムインストラクターと一口に言っても、様々あります。

ここでは、種類別に見ていきましょう。

パーソナルトレーニングのインストラクター

スポーツジムの中のトレーニングエリアで利用者にトレーニングを教える職種です。

アルバイトでも店内の試験や協会の定める試験などに合格すれば指導できるのですが、常に勉強して知識を蓄えていかないといけません。

プール指導のインストラクター

プール指導のインストラクターは前提として泳ぎを教えられるレベルでないといけません。

明確に証明するものなどは必要ないのですが、大会などで成績を残しているとか経験年数などが大事になってきます。

またプールの中でエアロビクスを行う”アクアビクス”などは協会の定める試験に合格しないといけない所があるので、それぞれの店舗の規則に従ってください。

テニスインストラクター

スポーツジム内にテニスコートが併設されている所があります。

そのような所には必ずテニスのインストラクターがいます。

このテニスインストラクターにも明確な証明がないのですが、中学高校とテニスをやっていた、大学でも続けている、大会での成績が著しい、などあると指導の道に進ませてくれる所が多いでしょう。

子どもを対象にしたテニススクールなども経験できるので、将来指導の道に進みたいと考えている人にはおすすめです。

ゴルフインストラクター

ゴルフの乱打ができる所がジム内に併設されている場合は、ゴルフ専門のインストラクターを募集しています。

ゴルフをやるのは今や大人だけではなくなりました。

子供も行う時代になり、インストラクターの需要は少しずつ増えてきています!

これもライセンスや証明が必要ないところがほとんどですが、ゴルフに関して精通した知識がないと指導は難しいでしょう。

ダイビングのインストラクター

沖縄や孤島へダイバーとして同行し、利用者が安全にダイビングを楽しめるように業務を行います。

また深いプールが併設されている所ではダイビング体験やレッスンを行うことができる場合もあります。

実際に私が働いていたスポーツジムにはかなり大きいダイビング用のプールがあり、そこでダイビング体験などを行っていました。

ただし、ダイビングのインストラクターはライセンスがないと指導ができません。

今まで紹介してきたインストラクターとは違います。

ダイビングのインストラクターのライセンスは何回か受講することで取れるので、目指す方は調べてみてはいかがでしょうか。

ダンスレッスンのインストラクター

ダンスは老若男女問わず踊ることが好きだったり、将来ダンサーを目指している人が通います。

ダンスのインストラクターにもライセンスなどは必要ないのですが経歴や経験年数、できる技やジャンルが大事になってきます。

そしてダンスの指導にはユニークさや分かりやすさがかなり求められるので、努力が必要です。

ジムインストラクター求人でよくある募集内容とは?

ジムインストラクターの求人でよくある募集内容はどのようものなのでしょうか?

給与相場

アルバイトであれば時給は1,000円前後(研修期間は下がる可能性あり)が相場で、社員になれば月給17万円~20万円+インセンティブになるでしょう。

ただし地域や店舗、会社によってばらつきがあるので募集要項はかならず熟読しましょう!

勤務時間や休日、残業

アルバイトに関して、勤務時間はシフトを申請するときに変わるので一概に断定はできませんが、最低でも1日4時間以上週に3日~4日以上(土日どちらかは必ず含む)入れないと採用はされないでしょう。

スポーツジムには休館日という名の研修もしくはメンテナンス日が設けられるのですが、それを除いた3日~4日なのでシフトに入る日は多いでしょう。

更に、多くのスポーツジムでは固定シフトを組んでいるので、休みの曜日は1ヶ月間ないし3ヶ月は同じになります。

固定シフトなので、アルバイトでも給与は安定します。

残業はほぼありません。

社員は週休2日を守っている所が多いですが、中には1日も休めないときがある社員がいるのも現状です。

営業時間中はほぼ事務作業ができないので、営業時間終了後に行うことがほとんどです。

そのため、残業は結構多いです。

私が働いていたジムでは夜中の3時まで事務作業をしていた社員がいました…。

私の働いていた所は、その後働き方改革により社員の増員、営業時間の見直しで、全員必ず営業時間終了後1時間以内に帰れるようになりました。

福利厚生

アルバイトに福利厚生はほとんどないでしょう。

交通費が出ること、休日に自分の店でトレーニングができることくらいです(せっかくの休みにバイト先に来る人はいませんでしたが…)。

社員に関しては他の施設の優待券が貰えたり社保険完備などあるのですが、店舗によって内容は違うので、募集要項をしっかり見た方が良いでしょう。

求められる人物像

ジムインストラクターに必ず必要なのは「注意力」と「観察力」です。

スポーツジムは意外と危険な部分が多いのです。

マシンジムエリアもその一つです。

機会の故障によるトラブルはどれだけメンテナンスを入念に行っても起こり得ます。

ただ注意力や観察力があれば未然に防ぐことができます。

大事なことなのですが、インストラクターの仕事は指導がメインではありません。

メインは利用者が安全に運動できるような環境を作ることです。

それが土台にあって初めて指導ができるのです。

そのことを理解ができる人を求めている会社が多いですね。

もう一つ必要なのはトラブル処理能力です。

ジムのインストラクターの仕事は業務時間内に配置されるエリアが決まっています。

そのエリアでもしトラブルが発生した時は各々考えて行動をする必要があります。

マネージャーの指示を待ってられない事態だって起こり得ます。

その時に必要なのがトラブル処理能力です。

間違っていても構わないので1人もしくは誰かと協力して処理できる力を求めています。

必要なスキルや資格、経験

何を目指したいかにもよりますが、プロのインストラクターになりたいのであればその道の教会が主催している資格試験などに向けて勉強をすることが望ましいですが、募集の段階でなにか資格を求めることはアルバイトに関してはほぼないでしょう。

最初からダイビングのインストラクターとして指導をしたいのであれば資格を取ることをおすすめしますが、店舗によっては入職してから経費で試験を受けさせてくれるジムもあるので、入職前にしっかりと確認しましょう!

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ジムインストラクターのおすすめ求人のポイント

おすすめの求人ポイントとは一体どんなものなのでしょうか?

インセンティブ制度がある求人

ジムのインストラクターにはパーソナルトレーニングという月会費とは別料金で個人的にトレーニングの指導をするシステムがあるのですが、そのような場合はその時間だけ時給の換算方法が変わります。

パーソナルトレーニングを行えば行うほどインセンティブとして貰える額は増えます。

ただし、パーソナルトレーニングを行うにはそれなりの知識と指導力が必要ですよ。

トレーニング知識や指導などの研修がある求人

アルバイトで応募してくる方の半分は医療系の道もしくは運動系の仕事に就こうとしている人です。

そのような人には、アルバイトでお金を稼ぎながらトレーニング知識や指導力が身につくというのはかなり良い環境でしょう。

研修制度ありと求人に書いてあれば安心でしょう。

ジムインストラクターで働く上で知っておくと良いこととは?

ジムインストラクターで働く上で知っておくと良いことを紹介します!

いきなりトレーニング指導は難しい

アルバイトや社員になって「すぐ指導ができます」はほぼあり得ません。

正直言って雑用がメインです。

私もユニフォームを着られるようになるまで、先輩からの雑用を沢山しました(掃除機をかけたり、マシンの掃除、雑巾干し、物品の整理など本当に雑用の毎日でした…)。

その中で業務を覚えていき、先輩からのアドバイスも聞いたりして徐々に経験を積んでいき、ユニフォームを着ることができました。

ただ、その中でも得られるものはかなりありました。

最初がこんな状態だとつまらなくて研修の段階で辞めてしまう人も多いのですが、コツコツと努力を積み重ねていけば必ず楽しくなるので、ぜひ続けてほしいです!

利用者もスタッフも常に怪我や命と隣り合わせだということ

健康ブームにより疾病予防のために運動をしている人がほとんどですが、先ほどまで健康だった人が今は顔が青ざめていることや、もうすでに生活習慣病にかかっていてリハビリのために運動を始めている人など利用者のニーズや背景は様々です。

またマシンでトレーニングをしている方も何がきっかけで怪我をするか予測は到底つきません。

そのようなことが起こらないように普段からシミュレーションを行うことが大事です。

頭でシミュレーションをするのとしないのとではトラブル処理率がかなり違います。

怪我や命と隣り合わせの仕事だということは絶対に忘れないでくださいね。

ジムインストラクター求人についてよくある疑問

インストラクターになりたい人からよく訊かれる疑問にお答えします。

研修期間はどれくらい?

店舗によって違います。

これはあくまで私のアルバイト時代のお話ですが、私のアルバイト先は研修期間は決まっていませんでした。

早い人は1週間でユニフォームを着ていましたし、遅い人は4ヶ月ちかくかかっていました。

研修期間が決まっていようがいまいが本人の努力が必要です。

ジムインストラクターになる前に勉強はしておくべき?

難しい疑問なのですが、正直言って特別な勉強はしなくて良いです。

嫌でも覚えなければいけない時期がくるので…。

少しでも多く学びたいという向上心があるなら、1日10分未満で構わないので筋肉の名前くらいは覚えてみましょう。

近くにスポーツジムがなくて1番近い所で働くにしても、終電が早くて閉店までシフトに入れません。面接に受かるでしょうか?

店舗によると思いますが、午前中に働くことは可能なのでしょうか?

アルバイトで午前中に働ける方ならかなり重宝されますし、シフトを気にする必要もなくなるでしょう。

朝は社員も事務作業に徹したい時間なので、可能であれば是非その方法で応募してみてください。

パーソナルトレーニング指導は1回だけで終わり?

1回だけで終わりにする利用者もいれば、常に見てもらいたいと継続を希望する利用者もいます。

私は卒業していく先輩が指導していた利用者を引き継いだりもして、継続を希望する人に付くことが多かったです。

もし新規で利用者を持ちたいのであれば、あなたの指導のもとで継続してもらえるように話を進めていくトーク力やセールス力が必要です。

まとめ

以上がジムインストラクター求人でよくある募集内容やおすすめ求人のポイント、気になる疑問についての解説でした。

少し厳しめなことも述べましたが、それだけジムのインストラクターは責任ある立派な仕事です。

もちろん利用者との交流も楽しいですし、スタッフは大抵体育会系なのでノリは良い方ばかりでしょう。

そのような雰囲気の中で働くことは今後の仕事にも必ず活かせるので、是非チャレンジしてみてください!

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