スポーティーでキラキラしたイメージをお持ちの方が多い、スポーツジムのインストラクター。

実際はどのような人が、どのような業務をこなしているのでしょうか。

また、雇用形態はどのようなパターンがあるのかも気になりますよね。

そこで今回はスポーツジムのインストラクターを目指す人のために、働き方や仕事内容についてご紹介いたします。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

スポーツジムインストラクターの大まかな仕事内容

スポーツジムのインストラクターのメインとなる業務は、その名の通りインストラクション。

大まかには以下の2つがあげられます。

  • お客さんのトレーニング指導
  • スタジオレッスン

これらは雇用形態によっても異なりますので、下記でより詳しく解説していきます。

スポーツジムインストラクターの雇用形態は大きく3つに分けられる

正社員・契約社員

スポーツジムを運営する会社、もしくはそのスポーツジムの社員として働きます。

この場合はインストラクターとしての業務のみでなく、売り上げの管理やクレーム処理、施設の改善なども行うことがほとんど。

給料は月給制です。

また、一般的な会社員のように他の店舗へと異動を伴うこともあります。

契約社員の場合はその店舗との契約になることもあるため、異動がないというケースも。

これは会社によって異なりますので、事前の確認が必須です。

アルバイト

主に雇用された店舗でインストラクターや安全管理を行います。

したがって、基本の業務はインストラクション。

給料は時給制です。

基本的に異動などはありませんが、他の店舗にヘルプとして出向くこともあります。

フリーランス

自身の得意とする分野のインストラクションを行います。

スタジオレッスンであったり、パーソナルトレーニングであったりと内容は様々。

給料は出来高制です。

決められた店舗に所属する訳ではなく、仕事の依頼があった店舗へ出向くというワークスタイル。

フリーランスの場合はスポーツジム1社のみで働かず、複数のスポーツジムで働くというケースもあります。

正社員・契約社員の5個の業務

パーソナルトレーニング

お客さんに対して一対一でトレーニングを行います。

どのように痩せたいか、どのくらい痩せたいか、どんな体になりたいかなどお客さんの希望を叶えるようなトレーニングメニューを考え、提供します。

資格所持者のみがパーソナルトレーニングを行うジムや、ジム独自のテストに合格した人のみがパーソナルトレーニングを行うジムなど、対象者はジムによって様々。

社員だからといって必ずしも行うわけではありませんが、主な業務の一つです。

スタジオレッスン

スタジオにて複数人のお客さんに対してレッスンを行います。

ヨガやエアロビクスなど内容は様々ですが、レッスン1本あたりの時間は30〜60分が主。

こちらも資格所持者や、ジム独自のテストに合格した人のみが行うというジムが多いです。

持ち合わせている資格や合格したテストによって担当レッスンの内容が変わります。

売り上げ管理

スポーツジムの運営には、もちろん資金が必要です。

一定の売り上げがなければ、運営できません。

したがって、売り上げの目標をたて、利益をどのように生み出し、何に使うかというのを考えるのも社員の重要な仕事です。

スポーツジムで利益をあげるための方法は、主に下記の2つ。

会員数を増やす

スポーツジムのほとんどは月会費制。

つまり、会員数が多ければ多いほど月会費が集まります。

そのため、どのように会員数を増やすかを考えることが重要です。

入会キャンペーンを行ったり、退会を防ぐためのキャンペーンを行ったりと常に施策を考えます。

物販での購入率をあげる

スポーツジムでは、栄養補助食品やサプリメント、スポーツウェアなどちょっとしたものを販売する売店を構えるところが多くあります。

この売店でいかに売り上げを出すかというのも、重要なポイント。

販売する商品のラインナップはもちろん、購買意欲が高まるようなセールなどを企画し、行います。

また、時にはプロテインや健康グッズなどを扱う他の会社と協力し、販売会を行うということもあります。

クレーム処理・それに伴う改善

一般の方が多く出入りするスポーツジムですから、クレームもつきもの。

鍛えたいのにマシンが少ない、あんなお客さんがいた、どこどこが汚れている…というように、多くのクレームをいただきます。

そのクレームに対する返信を行ったり、クレームを元に改善案を考えるのも社員の仕事です。

安全管理

トレーニング中に体調不良になっているお客さんがいないか、異常を起こしているマシンはないかなどを確認するのも、社員の仕事。

お客さんが安心して安全にトレーニングできる環境を整えなければなりません。

アルバイトの4個の業務

パーソナルトレーニング

正社員の項目でもご紹介しましたが、アルバイトでもパーソナルトレーニングを行うことがあります。

この場合も同様に、何らかの資格やテスト合格が必要になるケースがほとんど。

パーソナルトレーニングを行う場合はインセンティブが貰えたり、パーソナルトレーニング中のみ時給がアップしたりと、給料がやや上がります。

スタジオレッスン

こちらも正社員の項目でご紹介した通り。

アルバイトでも希望すれば行えるケースがあります。

パーソナルトレーニング同様、インセンティブが貰えたり、レッスン中のみ時給がアップしたりと、やや給料が上がります。

安全管理

パーソナルトレーニングやレッスンを行っていない時間は、ジムを監視します。

体調が悪そうなお客さんがいないかはもちろん、使い方がわからなそうなお客さんはいないかなども確認。

いたらお声がけをし、案内します。

また、正社員が製作した安全管理のマニュアルやチェック項目に沿って点検を行うのが、アルバイトの仕事。

プールがあれば塩素を測ったり、トレーニングマシンがあれば異音がしたりしないかなどを確認します。

清掃

スポーツジムによっては清掃員を雇っているところもありますが、アルバイトのインストラクターが行うジムもあります。

ジムエリアだけでなく、更衣室やトイレ清掃も行うというケースも。

詳しくはジムによって異なります。

フリーランスの3個の業務

パーソナルトレーニング

こちらはパーソナルトレーナーとして活動する場合のみ。

フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動するのであれば、何らかの資格は必須です。

また、今まで担当したお客さんの数や結果など、活動実績もあると仕事に結びつきやすいでしょう。

フリーランスの場合はトレーニング方法などに特に縛りはないため、自身の得意とするトレーニング方法をお客さんに提供してOK。

加圧やコアトレーニングなど、何か一つ専門分野を持つとより良いでしょう。

スタジオレッスン

こちらはスタジオ専門のインストラクターとして活動する場合のみ。

自身の専門とする内容で2〜3本ほどレッスンを行います。

レッスン開始時間に合わせて契約した店舗へと出向き、レッスンのみを行い、終了。

一つの店舗で2〜3本のレッスンを行う場合もあれば、複数の店舗を移動して2〜3本のレッスンを行うということもあります。

レッスンをスムーズに行えるよう、練習やコリオグラフの暗記などといった事前準備も必要です。

ワークショップへの参加

フリーランスとして活動する以上、お客さんを飽きさせないような魅力的なレッスンであったり、確実に結果を出せるような豊富な知識は必須。

そのため仕事がない日はワークショップへ参加し、新しい情報を手に入れます。

そしてそこで得た情報を元に、新たなレッスンやパーソナルトレーニングを行います。

スポーツジムインストラクターの仕事の良いところ

ここまでで、スポーツジムインストラクターの仕事内容についてはご理解いただけたと思います。

では、これらの業務を通して感じるいいところとはどのような部分なのでしょうか。

感じ方は人それぞれだとは思いますが、下記にてご紹介いたします。

やりがいを感じるポイント

スポーツジムのインストラクターは、れっきとした接客業。

そのため、やりがいもお客さんとの接触の中で生まれることが多いです。

例えば、痩せたくても痩せられないと相談してきたお客さんが、自分のトレーニングの結果少し痩せたと喜んでいる時。

自身の仕事を通して誰かを喜ばすことができたと思うと、強いやりがいを感じます。

また、結婚式や卒業式といった何かの行事に向けてダイエットしたいと言っていたお客さんが、目標達成後に写真などを見せてくれた時。

この時も、「あぁ、喜ばせることができてよかったな」とやりがいを感じます。

その他、「●●さんのレッスンが毎週楽しみ」といったお声や、親しくしてくれるお客さんが増えてきたときにやりがいを感じることが多いです。

面白いポイント

面白味を感じるポイントはズバリ、様々な人と関わることができるということ。

スポーツジムのインストラクターは運動やダイエットに関する知識は豊富なものですが、それ以外の知識は未熟だったりします。

しかし、日々様々な人と関わっていると、運動やダイエット以外の知識も自然と養われていくのです。

毎日違う人と多くの言葉を交わすわけですから、当然といえば当然ですよね。

また、他のお客さんとの会話がまた別のお客さんとの会話に生きたりと、常に知識が発展していくというのも面白いポイント。

様々な情報から刺激を受け、日々成長しながら働けるというのは非常に面白味があります。

スポーツジムインストラクターの仕事の悪いところ

いいところばかりではないのが、世の常。

それはスポーツジムインストラクターも然りです。

下記にいくつかご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

土日休みではない

スポーツジムインストラクターの正社員・契約社員・アルバイトとして働く場合は、基本的にシフト制。

休み自体はきちんと取れるところがほとんですが、土日休めるところは稀です。

フリーランスとして活動する場合であれば選ぶことがでいますが、スポーツジムの需要が高まるのは仕事終わりの時間と土日が主。

自然と活動時間は18時以降、活動日は土日が多くなるということがあります。

いいお客さんばかりではない

担当するお客さんがみんないい人であれば問題ないのですが、そうはいかないもの。

執拗にクレームを言ってきたり、心無い言葉をいただいたりすることもあります。

接客業であればどれも同じようなものかもしれませんが、スポーツジムのインストラクターはお客さんとの距離感が特別近い接客業。

そのショックはひとしおです。

また、女性のインストラクターであればストーカーまがいのお客さんが現れるということもあります。

お金を払ってトレーニングやレッスンを受けてくれているため邪険にはできませんが、自分の身はしっかり守りたいというのも事実。

どのように付き合っていくか、きちんと考えなければなりません。

このように、スポーツジムのインストラクターはお客さんとに人間関係で悩むことが多くあります。

体力が必要

インストラクターを目指す人であれば、基本的には問題ないと思います。

しかし、風邪を引いたときや怪我をしたときなどの体調不良時はとりわけ辛いです。

デスクワークなどであれば多少熱があっても座っていられるからマシですが、インストラクターはそうはいきません。

特にスタジオレッスンは自分がお手本となって動かなくてはなりませんから、なおさら大変です。

きちんと体調管理をし、一定の体力をキープしておく必要があります。

まとめ

以上、スポーツジムのインストラクターとしての業務内容や、メリット・デメリットについてまとめました。

みなさん、いかがでしたでしょうか?

インストラクターは資格が必要になることもある特殊な職業です。

決してハードルの低いものではありませんが、その分やりがいも強いもの。

自分の知識を生かしながら、自分独自のやり方で、お客さんを喜ばせることができます。

非常に魅力的ですよね。

スポーツジムインストラクターを目指したいという方、まずはアルバイトから初めてみるのもいいかもしれません。

何らかの事情でそれが難しいという方は、得意とするトレーニング方法やスキルを身につけましょう。

武器となるような得意分野があれば、それを用いてパーソナルトレーニングができたり、スタジオレッスンを行ったりすることができます。

ヨガ、エアロビクス、ダンスなど、なんでも構いません。

強みを作り、それを武器に活動を初めてみてくださいね。