スポーツジムインストラクターの仕事内容12の業務。きつい?向いている・向いていない人の特徴。
最近は健康志向の高まりから、老若男女問わず日常的にスポーツを楽しんだりジム通いをする人も増えてきました。
スポーツジムやフィットネスクラブが身近な存在になってきたことで、そこで働く「ジムインストラクター」の職に興味を抱く方も増えてきています。
今回は、ジムインストラクターのアルバイトの仕事内容や勤務環境、働くことで得られるメリットなどを解説していきます。
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目次
閉じるジムインストラクターのバイトはどんな仕事?
はじめに、ジムインストラクターとはどんな仕事なのかを考えてみましょう。
インストラクターは「自分がパフォーマンスをする」のではなく、「お客様の健康維持やパフォーマンスの向上をサポートする」仕事と言えます。
ジムではお客様が体を動かす場面は多いですが、ジムインストラクターは必ずしも実践してみせる必要はありません。
ジムインストラクターは、ジムに来られるお客様の目的・目標の達成を手助けすることを一番に考える必要があります。
ジムインストラクターのバイトの大まかな仕事内容
次にジムインストラクターの仕事内容を確認していきましょう。
ジムインストラクターの業務は大きく分けて
- 施設管理業務
- 顧客対応業務
の二つに分けられます。
ジムインストラクターの施設管理業務
施設管理とは、清掃や機器のメンテナンス業務などです。
施設を常に安全・清潔な状態に保ち、お客様に快適な環境を提供する職務です。
毎日の施設管理業務はオープン前の清掃から始まります。
そしてジムエリアだけでなく、ロッカールームや駐車場の管理に至るまで施設敷地内全てをチェックします。
ジムインストラクターの顧客対応業務
顧客対応では、お客様に機器の使い方やトレーニング方法を案内したり、生活習慣のヒアリングを含むカウンセリングを行ったりします。
接客では、お客様から感謝の言葉を頂くなど、この職場ならではのやりがいを感じることができます。
また、各種イベント等を企画して競合店との差別化を図るなど、顧客満足を高めることも重要な職務です。
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ジムインストラクターのアルバイト先の例
「ジムインストラクター」と一口に言っても、その勤務先は様々です。
ここでは代表的な例として考えられるものを紹介しておきます。
スポーツジムやフィットネスクラブ
ジムインストラクターとしてのアルバイトと言えば、一般的には「スポーツジム」や「フィットネスクラブ」のイメージが強いのではないでしょうか。
スポーツジムやフィットネスクラブでの勤務は資格や経験を求められることはほとんどありませんが、店舗の規模によって仕事内容に多少の違いがあります。
小規模店舗であれば、ジムエリアでの仕事に加えて受付業務をしなければならないことも考えられます。
比較的大きな店舗では完全分業体制をとっているところが多く、ジムエリアの特定のポジションを担当することもあります。
市町村の公共施設、福祉施設
ジムインストラクターは、市町村などの自治体が運営している体育館内にあるトレーニングルームや、病院・介護施設内にあるリハビリを兼ねたトレーニング室などで働くこともあります。
この場合、上記のスポーツジムやフィットネスクラブでの勤務と異なり、特定の資格や経験を求められることがあります。
特に病院・介護施設や福祉施設などでの勤務となると、アルバイトとは言え専門的な知識・能力を持っていることが要件とされる場合もあります。
応募の際には、事前に資格要件を確認しておきましょう。
ジムインストラクターのバイトはこんな人に向いている!
次に、インストラクターの仕事に向いている人の特徴を見ていきましょう。
必ずしも備えていなければならない要件というわけではありませんが、もし以下に該当しているのであれば、ジムインストラクターのバイトに応募することを前向きに考えてみても良いかもしれません。
運動や体を動かすのが好きな人
日頃から運動をしている人や体を動かすことが好きな人は、インドア派の人よりもインストラクター向きと言えるでしょう。
お客様は「運動すること」や「体を動かすこと」を目的に来館されています。
運動嫌いのインストラクターでは、お客様のモチベーションを下げかねません。
また、勤務中は体力を使う仕事も多いので、身体を動かすのが好きな人の方が楽しく業務をこなせるでしょう。
モチベーションを上げるのが上手い人
お客様は健康維持やダイエット、体力増強など一人一人の「目的・目標」を達成するためにジムに来館しますが、当初の目的・目標を維持し続けるのは簡単なことではありません。
特に、今まで運動習慣がなかったお客様がジムに定期的に通い続けるというのは想像以上に難しいようです。
そのためのインストラクターの大事な仕事として、お客様の「モチベーションを上げる」ということがあります。
お客様の「随伴者」のような役割を担うことは、インストラクターの大切な職務の一つでもあります。
モチベーションを上げることが上手な人は、この職場で必要とされるでしょう。
スポーツジムインストラクターに向いている人については、こちらの記事も参考に!
ジムインストラクターのバイトでよくある募集内容とは?
ここからはジムインストラクターのアルバイトの求人募集の内容をいくつか紹介していきます。
勤務体系などを確認し、ジムインストラクターとして働く現場をイメージしてみましょう。
ジムインストラクターの時給相場
ジムインストラクターの時給相場はそれほど高くないことが多いようです。
私がフィットネスクラブでアルバイトとして勤務していた頃の時給は、その地域の最低時給とほぼ同額であり、コンビニのバイトよりもやや多い程度の給料でした。
人手不足が深刻な昨今は当時と状況が異なりますし、地域によっても多少の違いはありますが、決して「高時給」の仕事ではないと言えます。
ジムインストラクターの勤務シフト
ジムインストラクターはシフト制で勤務することが基本になりますが、その勤務体系は担当者ごとに「固定シフト」になる傾向にあります。
つまり、午前中・午後・夕方などの時間帯ごとにおおよその担当が決まり、同時に勤務する曜日もだいたい毎月毎週固定されることが多いのです。
とは言え、シフトの調整は可能ですので、アルバイト仲間や社員の方に適宜相談しましょう。
求められる人物像
ジムインストラクターに求められる人物像は、先ほど紹介したこの職場に向いている人の特徴とほぼ同じと考えて良いでしょう。
「運動が好き・得意」という人は、日頃からトレーニングする機会があり、基礎的な知識も持ち合わせていると考えられます。
ジムインストラクターの仕事には何よりも重要なポイントとなります。
また、「人に何かを教えることが好き」というのもやはり必要とされる条件です。
お客様からは機器の操作方法やトレーニング方法に関して質問されることも多々あります。
人に何かを教えることが好きで相手の立場に立ってものごとを考えることができる人は、この職場になくてはならない存在と言えるでしょう。
アルバイトと正社員では働き方に差があるの?
ここではアルバイトと正社員の働き方や待遇を比較してみましょう。
インストラクターの仕事には派遣や契約といった雇用形態もありますが、今回はアルバイトと正社員という二つに絞って解説します。
仕事内容は変わる?
アルバイトスタッフが主に「現場での顧客対応」を行うのに対し、正社員は会員登録情報の管理や施設運営管理などの「事務作業」を担当することが多いです。
もちろん正社員のスタッフも現場で顧客対応を行いますが、事務所内での作業が増えることで現場に立つ頻度はアルバイトに比べ少なくなります。
それぞれ求められるスキルは?
アルバイトと正社員は仕事内容が異なるので、求められるスキルにも違いが見られます。
アルバイトスタッフには「顧客対応」や「清掃業務」を確実にこなすスキルが求められ、正社員にはそれにプラスして「事務作業」を行う能力も求められます。
収入面は?
収入面での差はそれほど大きなものではないようです。
店長などの管理職であれば別ですが、一般の正社員の給与額は同程度の時間働いたアルバイトスタッフと大差ありません。
しかしながら、賞与や福利厚生は正社員勤務の特典と言えるでしょう。
正社員
職場が一般的なジムか、公共施設などに付属するトレーニング施設かによって、平均的な給与額は異なります。
全体的な印象から、ジムインストラクターの正社員の給与額は同世代の平均よりやや低い程度と言えるでしょう。
決して待遇の良い職種ではありませんが、副業やバイトをしなければ生活できない、というレベルではないようです。
バイト
アルバイトスタッフの平均的な時給額も決して高くはありません。
しかし、それはあくまで働き始めの時給額に関してです。
アルバイトスタッフでもスキルや能力の習熟レベルにより、定期的な昇給システムが整えられている場合もあります。
ジムインストラクターのバイトで働くメリット
最後にジムインストラクターのバイトをすることで得られるメリット三つ、デメリット二つを紹介します。
ご自身の希望とマッチするかどうか確認してみてください。
お客様や来館者の成長を感じられる
指導したお客様や来館者がその運動効果を実感しているときほど、この仕事のやりがいを感じることはないでしょう。
運動の継続はお客様次第なので、トレーニング指導は困難な業務であるとも言えますが、その分お客様が満足している姿を見た時には本当に気持ちが良いものです。
感謝の言葉をかけてもらえる
お客様の感謝の気持ちを直接受け取ることができるのもこの仕事の魅力の一つです。
機器の使い方一つとっても、お客様からすればインストラクターは身近なサポーターのような存在です。
他の職場に比較しても頻繁に感謝の言葉をかけてもらえる仕事と言えるでしょう。
コミュニケーション能力が上がる
日々お客様と会話をする仕事のため、自然とコミュニケーション能力が向上していきます。
お客様にはご高齢の方も多く、日頃接点の少ない方たちと会話する機会ができ、視野や考え方が広がることでしょう。
ジムインストラクターのバイトで働くデメリット
インストラクターの仕事は上述のような魅力がある職場ではありますが、同時にデメリットとがあるのも事実です。
代表的なものを二つ確認しておきましょう。
責任が大きい
トレーニングは機器の使い方を誤ったり不注意をしたりすれば、即座にケガや命に関わる事態に繋がります。
これは決して大袈裟な話ではありません。
多くのフィットネスジムで心肺蘇生法や人工呼吸の研修をアルバイトスタッフに課している事実からも、この職場がとりわけ「責任の大きい」部類に入ることが分かります。
デメリットというよりは、この職場特有の「特徴」と表した方が適当かもしれません。
土日祝日に出勤しなければいけない
スポーツジムもサービス業なので、土日祝日は平日より忙しくなります。
そのため、平日5日勤務して毎週土日は休み、というシフトを組めることはあまり期待できません。
とは言え、主婦パートの方などは例外的にそのような働き方をしている人もいます。
まずは面接時に土日勤務について訊いてみるのも良いでしょう。
まとめ
ジムインストラクターのアルバイトは、お客様との距離が比較的近い仕事であると言えます。
そのため、お客様の感謝や不満の声がダイレクトに伝わってくることも多いです。
仕事を始めて間もないころは、その度に一喜一憂することもあるかもしれません。
しかし、現場に慣れていくにつれ、先輩や同僚のサポートを受けながらこの仕事にやりがいを見出していけるはずです。
少しでも興味が出てきたら、ぜひ求人検索から始めてみてください。
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