
リハビリ助手の仕事内容5個の業務と向いている人・向いていない人の特徴
「結婚してからも長く勤めたい」「家庭と両立できる仕事がしたい」そんな仕事を探している女性は多いのではないでしょうか。
そう思っている女性にオススメできるのが、リハビリ助手の仕事です。
リハビリ助手の仕事は、資格や経験を求められない分、給料は高くはありませんが福利厚生が充実しています。
残業もそれほど多くはないため、基本的に定時で上がることができますし、休日もしっかりとることができます。
つまり、家庭と仕事を両立したり、プライベートを充実しながら働くことができるので、長く勤めたい方にはうってつけのお仕事です。
また患者さんや理学療法士から「ありがとう」と感謝されることが多く、やりがいも豊富にあるます。
それに幅広い年齢の患者さんと接することで、患者さんと仲良くなっていくのが嬉しいです。
会話を通じて「オススメのカフェ」や「子育てについて」など、色んな情報を得ることもできて、毎日楽しく仕事ができます。
今回はそんなリハビリ助手の仕事内容・求人について、詳しくお伝えします。
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(正社員希望の人限定)
来院された患者さんに明るく「おはようございます」と挨拶し、手を引いてリハビリ機械へ誘導します。
リハビリ助手は「助手」ですが、リハビリスタッフの一員として患者さんに頼りにされます。
雑務も多くて大変ですが、患者さんが快適にリハビリを行って頂くことに繋がるお仕事です。
それでは、仕事内容を詳しくお伝えしていきます。
リハビリ助手の主な仕事は、理学療法士のサポートをすることです。
理学療法士は、患者さんにマッサージを行ったり、機能訓練を行うことが主な仕事です。
毎日たくさんの患者さんの治療を行う理学療法士が、全ての業務を行うにはとても手が回りません。
そこで、リハビリ助手が物理療法(機械を使用したリハビリ)をサポートします。
物理療法の業務では、来院された患者さんを機械へ誘導し、機械の操作・取り外しを行います。
機械を操作するときは、細目にコミュニケーションをとることが大切です。
黙って機械を作動すると、いきなり機械が動き出すことで患者さんがびっくりしてしまうので、一つ一つの動作に合わせて声を掛けることが大切です。
例えば、腰のけん引を行うときには「(けん引機械の)ベルトを締めますね」「(ベルト装着後)苦しくないですか?」「(機械を作動したとき)機械が後ろに倒れていきます」と細かいコミュニケーションをとることで、安全にリハビリを行うことができます。
また「機械の操作が難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、ほとんどがボタンを押すだけの簡単な操作です。
覚えることがたくさんあり、初めは大変ですが、すぐにできるようになります。
電子カルテの入力は、リハビリを行った患者さんの、請求金額に左右する重要な業務です。
PCを使用して、リハビリを行う患者さんの『リハビリ内容』を入力することで、医療事務が請求金額を算定します。
「PCを触ったことがないけど大丈夫かな?」と心配になる方もいるかもしれませんが、心配は不要です。
ボタンをクリックしたり、決められたコメントを入力するだけの簡単な入力作業なので、2週間もあれば慣れてくるはずです。
しかし、たくさんの患者さんが来院されて混雑している時間帯も勿論あります。
そんな時は、膨大な量を処理するスピードが求められるので、優先順位をつけて効率的に処理しなければなりません。
最初のうちは、処理をするのにスピードが追い付かず、悔しい気持ちになると思いますが、落ち込まずに数をこなして慣れることです。
すると徐々に優先順位やコツを掴んで、処理するスピードが上がってくるので、どんどん楽しくなりますよ。
患者さんの中には、一人で歩行ができない方、車椅子を利用して移動される方など、様々な症状の方がいらっしゃるので、患者さんの症状に合わせて介助を行います。
介護職のような難しい介助は行いませんが、一人で歩行ができない方には歩行の介助を行い、体を起こすことができない方には体を起こす介助を行います。
介助を行うときにも、コミュニケーションが大切です。
患者さんに不快な思いをさせないように、体を起こすときには「体を起こしますね」と声を掛けることで、安心して頂けます。
勤務先によっても異なりますが、たくさんの雑務を任せられます。
診療前には、機械の準備や点検、軽い清掃を行い、ベットに汚れがないかなど、細かくチェックをします。
診療後には、機械の電源を切って、片付け・戸締りを行います。
また、リハビリでは大量にタオルやシーツを使用するので、定期的に洗濯をします。
リハビリ助手の仕事は理学療法士のサポートだけでなく、リハビリ室全体のサポートをすると言えます。
つまり患者さんが快適にリハビリを行える環境作りをリハビリ助手が行うのです。
リハビリ助手の気になる給与相場や、勤務時間など求人内容についてお伝えします。
働いてみたら「思っていたより休みが少なかった。退職しようかな。」なんてことが無いように、給与・勤務時間・休日などは必ずチェックしておきましょう。
リハビリ助手の仕事は、簡単な仕事であるが故に、給与はあまり高くはありません。
雇用形態によって違いますが、正社員だと残業代込みで、手取り12万円~13万円。
パートの場合は時給900円前後が基本です。
勤務先にもよりますが、勤務時間は8:30~18:30の間です。
基本的に残業はそれほど多くなく、月3~4時間程度なので、ほとんど定時で上がることができます。
また、病院で働くメリットはお昼休みが長いことです。
なんと、2時間半ほどの休憩時間があるので時間を有効活用して、買い物に行ったり、家に帰るスタッフもいました。
家に帰って、洗濯物を畳んだり、洗い物を済ませたりと、家事を片付けることができるので、主婦にとって本当に働きやすい環境と言えます。
休日は、日曜日、水曜・土曜の午後の、週休2日です。
勤務先にもよりますが、水曜か木曜の午後が休みのケースが多いです。
水曜と土曜は、午前中だけの勤務なので週6日出勤することになり、大変ですが規則正しい生活を送ることができます。
それから祝日やGW、夏季休暇、年末年始もあり、まとまった休みがあるので、予定も立てやすいです。
病院で勤務するメリットと言えば、診察費用が無料であることです。
風邪を引いてしまったときは、無料で診察してもらって薬を処方してもらったことがありますし、健康診断やインフルエンザの予防接種も無料で受けることができました。
リハビリ機械も無料で使用することができます。
休憩時間に、体の痛むところに電気をかけたり、ホットパックで温めているスタッフも多くいました。
仕事をしながら自分の身体のメンテナンスをすることができます。
リハビリ助手求人のコメントでよく見かけると思いますが、求められる人物像は「コミュニケーション能力が高い人」です。
毎日たくさんの患者さんとコミュニケーションをとるリハビリ助手の仕事。
患者さんの中には、会話を楽しみたい方もいれば、交通事故によって通院することになり、気持ちが滅入っている方、何日通っても全然良くならないとご立腹されている方など、患者さんの心境はその日その日で違います。
それぞれ違う感情を持った患者さんと接する上で大事なのは、患者さんの話を傾聴して、その場に適した声を掛けられるかどうかです。
口下手だとか、面白い話をすることができないと心配する必要は全く問題ありません。
会話を通じて気持ちよくリハビリを行って頂けるかどうかです。
スタッフ間でもコミュニケーションをとることが大切です。
リハビリ助手の仕事は、リハビリ助手同士だけでなく他部署とも連携をとって仕事を進めていきます。
そのため、報・連・相をしっかりとることによって、ミスを減らし、効率よく業務を回すことができるので、リハビリ助手の仕事は、コミュニケーション能力の高い人が求められます。
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(正社員希望の人限定)
女性のライフステージに合わせて仕事ができるリハビリ助手の仕事。
求人には「未経験者歓迎」や「家庭と両立OK!」と記載がある求人がほとんどです。
理学療法士になるには、国家資格が必要ですが、リハビリ助手になるには、特別な資格・知識・経験を求められません。
そのため、リハビリ助手は医師や理学療法士の指示の元で、仕事をするので自己判断で仕事を進めたり、責任を問われることはありません。
つまり基本的に誰にでもできる簡単な仕事を行いますので、未経験者でも気軽にチャレンジすることができます。
リハビリ助手の仕事はパート・正社員どちらも募集があります。
どちらも家庭と両立できるほど仕事がしやすい環境だと思いますが、時短で働くのか、フルタイムで働くのか、自分のライフステージにあった選択をすることができます。
前述でもお伝えしたように、長い昼休みの時間は、家が近ければ帰宅することができるので家事を済ませる時間として活用してもいいでしょう。
そうすることで仕事後に帰宅して、家事をする時間を短縮することができます。
また残業もそれほど多くないので家族にも安心されるでしょう。
リハビリ助手の仕事でみなさんが気になっている疑問に対してお伝えします。
リハビリ助手の仕事は、とにかく体を動かす仕事です。
電子カルテや、書類作成などの事務作業もありますが、ほとんどが肉体労働です。
物理療法では、次々に患者さんを誘導し、機械が終われば取り外しを行います。
午前中は特に混雑しているので、バタバタと動き回ります。
また、機械を付けたり外したりする時の体勢によっては、腰に負担がかかってしまい腰痛の原因になる場合があります。
自分の身体を自分で守るにはコルセットを付けるなどの対策は必要です。
業務内容は簡単ですが、体力面は決して楽ではありませんので、体力がある人が向いています。
リハビリ助手の年齢層は、施設によっても違いますが大体20代~40代の主婦層が多く活躍しています。
新規で採用となると若い層を優先的に採用することが多いと思いますが、昨今はどの施設も人手不足のところが多いので、40代以上の方も一度面接を受けてみることをオススメします。
人間関係は実際に勤めてみないと分からない部分があるので、何とも言えません。
医療の現場と言うと「女性が多い職場」「人間関係に悩まされるんじゃないか?」と不安な気持ちの方も多くいるかと思います。
しかし理学療法士は男性の割合が高いので、リハビリの現場は男女比率でいうと男女半々もしくは、男性の方が多い場合があります。
そのため、勤務先にもよりますが、女性だけの職場よりは人間関係に悩まされることなく、和気あいあいとした雰囲気で仕事ができるので、働きやすい環境であると言えます。
勤務先にもよりますが、医療事務のヘルプとして電話対応や受付をすることもあったり、医療事務の昼休憩の時間帯に、リハビリ助手が代理で受付兼電話対応を行う場合があります。
しかしリハビリ助手が行う主な電話対応は、リハビリの予約受付です。
電話対応の経験がないという方でも、先輩が教えてくれるので大丈夫ですが、基本的なビジネスマナーは知っておくと役に立ちます。
初めは緊張すると思いますが、電話の相手は何回も顔を合わせている患者さんなので、声を聞くと安心します。
今回はリハビリ助手の求人でよくある募集内容についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
リハビリ助手の給料はそれほど高くはありませんが、残業はそれほど多くないですし、プライベートを充実させたい人や、家庭と両立したい人にはオススメのお仕事です。
体力的には大変ですが、たくさんの患者さんとのコミュニケーションを通じてたくさんの学びがあり、やりがいも多いのがこの仕事の魅力です。
未経験でもチャレンジできるので、是非リハビリ助手の仕事に興味を持った方は、応募してみてください。
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