2021年7月7日

「結婚してからも長く勤めたい」「家庭と両立できる仕事がしたい」そんな仕事を探している女性は多いのではないでしょうか。

そう思っている女性におすすめできるのが、リハビリ助手の仕事です。

リハビリ助手の仕事は資格や経験を求められない分給料は高くはありませんが福利厚生が充実しています。

残業もそれほど多くはないため基本的に定時で上がることができますし、休日もしっかり取ることができます。

つまり、家庭と仕事を両立したりプライベートを充実しながら働くことができるので、長く勤めたい方にはうってつけのお仕事なのです。

また患者さんや理学療法士から「ありがとう」と感謝されることが多く、やりがいも豊富にあります。

幅広い年齢の患者さんと沢山接することで、様々な患者さんと仲良くなれることも嬉しいです。

会話を通じて「おすすめのカフェ」や「子育てについて」などあらゆる情報を得ることもでき、毎日楽しく仕事ができます。

今回はそんなリハビリ助手の仕事内容・求人について詳しくお伝えします。

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リハビリ助手の仕事内容とは?

来院された患者さんに明るく「おはようございます」と挨拶し、手を引いてリハビリ機械へ誘導します。

リハビリ助手は「助手」ですが、リハビリスタッフの一員として患者さんに頼りにされます。

雑務も多くて大変ですが、患者さんが快適にリハビリを行うことに繋がるお仕事です。

それでは、仕事内容を詳しくお伝えしていきます。

患者さんを機械へ誘導・機械操作

リハビリ助手の主な仕事は、理学療法士のサポートをすることです。

理学療法士は、患者さんにマッサージを行ったり機能訓練を行うことが主な仕事です。

毎日多くの患者さんの治療を行う理学療法士が、全ての業務を行うにはとても手が回りません。

そこで、リハビリ助手が物理療法(機械を使用したリハビリ)をサポートします。

物理療法の業務では、来院された患者さんを機械へ誘導し機械の操作・取り外しを行います。

機械を操作する際には、こまめにコミュニケーションを取ることが大切です。

黙って機械を作動するといきなり機械が動き出すことで患者さんがびっくりしてしまうので、一つ一つの動作に合わせて声を掛けることが大切です。

例えば、腰のけん引を行うときには「(けん引機の)ベルトを締めますね」「(ベルト装着後)苦しくないですか?」「(機械を作動したとき)機械が後ろに倒れていきます」とこまめにコミュニケーションを取ることで、安全にリハビリを行うことができます。

また「機械の操作が難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、ほとんどがボタンを押すだけの簡単な操作です。

覚えることが沢山あり初めの内は大変ですが、すぐにできるようになります。

電子カルテ入力

電子カルテの入力は、リハビリを行った患者さんの請求金額に影響する重要な業務です。

PCを使用してリハビリを行う患者さんの「リハビリ内容」を入力することで、医療事務が請求金額を算定します。

「PCを触ったことがないけど大丈夫かな?」と心配になる方もいるかもしれませんが、心配は不要です。

ボタンをクリックしたり決められたコメントを入力するだけの簡単な入力作業なので、2週間もあれば慣れてくるはずです。

しかし、沢山の患者さんが来院されて混雑している時間帯ももちろんあります。

そんな時は膨大な量を処理するスピードが求められるので、優先順位をつけて効率的に処理しなければなりません。

最初の内は処理をするのにスピードが追いつかず悔しい気持ちになると思いますが、落ち込まずに数をこなして慣れることです。

すると徐々に優先順位やコツを掴んで処理するスピードが上がってくるので、どんどん楽しくなりますよ。

患者さんのサポート

患者さんの中には一人で歩行ができない方、車椅子を利用して移動される方など様々な症状の方がいらっしゃるので、患者さんの症状に合わせて介助を行います。

介護職のような難しい介助は行いませんが、一人で歩行ができない方には歩行の介助を行い、体を起こすことができない方には体を起こす介助を行います。

介助を行う時にもコミュニケーションが大切です。

患者さんに不快な思いをさせないように、体を起こすときには「体を起こしますね」と声を掛けることで安心していただけます。

雑務

勤務先によっても異なりますが、沢山の雑務を任せられます。

診療前には機械の準備や点検、軽い清掃を行い、ベッドに汚れがないかなど細かくチェックをします。

診療後には機械の電源を切り、片付け・戸締りを行います。

またリハビリでは大量にタオルやシーツを使用するので、定期的に洗濯をします。

リハビリ助手の仕事は理学療法士のサポートだけでなくリハビリ室全体のサポートをすると言えます。

つまり、患者さんが快適にリハビリを行える環境作りをリハビリ助手が行うのです。

リハビリ助手求人でよくある募集内容とは? 

リハビリ助手の気になる給与相場や勤務時間など求人内容についてお伝えします。

働いてみたら「思っていたより休みが少なかった。退職しようかな…」そのようなことがないように、給与・勤務時間・休日などは必ずチェックしておきましょう。

給与相場

リハビリ助手の仕事は、簡単な仕事であるが故に給与はあまり高くはありません。

雇用形態によって違いますが、正社員だと残業代込みで月の手取り額が12万円~13万円。

パートの場合は時給900円前後が基本です。

勤務時間や休日、残業

勤務先にもよりますが、勤務時間は8:30~18:30の間です。

基本的に残業はそれほど多くなく月3時間~4時間程度なので、ほとんど定時で上がることができます。

また病院で働くメリットはお昼休みが長いことです。

なんと2時間半ほどの休憩時間があるので、時間を有効活用して買い物に行ったり、家に帰るスタッフもいました。

家に帰って洗濯物を畳んだり洗い物を済ませたりと家事を片付けることができるので、主婦にとって本当に働きやすい環境と言えます。

休日は、日曜日、水曜・土曜の午後の、トータル週休2日です。

勤務先にもよりますが、水曜か木曜の午後が休みのケースが多いです。

水曜と土曜は午前中だけの勤務ですが実質週6日出勤することとなり大変ではあるものの、規則正しい生活を送ることができます。

それから祝日やGW、夏季休暇、年末年始もあり、まとまった休みがあるので予定も立てやすいです。

福利厚生

病院で勤務するメリットと言えば、診察費用が助成されることです。

勤務先によっては全額負担してもらえる所もあります。

私は風邪を引いてしまった時など無料で診察してもらい薬を処方してもらったこともありますし、健康診断やインフルエンザの予防接種を無料で受けることができる病院もあります。

また、リハビリの機械も無料で使用することができます。

休憩時間中に体の痛む箇所に電気をかけたりホットパックで温めているスタッフも多くいました。

仕事をしながら自分の身体のメンテナンスをすることができます。

求められる人物像

リハビリ助手求人のコメントでよく見かけると思いますが、求められる人物像は「コミュニケーション能力が高い人」です。

毎日多くの患者さんとコミュニケーションを取るリハビリ助手の仕事。

患者さんの中には会話を楽しみたい方もいれば、交通事故によって通院することになり気持ちが滅入っている方、何日通っても全然良くならないとご立腹されている方など、患者さんの心境はその日その日で違います。

それぞれ違う感情を持った患者さんと接する上で大事なのは、患者さんの話を傾聴し、その場に適した声を掛けられるかどうかです。

口下手だとか面白い話をすることができないと心配する必要は全くありません。

会話を通じて気持ち良くリハビリを行っていただけるかどうかです。

スタッフ間でもコミュニケーションをとることが大切です。

リハビリ助手の仕事は、リハビリ助手同士だけでなく他部署とも連携を取って仕事を進めていきます。

報・連・相をしっかり取ることによってミスを減らし効率良く業務を回すことができるので、リハビリ助手の仕事ではコミュニケーション能力の高い人が求められます。

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リハビリ助手求人のおすすめ求人のポイントとは?

女性のライフステージに合わせて仕事ができるリハビリ助手の仕事。

求人には「未経験者歓迎」や「家庭と両立OK!」と記載がある求人がほとんどです。

未経験者歓迎

理学療法士になるには国家資格が必要ですが、リハビリ助手になるには特別な資格・知識・経験を求められません。

リハビリ助手は医師や理学療法士の指示の下で仕事をするので、自己判断で仕事を進めたり責任を問われることはありません。

つまり基本的に誰にでもできる簡単な仕事を行いますので、未経験者でも気軽にチャレンジすることができます。

家庭と両立ができる

リハビリ助手の仕事はパート・正社員どちらも募集があります。

どちらも家庭と両立できるほど仕事がしやすい環境だと思いますが、時短で働くのか、フルタイムで働くのか、自分のライフステージに合った選択をすることができます。

前述でもお伝えしたように、長い昼休みの時間は家が近ければ帰宅することができるので、家事を済ませる時間として活用しても良いでしょう。

そうすることで、仕事後に帰宅して家事をする時間を短縮することができます。

また残業もそれほど多くないので、家族にも安心されるでしょう。

リハビリ助手求人の仕事についてよくある疑問

リハビリ助手の仕事でみなさんが気になっている疑問に対してお伝えします。

体力仕事なの?

リハビリ助手の仕事は、とにかく体を動かす仕事です。

電子カルテや書類作成などの事務作業もありますが、ほとんどが肉体労働です。

物理療法では次々に患者さんを誘導し、機械が終われば取り外しを行います。

午前中は特に混雑しているので、バタバタと動き回ります。

また、機械を付けたり外したりする時の体勢によっては腰に負担がかかってしまい腰痛の原因になる場合があります。

自分の身体を自分で守るには、コルセットを付けるなどの対策は必要です。

業務内容は簡単ですが体力面は決して楽ではありませんので、体力がある人が向いています。

年齢層は?

リハビリ助手の年齢層は施設によっても違いますが大体20代~40代の主婦層が多く活躍しています。

新規で採用となると若い層を優先的に採用することが多いと思いますが、昨今はどの施設も人手不足の所が多いので、40代以上の方も一度面接を受けてみることをおすすめします。

施設の雰囲気は?

人間関係は実際に勤めてみないと分からない部分があるので、何とも言えません。

医療の現場というと「女性が多い職場」「人間関係に悩まされるんじゃないか?」と不安な気持ちの方も多くいるかと思います。

しかし理学療法士は男性の割合が高いので、リハビリの現場は男女比率で言うと男女半々、もしくは男性のほうが多い場合があります。

そのため、勤務先にもよりますが女性だけの職場よりは人間関係に悩まされることなく和気藹々とした雰囲気で仕事ができるので、働きやすい環境であると言えます。

電話番や受付の仕事もあるの?

勤務先にもよりますが、医療事務のヘルプとして電話対応や受付をすることもあったり、医療事務の昼休憩の時間帯にリハビリ助手が代理で受付兼電話対応を行う場合があります。

しかしリハビリ助手が行う主な電話対応は、リハビリの予約受付です。

電話対応の経験がないという方でも先輩が教えてくれるので大丈夫ですが、基本的なビジネスマナーは知っておくと役に立ちます。

初めは緊張すると思いますが、電話の相手は何回も顔を合わせている患者さんなので、声を聞くと安心します。

まとめ

今回はリハビリ助手の求人でよくある募集内容についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

リハビリ助手の給料はそれほど高くはありませんが、残業もそれほど多くないですし、プライベートを充実させたい人や家庭と両立したい人にはおすすめのお仕事です。

体力的には大変ですが、沢山の患者さんとのコミュニケーションを通じて数多くの学びがあり、やりがいも多いのがこの仕事の魅力です。

未経験でもチャレンジできるので、リハビリ助手の仕事に興味を持った方はぜひ応募してみてください。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
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