臨床検査技師の求人をお探しの方はぜひこの記事で参考になる情報を知っておいていただけたらと思います。

臨床検査技師は目立つような仕事ではないのですが、患者の病気を左右する重要な役割を果たします。

臨床検査技師に就職したいという方はどのような点に注目して求人を探せばいいのでしょうか?

この記事では、臨床検査技師の求人の募集内容についてやおすすめ求人のポイント、気になる疑問にもお答えしていきたいと思います。

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臨床検査技師でよくある募集内容とは?

募集内容については、雇用形態や給与面、求める人材など細かく記載されています。

具体的にご紹介します。

雇用形態

雇用形態については正社員の求人が多いですが、契約社員やパート、産休代替で短い期間の求人もあります。

結婚していて扶養の範囲内で働きたいという場合は、パートの雇用形態で働くことになります。

希望の求人がないけれど生活のために働きたいという人は、契約社員で働きながら正社員の求人を探して転職するという方法もあります。

給与相場

新卒の場合ですと基本給が月15万円~17万円程度で、専門学校卒よりも大卒の方が基本給を高く設定してあります。

基本給に加えて各種手当が支給されるので、月給総額としてはもう少し多くなります。

超音波検査等の資格があると、資格手当として数万円上乗せされます。

年に1回~2回ボーナスも支給され、勤続年数によっても昇給があります。

勤務時間や休日、残業

勤務時間は8:30~17:30前後の施設が多く、8時間勤務となっています。

休日は週休二日制が多いですが、施設によって異なるため確認した方が良いでしょう。

年末年始休暇はありますが盆休みは施設ごとに異なり、暦通りの診療の場合は盆休みがないことがあります。

残業は月に数時間のところが多いですが、時間外手当も支給されるのでサービス残業になることは少ないと思います。

福利厚生

施設によって異なりますが、福利厚生は充実していると思います。

具体的には健康保険、雇用保険、厚生年金、通勤手当、住居手当、時間外手当などが挙げられます。

女性目線では産休・育休を取得できるかも大事ですよね。

病院によっては託児所や保育園が併設されているところもあるので、小さなお子さんのいる人にも働きやすい環境になっています。

求められる人物像

臨床検査技師として求められる人物像は、将来的にも働ける方、検査に集中したい方、経験や知識を深めたい人間などです。

求められる人物像については求人募集に「応募条件」や「必要な経験」と記載されている項目になります。

経験不問のところもありますが、エコー経験者優遇、大卒以上と指定されている求人もあります。

超音波検査ができなくても、他の生理検査の経験があれば大丈夫なところもあります。

検査センターですと生理検査の経験を求められないので、そちらに応募するのも一つの方法です。

新卒者を募集する場合は「新卒採用」と明確に記載してあるのでチェックして下さい。

臨床検査技師のおすすめ求人のポイントとは?

臨床検査技師はクリニックや病院、健診センターなど様々な場所で働くことができます。

また、治験コーディネーター等の企業に就職する方法もあります。

施設ごとの特色についてご紹介します。

クリニック

病床数が0床~19床の小規模な診療所(最近は中規模の診療所もあります)で、医師の指示の下に臨床検査を行います。

臨床検査技師は少人数なので、一人で様々な検査業務をこなす必要があります。

検体検査は臨床検査センターへの外注が多いため、主に生理検査業務で患者さんと接することになります。

クリニックによっては事務作業など、検査以外の業務をすることもあります。

夜勤や当直がなく、日勤のみという勤務形態のクリニックが多いです。

病院

臨床検査技師が多数在籍しており、様々な検査に携わることができます。

担当分野が決められているので、専門的な業務を深く掘り下げて行うことが多いです。

経験を積むと認定資格も取得することができ、スキルアップには最も適している環境です。

夜勤や当直があるため、特に救急指定病院の場合は仮眠も取れないほど忙しいこともあります。

その分、給料が高くなったりします。

健診センター

健康診断(健診)を行う専門施設で、予防医療の分野での役割を担うことになります。

健診項目によりますが、採血や心電図、超音波検査を行うことが多いです。

検査以外には健診データ入力などの事務作業もあります。

また、巡回健診がある健診センターの場合は出張も多くなります。

早朝出勤をすることもありますが、検査が終われば帰れるので夜勤はありません。

繁忙期と閑散期がはっきりしているので、メリハリをつけて勤務ができると言えるでしょう。

臨床検査センター

臨床検査センターは、検体検査に特化している施設です。

検査設備を持たない病院やクリニックから回収した検体を検査し、指定された期日までに結果を報告することが業務です。

24時間勤務の検査センターの場合、シフト勤務で夜勤になることもあります。

検体を相手にする仕事なので、患者さんと接することが苦手な人には向いていると思います。

治験施設支援機関

臨床研究や新薬の治験(効果を確認する臨床試験)を支援する機関で、治験コーディネーターが所属しています。

看護師、薬剤師、臨床検査技師等の資格を有し、実務経験があれば就職後に治験コーディネーターとして働くことができます。

仕事内容としては製薬メーカーと医師、被験者の間に立って治験の開始から終了までを幅広く支援する業務になり、検査業務は行いません。

治験に関する書類を作成する業務もあるため、パソコンスキルも求められます。

給料も高く、残業はあっても夜勤や当直がないので働きやすいと思います。

ただし、経験者を募集している機関がほとんどで、未経験者は基本的に勤めることが難しいところでもあります。

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臨床検査技師の仕事についてよくある疑問

臨床検査の検査ってどのくらいあるの?、国家資格なの?、夜勤ってあるの?、大変なの?など…臨床検査技師の仕事についてよく訊かれる質問をご紹介します。

臨床検査技師の検査って何種類あるの?

臨床検査は上記に述べた通り、一般的に知られているものからあまり馴染みのないものまで、非常に多岐にわたります。

内容に関しては重複になるので、ここでは割愛します。

臨床検査技師の出番ってそんなに多い?

臨床検査技師の出番は意外と多いです。

血液検査を毎日行っている病院もありますし、ほとんどないということはありません。

常に出番があると思っておきましょう。

特に小規模の病院やクリニックでは、人手が足りない時は臨床検査技師が採血を行うこともありますし、心電図やエコーも臨床検査技師がしています。

筆者は現在甲状腺の病院に通っているのですが、診察前に毎回血液検査を行います。

「血液検査結果は血液採取後一時間くらいで出るものだ」と思っている方もいらっしゃると思いますが、これは臨床検査技師の陰の努力があってこそできるものなのです。

血液検査の結果は診察までに出す必要があるので、血液採取後1時間後には出すようにしなければ、医師だけでなく患者さんにも迷惑をかけることになります。

そのため、毎日100人以上にもなる患者さんの血液検査結果を出すのは時間との戦いになります。

検査を優先すると休憩を取る暇もないということも聞きますから。

夜勤ってあり?

夜勤ができる方であれば、夜勤がある病院でも良いと思います。

クリニックなどであれば夜勤はありませんが、総合病院や大学病院の場合は夜勤が普通にあります。

夜勤の有無によって給料形態は大きく変化していきます。

ただ、臨床検査技師の夜勤というのは結構大変です。

あらゆる状況にも臨機応変に対処できる対応力と、不測事態にも冷静に対応する精神力、夜勤を乗り切る体力も必要です。

一人で夜勤をしなければいけないこともあるので、余程腕に自信のある方でないとできません。

臨床検査技師って病院に何人いるの?

小規模の病院の場合は3名~5名程度ですが、大規模病院の場合は20名以上在籍していることもあります。

筆者の勤めていた病院は総合病院で救急指定もされていたので、常勤・非常勤合わせて40名程度在籍していました。

エコーや心電図って必須?

募集項目を見ればエコー検査や心電図が必須かどうかを書かれているところもあります。

未経験でも先輩臨床検査技師が教えてくれるので大丈夫です。

超音波検査は乳房や心臓、腹部など患者さんの体に直接触れる検査ですので、非常に気を遣う検査になります。

特に女性の患者さんの場合は同じ女性の臨床検査技師に検査してもらう方が安心できると思うので、女性は重宝されています。

臨床検査技師になって生活は変わった?

医療系などの職業に就いたことで、生活が一変する方もいます。

その仕事を知らないと分からないことも多いのですが、臨床検査技師の場合は食生活や衛生観念が大きく変わると言われているほどです。

食生活では生の魚介類はアニサキスという寄生虫が、鳥刺しはカンピロバクターという細菌がいるからという理由で食べられなくなった人もいます。

また冬場にはノロウイルス感染のリスクを下げるという意味で、牡蠣の食用を控える職場もあります。

専門分野の知識を深く掘り下げて勉強することになるので、これらの食べ物が美味しいと分かっていても嫌になるようです。

一般の方の感覚では戸惑う部分もあるかもしれませんが、自分たちの知識を押し付けることはないので理解してもらえればと思います。

一般人に臨床検査技師って何て説明している?

血液検査や尿検査をしたり、心電図検査をしたりする仕事と説明すると理解してくれることが多いです。

しかし、臨床検査技師の正式名称だけではかなりの確率で診療放射線技師に間違えられてしまいます。

看護師と同じ国家資格で、最近ではドラマでも臨床検査技師が活躍することが多いですが、病院を利用しない健康な人には馴染みが薄いのかもしれません。

臨床検査技師の男女比はどのくらい?

臨床検査技師の男女比は3:7と、女性が多いです。

残業の少ない職場が多く、女性にとって働きやすい環境であるのが理由なのではないかと思います。

有休は取得可能?

病院によりますが、臨床検査技師の人数の少ない病院は取得しにくいと思います。

昨今話題になっている「働き方改革」で2019年4月1日から年5日の有給休暇義務化が始まったため、これから取得しやすくなるのではないかと思います。

新米臨床検査技師の仕事

新米臨床検査技師の仕事に関してお伝えしていきます。

こちらは全く病院で働いた経験がない、大学や専門学校を卒業した学生さん向けの項目になります。

最初にしなければいけないことは何か?

また病院での新米臨床検査技師はどのような立ち位置にあるのかを理解しておく必要があります。

一生懸命勉強をする

職すると、自分の担当する分野では機械の操作方法や試薬の保管場所、用手法の検査の手順など沢山の項目を勉強することになります。

また検査室全体の検査の流れや他の検査項目との関係性も理解しておく必要があります。

更に、大きな病院では検査システムや電子カルテの操作方法なども理解しなければなりません。

教育カリキュラムの整った病院であれば丁寧に教えてくれると思いますが、人手不足の病院の場合は教育が不十分なこともあります。

中には「教えたことは一回で覚えろ」という方針の先輩もいるので、同じ質問を何度もすると怒られてしまうこともあるでしょう。

最初は覚えることが多すぎて頭がパンクしてしまうかもしれませんが、何度も繰り返し復習すれば覚えられるようになるので大丈夫です。

仕事を覚えるのも大事ですが、今後の関係をより良くするためにも先輩の顔と名前だけは最初に覚えておきましょう。

最初は簡単な検査から

未経験、初めての方であれば最初は簡単な検査から行います。

そのため最初の1ヶ月は先輩につきっきりで教わり、同じ検査項目の検査を繰り返し、身体に覚えさせます。

最初から難しい検査をさせてしまうと失敗される可能性が高いので、新人の間は仕事が制限されてしまうことは理解しておきましょう。

簡単な検査から段階的に検査の難易度を上げていき、3ヶ月くらいから独り立ちしていく形となります。

研修はきちんと教えてはくれますが、先輩や他の人に甘えるという姿勢ではなく、分からないことは自ら質問するといった積極性が必要になります。

3ヶ月以降から独り立ち

3ヶ月以降からは正式に独り立ちとなります。

全てに関して独り立ちというわけではないのですが、ある程度の業務は一人で行うことになるため、自分の行う検査に責任を持たなければなりません。

病院によっては当直に入るための練習も行うことになります。

患者さんからすると、経験や年齢を問わず一人の臨床検査技師として見ています。

新人だからということは決して通用しません。

独り立ちしても不安な場合は周りの先輩に訊くことが一番です。

学会にも出席

臨床検査技師は学会にも出席しなければいけません。

学会の頻度はそんなに高くなく、大体1年に2回あるかないか程度です。

臨床検査技師会以外にも専門分野ごとに学会が開かれるため、積極的に参加する人は年に何回も出席することにもなります。

学会というと何か発表しなければいけないイメージがあるようですが、絶対ではないので安心して下さい。

学会は週末に開かれることが多く、休みを利用して参加するので平日の疲れが取れないということもあります。

予算のある病院では出張として参加することができ、その場合は旅費などの費用が病院から支給されます。

スタッフのコミュニケーションは必要

重要視して頂きたいのは、スタッフとのコミュニケーションは重要という点です。

患者と接する機会がある方が珍しいので、そこは気にする必要はありません。

全てに仕事においてスタッフとのコミュニケーションは重要ですが、一番大切なのは連携と信頼です。

臨床検査技師は自身が検査して出した結果を医師や看護師に言わなければなりません。

検査結果ははっきりとした数値のものもありますが、グレーゾーンに近いものまであります。

エコー検査によっては一瞬怪しい物もあると判断できるものもありますので、可能性を少しでも疑わないといけないのです。

そのためどんな些細なことでも逐一看護師や医師に検査結果に関して報告をしないといけません。

実例としてある臨床検査技師が検査結果を医師に報告した際、その検査結果であの病気はあり得ないと診断されました。

臨床検査技師を信用していないわけではありませんが、医師が自分の治療に自信があったのか、または目に見えない根拠を疑ったという方が正しいかもしれません。

そのため最初は信じてもらえなかったものの、臨床検査技師は諦めずに医師に可能性を示しました。

数ヶ月後に臨床検査技師の言ったことが当たり、医師は臨床検査技師を信用することになったのですが、このように嫌われる覚悟で物事をはっきり言わないといけないこともあります。

まとめ

以上、臨床検査技師の募集内容やおすすめ求人のポイント、よくある疑問についてご紹介しました。

働ける場所や担当する検査項目も多岐にわたるため、自分の得意分野を見極めて求人を探すのが良いと思います。

特に女性で超音波検査のスキルがあると、就職活動が非常に有利になります。

臨床検査技師は国家資格のため、国家試験に向けての勉強はかなり大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。

病院に行った際は、臨床検査技師がどういう仕事をしているのか是非観察してみて下さい。

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