整体師の仕事内容をご紹介!向いてる人の特徴やこの仕事の良いところも教えます!
整体師の年収・給与相場とはどれくらいなのでしょうか。
近年お手軽で安いマッサージ店もどんどん増えていますが、整体師としての働き先はどうなのでしょうか?
雇用形態によっても給料や待遇は変わってくるのでしょうか?給料の高い人は何が違うのでしょうか?
今回はそんな整体師として働く人にとって最も気になる年収や雇用形態について詳しくご紹介します。
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整体師の年収の相場はどのくらい?
まず、整体師の年収の相場についてご紹介していきましょう。
それぞれの雇用形態に区切って年収の相場をご説明していきます。
正社員
整体業界で正社員として働いた際の月収の相場はおよそ30~35万になります。
一般の社会人の中では比較的高給と言えるのではないでしょうか。
これだけの高給になる事情としては、お客様をこなしたらこなした分だけプラスされるインセンティブにあります。
そもそもの基本給が比較的高い上に、担当したお客様が多いほどインセンティブが付くことは珍しくありません。
その為整体師の給与は高給となるケースが多く、正社員ともなるとさらにボーナスも付いてくるため、その年収は高いものとなります。
契約社員
整体業界で契約社員として働くことは珍しくなく、その場合の給与相場は20~25万ほどとなります。
決して少なくない収入ではありますが、ボーナスが付かない分、年収としては正社員と差はどうしても生まれてしまいます。
派遣
整体の業界では、派遣で働くケースはほとんどなく、仮にあったとしても繁忙期のリゾート地となるケースがほとんどです。
ただし、繁忙期のリゾート地となると特典がつくケースが多く、ホテルの宿泊費や大浴場の入浴料が無料となるケースも少なくありません。
また、住み込みのケースがほとんどとなる為、給与も派遣としては破格の月25~30万となるケースが多いです。
パート・アルバイト
整体業界では、パートとして働くケースもほとんどありませんが、アルバイトで働くケースは比較的多くあります。
特に多いのが温泉地の整体店で、大手でなければアルバイトで雇うケースが多いでしょう。
しかし、温泉地は基本的に駅からある程度離れた場所にあることが多い為、利便性はあまりよくはありません。
個人営業
整体業界では個人営業でお店を開く人が非常に多くいます。
というのも、整体のサービスというのは、利便性が良く料金がある程度安ければ、基本的にはある程度の集客が見込める職種と言えるからです。
もちろんスキルが高ければ高いほどわざわざ遠方から来店してくれる顧客も増えますが、基本的にはご近所、もしくは仕事帰りの社会人の利用が大半を占めています。
しかし、整体業界の料金相場は大手の出店の影響を大きく受けており、昔は1時間6000円だった相場が、現在では1時間3000円と半額まで下がってしまっています。
その為、他店もその相場にある程度近づけないと生き残っていけない状況となった為、個人営業での収入相場もそれに合わせて激減しているといった事情があります。
基本的には1時間3000円~4000円と考え、1日に5~6人の顧客をこなすことを想定すると、給与の相場は約30~40万となっています。
数年前までは儲かる仕事として人気の高い職種でしたが、現在では需要こそ高いものの、収入面としては稼げる職種とは言えなくなってしまったと言わざるを得ないでしょう。
給与が高い人は何が違うの?
整体業界ではインセンティブシステムを採用している企業が多い為、同じ職場でも人によっては給与に差があります。
しかし、インセンティブ以外でも給与に差をつけている企業は少なくありません。
ここからは、インセンティブ以外で給与に差が生まれる時はどんな時なのか、その条件をいくつかご紹介致します。
資格
保有している資格によって、雇い入れた段階で収入に差が生まれることはよくあります。
特に多いのが、専門学校を卒業した資格を保有しているかどうかの差です。
例え整体の資格を所持していたとしても、その資格が通信教育で取得したものであれば、給与には全く反映されません。
それだけ通信教育で取得した資格というのは、就職活動においてはほとんど役に立たないという現状があります。
しかし、保有資格がしっかりと専門学校を卒業したことを証明する資格、さらにそれが国家資格であれば尚のこと、給与への反映は大きいものとなります。
つまり、資格というより学歴が重視されるということになります。
長い目で見て本気で整体師になりたいのであれば、通信教育で中途半端な資格を取るのではなく、しっかりと専門学校を卒業して資格を取ることをおススメします。
スキル
企業によっては、段階的にスキルを身につけさせ、その身につけたスキルを給与に反映させる企業もあります。
例えば、通常スキルとしては一般の整体スキル、プラスαとして足裏のリフレクソロジースキルを身につけたら給与を上げるなど、任せられる仕事が増えれば増えるほど給与が多くなるといった仕組みは、多くはありませんが採用している企業もあります。
役職
整体業界においても、役職が高くなればなるほど給与が高くなるといった仕組みはあります。
そしてそれが店舗を跨ぐマネージャー職ともなると、その給与は一気に跳ね上がるケースも少なくありません。
勤続年数
整体業界において、勤続年数によって給与を増やすといった仕組みはなくはないですが、珍しいと言えるでしょう。
というのも、基本的に整体業界は実力主義です。
勤続年数ではなく実力が重視される為、勤続年数によって給与を上げるといったシステムを採用している企業は決して多くはありません。
地域
これは止むを得ないとも言えますが、地域によってはやはり来店者の数や最低賃金などに差がある為、どうしても地域によって給与に差が生まれます。
高給を狙いたいのであれば仕事は大変になりますが、都会での就業をおススメします。
講演会
信頼を集めた整体店ともなると、講演会での出演依頼が来ることもあります。
例えば、健康に関する講演会、癒しに関する講演会、歩き方についての講演会など、その講演内容は整体に限らず多岐に渡ります。
そして、こういった講演の依頼が増えれば増えるほど収入は雲泥の差となりますが、基本的に講演の依頼が来るのは個人営業のオーナーのみとなります。
一般の平社員に講演依頼が来ることはまずないでしょう。
書籍の出版
これは個人営業で、尚且つ講演会の依頼が入るようになった整体師に限った話ではありますが、そこまで有名な整体師ともなれば、何らかの形で書籍を出版して収入を得るといった方法もあります。
といってもこれに関しては、自分から依頼するのではなく、その評判を聞きつけた出版社から依頼されるケースがほとんどです。
腰痛改善の生活習慣や、健康になる歩き方など、健康関連の書籍の棚でそういったタイトルを見たことはないでしょうか?
著者を見ればわかりますが、ほとんどが整体師として長く営業している先生です。
もちろんそうなる為にはそれだけの実績が必要ですが、そうなれば印税も入ってくるため、一生安泰と言えるでしょう。
カウンセリングとしての需要
これは整体の仕事から派生して生まれる副業となりますが、整体は1対1の接客で、尚且つ癒しの仕事となる為、悩み相談で訪れる顧客も少なくありません。
そういった需要から、整体師からカウンセラーへと転身する人も少なくなく、その過程でカウンセラーとして副業をしていて、第2の収入源となっている人もいます。
しかし、このケースの場合は後々は整体師からカウンセラーへ転身する人が多い為、生涯整体師として働いていきたい人にとっては、あまり参考にできない営業スタイルではないでしょうか。
人それぞれ得意分野は違う為、そこに関しては働いてみた結果によって判断するのが賢明でしょう。
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この働き方は、こんな人におすすめ!
働く目的によって、おススメの雇用形態が異なってきます。
ここからは、それぞれの目的に合わせたおススメの雇用形態についてご紹介していきましょう。
正社員
当たり前の話にはなりますが、この業界で、企業で長く働いていきたいのであれば正社員で働くことをおススメします。
ボーナスも付きますし、正社員とアルバイトの仕事量や責務の差はあまりありません。
また、整体の業界では指名制度がある為、そのシステムを採用している企業であれば、長く続ければ続けるほど自分専属の顧客は増えていきます。
そうなればインセンティブも入り、収入もグッと上がる為、正社員として一つの企業で長く働いていく選択というのは、将来的にも安定性がありおススメの働き方と言えます。
契約社員
整体師の業界では、ある程度経験と実績を積んで独立起業する人が数多くいます。
特にある程度栄えた町では、個人経営の整体師が多く出店している傾向にあり、その立地条件が良ければ良いほど安定して収入を得られる傾向にあります。
というのも、ある程度料金が安く利便性にも問題なければ、顧客はあまり店を選びません。
疲れさえ取れればいいといった考えで整体を利用する顧客が数多くいる為、気軽に通える整体店であれば、ある程度安定した収入を見込めるでしょう。
そういった背景がある為、将来独立開業を目指しているのであれば、契約社員が最も適した雇用形態と言えるでしょう。
契約期間が定められている為、自分の都合に合わせて退職することも続けることも可能ですし、正社員ほどではないとはいえ、収入もある程度高給なものとなります。
開業資金を貯金をすることを考えても最適と言えます。
派遣
派遣として働くのであれば、短期集中で貯金をすることを目的とした働き方がおススメです。
というのも上で説明した通り、派遣の整体の仕事は基本的にリゾート地での短期派遣となります。
その分収入は高給で家賃や生活費もあまりかからない為、将来の開業を考えているのであれば貯金する為には最適と言えます。
しかし実績といった面では、アピールポイントとしては弱い為、あまりおススメはできないです。
というのも、リゾート地の整体というのは、整体による治療効果はあまり求められていない為、技術を磨くといった点では適しません。
将来開業をした際に顧客にアピールしたいのであれば、ある程度信頼と人気の厚い企業で経験を積むことをおススメします。
パート・アルバイト
パートの働き口はほとんどない為、基本的にはアルバイトでの話になりますが、整体の仕事を経験してみたいのであれば、アルバイトはおススメの雇用形態といえます。
しかし、それ以外で言えば、アルバイトで働くメリットはあまりない為、この業界で働いていきたいという意思が固まったのであれば、次のステップに移行するのが賢明でしょう。
個人営業
ここまで読んで頂ければわかる通り、整体業界では将来的に独立開業する人が多くいます。
それぞれの企業も福利厚生に「独立開業支援」などと謳っている企業も少なくないくらいです。
それほど個人営業をする人が多いのにはそれなりの理由があり、一番の理由はやはり整体の需要が高いことから得られる安定性ではないでしょうか。
繰り返しになりますが、ある程度料金が安く利便性も良ければ、基本的に集客に困ることはほとんどありません。
仕事帰りに疲れを癒す目的で利用する人が多い為、この二つの条件さえクリアできていれば、ある程度の安定は見込めます。
そして、近年の整体店は美容室に匹敵するほど店舗数が急増している為、ポピュラーなサービスになったと言えます。
そういった安定性も魅力的ですが、他にも魅力的なポイントがあります。
それは基本的にコストのかからない職種だということです。
そのため開業の際も非常に少ない資金で開業が可能です。
こういった開業のしやすさも含め、整体は独立開業する上で人気の職業と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
整体師の年収に関して、雇用形態によるメリットとデメリットについてご紹介してきましたが、基本的には開業する人が多い為、契約社員での選択肢を選ぶ人が少なくないでしょう。
もちろんどこかの企業に正社員として雇用され、長く働いていく選択も良い選択と言えますが、整体の仕事は美容師のように個人営業しやすく安定性も高い職種と言えるため、契約社員で働いて、いつかは独立することを目指すのも悪くはないのではないでしょうか。
ここで紹介した情報を読んで、将来どういった計画で働いていきたいのか、今一度考えるきっかけになればと思います。
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