整体の業界で正社員雇用を目指す場合、どのような形態の企業が正社員募集をしていて、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。

今回は整体師正社員の求人について詳しくお話していきましょう。

整体師のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

整体師の主な仕事はお客様の疲れを癒す事です。

メインは体のコリをほぐす事ですが、トークによる言葉の癒しもまた、整体師の癒しのスキルです。

その為整体師は、手技とトークの二つのスキルを求められます。

整体師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

整体師はどういう役割を求められる?

整体師に求められる役割は大きく分けて二つです。

一つは体のコリをほぐし、可能であれば骨格の歪みを矯正する事。

もう一つの役割は、施術をしながらトークをし、心の癒しも図る事。

一つ目の体のコリをほぐす役割に関しては、安い整体店であればこれ一つの役割で十分ですが、高いお店ともなるとそこにプラスαでトークによる接客スキルも求められます。

例えば、高級ホテルなどに常設されている整体店の店員が接客マナーが悪く対応が粗末だったら、お客様はどう思うでしょうか。

高いお金を払って宿泊していて、整体料金も高いのに、接客が粗悪なものであれば、高級ホテルに対する期待や信頼は台無しです。

また、高級なホテルに宿泊するとなると、ほとんどのお客様が非日常を満喫する為の旅行である可能性が高い為、そんな旅行気分が高い料金を払ってるお店で台無しとなっては、そこの印象が強く残ってしまいます。

高い料金を取るという事は、それだけお客様の期待に応えなければいけないということ。

その為、1時間6000円相当の料金のお店で働くとなると、手技による技術だけでなく接客マナーを極めたトークスキルも必要とされます。

整体師の正社員求人にはどんな種類があるの?

整体師の業界で正社員雇用で働くとなると、そのほとんどは大手の企業が経営しているチェーン店か、柔道整復師などの国家資格を求められる接骨院やリハビリ施設などです。

それでは、それぞれの求人の特徴についてご紹介していきましょう。

整体師正社員の募集でよくある施設や事業形態のパターン

大手チェーン店

駅ビルに備え付けてあるお店や、各都市で有名なショッピングモールや商業施設で営業しているお店の多くは、誰もが名前の知っている大手の整体店である事が多いです。

そんな整体店で働こうと思うのであれば、雇う企業側としてもその名に恥じないスキルや人間性を求める為、基本的に正社員での求人を出している事が多くあります。

実際に面接を受ければわかりますが、「未経験者も可」と書いてはいるものの、実際に面接を受けてみると求められるスキルは多いです。

接客スキル、臨機応変力、施術の実力、健康に関する知識、それらのどのスキルもバランスよく求められる為、一つだけ秀でていても雇ってはもらえません。

それだけ大手の名前を守る為のハードルは高いという事です。

高級ホテル

高級ホテルでの整体業務は、高い施術スキルと接客スキルを求められます。

こうしたスキルを身につける為には長期間の研修を必要とする為、企業も新人にかける費用が高額となります。

その為繁忙期などの短期スタッフを雇う事は少なく、長期雇用を見越した正社員雇用で雇う事が多くあります。

ただし、高級ホテルというのは見た目だけ高級感のあるビジネスホテルではなく、一泊3万以上するようなリゾートや有名ホテルとなります。

実は見た目にキレイなだけのビジネスホテルであれば、雇う整体師はアルバイトや契約社員である事が多く、その実力もお粗末な研修で未熟な整体師であることが多いです。

その為ホテル施設で正社員での雇用を目指すのであれば、ある程度宿泊料金の高い本物の高級ホテルを目指しましょう。

仮に初めは契約社員などからの雇用であっても、将来的には正社員で雇用してもらえる可能性は十分にありますし、高いスキルも身につきます。

整骨院

整骨院での求人は柔道整復師や作業療法士などの国家資格を求められることが多く、基本的には正社員での雇用となります。

しかし、整骨院での勤務は整体というより治療行為であり、世間が思うような整体とは少し違ったものとなります。

その為正社員雇用である事ばかりに目をとられ、肝心の業務内容が自分が思うようなものでなかった、とならないように、しっかりと業務内容にまで目を向けてチェックしておきましょう。

リハビリ施設

整体だけでなくリハビリも兼ね備えた店舗が最近は急増しています。

そこでの求人はほとんどが国家資格保有者による正社員雇用であることが多く、ここであれば整体師として正社員雇用を実現する事ができます。

しかし、客層としては障がい者や高齢者であることが多く、癒しをメインとした店舗ではない為、自分が思い描く整体師像と違うのであれば、例え正社員雇用であったとしても避けておきましょう。

整体師正社員でよくある募集内容とは?

ここまでは正社員雇用でよくある業務形態についてご紹介してきましたが、ここからは長く働いていく上では気になる給与相場や福利厚生についてご紹介していきましょう。

給与相場

正社員雇用での給与相場は基本的にあまり差がなく、どこも25~30万の幅となっています。

仕組みとしてはボーナスとは別でインセンティブが付く事が多く、その為ある程度の高給となっています。

勤務時間や休日、残業

勤務形態についてはシフト制であることが多く、基本的に土日祝日は休みがとれません。

バイトや契約社員のシフトが薄い曜日に正社員が入る事が多い為、こういった事情となっています。

また、整体店は基本的に夜遅くまで営業していることが多い為、通しでの残業をする事も珍しくありません。

福利厚生

整体師の正社員雇用では福利厚生が充実している事が多く、特に高級ホテルともなると温泉が無料だったり、ホテルの食事がまかないになったりと、ある程度の高給に加えてこの福利厚生であれば、事実上50万近くの報酬をもらっているようなものとなる施設も少なくありません。

勤務場所

ビジネスホテルや温泉施設での整体店での正社員雇用となると、その多くはマネージャー業務、もしくは店長業務となる事が多くあります。

その為マネージャークラスともなると現場で働く事は少なく、事務所勤務になる事も珍しくありません。

また、店長クラスであっても新人の研修や面接といった業務が発生する為、現場での勤務はあまり入らないようになってきます。

入れ替わりの多い店舗であれば研修だけで月のほとんどの時間も持っていかれてしまう為、そうなれば直接接客する事は激減するでしょう。

その分給与は高くなりますが、現場で接客する事が好きな人であれば、あえて正社員にはならないのも一つの道です。

求められる人物像

整体師の正社員雇用となると、単純に施術スキルが高いだけでは雇ってもらえません。

長期で働く根性、接客マナーを維持するための常識や教養、臨機応変が利く適応力など、求められるスキルは多岐に渡ります。

しかし、最も優先される人物像は人柄です。

整体は癒しの仕事の為、相手にストレスを与えるような人柄ではまず雇ってもらえません。

物腰が柔らかく、人の話をよく聞き話しやすい人柄が求められます。

その為面接では様々なスキルの確認だけでなく、話しながら人柄も優先的にチェックされています。

その為、面接で緊張して話せなくなるような人は論外です。

そのような方はもちろん接客も上手くいかない為、面接の時点で落とされます。

その為正社員雇用で雇ってもらいたいのであれば、面接の練習を何度も重ね度胸と場慣れを習得しておくようにしましょう。

必要なスキルや資格、経験

整骨院であれば柔道整復師、リハビリ施設であれば柔道整復師や作業療法士の資格を求められます。

それ以外の施設に関しては資格よりも経験を求められることが多く、リラクゼーションに関わりのある職種を3年以上経験していれば優位に面接が進むでしょう。

整体師正社員のおすすめ求人のポイント

整体の業界で正社員として働くとどのような特典があるのか。

ここからは、整体師の正社員雇用でのおススメのポイントについて、いくつかご紹介していきましょう。

高い報酬

当然の話ですが、正社員雇用であればボーナスも付きますし、インセンティブも通常よりも多少上乗せされることがあります。

その為正社員雇用の最もおススメのポイントはなんといっても給与の増額でしょう。

これだけでも長く働いていくにはモチベーションが上がるものです。

福利厚生が増える

アルバイトや契約社員であれば一部しか適用されなかった福利厚生も、正社員雇用であればより多くの福利厚生を受けられる場合が多くあります。

施設の利用料割引はもちろん、各種保険や株など、間接的な報酬が付属されるケースが多いです。

というのも、そもそも正社員雇用を積極的にする企業はどこも大手が多く、その為こうした福利厚生が充実しているといったケースが多いです。

もし正社員の福利厚生について面接で聞ける機会があれば、そこは詳しく聞いておくとよいでしょう。

整体師の雇用形態による違い

ここまでは正社員での雇用に的を絞ってご説明してきましたが、正社員以外での雇用とはどういった点で差がつくのでしょうか。

最も顕著なのは給与と福利厚生ですが、業務面でいえば残業が多く入る事があります。

これは整体業界に限った事ではありませんが、やはりどこの企業も正社員ほど責任が重くなると残業はある程度覚悟が必要と言う事ですね。

整体師正社員求人についてよくある疑問

最後に整体師の正社員雇用の求人でみんながよく疑問に思う事をお話ししましょう。

業務内容

正社員雇用ともなると、企業によっては初めから管理者になる事を前提として雇用するケースが珍しくありません。

その為求人に応募する前には、それが管理者になる事を前提とした求人なのかどうかを確認しておきましょう。

もし管理者になるつもりがないのであれば、「管理者候補」や「正社員登用あり」と書かれた求人は注意が必要です。

勤務シフトの自由性

サービス業である整体師の仕事はシフト制で土日祝日も勤務であることが多いですが、土日などに休みたい人であれば、シフト条件で土日祝日の休みが可能なのかどうかについて確認しておきましょう。

稀に正社員であってもシフトの自由が利く企業もある為、土日祝日のどこかを固定休にしたいのであれば、面接の段階で相談してみるのも悪くはありません。

資格取得制度があるか

企業によっては独自の資格取得プログラムを組んでいるところも珍しくありません。

その為、整体師の資格が欲しい人は、そういった資格取得制度があるかどうか確認しておくと良いでしょう。

近年では学校を卒業してなくても、企業でしっかりとした研修を経て資格を発行し、現場に配属させることも多くなってきています。

その背景としては、それぞれの企業が独自に編み出した技術を新人に習得させ、スキルの安定化を図りたいという企業の思惑もあります。

経験者を雇ってしまうと前職の整体手技をそのまま適用してしまう整体師も多くいる為、それをよしとしない企業であれば独自に研修プログラムを組んでいるケースが多くあります。

こうした研修プログラムを受講できるのであれば、未経験者であってもしっかりとした技術を身につけて現場で働くことが可能な為、「美容師でヘッドスパをしている内に整体に興味を持った」「営業で接客をしている内にリラクゼーションの接客に興味を持つようになった」など、別業種から転職を希望する人でも未経験から雇ってもらう事も可能になっています。

独立開業支援

整体業界では独立開業は非常に多く、技を身につける為に研修制度のある企業への就職を希望する人も少なくありません。

というのも、本来であれば何十万、何百万とかかる学校費用を企業が負担して資格まで取得させてくれるケースが現代では珍しくない為、それを目当てに就職する人も少なくありません。

その為整体業界の企業の多くは、「最低3年働く事を条件」や「契約違反を犯した場合は違約金として数十万の支払い」など、企業と独自の研修プログラムに契約条件を付ける企業もあります。

また、独立開業を目指して整体師になる人が多いこの業界では、独立開業支援を売りにして求人を出す企業も少なくありません。

どうせ数年でいなくなるのであれば、それを見越して優秀なスタッフを確保したいという企業の狙いがあります。

その為将来独立を考えている人は、こうした支援制度を有効に活用するとよいでしょう。

その代わり企業から求められるものも高くなる為、そこは覚悟の上で求人に応募するよう心掛けてください。

まとめ

いかがでしたか。

正社員雇用を目指していても、経験者にしかわからない事が沢山あったかと思います。

こうした情報は経験者からしか得られない事も多い為、整体業界で正社員雇用を目指して転職を考えている人は、経験者の情報を参考にしてみてください。


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