2020年10月2日

市場調査とは具体的にどういうことをする職業なのか皆さんはご存知ですか?

次々と新たなビジネスが誕生する現代、消費者のニーズをつかむことが生き残りを左右するといっても過言ではありません。

そこで、重要な役割を担うのが市場調査の仕事ではないでしょうか。

ここでは、市場調査の仕事内容や役割、市場調査員とはどうやってなればいいのかなど様々な角度から考察していきたいと思います。

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市場調査とはどんな仕事?

まず市場調査とは、いわゆるマーケティングリサーチといわれる仕事です。

広辞苑などの辞書には詳しく掲載されていますが、筆者なりに端的に書いてみますと、企業が消費者のニーズを知るために、様々な媒体を利用してアンケートを取ったり、座談会を開催し実際の声を吸い上げ販路拡大・消費アップを図るものです。

その為の声をあげていくこと、企業に消費者の実際のニーズや実感をつなげていくことが市場調査の仕事の一部になります。

更に市場調査会社はその声を分析、文面や表などにまとめ、企業に報告・提案することでより効率的に仕事をレベルアップしたり新企画・新商品の開発につなげていく仕事といえます。

市場調査の仕事の具体的な仕事内容とは?

実際の商品についての感想を企業につなげます。

アンケート

インターネットを通して様々な会社が在宅ワークとしてアンケートの依頼を頻繁に出しています。

その質問数は様々ですが、いずれも簡単に答えられるものが多いので時間に制約なく対応できます。

只、報酬はかなり低いです。

座談会への参加

企業が新商品を開発するために、ターゲットとする年代層、あらゆる世代の一般消費者を集めて企画品を使用してみた感想を吸い上げます。

もしくは実際に販売されている商品についての感想を聞くための座談会へ参加する仕事です。

価格調査

企業が販売している商品が、実際にスーパーマーケットなどの小売店でどの位の金額で販売されているのか、定期的に実際に店舗を訪問し調査し報告する仕事があります。

現代はインターネットの普及で実際に店舗を訪問しなくても把握できることが多いのでこの仕事は減少しているようです。

覆面調査

大手チェーン店の支店などの指定された店舗に訪問し、味や店舗の衛生状態、店員の対応などを一般客として来店し店員に気が付かれないように調査し報告する仕事です。

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市場調査の仕事の流れ

アンケート

契約したリサーチ会社から定期的に送られてくるアンケートに答えます。

今は、インターネットが主流でリサーチ会社も多く回数も頻繁です。

座談会等の集いに参加

リサーチ会社から指定された年代、性別、職業で募集があります。

そこに応募し当選したら参加できます。

報酬の良さからか競争率は高いようです。

価格調査

契約しているリサーチ会社から指定された期間や時間帯に、受け持ったエリアの指定の店舗に訪問し価格調査し報告します。

覆面調査

契約したリサーチ会社から募集があります。

人気のお仕事の募集でなかなか当選しないものもあります。

この中には飲食店に来店し客として注文(時に指定されたメニューもあります)し対応を報告するものです。

多くのリサーチ会社が商品の一部金額を報酬として補助する形態で購入し、使用した感想やその後の対応を報告するといった仕事もあります。

この場合は指定された手順に沿って進めていきます。

更に保険や投資相談、カード発行など様々なリサーチ報告がありますが、いずれもリサーチ会社の募集に応募し、当選した場合に指示された手順に従って進めていきます。

市場調査の仕事の役割とは?

市場調査の役割は、何といっても消費者の声をリサーチ会社などを通す場合が多いとはいえ、直に企業につなげることではないでしょうか。

アンケート

この場合は、主に在宅だったり移動中のスキマ時間を効率的に利用できるので、あらゆる職種の方が気軽に参加できることを考えるとより多くの消費者のニーズが届くと思います。

座談会への参加

時間の制約がありますので、限られた消費者の参加になるかと思いますが、企業によっては土日祝日にも開催し、より多くの消費者の声を反映させようと企画しているところもあります。

ここでは自分だけでなく座談会形式で他者の意見に触れることで新たな視点に気づき、会話の中から新しい需要を見出すことが可能になります。

価格調査

価格調査として店舗に入りますが、そこでの商品の陳列状況を観察することで店舗のその商品に対する期待度や実際の需要の状態も感じ取れます。

又、売れ行きとの連動性も分析できる場合もあります。

ここまで分析して報告し企業につなげていければ仕事の価値が大きく認識されるように思います。

覆面調査

消費者の声を直に届けられることです。

特に大手チェーン店などでは店長やマネージャーのクオリティや意識の高低により、本来の創業意識が伝わらない場合も出てくることが起こります。

そこに企業の社員が調査に行っても繕えるものが出てきますが、全く知らない客であれば通常の店舗の姿勢や実際の状況が伝わることは間違いありありません。

企業にとっても商品のみならず、従業員も含めてクオリティの向上を図ることが出来、業績向上につながるはずです。

市場調査の給料事情は?

完全出来高制になります。

一つの業務に対して金額が定まっています。

例えばアンケート1案件に対して1円、質問が多ければ金額が少し上がる程度です。

座談会などイベント参加も時給ではなく、イベントに対して単価が決まっていますし事前に明記されていますので検討してから応募出来ます。

又、覆面調査は店舗訪問で注文や購入した金額も含めて1つの店舗調査の報酬が決まっています。

交通費なども含めれている場合が多いので、報酬にみあった仕事か考慮して応募すべきです。

更に商品購入などは全額報酬とはいかず一部補助のような報酬設定の場合が多いので、その商品が自身にとって本当に必要か検討して応募しなければ結局無駄になってしまう場合もおこりえます。

市場調査の仕事の探し方とは

この仕事はどのように探していけるのでしょうか。

インターネットを通して見つける

現在はパソコンが普及してますし、携帯電話やスマートフォンに至ってはあらゆる世代の方々に普及しています。

そこで、市場調査と検索すれば様々な項目が展開してきますので、そこから検索できます。

又、コマーシャルなどで多くしられているインターネットのバイト募集会社をダウンロードし、市場調査や在宅ワークと検索すれば多くの市場調査募集会社が出てきますのでそこから自分の条件に合った仕事に応募できます。

知人の紹介

会社によっては紹介制度を設けている場合もあります。

それによって自身にも、紹介された知人にも特典が得られることもあり、知人から紹介される場合もあります。

新聞折り込みで探す

現在インターネットの普及により、かなり機会が減少してきましたが新聞折り込みの求人チラシに募集が出ている場合があります。

求人誌で探す

駅などに無料で設置されているフリーペーパーの求人誌にも募集がありますので、そこからも探すことが出来ます。

市場調査の仕事に就くためにはどうしたらいい?

スキマ時間の利用としてダブルワークや、主婦の在宅ワーク程度のウェイトとして就業するのであれば、募集されている内容を検討し、本業や主婦として家庭の事情を壊さない程度で応募します。

応募の際には、様々な条件もありますし、よく検討し応募したら次の段階として会社から説明会の連絡があります。

その説明会にはある程度準備していかなければいけない事もありますが、説明を受けた段階で就業するか最終判断します。

ここで就業を始めると決定した場合は、その場で仕事を始める場合が多いようです。

リサーチ会社の職員のもとで、説明を受けながらアンケートを求める会社へ応募し、リサーチ会社への報告方法など詳しくレクチャーしてくれますのでその場で結論を出した方が価値的と思います。

リサーチ会社での仕事は、規制はないので複数のリサーチ会社に所属される方もいます。

只、アンケートに答えられる制限はあります。

1商品に対して1回の場合がほとんどですので、リサーチ会社が力を入れている分野が違う会社を掛け持ちした方が仕事の幅は広がると思います。

市場調査の仕事に就職するために

市場調査会社に就職となると、市場調査のスタッフ募集や分析、企業への提案などいわゆる正社員のような就業になりますので、これまで展開してしてきた内容とは大きく異なります。

募集としてはこれまでと変わらないと思いますが、市場調査会社への正社員や派遣社員の就職として検索し、応募していきます。

資格・スキルは必要?

市場調査会社での調査員としてのパートにしても、バイトにしても、在宅ワーク程度の仕事内容であれば、特に資格やスキルは必要ないかと考えられます。

依頼されている仕事の内容を理解できること、自分の報告したいことを文章にまとめる、ある程度の文章力があれば十分と思います。

報告する際はパソコンやスマートフォンを利用する場合がほとんどですので、メール機能程度を使いこなせていれば大丈夫です。

只、領収書や受付完了メールや発送済メールなどを写真に撮って添付や、メールをコピーして添付する必要がありますので、その機能を使えるかは大事な視点です。

ただ説明会で丁寧に教えて下さいますので安心ですし、わからなくなったら会社によっては電話やメールで丁寧に教えてくれますので大丈夫です。

時にあまりに自分の説明がわかりづらかったり、理解するのに時間がかかるとスタッフの方の面倒くさい気持ちが伝わってくるような対応になる場合がありますので、我慢する力、わかるまで対話する粘り強さが必要とされると感じる場合もあります。

一方、市場調査会社に就職する場合はスタッフが報告してきた内容を集計したり、分析する必要性が出てきますので、まずはパソコンのワードやエクセルはもちろん、パワーポイントやスキャン機能など幅広くスキルが必要と思われます。

更に調査依頼会社への営業・プレゼンテーションが必要になってくると文章力やプレゼンテーション力が必要とされる場が発生します。

必要な経験は?

日常生活の経験程度がまず必要であり、特別な経験は必要ではないと思います。

ただ、国内外の旅行や様々な仕事の経験、(もちろんバイトやパートでも構いません)幅広い飲食店の利用体験などが多ければ多いほうが、より多くの仕事の機会が増えるように思いますし、リサーチ会社からのニーズも増えるように思います。

この場合、自分の興味がある分野は必然的に経験が多くなりますので、その分野の仕事に重点を置いた会社の調査に応じることができます。

女性の場合は、美容だったり健康だったりします。

ある程度の年齢になれば保険の内容検討、教育業者の分析など、市場調査の仕事は多岐にわたっていますので、様々な経験が生かされますので、意欲さえあればどなたでも仕事のチャンスはあると思います。

まとめ

インターネットの普及や、生活様式の変化によって多角的に又、急速に変化している現代、企業はそこに対応する柔軟性、開発力が必要とされてきています。

そこで、経費を抑えながらも価値的に時代の空気や要請をくみ取っていく必要があります。

そこで直に消費者の声を知る一つのツールとして市場調査の仕事があります。

この仕事は主婦であっても会社員であっても、定年後の熟年層であってもあらゆる世代、環境にいる方々が参加できる仕事です。

あらゆる企業が首都圏に集中する中、直に参加する市場調査の仕事は首都圏が多いようですが、商品購入などはどこに居ても注文し報告体制が整えば参加することが出来ます。

又自分の声が生かされていくやりがいもありますし、そこに報酬も伴ってくることなど喜びにもつながります。

更には、自分がかかえている健康状態の問題、美容関係の不安など現時点の課題に対してクリアできるかもしれないチャンスも得られる仕事でもあります。

只、待っていても自分で合う仕事が見つかるかどうかは得られないのもこの仕事です。

インターネットをこまめにチェックし、選んで応募しなければ仕事は始まりません。

締め切りなどもありますのでスピード感も必要とされてきます。

意欲的に取り組んでいけば報酬アップにもつながりますので、まずは1か所だけでも始めてみた上で、自分にあっているか体験してみてもいいのではないでしょうか。

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