この記事では、葬儀屋の仕事のリアルな内容や葬儀屋がキツい理由について、またこの職業に向いている人の特徴などを経験者が解説していきます。

更に、具体的な仕事内容の解説に入る前に「葬儀屋」での業務がどういう流れで進んでいくかも紹介したいと思います。

葬儀屋関係の仕事に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

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葬儀屋の会社としての大まかな仕事の流れ

病院やご遺族から葬儀の依頼の電話が入るとご遺体を受け取りに伺います。

その間に喪主の方と葬儀の規模やお花の種類や本数などを決め、葬儀に来ることが難しい方からの電報などの受け取り住所や電話番号をご遺族の方へお伝えし電話を受ける準備が必要です。

同時進行で祭壇業者や花屋、献茶、納棺士の手配を行い、喪服をお持ちでない方が遺族にいらっしゃれば貸衣裳屋の手配なども行います。

特に喪主の方から「全てお任せします」と言われた場合は、全ての段取りや指示を取り仕切らなければなりません。

葬儀の際に故人へ着せる洋服の指定の有無、棺の中へ入れたい故人の私物の有無、お坊さんの手配や宗派の確認、ご遺体を安置する場所が自宅では難しい場合は遺体安置できる葬儀会社だったら自社に霊安室があり、なければ葬儀会場で遺体安置できるかの確認を行います。

本来はご家族が24時間線香を絶やすことないように故人に付きっ切りになるのですが、ご遺族が葬儀の準備などで付きっ切りになることが難しい場合は葬儀会社が代わりにその役割を果たしたりもします。

このように同時進行で様々なことを進めていかなければなりません。

葬儀屋の仕事内容は大きく4個の役割に分けられる

では、葬儀屋としての大まかな仕事の流れが分かったところで、葬儀屋で働いている従業員の仕事内容を具体的に紹介していきます。

①司会進行役(葬祭ディレクター)

葬儀当日の司会と進行を行う役割です。

大きい葬儀になればなるほど、今からお経が始まることや焼香の呼びかけ、お花を献花するタイミングなど全ての段取りを指揮するようになります。

また香典なしの葬儀となると、式の合間に数回、香典が必要ない旨を参列者に告知します。

ご遺族(主に喪主の方)に段取りをお伝えしたり、段取りの変更や火葬場へ行く時間、手配を滞りなく進めることも重要な仕事の一つです。

②祭壇作り

葬祭ディレクターの資格を持つものが祭壇のレイアウトから花の飾り付けなどを指示し、時には自ら祭壇を作り込むこともあります。

業者へ指示のみするパターンもあれば、葬儀会社が全て担うケースも。

家族葬をメインにしている葬儀会社では業者は挟まずに一貫して自社で完結させることが多いですが、葬儀が大きくなればなるほど祭壇業者・花の業者など様々な業者と一緒に作り上げることが多くなります。

例えば50人未満の式では葬祭ディレクターが一貫して行うことが多く、50人を超えてくると様々な業者と協力しながら執り行われることが多くなるでしょう。

③献茶

これは「けんちゃ」と読みますが、なかなか聞き慣れない言葉ではないでしょうか。

「お茶子さん(おちゃこさん)」と呼ぶこともあります。

主に葬儀会場にて弔電のお預かりや受付、精進料理の準備、献花する際に参列者へお花を配る、おしぼりやお茶を配膳するなど、式全体の中で雑務と言われるものを全て行う人のことです。

葬式が始まる前から参列者の数を把握し、いつのタイミングで何を配膳・回収したら良いのか、献花の時間や精進料理の時間に沿って段取りを考え行動します。

ご遺族から式の流れについて質問を受けたり、また喪主の方にお坊さんのご到着をお知らせし双方がご挨拶できるように配慮することも。

献茶さんの仕事はここからここまでと範囲を決めにくく、臨機応変に動くことが求められます。

そのため、スペシャリスト的存在の献茶さんは基本的に50歳オーバーの方々が多く、若手は少ないのも特徴です。

実際、20代前半の方よりもそれなりに人生経験のある年代の方に担当してもらうほうがご遺族が安心できるということも一つの理由としてあります。

葬儀の内容や会場の規模、葬儀会社によって献茶さんの仕事内容は大きく異なるため、求められる献茶さんの能力としては「臨機応変な対応能力」と言えるでしょう。

④納棺師

ご遺体を清潔にし、衣服を着せ、時には化粧を施し、棺に納める技術師のこと言います。

ご遺族の意向として最後にお風呂に入れてあげたいということであれば納棺師が専用のバスタブにて入浴をさせてあげることもあり、これをシャワー式湯灌と言います。

お風呂までではなく、ご遺体の体を拭いてあげるのみの場合もあります。

これを古式湯灌と言います。

衣類に関しては、ご遺族の希望される衣服に着替えさせることもあれば、白装束に着替えさせることもあります。

昔「おくりびと」という映画が流行しましたが、あの映画はこの納棺師という職業を題材としています。

また爪を切ることや髭を剃ることも、ご希望があれば施します。

最後に腋の下などにドライアイスを入れ、鼻に脱脂綿を入れて棺に納め、納棺師の仕事は完了となります。

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①司会進行役(葬祭ディレクター)の仕事内容や業務

会場の場所の把握

ご遺族の到着前に、ご遺族やお坊さんの控室、トイレの場所、何時に誰が会場入りするかを入念に確認をします。

司会進行は最も顔を覚えられるため、場所を訊かれたり段取りや今後の流れについて質問を受けることが非常に多いです。

事前に把握できることは把握しておき、スムーズにご案内できるように覚えておきます。

ご遺族(喪主)の方と最終確認の打ち合わせ

喪主の方は心神喪失状態、または心労が相当高まっている状態です。

前日にも段取りのご説明は行うものの覚えれる状態ではないため、葬儀当日の数時間前に最終の確認を兼ねて打ち合わせを行います。

その際に、何時に何が行われ、いつ火葬場へ移動するのかなど親族から訊かれるであろう内容をお伝えします。

お坊さんへご挨拶

お坊さんが到着されたらご挨拶し、喪主の方をご紹介し、何名ほどの参列者が来られて何時に火葬場へ移動して頂くかなど詳細をお伝えします。

式によって異なりますが、お車代などをご挨拶のタイミングでお渡しすることもあります。

全て完了時に、ご挨拶と清算処理

式が終わり次第、喪主の方へご挨拶と共に今回のご請求書をお渡しします。

その場でお支払い頂けるケースがほとんどで、後日払いでも翌日にはご精算いただくことが一般的です。

式が終わってすぐに清算というのも気が引けますが、トラブル回避のために当日清算を推奨している葬儀会社は比較的多いでしょう。

②祭壇作りの3個の仕事内容や業務

祭壇のイメージ打ち合わせ

祭壇のイメージ写真を喪主の方にお見せし、どのタイプのものにするのか決めていただきます。

あくまでイメージ写真なので、お花の色合いや飾り方などの細かな打ち合わせはもちろん生前好きだった音楽を式の最中に流すなど、可能な限りご遺族や故人の想いを汲み取ることが大事です。

また故人の写真をご準備してもらえるように手配をしたり、香典を受け取る場合の香典返しの商品なども決めます。

その他、親族の方々の衣装についてレンタルする必要がある場合は衣装の手配も仕事の一つです。

この打ち合わせで式の規模や参列者の人数なども具体的に決めてしまいます。

規模や参列者の人数が分かれば、衣装・お花・料理(仕出し)・献茶さんの人数などの手配も可能です。

祭壇作り

当日、祭壇を作るための準備を早朝から行います。

業者の入り時間、香典返しの品物が到着する時間、お花が届く時間など細かい確認が必要です。

滞りなく進んでいるかどうか随所で確認を行いながら、合間に喪主の方との最終打ち合わせと祭壇の確認を依頼し了承を得ます。

その他、香典返しの袋詰めの指示や献花の際のお花準備を行い、式のお時間ギリギリまで最終調整を行います。

撤収作業

ご遺体も親族の方も火葬場へ移動された後は撤収作業です。

喪主の方に事前にお花の束を幾つ用意をするかを確認しておき、撤収前に花束を作り枯れないようにしておきます。

その後、祭壇を片付けていきます。

花の撤収が終わってから祭壇の骨組みを撤去し、その他の盆提灯や仏具関係など細かな物の片付けが必要です。

基本的に30分~40分ほどで撤収作業は完了します。

早く終わらせなければ次のお葬式がある場合に迷惑をかけてしまうことも考えられるため、撤収作業は時間との勝負です。

③献茶の2個の仕事内容や業務

宗派と当日の流れを確認

宗教によって式の流れなど全て異なります。

宗派によって精進料理があるのか、お坊さんを呼ぶのか、香典があるのかなど、献茶さんは当日のスケジュールに沿って動く必要があるため事前の把握しが必要です。

会館の把握と参列者の把握

献茶の仕事は館内の案内や親族の方々の案内、着替えのお手伝い、焼香のタイミングなど細やかなフォローをすることとなります。

全て把握した上で献茶さんとして臨機応変に対応できるようにしなければなりません。

葬儀には同じものはないため、マニュアルが存在しません。

その時々に応じて対応しなければ式全体の進行も悪くなってしまうこともあります。

だからこそ、事前に把握できることは把握しておくのが一番ということです。

④納棺師の3個の仕事内容や業務

当日朝に、訪問先の確認とメンバー確認

基本的に当日の訪問先は事前に予約が入るため、朝一に確認を行い何時にどこへ向かうのか把握します。

大体1チーム2名~3名ほどで動くことが多いです。

そのため誰が運転しご遺族からの要望をお聞きするかなどその日の役割分担を決めて現地へ出発します。

平均すると1日4訪問ですが、季節の変わり目などには7件~8件訪問することもあります。

要望の聞き取り

ご遺族からのご要望をお聞きします。

湯灌、化粧、御着替えなどという順番になりますが、着せたい洋服があればお預かりし、使ってほしい化粧品などがあればそれを使用したメイクを行います。

また湯灌も湯船に入れてあげるほうが良いのか、身体を拭いてあげるのみなのかもご遺族の希望のヒアリングが必要です。

中にはご遺族も一緒に納棺作業をしたいと仰るケースもあるので、その場合はできる限り一緒に行うなど想いを汲み取ります。

要望の聞き取りから納棺するまでの時間として、平均90分ほどです。

備品交換と衛生管理

会社へ帰社後は、車に湯船を積んでいることもあるため衛生面に配慮しなければなりません。

消毒作業やタオルなどの備品交換を行い、翌日の作業に影響が出ないように点検を行い業務終了となります。

冠婚関係との仕事内容の違い

同じ式の執り行いでも、全く違うのが冠婚関係の仕事です。

陰と陽というように冠婚はお祝い事となるため、スタッフの声色や表情までも全く異なります。

冠婚の場合は、満面の笑みでお出迎えや受け答えをすることが正しい接客スタイルです。

一方で葬儀関係は、電話対応も明るくハキハキされている方はいらっしゃらないと思います。

落ち着いた声色で丁寧な話し方をする方が多いでしょう。

ご家族の気持ちに寄り添って…という基本の考え方は一緒でも、TPOをわきまえた対応となると全く別物となるのです。

葬儀屋の仕事はどんな人に向いている?

誰かがいつ、どこで亡くなるのかは誰にも予測できません。

そのため葬儀屋の仕事はとても変則的で、早朝出勤や遅くまでの残業もあります。

しかしその仕事にやりがいを感じられる人は、真摯に自分の役割に取り組むことができます。

では、どんなタイプの人が葬儀屋の仕事に向いているのでしょうか?

真摯に勤められる人

葬儀屋の仕事は、人が亡くなってから始まります。

人が亡くなるということは、ご遺族にとってはとても悲しく辛いことです。

その重苦しい気持ちを受け止めながら、冷静に、そして真摯に勤められる人が葬儀屋の仕事に向いています。

どんなに優しい性格でも、ご遺族と一緒に泣いてしまうような感受性の強すぎる人は向いていません。

人間洞察力が高い人

葬儀屋の仕事では、遺族の要望に細かく応えることで葬儀の形を完成させていきます。

そのため、葬儀会社の都合で一番高いプランを強引に進めてしまうような営業力の強すぎる人はあまり向いていないでしょう。

遺族の様子を伺いながら適度に営業もしていけるような、人間洞察力に優れている人にはおすすめです。

落ち着いている人

葬儀は厳かな空気の中で行われます。

葬儀屋もその空気を保ちながら仕事をする必要があるため、落ち着いた性格の人に向いています。

慌しく動き回るような人はご遺族側からも見ていて不安になってしまうことがあるため、例えそこまで仕事ができるわけではなくても落ち着いて立ち回れる人のほうが向いていると言えるでしょう。

判断力のある人

葬儀の仕事は全てが予定通りに行われるというわけではありません。

葬儀中に何らかのアクシデントが起こることもあります。

例えばお見送りの際に花が足りなかったり火葬場からのバスが遅れたりと、現場で様々な問題が発生することも。

そんな時に落ち着いて冷静な判断を下せる人は、どの場面でもご遺族や同僚から頼もしく思われることでしょう。

何も葬儀に限った話ではありませんが、判断力のある人というのは周囲から頼りにされやすいです。

体力のある人

葬儀屋の仕事には体力が必要です。

人がいつ亡くなるかなど誰にも分からないため、時には夜中にご遺族から会社に連絡が入ることもあります。

そうなると夜中に出勤し、そのまま一日通しでご遺族と葬儀の相談、葬儀の準備を行うことも珍しくはありません。

流石に途中で睡眠を取りますが、葬儀の打ち合わせが長引いたりすればそれだけ寝不足にもなりやすいため、ある程度体力に自信がある人でなければ務まらないでしょう。

精神面の強い人

葬儀屋の仕事は人の死に深く関わっています。

遺族が深い悲しみに包まれていると、感受性の強い人の場合は自分まで悲しく辛い気持ちになってしまうことがあります。

ご遺族にとっては「自分たちの悲しみを理解してくれている」と思える反面、「この人に全部任せきりでも大丈夫なのだろうか」と不安にも感じてしまうでしょう。

そのため、厳かに葬儀を執り行いながらも、あくまでも仕事として冷静に行動できる精神面の強さが求められます。

すぐに他人の感情に共感してしまう人や感受性の強すぎる人にはあまり向いているとは言えないかもしれません。

どんな会社で葬儀屋の仕事募集があるの?

1. 株式会社 日本セレモニー

株式会社 日本セレモニーは、全国に典礼会館を展開している会社です。

典礼会館は全国170ヶ所以上にあり、葬祭ディレクターなどのポジションを中途採用しています。

未経験でも普通免許があれば挑戦でき、キャリアチェンジも可能であることこから長く働ける環境と言えそうです。

タイミングによっては募集が終了している場合もあるため、詳細はリンク先でご確認ください。

2. 株式会社愛和

株式会社愛和は、介護からセレモニーまで手掛ける会社です。

全国に15ヶ所以上展開しており、湯灌・納棺スタッフの中途採用を行っています。

普通免許は必要ですが、未経験・ブランクありでも応募可能です。

タイミングによっては募集が終了している場合もあるため、リンク先より詳細をご確認ください。

その他葬儀屋の募集は?

上記の会社以外にも葬儀会社の求人は沢山募集されています。

見てみたい人は、以下のボタンからチェックしてみて下さい。

葬儀屋の仕事で活かせる経験

葬儀屋の仕事は、一般的な仕事とは一線を画しています。

それは、人の死に直接触れる仕事であるためです。

だからこそ他の仕事とは全く関わりがなく、これまでの一般的な仕事の経験は活かせないと考えている人もいるでしょう。

しかしどんな仕事であっても、「仕事」の面から見た時に全くの無関係で活かせるものが一切ないものなどありません。

葬儀屋の仕事の場合、どんな仕事の経験が活かせるのでしょうか?

接客経験

接客経験は、人と関わる仕事であればどんな仕事でも活かせる経験です。

人と接する際にどんな風に接すれば相手に不快感を与えないか、好印象や安心感を与えることができるかなどは、実際に自分が働いて経験を積まなければ身につけることはできません。

自然な笑顔で人と話をしたり、時にはお客の怒りに対応したりと笑顔の接客からクレームの対応まで一通りの接客経験を予め積んでいる人は、葬儀屋で働く際にもご遺族とのコミュニケーションをスムーズに取りやすいでしょう。

事務職経験

葬儀屋の仕事は、ご遺族の中に入って葬儀を執り仕切ることです。

遺族の住む地域の風習によっては葬儀自体は町内会や隣近所、年長者などが執り仕切ることもあります。

その場合には陰ながらお手伝いをすることになりますが、それらのお手伝いの大半の作業は事務手続きなどパソコンを使った仕事です。

例えば葬儀で飾る故人の写真を作ったり、ご遺族に代わって市役所へ死亡診断書を提出し火葬許可証を取りに行ったりします。

弔問者への返礼品の手配やメッセージカードの作成、葬儀用の花の手配、住職(宗教により変わります)の手伝い、通夜の食事の手配など様々な裏方作業を短い時間で行わなければなりません。

葬儀の場では受付や流れを執り仕切る程度で、ほとんどの準備は事務仕事と言っても良いでしょう。

そのため、事務経験のある人は書類の作成や電話での手配などの作業が比較的スムーズに行いやすいです。

宗教法人・宗教団体に関わる仕事

人が亡くなり葬儀を行う際には、いずれかの宗派で行います。

家が代々仏教ならば仏教方式で葬儀を行いますし、神道を信仰しているのなら神道方式で、キリスト教ならその宗派に則った葬儀です。

どんなに普段は「無宗教」を名乗っている人でも、葬儀の際には必ずいずれかの宗派に則ります。

そのため、宗教関係で仕事の経験がある人の場合は、自分のよく知る宗教であれば葬儀の際にも手伝いがしやすいですし、知らない宗派でも偏見や戸惑いが少なく仕事に対応できます。

その後のキャリアについて

葬儀屋でキャリアを身につけて、葬儀会社の中でキャリアアップを目指すことは可能です。

最初はいち社員として葬儀の手伝いをするだけだったのが、次第に葬儀に関する知識や技術などのノウハウを身につけて自分で葬儀までの流れを執り仕切れるように成長していきます。

一人で葬儀を担当するようになるまではどの社員も同じです。

それ以上の地位になると、それぞれの社員が担当する葬儀を統括したり、何かあった時の責任者に任命されたりします。

しかし葬儀屋の仕事は特殊な仕事なので、別系列の葬儀関係の仕事であれば大いに役に立ちますが、一般会社への転職となると事務仕事や接客能力以外ではそこまで必要とされるものはないかもしれません。

とは言え、どんな場面で葬儀屋時代のノウハウが役立つ時が来るかは分からないものです。

思いもよらないところでそれが役に立ち、その後の評価や昇進に繋がることも全くないとは言い切れないでしょう。

葬儀屋の仕事の良いところ

ここからは、この仕事の良いところをいくつか挙げていきます。

やりがいを感じるポイント

ありがとうの言葉をもらえる

お礼を言われるとは想像できない仕事ですが、しっかりと誠心誠意ご対応するとお礼を言われることがあります。

故人の最期となるため故人のためにできる限りのことをするというのが大前提ですが、それだけではなく残されたご遺族の気持ちを汲み取り、悲しみを乗り越えて頂くためにお手伝いすることも葬儀屋の仕事です。

気持ちの整理をするお手伝いをするので、式が全て終わった際に感謝の言葉をかけてもらえることも多々あります。

「〇〇をしてくれて、喜んでくれていると思う」や「私たちの気持ちを汲み取ってくれてありがとう」など涙を流しながらお礼を言われると、「この葬儀を担当して良かった」と思えます。

専門的知識を身につけられる

冠婚のマナーなどを知っている方は多いですが、「葬儀のマナーや知識などは持っていないし、不安」と思われる方が大半です。

葬儀の場合はその機会が突如訪れることが多く、心の準備もできていないケースが9割を占めます。

これはどうしたら良いのか、こういう時はどうするべきなのかということを的確にアドバイスすることで、安心感を持っていただけるようになります。

遺族の気持ちになり、不安なところや疑問点などを先回りしてお伝えし安心していただくことは、葬儀会社にしかできない謂わば「技」です。

無事に最期のお見送りをできる

葬儀屋の仕事は日々ご遺体に触れるお仕事です。

しかし、ご遺族にとっては初めてご遺体を見るという方も多いでしょうし、事件や事故などで目を覆いたくなるような状態のご遺体も決して少なくありません。

ただし葬儀屋の仕事は、どの故人に対しても必ず平等に接する必要があります。

弔問者に亡くなった方のお顔を見せてあげられないことも…。

ご遺族にとっては、弔問者に察知してもらいたくないデリケートな部分があるということですよね。

そういう場合にどのようにしたら不自然さがないかを考え、ご遺族にご提案してあげなければなりません。

エンゼルメイク(死化粧)で隠せるものなのか、完全にお顔を見るという行為自体をなくすのかなど様々な案を用いてご遺族の意思を尊重しつつ故人をお見送りするなど、多種多様な事例がその場その場で起きていきます。

何かが起きた時も無事にトラブルなく葬儀を完遂することで、やりがいを感じるでしょう。

未経験でもやる次第で即戦力になる

冒頭にもお伝えした通り、知識などは自分自身の努力で補うことができます。

最初は誰でも未経験なので、沢山現場に出て先輩方のやり方を多く見るようにしましょう。

少しずつ段取りを覚え、次の作業はこれ!というように流れを知れば、先手を打った行動ができるようになります。

先読みをしてくれるスタッフが現場に1人でもいると非常に頼りにされやすく、新しい仕事もどんどん覚える環境を与えてもらえます。

私も最初は右往左往しましたが、2回、3回と現場に行くようになり、次はこれをしたほうが良いのかなと考えられるようになりました。

全部の流れを理解できなくても、一部分でも理解できれば早々にその持ち場を任せてもらえることもあります。

私は最初献茶として現場に出て段取りや流れを覚えてから、お花の手配や祭壇の手配、電報関係の受付など事務方を任せていただきました。

その後に事務方と献茶を兼務するようになり、エンゼルメイクの資格を取りに行き、納棺士の方々と協力するようになり、最終的には司会をさせていただくまでになったのです。

完全未経験からスタートして司会業までやるまでに要した期間は1年でした。

葬祭ディレクターの資格は持っていなかったので祭壇を作ったりまではしていませんが、お手伝いはさせていただいていました。

このように在籍年数には関係なく、自分の覚えようとする行動力次第であっという間にスキルアップできるのは魅力的だと思います。

どんな仕事でも会社や先輩から頼りにされるのはやはり嬉しいものです。

年功序列がない業界であるため自分の頑張りがしっかりと評価され、やりがいを感じやすいのではないでしょうか。

面白いポイント

宗派による違いを学べる

葬儀は宗派によって段取りも進め方も全て異なるため、覚えれば覚えるほどできる仕事の幅が広がります。

例えば準備物なども、佛教、浄土真宗、理教、創価学会などそれぞれで準備するものが全て異なります。

創価学会はそもそもお坊さんを呼びません。

理教はお酒やお米をお供えしますが浄土真宗では必要ありません。

このように宗派だけで用意するものが全て異なるので、把握できればプライベートでも役立ちます。

目に見えて仕事の幅が広がったことが分かるのは、やはり面白いものです。

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葬儀屋の仕事がキツいと言われる5個の理由とは?

一般的に葬儀屋の仕事は様々な面でキツいと言われています。

実際に働いてみると、どのような点がキツいのでしょうか。

具体的に紹介していきます。

体力的にキツい

なぜ体力的にキツいかというと、会場や祭壇の設営などで重い荷物を運んだりご遺体や棺を運んだりと、意外と力仕事が多いのです。

特にご遺体は、体重によって違いはあるものの驚くほど重くなります。

また、忙しくて葬儀当日までの間に仮眠時間が2時間~3時間しかないというパターンもあり得ます。

短時間で質の良い睡眠を取らなければ体力が温存できないため、仕事にならないでしょう。

そして、葬儀が始まるとほぼ立ちっぱなしです。

座ることはほぼなく、動き回ることが多くなります。

更に、夏は炎天下で、冬は寒さや雪・暴風雨の中で弔問者を誘導することもあります。

風邪を引いた、寝不足で元気が出ない、立ちっぱなしがしんどいとなると仕事になりません。

だからこそ、体力が必要となります。

世間体が悪い

葬儀屋の仕事に良い印象をお持ちになる方は少ないでしょう。

特に年配の方には良く思われることが少ない傾向にあります。

「人の死を商売にしている」「詐欺」などという印象を持たれやすいようです。

一部の葬儀会社では確かに詐欺に近いような商売をしているケースがあるため、このような印象を持たれてしまうのでしょう。

最もランクの低い葬儀を依頼すると「このプランだととても質素になるから、これぐらいのランクのものが妥当だ」というような説明をされ、言われるがままランクを上げ予算以上の費用を掛けてしまうということもあります。

これは言い方の問題であり詐欺をしているわけではありませんが、確かに結婚式でも同様で花が貧相になったりするからこうしたほうが良いとランクアップを勧められるケースはあるでしょう。

実際、葬儀費用は葬儀会社ごとに異なります。

家族葬などは低料金で受けますし、葬儀会社によっては予算範囲内で見栄え良くできるように案を出してくれる会社もあります。

しかし世間のイメージでは前者の内容が色濃く残っているため、良いイメージを持っていただけないことが多いのです。

もちろん自分自身がそうした詐欺のような仕事をしていないという自信があっても、なかなか「葬儀会社に勤めてます!」と胸を張って言える方のほうが少ないのではないでしょうか。

この部分は非常に辛いと言えるでしょう。

精神的にキツい

この精神的にキツいというのが、最も多く聞く声かと思います。

何が精神的にキツいのでしょうか。

ご遺体にも様々あります。

正確に言うと、あらゆる亡くなり方があるということです。

病気・事故・自殺・事件・身元不明など、人の最期というのは千差万別です。

病気の場合は比較的綺麗なご遺体が多いですが、不慮の事故や事件などの場合は息を引き取る瞬間の顔が恐ろしい形相のままとなってしまっている方もいらっしゃいます。

中には目を閉じることができない方もいます。

これは死後硬直が始まってしまい、目を閉じさせることができないパターンです。

事件の場合は顔を傷付けられてしまっている場合なども目にすることがあります。

この経験は決して慣れることがありません。

そういった面では精神的にキツくて厳しいということになるでしょう。

覚えることが多い

葬儀会社には基本的にマニュアルというものが存在しません。

基本的な知識を入れてそこから臨機応変に対応していく必要がありますが、この基本的な知識というのが多岐にわたります。

宗派によって異なる葬儀の進行内容・用意するもの・礼儀作法など一つ一つの項目を奥深く覚える必要があるため、経験を積むことで「手に職」と言われる専門分野の人材として活躍することができるでしょう。

また、知識だけでなくご遺族の立場になり言葉遣いや気遣いができなければ、無神経な人と言われてしまいます。

感情移入は禁物ですが、ご遺族の立場を考えつつ配慮していくということを覚えていかなければなりません。

このように知識だけでなくその時々に応じてご遺族の心理状態を考え察知し行動するということを意識するため、最初は沢山のことを覚えていく必要があると言えるでしょう。

夜勤がある場合が多い

葬儀業界というのは昼夜問わず勤務することが多々あります。

夜間や早朝に亡くなられる方もいますし、一般的に通夜は夜に行われ、葬儀は日中に行われます。

そうなると、人員の体制をある程度シフトで交代することはありますが、全ての人員を交代させるということはできません。

つまり、シフトによって男性でも女性でも夜通し勤務する可能性があるということになります。

特に女性は、体力的な面や不規則な生活などから勤務がキツくなってくる人も多いようです。

また、若手であればこうした不規則な生活も耐えられますが、年齢を重ねると不規則な生活が辛くなりがちです。

このように勤務時間が長くなったり夜通しの勤務が続くことによって生活のリズムが乱れ、仕事を続けることがキツくなってくるのではないでしょうか。

葬儀屋の仕事の辛さを乗り越える5個の方法

このように葬儀屋の仕事は非常にキツい部分が幾つかあります。

では、現在葬儀会社でお勤めの方はどのようにしてこのキツい部分を乗り切っているのでしょうか?

もちろん人によって乗り越え方は十人十色だと思いますが、その一部を今回ご紹介します。

体力的にキツいを乗り越える方法

体力面においては、ある程度力仕事となるということを理解し基礎体力の向上に努める必要はあるでしょう。

基礎体力を上げることで、風邪を引きにくい身体を作ることができるようにもなります。

あとは睡眠の質を良くするために枕や呼吸方法を変えるなど、短時間でも熟睡できるような方法を自分なりに見つけることが大切です。

私は比較的寝付くのが早いほうでしたが、やはり家とは違う空気感なので最初の内はなかなか寝付けずに過ごしていました。

しかし家以外で眠ることや雰囲気に慣れると、短時間睡眠でもスッキリ目覚めることができるようになりました。

また暑さ対策としては、熱中症にならないように水分補給と塩分補給を徹底する、冷却グッズを用意し駆使するなど体力が奪われないようにするために様々な対策が必要となります。

私がよくやっていたのは、夏場はとにかく水分補給と塩分補給をすることです。

飲み物も水ではなくスポーツ飲料を選び、冷却シートを首や腋に貼ってクールダウンさせていました。

防寒対策としてはヒートテックを着たり貼るカイロをつけるなど防寒グッズを用意し駆使していました。

貼るカイロをとにかく腰や腋に貼り、指先用に貼らないカイロを持ち歩くのが習慣でした。

あとはホットレモンなどコーヒー以外の温かい飲み物を飲むようにするなども効果的です。

利尿作用のあるコーヒーを飲んでトイレの頻度が高くなると仕事にも影響するので、そういったものは控えるようにしていました。

このように雰囲気にいち早く慣れ様々な対策を講じていくことが、体力温存にも繋がっていくのではないでしょうか。

世間体が悪いことを乗り越える方法

他人が言うことを気にするなと言われても、やはり多少は気になってしまいますよね。

これは自分自身の考え方の転換かもしれませんが、自分の仕事にやりがいや誇りを持っているなら他人の言葉を気にしないことが大切だと思います。

世間体が悪い職業なんて山ほどあります。

例えば飲食店での仕事となると、休みなし・しんどい・大変そう・収入が低いなど様々な見解を持たれる方が多いでしょう。

しかし、飲食店で調理することや接客をすることが「自分の店」として責任を持ってできているのなら、その人にとって天職となると思います。

仕事の価値は他人が決めるのではなく自分で決めるものです。

自分が担っている仕事の中で、自分にしかできない仕事内容もあるでしょう。

そこに自信やプライドを持てば、他人が言うことを気にすることがなくなります。

この世の中に不必要な仕事はないと私は思うのです。

飲食店がなければ仕事終わりや休日に外食ができないでしょうし、ゴミ清掃車がなければ世の中はゴミで溢れ返ってしまいます。

ゴミ清掃車がなければ、世の中はゴミで溢れ返ってしまいます。

それと同様に、葬儀屋がなければ亡くなった後のことに困ってしまいますよね。

このように偏見があるような職業でも、世の中からなくなってしまうと困る部分があるということです。

自分の仕事にプライドを持ち、胸を張ることをおすすめします。

精神的にキツいを乗り越える方法

私もこの部分は、乗り越えるのに最も時間がかかりました。

当初は感情移入してしまい、ご遺族が泣き出すと同じように泣いていました。

結論から言うと、葬儀に慣れたということは一度もありません。

何度経験しても、やはり悲しくなります。

事故や事件などで突然お亡くなりになった方は、まさかその日に死ぬということを考えて生活していないでしょう。

そう思うとややり涙が出ますし、「もっと様々なことがしたかっただろうな」などと考えてしまいます。

特にお子さんの葬儀はとても辛いです。

会場も亡くなったお子さんが好きなアニメの主題歌などがかかっていることが多く、悲しい気持ちがより一層高まってしまいます。

この悲しい気持ちを解消することは難しいと私は思い、「どのような葬儀にしたら亡くなった方が安心して浮かばれていくのか」ということを意識するようにしました。

好きなお菓子を沢山供えてあげる、弔問者全員がゆっくり最後の挨拶ができるように時間を設ける、少量の花でも沢山あるように置き方を工夫するなど、自分自身が故人に対してできる配慮は何かを考え、できる限りのことをやるように意識していました。

悲しいということには慣れないですが、最大限自分にできることを意識すると今まで見えなかったことが見えてきたり、こうしてあげようと考えることができ、「しっかりしなくては!」という気持ちに切り替わります。

ビジネスとして割り切ることができる人もいますが、できない人は私と同じように考えて行動してみることをおすすめします。

覚えることが多いことへの乗り越え方

私は知識をつけるために、宗派などはとにかく暗記しました。

また、上司に相談し様々な宗派の葬儀に行かせてもらえるようにするなど、勉強と現場で見て覚えるという二通りの方法を取りました。

覚えることが多いというのは自己の努力でカバーするしかありません。

最初は覚えるために様々な現場に入ることもあるため、体力的に少し大変な思いをすることもあります。

しかし自転車の乗り方と同様で、一度身につけてしまうと忘れるということはほぼありません。

だからこそ最初の数ヶ月の苦労が実りやすく、仕事でもプライベートでも活かすことができる知識となるのです。

根性論みたいになってしまいますが、自分自身の努力で乗り越えるしかありません。

夜勤を乗り越える方法

最初の頃の慣れるまでの間は身体のサイクルが出来上がっていないため、よく眠れずに勤務中に睡魔に襲われることもあるでしょう。

私の場合は、食事の量に気を付けていました。

22時以降にお腹いっぱいの食事を避け軽食にすることで、眠くなることを避けるという方法をとっていました。

そうすることで体重の増加を防ぐこともできますし、何より不摂生になりにくいのが特徴です。

ある程度身体が慣れてくると生活スタイルも固定されてくるため、夜勤をしていても特に負担を感じることも少なくなってくるでしょう。

またその他にも、睡眠時間を均等にするようにしていました。

寝溜めをしないように気を付けたりと生活習慣を見直し睡眠サイクルを安定させることで、睡魔に襲われることが減ってくるはずです。

まとめ

どの仕事でもそうですが、特に葬儀会社で働くことはメンタル面や体力面などでかなりの負荷がかかります。

しかし、無くてはならない職業でもあります。

目に見える喜びは冠婚に比べて少ないかもしれませんが、やりがいや面白い部分も多くあるのです。

イメージではなく、葬儀屋の仕事を正しく理解していただけたら嬉しい限りです。




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