主に旅館でメインで接客をする仲居というお仕事。

人によって様々なイメージを持つと思います。

「仲居ってどんな仕事なの?」

「仲居の一日のスケジュールはどんな感じなの?」

接客メインの仕事ではありますが、顧客という立場からでは見えない業務も多くあります。

今回は、男性仲居として勤務したことのある私から、仲居の仕事内容についてまとめさせて頂きます。

将来的に仲居の仕事に就く方や、男性仲居になる方が居れば、ぜひ参考にして頂ければと思います。

仲居の大まかな仕事内容

仲居業務には、旅館ご宿泊の楽しみでもある御食事の用意から、ゲストのお出迎えやお見送りが大きな業務になります。

お客様と一緒に動く形になるので、旅館の中の仕事では、一番外来の方から名前を覚えられる仕事でもあります。

対応によってクレームを誘発したり、宿泊満足度を上げたりと、印象に大きく影響を与える仕事です。

担当するお客様の特徴を掴みながら、タスクを進めていく力が必要です。

仲居の仕事は大きく3個の役割に分けられる

ゲスト情報の確認

仲居の仕事は、基本的には情報の確認が多い仕事です。

事前にどんな情報を聞いておくかで、対応が大きく変わってきます。

的確に情報を聞いて、どう対応するかを考える力がとても大切です。

お食事のご提供

お客様のご夕食・ご朝食のご提供を行います。

宴会場の設営から片付けまで、全てを担当します。

旅館での楽しみの一つは何と言っても食事です。

お客様が欲しいものを前もって準備しておく事や、宴席をスムーズに進める力が必要です。

お出迎えとお見送り

旅館の中でもお客様に一番近い存在である為、お客様のお出迎えとお見送りは大切な仕事になります。

最初と最後の印象は、とても印象に残りやすいので、顧客満足度に関わるとても大事なお仕事です。

「ゲスト情報の確認と共有」の5個の業務

料理プランとお品書き確認

ご夕食で提供する料理プランのお品書き確認を行います。

その季節の旬の食材やお造りは変動する為、事前に調理場で変更になる料理、お造りで使う魚を確認します。

アレルギー情報の確認

団体のお客様の中には、アレルギーを持ったお客様も多いです。

事前情報として予約担当が効いている場合もあれば、旅館に到着してから判明する場合もあります。

基本的には調理場に確認して、アレルギーが判明した段階で料理の変更を行います。

車椅子のお客様や、足が悪い方の情報確認

椅子に座る際や、御膳に座る場合に対応するべきことが増えます。

なので事前に確認をしておき、対応をする必要があります。

車椅子のお客様で椅子テーブルの会場であれば、お客様の歩行を介助しながら椅子までご誘導します。

御膳の場合は、御膳を2段にして、椅子に座りながらお食事が出来るように対応します。

宴会情報の確認

宴会開始前に幹事さんと打ち合わせを行います。

灰皿の個数の確認や、お鍋に火を付けるタイミング、事前に用意するビール数の確認などを行います。

宴会をスムーズに進めるために必要なことを全て確認します。

誕生日・記念日などの確認

お客様に誕生日の方が居る場合や、結婚記念日、大学合格記念など、そのような情報を頭に入れておきます。

ちょっとした時にお声を掛ける事で、満足度も向上します。

ほんのちょっとした気遣いの言葉が、相手にとっては大きな印象に繋がったりします。

「お食事のご提供」の4個の業務

会場の設営

宴会会場を設営します。

「椅子テーブル」と「御膳」で分かれており、事前情報から設営を行います。

準備

鍋・焼き物コンロの設置から、料理付けを行います。

お皿やコンロの向きは全て決まっているので、確認しながら進める必要があります。

300人を超える大規模な宴会であれば、料理付けの抜け漏れが増えてしまう為に、確認しながら作業を行う必要があります。

宴会対応

宴会開始直後はお客様の要望に応じてドリンクの対応を行います。

ドリンクが落ち着いたら後出しの料理を出していきます。

お客様が何も料理を食べていない状態をなくすように料理出し時間を考える必要があります。

片付け

宴会場の片付けを行います。

また、残飯の回収から食器の片付けや洗い物等を行います。

「お出迎えとお見送り」の2個の業務

お出迎え

事前にお客様の到着予定時間に玄関前で待機します。

到着後に荷物をバスから運び、館内のご説明とお部屋まで誘導を行います。

誘導後は、浴衣や作務衣のサイズをお部屋まで運んだり、お茶を入れたりもします。

お見送り

お客様の出発時刻を事前に伺い、出発時刻の前に玄関先で待機します。

大型バスの入口前でお客様に挨拶を行い、バスが見えなくなるまでお見送りします。

仲居の仕事の良いところ

「接客」を学びたい方にはとてもお勧めできる職種です。

カラオケを歌わされたりもするので、仲居の仕事は、レストランのホールに比べても、感覚的にはお客様の距離はかなり近いです。

お客様と会話しながらお仕事をする場面も多いので、言葉の使い方や、相手が求めていることを察する力も身に付けることが出来ます。

やりがいを感じるポイント

「また来年もここで宴会するよ」

「来年もうちの宴会担当してね」と言われると、とても嬉しい気持ちになります。

努力した結果が、お客様の言葉に反映されるので、達成感がとても掴みやすい仕事であると感じます。

面白いポイント

「お酒飲みなよ」と言ってお酌して頂いたり、「細かな部分も対応してくれてありがとう」とチップを貰うことがあります。

仕事ではありながらも、言葉遣いには気を遣いながらも、一緒にその宴席を楽しんだりすることもあります。

「どうすればより良く過ごして貰えるか?」を考えた先の行動が、結果として返ってくることに楽しさを感じます。

まとめ

いかかでしたでしょうか?

今回は仲居の仕事を大きく3つの役割に分けて、簡潔にお話をさせて頂きました。

旅行の思い出として色濃く残る旅館の印象をデザインする仕事はとてもやりがいのある業務です。

とても歴史のある仕事でありますが、学ぶことは多くあります。

「学校の夏休みに仲居の仕事を経験したい!」

「接客が好きだけどどんな仕事がいいか分からない!」

そんな方に、少しでもきっかけになる情報になれば幸いです。


関連キーワード

仲居仕事