接客業の仕事種類9選。この中から自分にあった接客の仕事を見つけましょう!
接客業は、どんな時でも常に笑顔を絶やさず丁寧に仕事をしなければいけないため、精神的にストレスを感じやすい職種かもしれません。
「疲れたな」「辛いな」と思いながら仕事をしていると、いつしか辞めたいという気持ちになってしまうこともあるかと思います。
今まさに「接客業を辞めたい」と感じている人のために、なぜそう感じてしまうのかという原因とその対策を詳しくご紹介します。
本当に接客を辞めてしまって良いのか、この機会にしっかり考えてみて下さい。
接客業を辞めたいと感じてしまう7個の原因と対策とは?
「辞めたい」と言っても、それは接客という仕事自体なのか、それとも職場内でのことなのか原因は人によって様々です。
ここからは接客業をしている人なら一度は感じたことのある辞めたい原因をピックアップして紹介します。
原因の対策についても触れているので、併せて見ていきましょう。
理不尽なクレームがある
接客業はあらゆるタイプの人の対応をするため、時には理不尽なクレームを受けることも少なくありません。
こちらに落ち度がなくても、お客様のその時の気分によって激怒されたり罵声を浴びせられたりと嫌な思いをすることがあります。
お客様なので「違う」と反論することもできませんし、納得してもらえるまで謝罪をしなければいけません。
このようなことがこれから先もあるのかと思うと、気が重くなってしまいます。
そんな時に接客業を辞めたいと感じてしまう人が多いようです。
受け流すことが大切
理不尽なクレームは、店員側がいくら気を付けていても防ぎようがありません。
そのため、クレームが発生してしまった場合は、対応はきちんとしつつも心の中では受け流すことが一番良い方法です。
理不尽なクレームは誰でも嫌なことですが、「こういう人だから仕方ない」と真に受けないようにすると精神的なダメージが少し軽減されます。
「自分はあのお客様みたいな人にはならないようにしよう」と反面教師の見方をして、あまり気にしないようにしましょう。
接客の仕事には興味はあるけど、クレーム対応ができるか心配な人はこちらから相談してみると良いでしょう。
土日や祝日、連休が取りにくい
接客業は土日や祝日、大型連休が忙しく、休日に休みを取ることが難しい職場でもあります。
ちょっと旅行に出かけたいから連休を取りたい、土日に行われるライブやイベントに行きたいから休みたい、と思っても休めないことがほとんどです。
忙しい日に自分が休むことで誰かに迷惑がかからないかと心配になったり、休んだことで職場の人間関係が悪くならないかと思ってしまったり…と変に気になってしまいます。
土日や祝日や大型連休で休むときは私情ではなく冠婚葬祭などのきちんとした理由でないと言い出しにくいということが、辞めたくなる原因の一つとなっています。
他のスタッフと相談して交代で取得してみる
接客業はシフト制のお店がほとんどのため、誰かに出勤を代わってもらうということもできます。
どうしても土日や祝日に休みたいという場合は、シフトが作られる前の早い段階で自分の代わりに出勤してもらえるスタッフを探してみると良いでしょう。
職場で仲の良い人や土日出勤できそうな人など、相談しやすい人にお願いするのがおすすめです。
忙しい日に代わってもらって申し訳ないと感じてしまう場合は、代わってくれた人に「休みたい日や曜日があったら代わるからね」と一言伝えておくと相手も嫌な気はしません。
休みたいのに休めないというストレスをなるべく減らすことが大切です。
将来性を感じられない
接客業は一日中立ちっぱなしの仕事です。
接客業の中でも特に飲食店はスピーディーな動きを求められることもあり、体力はかなり必要となるでしょう。
他の接客業も立ちっぱなしで仕事をするため足や腰などを痛める人も出てくると思います。
そのため、年齢を重ねてもこのまま続けていける仕事なのかと考えてしまいます。
更にキャリアアップが難しいという点も辞める原因の一つです。
店舗勤務で店長のポジションになったが、その先のキャリアの道が開きにくいなどといった場合もあります。
経営ポジションになる方向を考えて仕事してみる
まず体力的に厳しいという点に関しては、「将来的にお店を経営する側になること」を意識して仕事をしていくことが重要です。
自分が店員として働くのではなく、後々店長やエリアマネージャーとして人を動かすポジションに就くことで、体力を心配することなく働くことができます。
そしてキャリアアップについては、今就いている役職の仕事を更にスキルアップして、本社勤務などをワンランク上を目指して働くことが大切です。
店長のポジションからその上を目指すことはかなり難しいことではありますが、店舗成績を上げたりスタッフの教育に力を入れたりすることで、働きぶりが認められることもあります。
店舗だけではない会社全体としての経営をする立場になれるチャンスです。
この機会に将来のことを考えキャリアアップを意識しながら働けば辞めたいという気持ちは少しずつ薄れ、向上心を持って働くことができます。
人手不足で忙しすぎる
働く人の入れ替わりが激しい接客業は、人手不足で悩まさせるお店も多くあります。
働く人が少なくてもお店を営業しなければいけないため、働いているスタッフに負担がかかってくることも多いです。
どんなに人手不足であってもお客様は待ってくれません。
人手が足りない分は、働いているスタッフの働く量を増やして対応せざるを得ない状況になります。
そんな状況が長く続いてしまうと、嫌気がさして辞めてしまいたいと思ってしまうことも珍しくないでしょう。
上司に相談する、応募が来るような仕事の見せ方を考える
まずは上司に相談をすることが一番大切です。
新人が入るまで働いているスタッフが少しでも負担が減るような対策を何か考えてくれるかもしれません。
他の店舗から応援を呼んでもらったり、シフトを調整して忙しい時間帯だけでもスタッフを多めに配置したりと工夫することもできるでしょう。
また働いているスタッフ側も新人が入ってくれるように、「ここで働きたい」と思ってもらえるような仕事の見せ方をすることも大切です。
お店に来たことがあるお客様が、このお店で働いてみたいと興味や憧れを持って求人募集に応募してくれることもあります。
そのためには丁寧な接客、笑顔のある対応、スタッフやお店の雰囲気などを魅力的に見せることが必要です。
新人が入って人手不足が解消できれば、辞めたいと思うことも減っていくでしょう。
給与が低い
接客業は忙しく大変な仕事のわりには給与があまり多くないということがあります。
精神的にも体力的にも辛いと感じることが多いのにも関わらず、給与はそこまで高くないところに不満を抱いてしまいます。
どんなに良い接客をしても給与に反映されるということは少ないでしょう。
仕事量と給与が見合っていないと感じてしまい、辞めたいと思うことがあります。
なるべく給与の高い所に就職する
接客業の給与は、会社やお店によって様々です。
この給与ならモチベーション高く働ける!と思える所を探してみて下さい。
今勤めている所を一旦辞めて、別の接客業の会社やお店に就職し直すことも考えてみましょう。
人間関係が面倒
働いている割合が女性の方が多い接客業は、職場の人間関係で悩むこともあります。
女性の職場独特のルールや派閥などがあったり、お局と呼ばれる人もいたりと仕事以外に気を遣わないといけません。
ちょっとしたことがきっかけで、職場で居心地が悪くなってしまうこともあるでしょう。
仕事自体は好きだけど人間関係が面倒、という理由で辞めていく人も多いです。
仕事と割り切ってあまり深入りしないこと
一番の対策は、深入りせずに仕事をこなすことに集中することです。
あからさまに関わらないのではなく、必要以上に近づかない適度な距離感を保っておくと人間関係のトラブルに巻き込まれにくくなります。
更に、仕事をしっかりこなすことによって周囲から不満に思われないようにすると良いでしょう。
仕事上でしか関わらないくらいの浅い関係を保っておくほうが、気楽に働くことができます。
転勤が多い
会社によっては店舗の数が多いところもあるため、社員であれば転勤があるという場合も多いです。
必ずしも家から近いエリアとは限らないため、引っ越しをしないといけないこともあります。
短いスパンでの転勤が続くこともあり、環境の変化が激しいことや体力的に辛いと感じて辞めてしまうことも少なくないでしょう。
エリア限定の転勤にしてもらう
接客業にも一般職と総合職を設けている会社があり、全国転勤がある人は総合職に属している場合が多いです。
なるべく負担を減らすためにも、一般職への移動を考えてみましょう。
一般職や総合職関係なく様々な場所に転勤の可能性があるという場合は、エリアを限定してもらえるように上司に相談してみて下さい。
相談しづらいと思っていても、転勤だけが理由で辞めてしまうのはもったいないです。
今の状況が負担であることを素直に伝えることで自分が働きやすい環境に近づく可能性もあるため、思い切って相談してみることが大切です。
接客業を本当に辞めるの?辞める前に考えておくべきこと
辞めたいと感じた時の対策をいくつかご紹介しましたが、それでも辞めたいと考えている場合に再度確認してもらいたいポイントを紹介します。
今まで一生懸命働いてきたからこそ、勢いだけで辞めることを決めてしまうのは非常にもったいないです。
後悔しない決断をするためにも、再度冷静になって考えてみると良いでしょう。
辞める理由を明確にしておく
辞めたいと思った時に、なぜ辞めたいのか理由をしっかり考えましょう。
考える時には、なるべく具体的に理由を挙げることが重要です。
その辞めたい理由によって、本当に辞めて良いのか、続けるほうが良いのかはっきりとした答えが分かります。
また辞めるにしても理由がはっきりしていないと、上司にも納得してもらえないということもあるでしょう。
辞める理由を考えることは、自分の中でその決断が間違っていないのか再度確認することもできますし、辞めることを伝える時も説得力が増します。
辞めた後は何をするのか具体的に決まっているのか
辞めた後のビジョンが決まっていないと、辞めなければ良かったと後悔する可能性があります。
勢いだけで辞めると、その後なかなか職が見つからないなど苦労することもあるでしょう。
金銭的な理由も含めて辞めた後のこともしっかり計画を立てておくと安心です。
辞める時に一緒に働いているスタッフへの配慮が欠けていないか
接客業を辞める時は、辞めるタイミングについてもよく考えておいて下さい。
一番良くない辞め方は繁忙期の期間に突然辞めてしまうことです。
円満な辞め方をするためには、働いている他のスタッフの負担が大きくならない時期にすると良いでしょう。
辞める日まで周りと気まずくならないためにも、最低限の配慮をすることは必要です。
また、辞めることを上司に早めに伝えておくことも忘れずにしておいて下さい。
自分が辞めるまでに新人が入れば仕事の引継ぎもできるので、辞められたら困ると引き止められる心配もなくなります。
一人で抱え込まずに一緒に働いているスタッフに相談できているか
辞めることを自分一人で決めてしまうのはあまり良くありません。
自分と同じ仕事をしているスタッフに相談をすることで気持ちがすっきりしたり、少し悩みが解決したりと気分的に楽になります。
辞める理由に繋がっている悩みや不満を同じ立場の人に打ち明けてみると、もしかしたら同じことを感じているかもしれません。
他の人も同じことを思っていたのだと知ることで、もう少し頑張ってみようかなと前向きに考えられる場合もあります。
一人で考えて決めるよりも、誰かに相談してからの方が後悔のない決断ができるでしょう。
もし、周りに相談できる相手がいない場合は、こちらから話を聞いてもらうと良いでしょう。
まとめ
接客業は人と関わる仕事であるからこそのストレスもあり、そのようなことが辞めたくなる理由に繋がることもあります。
辞めたいと思った時はすぐに辞めてしまうのではなく、対策法がないのか少し立ち止まって考えてみるのが良いでしょう。
自分の中だけで考えるよりも、一緒に働いているスタッフや仲間に相談すると気持ちが楽になるだけではなく意外な解決策が見つかるかもしれません。
「辞めたい」と思ってしまうことは、接客業に限らず他の職業にも必ずあるものです。
接客業を辞めてしまって本当に後悔しないのか、しっかり向き合ってから決断しましょう。
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