2021年6月22日

薬剤師の面接で聞かれることって何だと思いますか?

面接というのは誰でも緊張してしまうものです。

得意な人ってそうそういませんよね。

面接は色々なことを聞かれると思っている方も多いようですが、実際面接で聞かれることはそこまで多い訳ではありません。

事前に対策をしっかりしておけば問題ないので、今回は薬剤師の面接で質問される6つのことや、押さえておくべきポイントなどをご紹介いたします。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

薬剤師の仕事内容

薬剤師の仕事内容を大まかに説明させていただきましょう。

薬剤師の仕事というのは、薬の調合や患者に薬を渡す際何に注意しなければいけないかということを指導するという役目があります。

最近ではドラッグストアで働く薬剤師も増え、接客やレジ応対なども含まれます。

ドラッグストアで働く薬剤師は珍しくなく、以前より多くなってきています。

薬剤師の採用面接で聞かれる6つのこと

薬剤師の採用面接で聞かれることについてお答えしていきましょう。

高確率で聞かれそうなもののみをピックアップさせていただきます。

投薬治療について、ストレス発散方法、昨今の医療系に関する気になったニュースはあるか?何故ここを選んだのか?薬剤師になった理由について、はベタなところかもしれません。

場所限定ではあるのですが、ドラッグストアの場合は接客やレジ対応や品出しなども仕事の内に入るため、その辺も確認されることがあると思っておきましょう。

投薬治療について

投薬治療についてどう思うか、聞かれることがあります。

そもそも投薬治療とは何だと思うかもしれませんが、投薬治療とは現在癌などで行われているので一般人からすれば普通では?と思う方もいます。

しかし投薬治療を好まない人もいるので、投薬治療の見解について聞きたいという人も少なくないのです。

受け答えのコツ

こればかりはどちらとも言えないので、自分の意見を素直に述べて問題はないでしょう。

世間的に投薬治療はリスクが高いと言われているものもあるため、いい顔をしている人は少なく、それゆえ嫌がる人も多いのです。

ここでの受け答えのコツは必要であれば投薬治療はしなくてはならないという意思を持った方が良いです。

元々薬自体好き好んで飲んでいる人ばかりではありません。

いやいや飲んでいる人も多いのですが、薬に頼らなければならない状況もあるので、わがままを言える状態ではないのも事実です。

ストレス発散方法

ストレス発散方法は何故聞かれるのか?と思いますよね。

医療系に関しては結構ベタに聞かれる質問の1つです。

これ以外ですと体は丈夫か?なども聞かれますよ。

ストレス発散法を聞く理由は、ストレスをきちんと解消できているかチェックするためです。

受け答えのコツ

この質問での重要な点は、ストレスをきちんと発散できているのか知りたいという意図があります。

どのようなストレス解消方法でも良いので、素直に答えて良いです。

映画を観たり、漫画を読んだり、昼寝をしたり、様々な趣味に走るというやり方でも構いません。

反対にNGワードとしてはストレス解消方法が何もないということです。

ストレス解消法が何もないということは、医療系においてとても危険だからです。

医療系の仕事というのは他の仕事以上に神経が張りますし、うつ病などの精神病に悩まされてしまう人が多いのです。

ストレス解消が上手く出来ない人は精神病だけではなく、体調を崩しやすくなってしまいます。

それ以外にも趣味は何かを聞くことで、他の人達とコミュニケーションを図りやすくなるという目的もありますよ。

昨今の医療系に関する気になったニュースはあるか?

他の面接でも最近のニュースで気になることはあるか?と聞かれることが多いです。

現在ニュースはおろか、テレビを見ていない人が多いので、聞かれるとドキッとする人が結構います。

聞かれてドキッとしてしまうような人は注意が必要ですね。

医療系に関連するニュースであれば、相手の関心が高まってくれるので好印象を持ってもらえるでしょう。

受け答えのコツ

薬剤師に関するニュースだけではなく、医療ミスなどのニュースでも問題ありません。

ニュースでよく見る医療系のものは、新薬や花粉症などの時期的な変化によって引き起こされるものが多いです。

何に関心を持っているのか、反応を見て理解してもらえます。

別に難しく考えることはありませんが、事前にニュースは見ておくと話題を振られた時に自信を持って答えることができるので便利です。

何故ここを選んだのか?

これもベタな質問ではあるのですが、薬局や病院、ドラッグストアなど様々な勤務場所が増えています。

この質問の意図は単なる興味本位でもあるのですが、多くの中から何故ここを選んだのか気になるところですよね。

働く場所なんて1つではなく、たくさんあります。

それなのに何故うちを選んでくれたのか聞きたいという人もいるんですよ。

最近はこの質問というよりも、元々薬局で働いていたのに何故病院もしくはドラッグストアで働こうと思ったのか?という風に聞かれるかもしれませんね。

どちらかと言えばこのような質問をされる可能性の方が高いので、回答には注意しましょう。

受け答えのコツ

その場所を選んだ理由とは何か?

薬局もしくは病院やドラッグストアで働いていた人が、突然違う場所で働くというのは、単純に興味本位という理由でも良いですね。

結構このような受け答えが多いのですが、自分はどこどこで働いていたが転職する際これまでとは違った所で働いてみたくなったという理由でも大丈夫です。

元々のキャリアがあるのにと思う人もいますが、キャリアよりも刺激を優先させるというのは悪いことではありません。

ドラッグストアの場合は一番簡単かもしれません。

受け答えとしては普段利用しているドラッグストアで薬剤師の募集をしていた時に「チャンスだと思った」という人も良い印象を持たれますね。

薬局や病院とは違い、ドラッグストアに関してはレジや品だしなど他の仕事も行わなければいけないので、それもやってみたいと思ったと一言つけるのも良いでしょう。

薬剤師になった理由

薬剤師になった理由は何か?

この質問は聞かれることが多いです。

面接されている側からすれば、正直面倒くさい質問ですよね。

親のためやお金のためという人が多いです。

素直に受け答えをするのはアウトですよ。

受け答えのコツ

薬剤師になった理由は必ず考えておいた方が良いです。

確かに親に言われたという人は多いのですが、志が大したことがない人間だと判断された場合、どこにも受かることは出来ません。

薬って凄い!と思ったことを理由にするのも受け答えのコツでしょう。

純粋に薬の調合に興味を持ったという理由でも大丈夫ですよ。

そんな単純な理由で良いの?と思うでしょうが、好奇心旺盛な人物だと判断してもらえるので好印象です。

ドラッグストアのみ接客は可能か?

ドラッグストアは、薬剤師の通常業務の他にレジ打ちや品だしなどの業務をする場合があります。

どの地域にも1つはあるドラッグストアですが、薬剤師が在駐している所も多いです。

ただドラッグストアで働いている薬剤師と他のスタッフとの服装があまり大差がないためわかりにくいかもしれませんが、首から薬剤師という札をぶら下げているため、そこで区別をすることができます。

正直お客としては気が付きにくい部分であるため、傍から見ても薬剤師とは気が付かれないのです。

普通に薬剤師としての業務だけを要求されるわけではなく、ドラッグストアの店員として働く場合もあるため気が付かれないことがあります。

 

受け答えのコツ

この質問で求められる答えは、薬剤師以外の仕事も引き受けることはOKと答えることしかありません。

薬剤師以外の仕事も行うことがあるため、接客業が無理というような人は困るのです。

接客業やレジ打ちの経験がないという人でも、一から指導してもらえるのでそこまで支障が出ることはないでしょう。

ただ気をつけなければいけないことは、薬剤師の自分が何故このような仕事をしなければならないのかと思わないようにすることですね。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)

薬剤師の採用面接での注意点

これだけは気をつけた方が良いというのは医療系では結構多いかもしれません。

薬剤師の採用面接での注意点は、服装や清潔感ということでしょうか。

この辺は薬剤師問わず医療関係には当たり前のこととも言えます。

服装

服装に関してですが、普通で問題ないです。

リクルートスーツで大丈夫です。

女性の場合はスカートでもパンツでも構いません。

できればシワ一つないのが望ましいくらいでしょうか。

清潔感

医療系だけに限った話ではありませんが、清潔感は第一印象に求められる最低限度のものだと思ってください。

人間の清潔感というのは髪の毛、顔、服装、靴、持ち物などから出てきます。

髪の毛がボサボサ、メイクはナチュラルメイクで厚化粧をしていないか、靴がボロボロになっていないか、カバンもヨレヨレだと清潔感がありません。

男性の清潔感も女性と同じように気をつけていただきたいのですが、特に肩には注意しておいた方が良いですね。

実際何人かあったことなのですが、黒いスーツだとふけやホコリが目立ってしまい、それに気がついていない方が非常に多いです。

また、男性はひげを伸ばしている方もいますが、ひげはあまり清潔感がないので剃っておいてください。

面接では嘘は厳禁

当然ですが面接でもどこでも嘘は厳禁です。

自分を良く見せようと面接で嘘をついてしまう人がいますが、採用された後盛ってしまった話が独り歩きしてしまうことがあります。

嘘をつくのは絶対に止めた方が良いでしょう。

そうでないといずれはバレてしまいます。

特に面接でのことは他のスタッフにも話しているので、どのような人間なのかと噂が広まっている状態になりますし、特に薬局は女性社会であるため噂はたちまち広まってしまいますよ。

たまに、面接内容をかなり盛っていたと後から暴露するような人もいますが、そういう人は一気に信用をなくしてしまいますので言わないほうが良いこともあるのです。

時々自分がやってしまった大きな失敗について聞かれることもあるのですが、そのような時に嘘をついてしまう人もいます。

まとめ

薬剤師の面接内容は医療だけではなく、薬剤師に関連したことも聞かれます。

面接は面倒だと思っている人もいますが、その人が本当に薬剤師として働けるか、また一緒にチームとして働いても問題ない人物かを見るために重要な項目です。

 薬剤師は人気のある職業がゆえに、気に入らなければ簡単に辞めてしまう人も多いです。

そのような人に入られても困るので、企業としては良い人材を入れたいと思うのは当然でしょう。

自分はその職場にふさわしい人間であると相手に思われるようにしましょう。

自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)



関連キーワード


薬剤師求人についてもっと深堀りした情報を見る

薬剤師の派遣が向いている人の7つの特徴や必要なスキル・適正とは?

就職して失敗したと思うことありませんか?職場環境が最悪だった。給料はもらえるけど休みがない。など働き出すと思っていたのとは違ったなんてことは日常茶飯事です。いざ転職しようと思っても、一度転職してしまったら仕事を転々としてしまいそうで怖いなどの声も良く聞きます。でも1つの職場にとらわれたくない。もっと自由に働きたいと思う人は意外と多いんですよ。薬剤師も例外ではありません。そんな時は派遣で働くことを考えてみましょう。派遣は働きにくいんじゃないの・・・とイメージばかり先行してしまって動き出せなくなっていませんか。今回は、そんなあなたに薬剤師の派遣の特徴と必要なスキルを紹介します。薬剤師の派遣社員の仕

薬剤師におすすめの転職サイト4選。おすすめの理由も紹介します

薬剤師の転職サイトのおすすめをここでは4つご紹介していきます!現在、様々な転職サイトはあるものの、どこが一番良いのか分からないものですよね。今回は薬剤師になりたい人に向けて、おすすめ転職サイトとその理由についてお話しさせていただきます。数多くあるサイトの中から、あなたに合う転職サイトを見極めていただけたらと思います。ぜひ参考にしていただけたら幸いです。薬剤師の仕事・種類についておさらいしておこうまずは薬剤師の仕事についてお伝えしていきましょう。薬剤師の仕事は病院で渡された処方箋を元に薬を調合を行う調剤業務、薬の飲み方や使い方について説明を行う服薬指導があります。多くの人は、今まで病院にかかった

薬剤師の悩みで多い3つのこととその解決法。

薬剤師で悩みを抱えている方は必見です。薬剤師は安定している仕事で、憧れる人が多い仕事であると言われています。しかし、そんな薬剤師にも悩みがあることはご存知でしょうか?どういう悩みを抱えているのか、特に薬剤師の新人の悩みについてご紹介していきます。医療系のお仕事は責任重大な場面が多い職業なので、悩みを解決させてストレスなく職場で活躍できるようにこの記事で解決策を知ってみてはいかがでしょうか?薬剤師の悩みで多い3つのこと薬剤師の悩みで多いのは患者さんを待たせてしまうことや、給料をアップさせたい、コミュニケーションが上手く取れないということです。その中でも一番の悩みは、実は「コミュニケーション」だっ

薬剤師って安定しているの?安定性について詳しくご紹介!

薬剤師は安定してる職業と聞いたことがある方も多いはず。そんな薬剤師は羨ましいと誰もが思える職業の一つでしょう。しかし、薬剤師の将来性を不安視する発言を目にすることもあります。実際の所はどうなのでしょうか?今回は、その点も含めて薬剤師の安定性について紹介します。興味のある方はぜひ最後までご覧ください。薬剤師の仕事って安定しているの?薬剤師は安定しているのかの問いに答えるのであればズバリ・・・『安定している』が答えです。薬剤師の安定性や将来性について、インターネットやSNSではどのように言われているのか実際に調べてみました。そうすると次のような意見が挙がります。薬剤師は将来飽和してしまうから雇用が

薬剤師を辞めたいと思う4個の理由とその乗り越え方とは?

薬剤師を辞めたい原因についてお話していこうと思います。ハローワークなどの求人に掲載されている給料や時給は高い方なので人気のある職業なはずの薬剤師。だからといってお金がたくさんもらえることだけが良い事とは限りません。多くの人が憧れる薬剤師にも特有の悩みだってあるんです。今回は、薬剤師を辞めて違う仕事に就こうかとお悩みの方に向けて、薬剤師を辞めたいと思う理由や乗り越え方、辞めた後のおすすめな仕事を紹介します。薬剤師を辞めたいと感じた4個の理由と乗り越え方とは?薬剤師として働き出して順風満帆だったかと言われるととても答えにくいというのが正直な意見でしょうか。大学を出て働き出すときは、夢と希望に溢れて

薬剤師の転職を成功させるために!狙い目な職場の3つの特徴と上手に転職するための3つの注意点

給料が少ない、上司が傲慢で職場環境が悪い、など仕事について悩みを持っていませんか?薬剤師は比較的給与も高く、安定性のある職業の一つと言われています。しかし、薬剤師がみんな良い条件で働いているわけではありません。薬剤師だって不満が溜まります。その不満が爆発すれば、自ずと転職の文字が頭をよぎるでしょう。国家資格である薬剤師の転職はそれほど難しくありません。今回は、現役で転職を経験した私が、薬剤師の転職を成功させるためにその特徴と注意点をご紹介しましょう。薬剤師で転職する人は多い?一般的に転職は就職してから3年までに多いと言われています。もちろん、薬剤師もこれに該当します。働き出して1年も経過すると

薬剤師の年収・給料はどのくらい?経験者の私が相場や年収の決まり方を紹介します

薬剤師の年収について今回はお話しさせていただきます。薬剤師と聞くと給料が高いとイメージする人も少なくないでしょう。では、どれくらい薬剤師基本給が高いか知っていますか?インターネットでは色々と紹介されていますが、実際は薬剤師でないと分からない部分が多々ありますよね。今回は、薬剤師の給料を内部から見ていきましょう。薬剤師の年収の相場はどのくらい? 薬剤師の年収は、雇用形態と職域で大きく異なります。雇用形態を正社員、パート・アルバイトの2つ、職域を薬局、病院、ドラッグストアの3つに分けて紹介します。正社員で新卒入社した場合の薬剤師の年収相場薬局平均年収:550万円薬剤師と言えば薬局を想像する人が一番

薬剤師の仕事内容と向いてる人の特徴をご紹介!やりがいを感じる点についても教えます!

薬剤師の仕事内容をここで詳しくご紹介させていただきます。風邪を引いた時など、お薬をもらうときに必ず会う薬剤師は、医者が処方した処方箋をもとに皆さんが飲むお薬の準備をしてくれます。今回はそんな薬剤師として働く側の目線で紹介していこうと思います。薬剤師はどんな人が向いているのかや、やりがいについてもお話しさせていただきます。将来は薬剤師になりたいという方は必見ですよ。薬剤師の仕事の種類と大まかな仕事内容薬剤師は就職先で仕事内容が変わる職業です。今回は、薬剤師として働く上で最も多くの割合を占める薬局と病院に勤務する薬剤師の仕事をご紹介します。飲み薬の調剤(薬局・病院)薬剤師という漢字の中には薬という

薬剤師正社員求人の年収やよくある募集内容は?正社員として求められることを解説!

『薬剤師』という職業を聞いたことはありますか?職業に『薬』という文字が入っている仕事の一つが薬剤師です。薬剤師の活躍の場は病院や薬局が主です。そのため、健康な人では薬剤師という職業があることを知らない人もいるかもしれません。現在の医療では、薬剤師は縁の下の力持ちのような役割を担っているため、その認知度はあまり高くありません。そのため、今回は薬剤師正社員についてご紹介していきたいと思います。薬剤師ってどんな仕事?薬を飲んだことがありますか?食事は人間に必要不可欠のため、必ず食べますね。薬は必要がなければ飲むことはありません。そのため、一般の人が持っている薬の知識は、人により大きな偏りがあります。