
海外買い付けの仕事はどんな人に向いている?得意な人の5個の特徴や仕事の探し方について解説します
バイヤーという仕事に憧れている人は少ないかもしれませんが、興味がある人は多いと思います。
小売業で販売員をしていて本部仕入れの商品を販売している人は多少わかるかもしれませんが、他業種の方からは「バイヤーって何?」「どんな仕事?」と良く聞かれます。
言葉から何となくどんな仕事か想像ができますが、ざっくりとしかわからないと思いますので今回はバイヤーという仕事について細かく解説していきます。
なりたい人もそうでない人も、人数的に限られている職業なのでぜひ読んでみてくださいね。
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まず初めに「バイヤー」とはどんな仕事でしょう。
BUYERとも言いざっくりと言うと買う人という意味で、売上動向や流行などを分析した上で売上効率の良い商品をメーカーなどから買い付けます。
また、商品の売買に関する対取引先の全体的な窓口となり仕入れや在庫などが適正になるよう交渉する役割も担っていて、仕入金額や支払条件などが有利になるような交渉をするのが仕事です。
ただ、これだけだと何だかわかりにくいと思いますので下では具体的な内容について説明をしていきます。
バイヤーには色々な業界での仕事があり例えば家電であれば冷蔵庫だけのバイヤーもいればキッチン家電のみのバイヤーもいて、会社によっては全ての商品の買い付けを一任されているバイヤーもいます。
アパレルであれば靴だけのバイヤーやバッグだけのバイヤー、全ての商品を買い付けるバイヤーといったところです。
大まかな仕事内容は新製品の買い付けとなり、シーズン中は売れてしまった商品の補充やセール時の特価商品などを買い付けていきます。
展示会に行くのはもちろんですが場合によっては生産している工場にも行き、生産工程を細かく確認します。
また、展示会は国内に限らず海外の展示会や地方で行われている展示会にも行き、将来性のある商品がないかをチェックします。
そうして次のシーズンに何を主力として販売していくかを決定し、決まった商品を買い付けていくというわけです。
買い付けは今までの売上傾向から定番の売れ筋商品や目立たないけど徐々に売れている商品、自分の「売れる!」と思った感性などを総合的に判断して決定をします。
売上の分析から効率の良い商品を見極め、売れる確率を高めていきます。
会社からは売上・在庫・利益を求められますので売上を取れる商品、在庫が残らない(残りにくい)商品、利益の取れる商品を仕入れるのが役割です。
あまり見えない部分ですが商品代金を払う時の支払い交渉、滞留在庫の入替や返品交渉、利益を取れるように下代交渉を行います。
商品を仕入れた時に代金を払うのは当たり前ですが、できれば商品を売って作ったお金から払いたいですよね。
その場合に支払う時期をずらしてもらう交渉をします。
具体的には本来ならば今月払わなくてはいけない商品代金を来月の支払いにしてもらえるように交渉をします。(ツケ払いを想像してもらえればわかりやすいかと思います)
売れなかった商品を売れている商品へ交換してもらえるように交渉します。
または売れないので返品したいと伝えることもあります。
入替や返品ができない場合は仕入金額を下げてもらいセール品として販売できるように交渉をしていきます。
商品を買い付ける時、販売業者はいくらで販売するかを前もって決めています。
例えば定価の半額(50%)が仕入れ値だった場合に、少しでも利益を上げられるように45%などにしてもらえるよう交渉をしていきます。
上にあるような交渉には色々なやり方があるのですが、当然タダではやってくれません。
交渉材料として数を多く仕入れるとか次シーズンの発注金額を増やすなどがあるのですが、これは説明が難しく経験を積むにつれてやり方を憶えていきます。
バイヤーにも交渉上手な人から下手な人まで色々いますのでやり方は人それぞれといったところですね。
日々の交渉が数字になって現れ、バイヤーの評価となります。
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ここまでバイヤーの仕事について書いてきましたが、ではバイヤー職に向いている人はどんな人でしょう。
バイヤーはある意味ですごくオタクです。
自分の担当する商品を隅から隅まで調べ、他商品との違いや優位性を見出していきます。
昔の商品も良く知っていて、年代や特徴を理解しているようなオタク気質の人は良いと思います。
新聞やインターネット、噂でも良いのですがとにかく情報を集めるのが好きな人。
新製品の情報を誰よりも早く知ることや場合によってはリコールなどの噂も重要になることがあるので情報収集が必要です。
常に情報に目を見張り耳を立てているような人は向いています。
世に出回っていない商品などは自分で探すしかありませんので情報は命と言っても過言ではありません。
バイヤーは「未来を見る目」が求められます。
これから流行るであろう商品を見つけ、誰よりも早く商品の確保をします。
誰が見ても良い商品もありますが、他のバイヤーが見向きもしないような商品が流行ることもあるので選球眼のようなセンスが重要になります。
今流行している商品や大企業になったブランドも最初は小さく、誰かが見つけて販売を始めたものですよ。
失敗することもありますが自分のセンスを信じ続けることで大成功を収めることもあります。
誰も知らないような商品を見つけ、自分の中では絶対に売れる/流行ると思っていても普通の人はなかなか購入まで至りません。
特に多数の店舗がある大きな会社のバイヤーは買い付ける際にかなりの金額になるので購入に踏み出すのには勇気が要ります。
もちろんお金を出すのは会社なので説得できるだけの根拠も必要になりますが、待っていてはチャンスを逃すこともあるので大きな決断を迫られます。
そんな時は自分のセンスを信じ、売れるものを売りたいだけ買う決断力が必要ですね。
自信を持って買い付けた商品が売れるとは限りません。
売れないことも多く、実際は販売してみるまで売れるかはわかりません。
ただ、まだ世に出ていない商品ですので失敗することもありますから、恐れずにチャレンジできる度胸を持っていることが大切です。
もちろん失敗した際は反省材料として次に次に活かせるようにしなければいけません。
買い付けることが主な仕事ですが、普段は売上の分析などをしていることも多いためきちんと数字を把握していることが重要です。
通常商品の売上予測を立て利益を計算し、利益を確保するために必要な原価や販売価の設定をしてきます。
暗算とまでは難しいですが頭の中でざっと計算をして、それぞれの数字を出すための計算や意味を理解できる人が向いています。
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バイヤーになるためには自社商品の売上動向をよく知る必要があるため同業種で経験を積んだ後にバイヤーになるのが望ましく、未経験でバイヤー募集という求人はほぼありません。
ただ、他業種での経験は活かせることがあるので思いついたものを記載していきます。
販売の経験は必須と言っても良いと思います。
店舗で販売員として従事することにより商品の良し悪しや販売などの動き、ニーズを学ぶことができます。
また、お店や扱っているブランドの特徴を良く知ることで目利きの技術を学んでいきます。
海外からの輸入や貿易に関する実務経験があれば大いに活かせます。
税関の知識や船の手配、書類作成や交渉など。
複雑で難しい業務なので専門知識が必要になります。
外国語での仕事経験があると重宝されます。
海外に行くバイヤーの多くは最低限の語学力を身に付けていますが、外国語での交渉などは難しく通訳などを介して行うことがあります。
言いたいことをわかりやすく伝える語学力が必要になりますので大きなポイントとなります。
入りたい業界の商品を実際に作っていた、製造に関わっていた経験があれば仕入れる商品の良し悪しが分かります。
また、「ここをこうした方が良い」などより良い商品をメーカーと共に作っていくこともできますので喜ばれます。
営業の仕事をしていた方は情報を多く持っていて、それを整理していく能力を身に付けています。
その能力を「売る側」ではなく「買う側」として活かすことが可能です。
売る側の事情も熟知しているので買う側として交渉する際にも有利に進めることができるでしょう。
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まだ世の中に広まってはいないけど機能やデザインが素晴らしい!なんて商品は多くあります。
いわゆるガレージブランドと呼ばれるような個人で製作している商品に出会えるのもこの仕事の魅力です。
実際に販売するまでには色々な障害をクリアしていかなければいけませんが、それを乗り越えて店舗に並べることができた時は嬉しいですね。
製作者とも一緒に成長し、会社が大きくなった時は自分が一から育てた子供のように嬉しくなってしまいます。
商品は噂などをもとに自分で探す場合もありますし、お客様から聞くことも。
市場にはない「こんなものがあったら良いのに」を個人的に作っている方が多いのでお話を聞くと非常にためになります。
ただ、個人生産なので大量に作ることができず許可をいただき自社ブランドとして発売することもあります。
例えば多くの店舗を持つ会社のバイヤーになったとしましょう。
自分が売れると思った商品を多くの店舗に置き、売り場の一等地に並べることができれば大なり小なりの流行を作ることができます。
それは商品単体だったり新しいカテゴリーの提案だったりするのですが、多くの人の目に触れ売れた時は達成感があり、時にはメディアなどにも取り上げられ、「流行を作った!」と感じます。
良くテレビなどで見る”流行の仕掛け人”として取り上げられることはないのですが、この感情はバイヤーならではの特権ですね。
仕入れた商品は各店舗で販売され、数字になって現れます。
何百点、何千点もの商品を扱っているのでたかが一つの商品ですが、されど商品の一つです。
自分が選んだ商品がどのくらい売れていて、今どのくらい在庫があるのか。
結果を求められる職業なので常にチェックして一喜一憂しています。
商品が売れるときは販売員の努力はもちろんですが商品力によるものも大きいので、自分で立てた売り上げ目標を達成できれば可、できなければ不可とされてしまいます。
会社全体の売上にも大きく影響してきますのでメリットにもデメリットにもなりますが、会社からバイヤーとして仕事を認められるのは結果であり数字なので達成できれば大きなメリットとなります。
会社のメールや店舗でのアンケートなどお客様からの声は多くあります。
「こんな商品が欲しい」「これを売って欲しい」など商品的なことも多く、そのほとんどは自社で扱ってないブランドだったり商品だったりします。
聞いたことがないブランドで、調べるうちに海外でしか販売していない商品だということがわかり、良く知るためにわざわざ輸入したなんてこともあります。
実際に商品を見て良い商品であれば店舗で販売ができるように交渉をしていったり、具体的な商品名などがなければ近い商品をあらゆる手を使って探したりもします。
そうやって一つずつニーズに応えていった時に聞こえる喜びの声は非常に嬉しいです。
その声は販売員からだったりお客様からだったりしますがお客様から直接お礼の手紙をいただくこともあり、そういう時は特に「もっと」に応えていきたいと思えるでしょう。
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バイヤーという仕事は専任で行う専門職です。
社内でバイヤーからのキャリアアップというのは難しいですが、例えば何人かのバイヤーをまとめる管理職や実績を積んでいき経営企画などにキャリアアップしていくのは可能です。
ただ、その場合は別の知識が求められるので新たな勉強が必要となります。
その後のキャリアについては自社を離れ、より大きな会社へ転職するのが一般的です。
専門職での経験を積んでいるので同業界の方が活かせます。
豊富な商品知識を活かしてメーカーなどでの商品企画へ転身も可能です。
メリットもデメリットも知り尽くしているバイヤーであれば良いとこ取りの商品を作ることができ、製造する際に的確なアドバイスを送ることができます。
また、常に流行を読み時代に合った商品を選び続けてきた経験を活かして自分でブランドを立ち上げることもできます。
シーズンごとの売れ筋商品を把握し、流行に合わせてアップデートされた商品作りに役立つでしょう。
フリーランスのバイヤーとなる人も多いです。
個人で良質な商品を探し、買い付けて小売店へ卸したりインターネットなどで販売をしている人もいます。
フリーランスの場合は企業の考え方に縛られることなく、自分の好みやセンスのみを重視した商品を選ぶことができます。
かなり偏った商品のみを扱う人もいますし、あらゆる商品を網羅しているフリーランスのバイヤーもいます。
ただ、独立しフリーランスになった場合は全て個人で責任を負わなくてはいけません。
今までは会社に払ってもらっていた仕入れに必要なお金も自分で払わなくてはいけないので環境は厳しくなります。
購買に関わる業務スキルは他業界でも活かすことができます。
経験が長いほど情報分析が上手く、分析結果を冷静に判断し売り場に反映させることができます。
ただし、他業界の場合はそれぞれの専門分野に長けていることが必要ですのでしっかりと特性を熟知した上で臨みましょう。
元々未経験の募集が少ないバイヤー職ですので経験を積んでいれば比較的受かりやすいと思います。
バイヤーで多い求人はアパレル業界です。
センスが問われる業界のため先見性に長けたバイヤーは常に求められています。
ただ、どの業界でも小売業であれば必要な職種ですのでここでは以下の条件について解説をしていきます。
正社員の場合は同業界での経験が必須です。
販売員を経験し、バイヤーとして経験している即戦力となる人物が求められます。
3か月や6か月、1年など期間で雇用契約を結ぶ社員です。
結果が求められる仕事なので与えられた期間で結果を残すことができなければ長期契約は難しいでしょう。
専門職としてバイヤーを募集しています。
経験が必須の場合が多く、情報分析などのスキルが求められます。
メインのバイヤーのアシスタントです。
書類作成や分析、スケジュール管理など必要な業務をサポートしながら仕事を覚えていきます。
取引先などとの商談にも同席することが多いので、交渉術などを学ぶことができます。
どこの業界でも販売員としての経験が必須となります。
未経験でバイヤーになりたい人は販売員からスタートし、バイヤーへと転身していくのが一般的なルートです。
募集要項にキャリアアップの途として書いてある場合もありますのでよく読んでみましょう。
面接時にバイヤー希望の旨を伝えておくのも良いと思います。
カテゴリーに分かれている場合が多く、スポーツショップであれば野球用品のバイヤー、キャンプ用品のバイヤーなどに分かれています。
店舗数も多く各店ごとにバイヤーがいる場合と本部で一括仕入れを行うセントラルバイイングの場合がありますが、店舗ごとに仕入れを行っている場合は比較的バイヤーになりやすく各店で経験を積んだ後に本部バイヤーとなっていきます。
担当のカテゴリー商品しか仕入れることはできないかと思いますが大量仕入れにより仕入原価などを有利に進めることができますし、店舗数が多いため予算も高く大規模なバイイングを経験することができます。
こちらも各カテゴリーの専門分野に分かれている会社が多いと思います。
カテゴリーごとに深い知識と経験が大事となり、バイヤーとなるには販売員として従事しながら知識を身に付けていく努力が必要です。
専門のカテゴリー商品のバイヤーとなることが多く豊富な知識を活かしたマニアックな品揃えなどを実現でき、コアな客層に支持される店舗作りを体験できます。
カテゴリーに分かれますがバイヤーのセンスや趣味が大きく影響し、自由度が高い反面責任も重く、結果が残せない場合はバイヤー職を解かれることもあります。
多くはバイヤーの担当領域が広く、様々な商品知識が必要になります。
各バイヤーの扱う品数が多いためアシスタントバイヤーの募集が多く、アシスタントとして様々な業務にあたりながらメインバイヤーにキャリアアップしていきます。
スタッフ数も少なく、個人経営の小規模店であれば比較的早くバイイングができると思います。
商品知識や売上傾向などを把握して意見を伝えることができれば信頼を得られてバイイングを任されるようになるでしょう。
小規模店の場合は仕入金額も限られ商品数も少ないですが、自分の好きなものを仕入れることができ趣味嗜好に合った品揃えを実現できる可能性があります。
給料は会社次第ですが多くは販売員よりも高く設定されています。
月ごとの固定給、年棒制、固定給+成果給などに分かれているため必ず確認をしましょう。
センスなどに自信がある方は成果給でも良いと思いますが、結果に関わらず安定した給料をもらえる固定給が無難ですね。
雇用条件は長期契約もしくは正社員で雇用契約を結べればベストですが、独立を見据えている方は契約社員でも良いと思います。
なぜならば、バイヤーは専門職なので数字などの機密情報を細かく知っています。
情報の扱いに注意するだけでなく契約書を結ばないといけない場合もあり、正社員になると”離職後一年間は同業界での転職を禁ずる”などの記載事項があります。
もちろん法令順守が基本となるため罰則はありませんが、企業の機密情報を漏らした場合には裁判になることも。
雇用条件は自分の希望を会社に伝え、話し合った上で決めた方が良いでしょう。
残業も加味し、余裕を持って通える距離の方が良いですが展示会や地方出張なども多く会社にいないことが多々あります。
新幹線が止まる駅や空港から会社までの距離を考えてみるのも良いでしょう。
良く買い物をしている好きなショップであれば自分の好きなブランドや商品をバイイングできる可能性が高くなります。
バイヤーと言っても会社員なので全てを自分の好きなブランドで固めることはできません。
会社は流行や売上動向、利益などを総合的に判断して扱うブランドを決めています。
特に利益が取れないブランドは会社にとって不要なことが多いので、バイヤーは時に感情を押し殺して仕事をしています。
興味がないブランドやセンスに合わないブランドも扱う必要があるので、少しでも趣味に近い商品を扱っている会社が良いと思います。
深い商品知識が必要です。
商品の仕組みや使い方、優れている点と劣っている点、他社製品との比較など全ての担当商品を知っている必要があります。
扱っている商品だけでなく世に出回っている商品、出回ってない商品についても知る必要があるため日々の情報収集と勉強が欠かせません。
新たに扱う商品などは販売員に特徴を理解してもらうためレジュメが必要となります。
誰にでも理解できるような文章で作成できるスキルを身に付けましょう。
また、報告書や社内プレゼン資料なども作成しますのでワードやパワーポイントなどを使えると良いです。
売上、在庫、粗利などの数字を検証、把握するための計算は必須で、計算方法や分析手法などを身に付け理解する必要があります。
入ってから覚えたのでは日々変化する状況に対応ができないため基本的なエクセルのスキルは身に付けておきましょう。
バイヤーに限らず基本的なことですが、計画/実行/評価/改善の繰り返しです。
業務の全てにおいて必要なことなのでPDCAを回す癖をつけておきましょう。
商品が売れた時に「なぜ売れたのか」売れなかった時は「なぜ売れなかったのか」など結果だけでなく理由を考える思考力が必要です。
分析結果の数字だけでなく考えて反映させることが重要なので思考を変えていきましょう。
商談は初めて会う人とも行います。
人見知りしていては仕事になりませんし、大企業の重役と話すこともありますので気持ちの面で負けていては有利に進めることができません。
下手に出てはいけませんし上からものを言ってはいけません、対等に話せる冷静な心を保てるようにしましょう。
これはあった方が良いスキルです。
今は海外のブランドも有名/無名に関わらず国内に代理店があることがほとんどです。
代理店から仕入れる場合は日本語だけで大丈夫ですが、海外の展示会などで新たなブランドを見つけ、まだ日本国内で販売されていない場合は自分で交渉するしかありません。
交渉に使う言葉は専門用語が多く、思ったことを正確に伝えることが必要なため高い語学力が必要となります。
英語ができれば良いですが生産工場はアジア圏にあり、他国に移ってきてはいますが今はまだ中国に多くあることから中国語ができれば非常に役に立ちます。
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バイヤーになりたい!と思った時、手っ取り早いのはインターネットなどで求人を探すことですが上にもあるように未経験でバイヤーになれるような求人はほぼありません。
仕入れ販売を行っている会社の販売員募集を探し、バイヤー希望を伝えるのが良いでしょう。
良くも悪くもバイヤーは結果が全て、というところがあるので数字的に実績を残していれば年収を上げることも可能です。
専門職なので経験が長いほど交渉に長け、幅広い商品知識や分析能力に優れていると判断されます。
転職する会社規模にもよりますが年収は上がると言えます。
ただ、近年はインターネットでの販売が増えアパレルではファストファッションの台頭により店舗販売が主体の小売店は厳しい状況となっています。
バイヤーもより緻密な分析が必要になり、効率良く売り上げを伸ばしていくことが求められていますので仕事ができるかどうかで収入は大きく変わっていきます。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
今回は「バイヤー」という仕事について書いていきましたが、世の中には色々なバイヤーがいます。
小売業だけでなく病院などで薬を仕入れる「バイヤー」や小売店に卸す商品を仕入れる「バイヤー」もいます。
それぞれのバイヤーに共通して必要なのは
となります。
交渉能力やセンス・先見性は経験値に頼ることも多いため最初から身に付けている人は少ないと思いますが、商品知識や計数管理などはバイヤー職の経験が無くても身に付けることができます。
そしてバイヤーになれなくても幅広い職種で必要になり役に立つスキルなので勉強しておくのも良いでしょう。
今はパソコンやスマホなどで簡単に商売ができるようになっているので大なり小なり「バイヤー」は多くいます。
アプリなどを使って自分で仕入れた商品を販売することから始めてみるのも一つの手法かと思いますので、色々な方法があると思っていてください。
ただ、企業にバイヤーとして勤める場合は上記を参考にしていただけると役に立つかと思います。
バイヤーを目指す方は未経験でも少なからず自分のセンスに自信があり、商品知識も持っていると思いますので是非行動してくださいね。
辛いことも多くハイリスクでローリターンなんてことも多いバイヤー職ですが、この記事を読んでなってみたい方や目指す方が一人でも多くなれば幸いです。
良い商品を一つでも多く世の中に広めてくださいね。
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