2021年1月22日

病棟看護師求人が気になる方は、この記事は必見です。

外来勤務やクリニック経験のある看護師さんは「病棟看護師って何してるの?」「お給料は外来勤務より高いの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、病棟看護師と外来看護師の違いを詳しくお話します。

また、病棟看護師求人の上手な選び方や注意点などの気になる疑問にも全てお答えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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病棟看護師のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

入院患者さんの日常生活のケアや症状把握を行います。

医師の指示に基づき投薬や検査、処置など医療的介入をすることも仕事の一つです。

その他、患者さんごとに記録をつけたり次の勤務帯の看護師へ申し送りを行い、継続的に患者さんの看護を行います。

病棟看護師の仕事内容は、こちらの記事を参考に!

病棟看護師に求められる役割とは?

病棟看護師は24時間365日シフト制で勤務しています。

1人の看護師が付きっきりで看護をすることはできないので、複数人で連携して継続した看護を提供していきます。

入院中は一番近くで患者さんを看ている職業なので、ちょっとした状態の変化を見つけたり、他職種に情報共有して必要なケアを受けられるようにしたりと重要な役割があります。

病院にとっても入院患者にとっても欠かせない存在です。

病棟による仕事の違い

勤務する病棟により仕事内容は大きく変わります。

診療科ごとでも特徴はありますが、ここでは急性期・慢性期・回復期での仕事内容の違いをご紹介します。

急性期病棟

病気を発症して間もない患者さんの看護が中心です。

的確な観察力と素早い判断力、高度なスキルが求められます。

患者さんの治療経過が目に見えやすく、やりがいを感じられる病棟です。

向上心が強く専門知識を習得したい人に向いていると言えます。

慢性期病棟

内科的治療が中心で、急性期より比較的落ち着いています。

基本的な看護技術やコミュニケーションスキルを習得することができます。

終末期を迎える患者さんも多いため、ターミナルケアを学びたい方にとっては向いている病棟です。

回復期リハビリテーション病棟

ADLの向上と退院に向けたリハビリがメインの病棟です。

急変が少なくターミナルケアがないため、新人看護師に人気です。

急性期と同様に回復が目に見えやすく、やりがいを感じやすい病棟です。

理学療法士や作業療法士など他職種との連携も重要になります。

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病棟看護師でよくある募集内容とは?

「お給料っていくらくらい貰えるの?」「勤務時間ってどれくらい?」など病棟看護師のよくある疑問についてご紹介します。

給与相場

  • 平均年収:約520万円(手取り約420万円)
  • 平均月収:約35万円(手取り約28万円)

勤務時間や休日、残業

▲勤務時間

  • 2交代制:日勤8時間と夜勤16時間のシフト制
  • 3交代制:日勤、準夜勤、深夜勤8時間のシフト制
  • 日勤専従:日勤8時間のみ
  • 夜勤専従:夜勤16時間のみ

▲休日

規定は病院によって異なりますが、年間95日~125日が一般的です。

  • 4週6休:4週間の内6日休み
  • 4週8休:4週間の内8日休み
  • 隔週週休二日制:隔週で2日休みの週と1日休みの週あり
  • 完全週休二日制:土曜日、日曜日が休み

▲残業

  • 日勤:1日平均2時間~3時間
  • 夜勤:1日平均1時間~2時間

日勤帯の方が残業時間が長いのは、基本的な治療や処置を日勤帯で行うことが多く単純に業務量が多いためです。

また基本的に日勤帯で入院を受けるため、更に業務が増えます。

「もう少し様子を見て、良くならなかったら病院へ行こう…」と外来が終了する間際に受診される方が多く、日勤終了間際に入院し残業となるケースもあります。

福利厚生

一般的な福利厚生(健康保険や雇用保険)の他に、病院によって異なるものがあります。

有給休暇や産前産後・育児休業制度、リフレッシュう休暇、社内食堂の規定などがこれに該当します。

勤務場所

基本的には病院や有床クリニックでの病棟勤務になります。

求められる人物像

病棟看護師にはどのような人物像が求められるのでしょうか。

判断力があり、手際がいい人

膨大な業務量の中から優先順位を決めて、効率的に働くことが求められます。

対人の仕事なので、予定通りにはなかなか進められません。

イレギュラーな事態にも対応し、適宜優先事項を整理して手際良く業務を行う必要があります。

人の気持ちに寄り添える人

毎日同じ患者さんに接する病棟看護師は、その訴えや不安を傾聴することも業務の一つです。

いかに患者さんの気持ちに寄り添えるかが腕の見せどころと言えるでしょう。

必要なスキルや資格、経験

正看護師か准看護師の資格が必要です。

病棟経験がある場合は優遇されることもあります。

病棟看護師の雇用形態による違い

雇用形態は正社員と契約社員、派遣、パートがあります。

どの雇用形態でも業務内容に変わりはありませんが、正社員は時間外労働や勉強会、委員会への積極的な出席などが求められます。

契約社員やパートでは比較的残業が少なく日勤のみの勤務も希望できるため、子育て世代の看護師に人気です。

自分に合った病棟看護師の求人の選び方や注意点

病棟看護師は需要の高さから求人数も膨大です。

その中から自分に合った求人を選ぶために、条件を絞った検索方法をご紹介します。

【選び方①】雇用形態から探す

病棟看護師は正社員採用の場合、ほとんどが夜勤をこなさなくてはなりません。

子育て中など夜勤をしたくない場合は、時短勤務を希望するかパート勤務を選択すると良いでしょう。

【選び方②】勤務場所から探す

看護師と検索すると、病棟だけでなく「外来」「オペ室」「クリニック」など様々な結果が検出されます。

求人検索の際は「病棟」とターゲットを絞って検索しましょう。

【選び方③】病院の業態から考える

業態には「法人事業(医療法人)」と「個人事業(個人経営)」があります。

法人事業の場合は残業時間が長く忙しい病院が多いですが、福利厚生が充実していたり給与面が安定しています。

【選び方④】給与や福利厚生から考える

勤務する地域によっても給与が変わります。

給与は良いに越したことはありませんが、給与の高さは業務の忙しさと比例する場合が多いため慎重に検討しましょう。

福利厚生は病院によっても差があります。

結婚や出産、育児といったライフステージが変化しても働ける職場かどうかというのは、大事なポイントとなると思います。

【選び方⑤】エリアから考える

毎日の通勤を考慮して、できるだけ自宅に近い職場を選びましょう。

残業の多い職業なので、帰宅時間が遅くなったり夜勤明けの帰り道に長時間の移動は辛いものです。

求人を探す際の注意点

条件を絞っての検索はデメリットもあります。

例えば…

  • 「沢山お給料が欲しい!」→「給料は高いが時間外労働が多くて忙しい」
  • 「安定が欲しいから、正社員!」→「勉強会や委員会の資料作りで業務が増えた」

など、何かを優先すると何かが犠牲になる場合がありますので、バランスを考えた求人検索が必要です。

まとめ

いかがだったでしょうか? 病棟看護師のイメージは湧きましたか? 

病棟勤務は知識や技術の習得など看護師の基本を学ぶことができます。

また、毎日同じ患者さんと接し信頼関係を構築することで「やりがい」を感じられるでしょう。

これを機に、あなたも病棟看護師への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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