2020年8月21日

イベント会社の求人や募集内容が気になる方も多いと思います。

そもそもイベント会社の内容はどのような業務を具体的に任されるのか皆さんはご存知でしょうか?

今回はイベント会社に就職や転職したい方に向けて、気になる疑問の解説や、この職業で得ることのできるスキルについてなどをお伝えしていきます。

また、イベント会社の年収・給料事情や細かな募集内容について、イベント会社求人のポイントもおさえていきます!

ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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イベント会社のおおまかな仕事内容

おおまかな仕事内容

イベント会社の求人を考えてみたものの、どのような仕事をするのかよく分からず気になる人も多いと思います。

まずは、イベント会社のおおまかな仕事を紹介していきます。

イベント会社は、企画立案から制作業務、現場運営など、イベントに関わる仕事を一連の流れで行います。

企画立案は主催者やクライアントからのイベント開催の目的をヒアリングし、販促や集客を絡めた企画を提案していきます。

制作業務は実施計画書やマニュアルの資料作成から、協力会社の手配、人材の確保など多岐にわたります。

協力会社には施工会社や映像、音響、照明会社やスタッフ派遣の会社などがあり、その発注や調整をしていくのもイベント会社の仕事となります。

そしてイベント本番時には、イベント全体の運営と管理を行います。

イベントは1日から長期にわたる場合もあり、制作業務を進めてきたことでスムーズな運営を行うことができます。

ただし突発的なトラブルやクレームが起こることもあるので、その時は臨機応変に対応していく必要があります。

イベント会社の詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!

イベント会社でよくある募集内容とは?

イベント会社の募集では即戦力の経験者を募集することが多いですが、決して未経験の求人が少ないわけではありません。

未経験者でもアルバイトや社会人経験があれば、まずは見習い的な立場から勤務することができます。

経験者の場合イベントプロデューサー、イベントプランナー、イベントディレクターなどイベント経験が活かせる職種の募集が多いです。

求人募集の場合もありますが、イベント業界は横の繋がりも強いので、経験者は知り合いの紹介や引き抜きで転職することが多いのも現状です。

未経験者の募集では、イベントスタッフやイベントアシスタントディレクターなどまずは見習い的な立場から始めるのが一般的です。

上記のような職種で現場の経験を積んでいきながらステップアップを目指すのが、イベント業界で活躍するための近道と言えます。

よくある募集職種は?

ここではイベント会社の職種について、役割分担の理解を含めて少し触れておきたいと思います。

イベントプロデューサー

イベントの企画立案から方向性の決定、イベントを成功に導くための統括的な責任者です。

イベントプランナー

イベントの開催目的に対して、効果的で魅力的なプランを打ち出す仕事です。

クライアントの要望に沿った内容を提案する必要があります。

イベントディレクター

イベントの制作業務や現場の監督・管理を担うポジションです。

尚上記三つの職種は住み分けが曖昧であることも多く、兼任して業務を行う場合もあります。

イベントアシスタントディレクター

ディレクターやプロデューサーの下で、サポートやアシスタント的な業務を行います。

各種手配や調整など様々な業務を行い、経験を積んでいくポジションです。

イベントスタッフ

本番時にディレクターやアシスタントディレクターの下に付き、実際の運営業務を行います。

受付や誘導、警備など、その仕事内容は多岐にわたります。

給与相場

イベント会社に就職したいと考えた時に、やはり気になるのはお給料ですよね。

ここではイベント業界の給与相場をお伝えしたいと思います。

関わる案件の規模や経験値、年齢などによってもかなり差はあるかと思いますので、これは目安とお考えください。

イベントプロデューサー

年収相場:600万円~800万円

イベントプランナー 

年収相場:400万円~500万円

イベントディレクター 

年収相場:400万円~500万円

イベントアシスタントディレクター 

年収相場:250万円~350万円

イベントスタッフ

日給相場:8,000円~10,000円

ただし大手広告代理店や勢いのあるベンチャー系のイベントプロデューサーやプランナーは、年収で1000万円近く貰っていることもあります。

あくまで相場と考えていただき、まずは自分の市場価値を上げていくことが重要です。

勤務時間や休日、残業

イベント会社の勤務時間や休日も気になるところですよね。

勤務時間については、9時間勤務に昼休憩が1時間という求人が多いようです。

またイベント会社の始業時間は、9:30や10:00など一般企業に比べると少し遅い傾向にあります。

残業は多くのイベント会社で発生すると思います。

特にイベント開催前には、制作業務や準備で夜が遅くなることもあると思います。

しかし働き方改革がささやかれている今は、そこまでブラックな会社は少なくなっていると言えます。

休日については土日休みと書かれている場合が多いですが、イベント開催によるなどという注釈があるかと思います。

イベントの開催日は内容によることがほとんどです。

ビジネス向け(BtoB)のイベントやセミナーであれば平日が多く、一般向け(BtoC)のイベントは土日や祝日に開催される場合が多いです。

もし少しでも土日休みを確保したい場合は、ビジネス向けのイベントを得意とする会社の求人を探してみるのが良いかと思います。

福利厚生

イベント会社にも、きちんと福利厚生は存在します。

ただ福利厚生は会社の規定に沿うものが多いので、求人に応募する際にしっかりと調べておく必要がありそうです。

また福利厚生ではないですが、イベント会社の社内イベントやレクリエーションはイベント性が強い場合が多いようです。

新人のアシスタントディレクターは、まずは社内イベントを盛り上げるミッションを与えられることもあるようです。

求められる人物像

イベント会社が気にはなるけれど、自分に向いている職業なのか?続けられるのか?など心配ですよね。

ここでは、イベント会社に求められる人物像をお伝えしたいと思います。

いろいろなことにアンテナを張り、興味・関心の強い人

何に対しても興味を持ち、行動できる人が向いています。

イベントの企画を考えるときのアイディアとして、多方面からの情報や知識を収集することは非常に大切です。

また実際の制作や運営においても、ただ実行するだけでなく、興味・関心を持ち進めると仕事のスピードも効率も上がっていくでしょう。

コミュニケーション力がある人

イベントの仕事は一人では絶対に成り立たず、数多くの協力会社やスタッフがあって作られていきます。

イベント会社はそれをまとめて管理・調整していく仕事ですので、コミュニケーション力の高い人やチームプレーのできる人が向いていると言えます。

楽しんで仕事ができる人

イベント会社はタスクが多く、大変だと感じることも多いと思います。

ただ、そんな仕事も楽しんでこなしていける人は、イベント会社にとても向いていると思います。

また休日には自分なりのストレス発散法を見つけて、忙しい中でもプライベートを充実させることが大切だと思います。

フットワークが軽い人

イベント会社のお仕事では、予測不可能なアクシデントや課題に直面することが多くあります。

このような場合は臨機応変に対応し、関係各所と連携をしながら解決していく必要があります。

フットワークが軽いタイプの方であれば、普段から各社との関係作りもできているため、迅速に課題解決に向け進行できることでしょう。

必要なスキルや資格、経験

イベント会社に勤務し、イベントの仕事をする上で特に資格は必要ありません。

ただし求人によっては即戦力として経験者を求める場合もあるので、その際には実務経験が武器になります。

未経験でも求人はありますので、まずはチャレンジしてみることが大切です。

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イベント会社のおすすめ求人のポイント

イベント会社に応募する際に、どんな求人がおすすめかお伝えしたいと思います。

良いことばかりが書かれていない求人

イベント会社は、それなりに忙しい職種だと思います。

特にイベント前には制作業務や手配・調整など沢山の業務があり、残業が発生することも多いです。

そのため「残業なく、定時上がり!」や「休日多数!」などのあまりに良いことばかり書かれている求人に応募してしまうと、実際に勤務したときとのギャップが発生してしまいますのでご注意ください。

どんなイベントが強い会社かをチェックする

イベントと一言で言っても展示会やプライベートショー、会議やセミナー、コンサートやライブなど多種多様なものがあります。

そのため、イベント会社によって得意とする分野が違う場合があります。

どのようなイベントを請け負うことが多い会社なのかを確認し、自分がやりたいイベントを多く手がけている会社に応募するのが好ましいです。

あまり興味のない会社に入ってしまうと忙しさで続かないということになりかねないので、ぜひ仕事とは言え楽しみながら働ける会社を探してみてください。

未経験を募集している求人

イベント会社に興味を持ち始めてイベント業界で働きたいと思っている人には、やはり未経験者を募集している求人に応募することが最適です。

そこで制作スタッフやアシスタントディレクターを経てスキルアップしていくのが、業界で活躍する近道です。

やりがいはコレ!

イベントの求人ポイントなどをご紹介してきましたが、忙しそうだし大変そうと感じた人もいるかもしれません。

ここからは、イベント会社でのやりがいについて触れていきたいと思います。

スキルや効率が上がる

イベントに向けて制作や準備をしていく中で、打合せから始まり様々な資料作成や手配など複数の業務を同時にこなしていかなくてはなりません。

いかに効率良く優先順位を決めて仕事を進めるかが重要となり、終わって振り返ると業務遂行する能力が身についていると思います。

達成感がハンパない!

イベントの仕事の醍醐味は、間違いなく達成感だと思います。

イベントは本番に向けて、企画から事前制作など多くの時間をかけて準備していきます。

時には仕事が夜間になったり、早朝から出勤したりする場合もあるかもしれません。

大変な準備をして迎えた現場が成功に終わった時の達成感は、流行の言葉で言うと「イベント業界、ハンパないって!」なのです。

結果が目に見えることが多い

イベントの達成感がハンパない理由の一つに、結果が目に見えやすいということがあります。

例えば、イベントが終了してすぐ、来場者数やアンケートなどで反響を即座に確認することができます。

またイベントが成功した際には、クライアントや代理店より直接のお礼やねぎらいの言葉を頂くことがあったり、一般来場者がいるイベントでは楽しんでいる姿を直接見たりすることができます。

イベント会社求人についてよくある疑問

イベント会社の求人を見ていると、気になることも出てくると思います。

ここでは応募する前に知っておくと便利なことをお伝えしておきます。

面接でよく訊かれることは?

イベント会社の面接では、まずは経験を問われるかと思います。

もちろん何かしらのイベントに関わったことがあるのなら、ぜひその体験を話してみてください。

もし未経験でイベントの経験はなくても、アルバイトや社会人経験などを話してください。

アルバイトや社会人経験の中にも、イベントに繋がる可能性がありますよ。

またこれはどんな求人に応募するときでも同じかもしれませんが、経験はなくてもやる気をみせることが重要となります。

資格は必要か?

イベント会社で働く際に、資格や免許は特に必要ありません。

ただ持っていると良いのは、運転免許や外国語のスキルです。

運転免許は現場に行く際や備品などを運ぶときにあると便利です。

また海外案件や外資系企業の仕事をする時など、英語や中国語のスキルがあると重宝されます。

イベント会社での仕事を通して得られる力

イベント会社の仕事を始めると、どのような力が得られ成長できるのか、お伝えしたいと思います。

コミュニケーション力がつく

イベントの仕事では、クライアント打合せから協力会社への発注や調整など多様な人と関わりながら進めていくので、コミュニケーション力が身についてきます。

また社内でもチームで取り組むことが多いので、チームで仕事をする際の自分のポジションや立場なども考えて行動する能力が身につくと思います。

臨機応変な対応力がつく

イベントの本番時には、突発的なトラブルやクレームが発生する場合もあります。

そのような時でも、経験を積んでいくと、臨機応変に考え冷静に処理できる能力が身につきます。

業務の処理能力

コミュニケーション力や臨機対応力以外にも、実務的な業務の処理能力がついてきます。

イベント会社での仕事は、打ち合わせから交渉・手配・発注など多岐わたる業務を繰り返し行うので、いつの間にか様々なことができるようになります。

まとめ

イベント会社の求人や募集内容についてお伝えしましたが、お役に立てましたでしょうか。

イベント業界では未経験者も積極的に採用しているので、まずはチャレンジして経験値を積んでいってください。

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