
新聞屋の仕事内容を役割に分けてご紹介!この仕事の良いところは?経験者がお話しします!
真夜中の2時頃。
遠くからバイクの音が聞こえたことはありませんか?
ひょっとしたら、それは新聞屋さんが使っている原付のエンジン音かもしれません。
そもそも、新聞屋さんとは一体何者なのでしょうか。
新聞の配達をする人でしょうか?
それとも新聞代の集金をする人でしょうか?
はたまた新聞の勧誘をする人でしょうか?
実はその全てが正解です。
読売、朝日、毎日、産経、日経、地方紙。
新聞の種類は違えど、どの地域にも必ず新聞を配達するための新聞販売店が存在します。
この新聞販売店で働く従業員こそ、世間で新聞屋さんと呼ばれている人々です。
そんな新聞屋さんに興味がある人、新聞屋さんとして働きたい人に向けて、新聞屋の求人について解説いたします。
朝の食卓で、お父さんが新聞を広げている光景。
何処かで見たことがありますよね?
新聞屋の仕事は、まず新聞を購読しているお宅へ新聞を配達することから始まります。
新聞販売店は、新聞を配達する区域を独自に細かく分けています。
トラックに積まれた大量の新聞が販売店に届いた後、チラシ・広告を折り込んで、朝早くからそれぞれ担当する区域で朝刊を配達します。
配達業務は、新聞屋がほぼ毎日必ず行う業務になります。
朝刊を配達した後、夕刊を配るまでは自由・睡眠時間です。
新聞を購読しているお宅へ訪問し、新聞代を徴収するお仕事です。
コンビニやスーパーなどのレジと一緒ですね。
現在はクレジットカードによる引き落としやコンビニでの振り込みが増加していますが、それでも購読者の約7割が集金によって新聞代を支払っています。
新聞販売店の収入源となるため、大変重要な業務になります。
トラブルが最も起こりやすいのがこの業務であるため、慎重さが問われます。
新聞の勧誘、いわゆる営業活動です。
新聞の勧誘と聞いて、なんとなく拒否反応を起こす方も多いのではないでしょうか。
ですが、安心してください。
従業員の場合、基本的には既に購読しているお客様に継続のお願いをするのがお仕事になります。
新規の勧誘は主にセールスの専門家が行います。
いわゆるプロセールスと呼ばれる人達です。
ただ、営業が上手く成績優秀な従業員が新規の購読者を勧誘することもあります。
主に、この3つが新聞屋のおおまかな仕事内容となっています。
新聞屋の仕事内容は、こちらの記事も参考に!
主に正社員や配達もしくは集金のみを担当するアルバイトを募集しています。
時には事務も募集しています。
ここでは、主に正社員の募集内容を記述します。
新聞販売店によりますが、おおまかに約20万円〜約30万円+歩合給が月給相場となります。
厚生労働省の調査によれば大卒初任給の給与平均が月205,900円ですので、新聞屋の給与体系はかなり良い方です。
新聞販売店によりますが、主な勤務時間は未明(0時〜3時)から明け方(3時〜6時)に睡眠をとってから、昼過ぎ(12時〜13時)から夜のはじめ頃(18時〜20時)までが勤務時間になります。
その後仮眠をとって、また未明から働きます。
新聞屋は睡眠時間が2回に分けられています。
慣れるまでの期間は身体的に辛いですが、慣れると意外に簡単です。
休日は週に1日程度で、月に1日だけある休刊日も休みになります。
月末月初は集金で忙しく、まだ集金を終えていない購読者がいると、その購読者に会うため夜遅くまで残業することもあります。
逆に、朝刊を配り終えた後に朝早くから家を訪問する場合もあります。
このように、給与体系が良い反面、拘束時間は長く休日も少ないです。
正社員の場合、寮が完備されていることが多いです。
また、新聞奨学生であれば学費の一部もしくは全額が補助されます。
このように、福利厚生はしっかりとしています。
勤務場所は主に自分が担当する配達区域です。
一軒家ばかりの住宅街やマンション街、団地を回ることになります。
最初は配達しやすい区域を任せられることが多いです。
慣れてくると、休んでいる従業員の区域も任されるようになります。
従業員の男女比は9:1です。
睡眠時間の確保が難しく体力的にも厳しい仕事が多いため、あまり女性が働きやすい労働環境とは言えません。
ただ、女性の新聞屋はかなり珍しいので、購読者からの契約を貰いやすいかもしれません。
新聞屋の仕事は、ほとんど外回りです。
新聞屋は、人と顔を合わせて仕事をします。
新聞を読むのを止めるか引っ越すまでは、購読者とは長い付き合いになります。
そのため、新聞屋として成功するためにはまず自分の顔を売るのが第一歩です。
そこで必要となるのが、愛想と愛嬌です。
愛想が良く、人に好かれるような愛嬌があれば、購読者からの印象がグッと良くなって業務が捗りやすくなります。
「貴方が来てくれるから、ずっと新聞を読み続けている」といったお得意様を作ることがきれば、立派な新聞屋になれることでしょう。
逆に、無愛想で人と話すのが苦手な人はあまり向いていません。
新聞屋は朝が早く、夜空に星々が広がっている間に業務が始まります。
どんな大雨や大雪の日でも、本社からの声明が無い限りは新聞を届けます。
実際、東日本大震災の時でも新聞を届けた新聞販売店もあります。
激しい雨に打たれたり大雪の日に寒さで震えたりしながら原付で新聞を配達するには体力が不可欠です。
また、販売店は膨大な顧客リストを抱えています。
そのため、朝4時までに新聞が届かないと購読を止める、特定のサービスを受けなれければ購読を続けない、といった苦情の多い購読者も存在します。
中には、大雨に打たれながらやっとの思いで新聞を届けたのに、水滴でポストが汚れたといったほんの小さなことでクレームを言う購読者もいます。
そういった理不尽な要求や、覚えのない非難を受けても負けない忍耐力が必要です。
人と顔を合わせる業務が多いため、コミュニケーションスキルは必要です。
と言っても、バリバリの営業マン並みに営業トークを身に付ける必要はなく、日常会話と感謝の言葉さえ忘れなければ基本的に大丈夫です。
もし、営業スキルを伸ばしたいのであれば、ある程度の駆け引きを覚えましょう。
庭、傘、車、自転車、ドアの開け方、玄関の様子、目に入った情報全てが営業に繋がります。
断り文句に対して、どう切り替えれば断られないか。
数をこなしていくことで、駆け引きのコツを学びましょう。
これといって特別な資格や経験は必要ありません。
これは新聞屋さんの大きなメリットです。
強いて言えば、乗り物は原付か自転車を使うので、原付免許は取得しておいた方が良いです。
新聞業界は今、購読者の高齢化やネットの普及で新聞を読まない人が増加したことによって、全体が衰退しています。
現に、過去1,000万部を発行していた読売新聞は、今や800万部ほどに減少しています。
こんな時代の中で、新聞屋として働くメリットとは何でしょうか。
新聞屋は元々給与が高い上に、歩合制があります。
歩合の制度は新聞販売店によりますが、主にお客様から貰った判子の数(契約数)や契約期間の長さ(3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月)で歩合が発生します。
そのため、仕事を頑張れば頑張るほど給与が上がるシステムになっています。
若い内からお金を稼ぎたい人や上京して間も無くお金が必要な人にはうってつけのお仕事です。
通常、労働者を雇う場合は、その人の学歴や年齢や国籍が判断基準になります。
しかし、新聞屋は違います。
学生、フリーター、主婦、出稼ぎにきた外国人、定年後の高齢者など、幅広い人材が活躍しています。
何故なら新聞の配達は、順路さえ覚えてしまえば誰にでもできる業務だからです。
そのため、学歴も年齢も国籍も関係なく働くことができます。
これは新聞屋ならではの大きなメリットの一つです。
新聞屋は基本一人で仕事をします。
拘束時間こそ長いものの、外回りの業務が多く、常に誰かに見られているわけでもありません。
そのため、ある程度は自分のペースで業務をこなすことができます。
飲食や小売などの仕事にはないメリットです。
例えば人に家を売る場合、売り手は間取り図や立地条件、日当たりや地域の治安などの商品知識が必要不可欠です。
では新聞はどうでしょう。
実は、新聞という商材は誰もが知っているものなので、新聞の商品知識はほとんど必要ありません。
商品知識のいらない営業は、おそらく新聞だけです。
しかも、購読者に断られたとしても顧客のリストは膨大にあるので、リスクが少ないのです。
将来営業職に就きたい人にとっては、入門として最適な仕事だと言えるでしょう。
新聞営業のコツは、こちらの記事を参考に!
新聞屋は給与体系も良く、福利厚生もしっかりしていて、寮まで完備されています。
こう言えば確かに聞こえは良いかもしれませんが、そのかわり拘束時間が長く休日も少ないです。
その原因は「人手不足」です。
膨大な顧客リストに比べて従業員の数が圧倒的に少ないので多忙になりがちです。
毎日が忙しく、辞めたくても寮に住んでいるから簡単には辞められない……。
このような状況に陥らないために、新聞屋として働くにあたってどのように求人を見極めれば良いでしょうか。
まずは新聞販売店に足を運んでみてください。
販売店には必ず乗り物が存在します。
外に置かれている自転車、原付、車はしっかり整備されているでしょうか?
もし、ボロボロの錆びた自転車ばかりが並んでいるようだったら要注意です。
新聞販売店に自転車を整備するほどのお金の余裕が無い、ということです。
お金が無ければ必然的に従業員に払うお金も少なくなります。
乗り物から、新聞販売店の経済状況を把握しましょう。
人手不足の販売店で働けば、配達地区が広くなり抱える顧客の数が増えて多忙になります。
労働の負担を減らすには、従業員の数がある程度揃っている販売店で働くのが良いでしょう。
しかし、従業員の数は当然ながら求人サイトには載っていません。
そこで、新聞販売店に足を運んで、乗り物を見るついでに新聞を買ってみるのをオススメします。
実は、新聞販売店の店内には必ず不着メーターが存在します。
新聞の不着を防止するために設置されたメーター表です。
そこには従業員の名前が記載されているので、ある程度の人数を把握することができます。
極端に少ない場合は要注意です。
新聞販売店にある不着メーターから、従業員の人数を把握しましょう。
東京都内は販売競争が非常に激しく、購読者も新聞屋に対して当たりの厳しい人が多いです。
他紙の存在がどうしてもネックになるため、営業が難しく歩合もあまり貰えません。
その上購読者が多い割に在宅率も悪いので、集金業務が忙しくなります。
もし関東で新聞屋として働きたいのならば、都内はあまりオススメできません。
新聞屋の応募方法と1日のスケジュールを解説していきます。
ネットの求人の他、新聞販売店の求人広告を読んで直接連絡するのも一つの手段です。
ただし、新聞奨学生を申し込む学生の場合、販売店を選ぶことができないので注意が必要です。
新聞屋とは、新聞販売店で働く従業員のことです。
主な仕事内容は配達業務や集金業務、そして購読促進業務の三つです。
新聞屋の実態は給与体系や福利厚生がしっかりしているものの、その分だけ休日は少なく拘束時間も長く睡眠時間も少ないです。
ただ、学歴や年齢や国籍は関係なく、原付免許さえあればすぐに働くことができます。
歩合制や労働環境は、新聞販売店によって全て違います。
従って、経済的に余裕のある新聞販売店で働くことをオススメします。
若い内にお金を稼ぎたい人、上京したばかりの若者、年代的に他業界では正社員が厳しい人には、新聞屋はうってつけの仕事です。
貴方の成功を心から願っています。
新聞屋求人についてもっと深堀りした情報を見る
少子高齢化に伴い働ける世代の人口が減少すると同時に、時代の変化によって多くの業界の仕事が姿を消しているのも事実です。近年のあらゆる情報の電子化の流れを受けて、紙媒体の新聞を読む世帯も減少しています。どの業界も人手不足で職業選択に不自由しない時代の中で、新聞配達員の仕事を新しく始めるという人は少ないです。「新聞配達員って実際にどんな仕事なの?」「新聞配達員ってやりがいはあるの?」今回は新聞奨学生として、新聞屋で働いていた私が、仕事内容と実際に体験した失敗談などをまとめていきます。「働き方のスタイルを変えたい」「新聞奨学生で大学に通いたい」そんな方の視野を、少しでも広げるきっかけになれば幸いです。
新聞屋の年収事情をここでお教えしちゃいます。かつて家庭環境が貧しい小中学生の子供たちは新聞配達のアルバイトをしてお金を稼いでいた時代がありました。現在は労働基準法によって小中学生の労働は厳しく規制されていますが、今も昔も、新聞屋は年齢を問わず働くことが出来ます。そんな現代の新聞屋の給料相場や年収は、一体どれくらいなのでしょうか。できるだけ具体的にお答えします!新聞屋の給料の相場はどのくらい?給料の相場は新聞販売店の数だけ雇用形態や相場がまるで違います。ここでは私の実体験に基づいて、ある程度の相場感をお答えしたいと思います。正社員の新聞屋の給料相場年収についてざっくり言えば、300万円〜400万
新聞業界は今、まさに逆境に立たされています。購読者の高齢化やネットの普及による情報の無料化によって、発行部数は右肩下がりの一方だそうです。しかし、仕事内容が厳しい分だけ、新聞の営業はお金を沢山稼げます。そんな新聞営業のコツを、2年間勤めた私が失敗談を交えながら解説します!新聞営業の仕事内容とは夕暮れ時に、自宅に一度や二度新聞の勧誘が来た経験はありませんか?現在においても尚、新聞営業のほとんどが訪問販売です。新聞営業の仕事内容は、主に2種類あります。新規購読者の開拓現在、新聞を購読していないお客様の自宅を訪問し、新聞の勧誘をする仕事です。新規購読者の獲得こそ、新聞業界全体で最も求められていること