イベント会社の仕事とはどんなイメージをお持ちでしょうか。

イベントを企画する、実施する、更には芸能人をイベントに呼ぶ仕事など、さまざまなイメージがあるかもしれません。

ではイベントそのもののイメージはどうでしょうか。

大きいものでは、オリンピック、大阪や愛知で行われ時代を象徴する万博、小さいものだと商店街のイベントや学校の文化祭もイベントですよね。

大きいものから小さいイベントまで、企画・運営・実施までのすべて、もしくは一部の業務を管理・遂行するのがイベント会社の仕事です。

今回は、イベント会社の仕事がおすすめな理由と、そこで身に付く力などをイベント業界で10年以上働いた私が解説していきますので、これからイベント会社への就職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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イベント会社の大まかな仕事内容

イベント会社への就職を考えている人にとって、イベント会社の仕事がどんなものか気になりますよね。

想像通りの仕事内容であれば問題ないですが、想像と大きく違い、続けられずにすぐに辞めてしまうなんてことのないように、事前の調査はとても大事です。

ここでは、イベント会社の大まかな仕事内容をご紹介しますが、その前にイベントとはどんな種類があるのか挙げておきたいと思います。

  • オリンピック、スポーツ大会
  • 万国博覧会
  • 展示会、見本市
  • 音楽フェス、ライブ、コンサート
  • お祭り、花火大会
  • セミナー、会議
  • セレモニー、式典パーティー

など、BtoBからBtoCまで幅広いイベントが存在します。

イベント会社によって、得意で経験豊富なイベントがありますので、会社を選ぶ際には、自分が携わってみたいイベントに強い会社に就職するのがオススメです。

イベントの種類はさまざまですが、イベントの仕事内容は比較的似ていると言えます。

ここからは、イベントのおおまかな業務内容をご紹介していきます。

企画・提案業務

イベント会社の最初の仕事は、クライアントから案件の打診(決定でも未決定でも)があった際に、イベントの企画をまとめて、提案することから始まります。

クライアントは、“イベントを開きたい”“イベントに出展したい”という希望はあっても、実際に何をやるか、どうんな風に人を集めるかなどは、代理店やイベント会社に提案してもらいたいと考えています。

提案したものの中から、スペースや予算に合わせて、実施するコンテンツを決めていく流れになります。

制作業務

企画を提案してイベントの実施コンテンツが決定したら、次はそれを実現するための制作業務へと進みます。

制作業務もいくつかの項目に分けてご説明します。

資料の作成業務

イベントの実施にむけて、概要やスケジュールを記載する実施計画書や、運営の詳細を記載する運営マニュアルなど、様々な資料作りが発生します。

それ以外にも、打合せをした際の議事録や、備品を管理するリストやスタッフのシフト表など、細部にわたり資料の作成が必要となります。

また、イベント終了後には実施報告書の作成があります。

実施報告書には、来場者数や配布数などの実施結果と、所感や記録写真などを載せて、実績として残していく資料となります。

見積りや請求書の作成業務

他の仕事でも見積りや請求書の作成業務が発生するように、イベントでももちろん金額の調整が必須となります。

クライアントに見積りを提出するために、まずはかかる費用を想定してきます。

施工や装飾にどのくらいの費用がかかるのか、資材や備品がどのくらい必要なのか、スタッフは何人くらい必要か、それらによって費用を割り出し、見積りとしてクライアントに提出します。

もちろん、見積り通りに行かなくなる場合もあるので、コンテンツや準備するものが増えたときに、更新した見積りを提出して、クライアントの了承を得ながら進めることが大切です。

後になって、「聞いてないから支払いできない」なんてことにならないように、連絡や承認はマメに行いましょう。

イベント終了後には、最終的な金額を請求書として発行いたします。

手配・調整業務

イベントの業務を進める上でかかせないのが、手配や調整の業務です。

実施コンテンツが決まり、見積りもクライアントに了承が得られたら、資材や備品、スタッフなどの手配を行います。

施工会社や映像・照明・音響会社、スタッフ派遣会社などさまざまな協力会社への発注・調整が発生します。

また、パネルやPOP、配布物(チラシやカタログ)などがある場合も、手配が必要となり、デザイナーや印刷会社などと連携を取りながら、本番前に制作物が完成するようにスケジュール管理をすることもイベント会社の業務です。

本番の運営業務

イベント会社の醍醐味は、本番の運営にあるといっても過言ではありません。

事前の業務である、企画も制作も手配なども、すべてはイベント本番を成功するために行われるものです。

とはいえ、イベントは準備が9割と言われるほど事前作業も重要で、本番直前にドタバタしないように進めていきます。

ただ、どんなに準備万全で臨んでも、本番開催時には何かしらの問題やトラブルが起こってしまうことがあります。

そんな時も、冷静に臨機応変に対応できるように心がけることが大切です。

本番の運営業務としては、クライアント対応、施工・設営の管理、スタッフ指示・管理、来場者対応など多岐にわたります。

安全でスムーズな運営を行い、イベントを成功に導くのがイベント会社の大きな役割です。

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イベントの仕事がおすすめな5個の理由

イベント会社のおおまかな仕事をご紹介しましたが、興味を持っていただけましたでしょうか。

この業務がすべてではありませんが、なんとなくのイメージは描いていただけたかと思います。

更にイベント会社の仕事がおすすめな理由をお伝えしたいと思います。

イベント終了後の達成感がすごい

イベントの仕事をしていて一番のおすすめは、大きな達成感を感じられることです。

大変なことや、辛いこともあるのが仕事ですが、イベントの仕事の先には、企画・制作・本番という1つのイベントを終えると達成感でとても充実した気分が味わえます。

イベントの終了後には、クライアントや協力会社との打ち上げを行う場合もあります。

イベントがうまく行くほど、達成感もひとしおで打ち上げでは、、制作時の苦労話などを話しながらおいしいお酒が進むわけです。

コミュニケーション力やチームワーク力がアップする

イベント会社での仕事は、基本的に1人で進行することは難しいです。

社内でチームを組んで実施に向けて動いたり、社外の協力会社やスタッフを発注して一緒にイベントを作りあげていきます。

たくさんの人と一緒に仕事をすることで、チームワークやコミュニケーション力が上がり、コミュニケーションがうまく取れるようになると、仕事が更に楽しくなります。

もちろんクライアントとのコミュニケーションも大切で、仕事を受けている側ですが、時にはイベントのプロとして提案や助言を求められることもありますので、信頼を得られるような対応をすると次の仕事にも繋がるはずです。

対応、調整能力のスキルアップ

イベントの仕事は、ルーチンワークの仕事とは違い、その都度さまざまな仕事があります。

メールや電話対応をはじめ、協力会社やスタッフとのやり取りなど、多様な業務を行います。

そのように業務を進めていくことで、対応能力や調整していく力がどんどんついて行くので、気づくとスキルアップしているわけです。

外出や出張が苦にならない人

イベントの仕事は、外出や出張が苦にならない(むしろ好きな)人には、とてもおすすめです。

打ち合わせでクライアントや協力会社へ出向いたり、イベントの開催場所も展示会場やイベントホール、屋外公園やステージ、商業施設やショッピングモールなどさまざまな場所で行われます。

場合によっては近隣だけでなく、地方の会場や海外に出張することもあります。

もちろん仕事なので遊びに行くわけではありませんが、夜の食事などは楽しんでも良いと思います。

仕事を楽しむことができる人

イベントの仕事は、イベント前には忙しく、夜遅い業務や休日出勤などが発生する場合もあります。

そんな大変な中にも、やりがいや達成感を感じて、少しでも楽しみながら仕事ができる人にはおすすめです。

そして、忙しい中にも自分なりの息抜きやストレス発散法を見つけられると、オンオフをしっかり切り替えて、仕事にも充実感を得ることができるはずです。

イベントの仕事をするために活かせる、今までの経験は?

イベントの仕事に応募する時に、面接で今までの経験を聞かれることが多いと思います。

イベント業界からの転職であればもちろんその経験を話せば良いですが、未経験の場合はどんなことが活かせるかご紹介しておきたいと思います。

企画書やマニュアルの制作経験

イベント業界は未経験であっても、仕事でクライアントへの企画書やマニュアルの制作経験があれば、強みになります。

業界や職種が変わっても、資料作成は発生しますので、面接でも経験をアピールしてみましょう。

広告制作やプロモーションの経験

イベントの仕事は、広告やプロモーションと密接な関係と言っても過言ではありません。

イベントでは、来場者を多く集客するためにどのように告知するかを検討したり、商品をたくさん売るためにはどんなキャンペーンやプロモーションを実施したらよいかを企画する必要があります。

それらをイベント会社が請け負う場合もあるので、広告業界やPR会社で勤めていた経験はアピールできるものです。

学生時代のイベント経験

学生時代に学園祭や文化祭の実行員会を経験したり、アルバイトでイベントスタッフの経験があるなども、有利になる情報だと思います。

特にイベントスタッフは、イベントの現場を経験して雰囲気を理解しているということで、実際のイベント会社でも活かせる経験です。

イベントスタッフとして会社に入り、イベントアシスタントディレクターをへて、ディレクターやプロデューサーにステップアップするのがイベント業界で活躍する近道です。

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イベント会社の仕事を通して身につく力とは?

発注・管理・調整能力

イベント会社での仕事では、発注や管理、調整などの業務が多数発生します。

例えば、資材や備品、スタッフ発注、スケジュール管理、備品の管理、スタッフ管理とシフト調整、協力会社の管理と発注の調整などを行っていくと、自然と管理・調整能力が身につきます。

表現力や提案力

イベントを実施する前には、クライアントへ実施する内容や会場などの企画提案を行います。

クライアントの要望を含み、それを企画書として表現したり、納得して貰えるような提案力も必要です。

これは、経験によって身につくもので、イベント会社の上司や先輩からどんどん吸収して行きましょう。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

イベントの仕事のキャリアアップの道について、気になりますよね。

イベント会社の中であれば、イベントスタッフやアシスタントから始め、ディレクターからプロデューサーへキャリアアップを目指すのが王道です。

ただ、ディレクターやプロデューサーとして活躍するためには、それなりの経験を積み、たくさんの現場を回していく必要があります。

イベント業界に長くいるディレクターやプロデューサーであっても、大きなイベントの時は、プレッシャーや責任感をひしひしと感じるものだと思います。

ただ、キャリアアップすればするほど、大きなイベントや企画を動かすことができ、やりがいや達成感もより感じることができるはずです。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

イベントの仕事から他の仕事を考えるときに、どんな経験が活かせるかも重要ですよね。

イベント会社からの転職として多いのは、広告代理店やPR会社など、広告やプロモーションに特化した会社の場合も少なくないです。

イベントの仕事で身につけた、集客や企画の能力を活かして転職することも検討できますね。

まとめ

今回は、イベント会社の仕事がおすすめな理由と、そこで身につく力などを経験者として紹介してみましたが、お役にたてましたでしょうか。

記事を読んでいただき、やりがいがありそう!、やってみたい!と感じた方は、ぜひイベント業界にチャレンジしてみてくださいね。

東京オリンピック前後含め、今後も盛り上がっていく業界なので、とてもオススメですよ。


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