岡山で仕事するなら！おすすめの職種や安定した仕事から年収相場や岡山らしい人気な仕事まで！

皆さんこんにちは！

桜の季節も終わり、季節も春爛漫といった感じで過ごしやすくなってきました。

毎年この3月から5月にかけては人が一番移動する時期であり、それに伴って就職活動や企業の採用活動が最も活発化する時期だと言われています。

最近では大都市圏への流入が一段落し、収入や地位よりも生活のしやすさを求めて、地方都市圏へUターン、Iターンをする人たちも増えてきました。

今回はそんな地方都市の一つである岡山県の仕事について、岡山県の特徴や産業の種類、オススメのお仕事について紹介させていただきたいと思います。

どうぞ最後までお付き合いください。

岡山ってどんな街？

中国地方に位置する岡山県は、北は中国山地、南は瀬戸内海に面し、雨が少なく、降水量1ミリ未満の日数が全国一位で、「晴れの国」の異名を持つ県です。

気候の良さを活かした果物や野菜作りが盛んで、特に「白桃」や「マスカット」は岡山を代表する果物として全国でも高い知名度を誇っており、「ピオーネ」や「愛宕梨」と供に「果物王国おかやま」を形成しています。

また県北の蒜山高原ではジャージー牛の育成が盛んであり、その牛乳を利用したスイーツやチーズなども、全国一の生産量を誇っています。

そんな岡山県ですが、盛んなのは農業だけではなく、県南の水島工業地帯を中心とした製造業、瀬戸内海での養殖を中心とした漁業など、産業の種類が豊富で様々な仕事があります。

また中国道、山陽道の二つの高速道路と瀬戸大橋による四国への連絡により、大阪、広島などの大都市圏、そして山陰の鳥取、島根から四国まで、ほぼ2時間以内でアクセスできる交通の要となっており、東西南北様々な地域から人やモノが集積する地域として、近年注目を浴びています。

岡山でおすすめな職種や業界とその理由

製造業

岡山県の主要産業第一位は「製造業」で県南の水島地区を中心とした「自動車」「鉄鋼」、県北津山を中心とした「セラミック」「アルミニウム」が有名です。

特に倉敷、水島地区には「三菱自動車」「JFEスチール」「東京製鐵」「ナカシマプロペラ」などの全国でも有名な企業が存在しています。

また、その他の製造業としては、「繊維産業」が非常に発展しています。

岡山県に拠点を持つ地場企業としては最大の売り上げをもつ「クラレ」は化学、繊維を初めとする化学企業グループで、倉敷市の観光名所となっている「大原美術館」に名を残している大原孫三郎さんによって設立されました。

現在全国に普及している「マジックテープ」はクラレの発明した商品です。

その他にも「ブルーシート」の製造においては日本のトップメーカーである「萩原工業株式会社」や、日本の繊維製品の大手メーカーで、海外にも多くグループ企業を展開する「倉敷紡績（クラボウ）」など、日本を代表する繊維工業メーカーが沢山存在しています。

また繊維つながりで、岡山は「デニム」の名産地として知られており、県南の児島地区を中心に「児島ジーンズ」「桃太郎ジーンズ」などのブランドが誕生しています。

全国的に有名な「BIG JHON」や「Johnbull」も児島に拠点を持つ企業です。

この様に岡山県は「ものづくり」が非常に勢いのある県であり、製造品出荷額は全国でも上位にランクしています。

船舶用のプロペラからデニムジーンズに至るまで、モノを作ることが好きな方は、ぜひ岡山県で仕事を探してみてはいかがでしょうか。

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出版、通信教育

教育の分野では進研ゼミで有名なベネッセホールディングスも岡山に本社を置く企業です。

「教育・語学・生活・福祉」の分野を中心に事業展開しており「たまごクラブ」「ひよこクラブ」「サンキュ！」などの生活情報雑誌、「こどもチャレンジ」などの通信教育が有名です。

全国的に知名度があり給与など待遇面も岡山県ではトップクラスですが、その分人気も高く、新卒採用、中途採用問わず応募者数が多く狭き門となっています。

入社するのは大変ですが、間違いなく岡山県では知名度、企業規模供にトップ3に入る企業ですのでチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

食品メーカー

岡山は果物王国である側面から食品、お菓子のメーカーが多い県としても知られています。

まず一番に名前が上がるのは「源吉兆庵」でしょうか。

岡山本店の他にも銀座、鎌倉、大阪、札幌、名古屋に基幹店舗があり、日本国外にもニューヨーク、ロンドン、シンガポールなど世界に十五店舗を展開しており日本を代表する和菓子メーカーと言えます。

その他には「マスカットキャンディ」や「サクサクぱんだ」などの商品で有名な「カバヤ食品」や岡山の名物「きびだんご」で有名な「廣滎堂」などが岡山のトップ企業として挙げられます。

また牛乳・乳製品のメーカーとしては「カバヤ食品」と提携している「オハヨー乳業」も有名です。

岡山県の特産品であるジャージー牛の牛乳を使用したドリンクやアイスクリームなどを製造しています。

製パン業

岡山県は県民のパン消費量が「京都府」「兵庫県」に次いで全国3位であり、知る人ぞ知るパンの聖地となっています。

そんな岡山県のパン製造業を代表する会社が「岡山木村屋」です。

岡山木村屋は「あんぱん」や「蒸しケーキ」の元祖と呼ばれる東京銀座の「木村屋總本店」から「のれん分け」された企業であり、直営店50店、フランチャイズ100店を展開しており岡山ではトップシェアを誇るパンメーカーです。

ロールパンにバタークリームを挟んだ「クリームロール」が有名であり、特に「バナナクリームロール」は岡山県民のソウルフードとして長く親しまれています。

その他にも「山崎製パン」「敷島製パン」「タカキベーカリー」「中国フジパン」など全国の製パン業社の工場が岡山県には集積しており、街のベーカリーも合わせると膨大な数の「製パン業」が集まっています。

食品スーパー

岡山県はその交通の便の良さから、多くの食品小売業が拠点を移してきており、県南を中心に激しい競争を繰り広げています。

岡山の地場のスーパーとして有名なのは「大黒天物産」と「ハローズ」です。

大黒天物産は倉敷市に本拠を置き、価格帯に特化したディスカウントスーパー「ディオ」「ラムー」を中心に短期間で大きな成長を遂げた企業です。

全国に店舗は100店舗以上、従業員も5000名を超える規模にまで拡大しています。

ハローズは広島県福山市で誕生しましたが、現在は本社を岡山県早島町に移転しています。

24時間営業のスーパー「ハローズ」を展開し、従業員は1000名程度です。

この他にも県南の「エブリイ」、県北の「マルイ」など、岡山県には活力のある営業活動をしている食品スーパーが多く、また労働集約産業である為、多くの人の雇用の受け口となっています。

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ドラッグストア

医薬品、化粧品、生活雑貨を取り扱うドラッグストアの代表が「株式会社ザグザグ」です。

従業員が声の出演をする特徴的なアニメのテレビCM「ちょっと気になるザグザグ」が有名ですが、社風もかなり革新的で自由であり、若い人が働きやすい企業と言うことができると思います。

2012年にイオン株式会社と業務資本提携を行い、その自由な社風も少し大人しくなりましたが、依然として岡山県の新卒学生の人気企業ランキングではトップクラスを占めるなど、若者を中心に非常に人気の高い企業になります。

百貨店

岡山を代表する百貨店と言えば「株式会社天満屋」があります。

岡山県を中心に中国地方に百貨店「天満屋」を9店舗展開し、その他もスーパーマーケット事業、ホテル事業など20を超える企業を傘下に収める岡山県でも有数の企業グループです。

給与や待遇面でも岡山県下の小売業ではトップクラスであり、サービス業を志望される方にはぜひ挑戦していただきたい企業です。

陸運業

バス、タクシーなどの業界でトップクラスの知名度と規模を持つのが「両備ホールディングス株式会社」です。

岡山県南部を営業地とする両備グループの中核的な企業であり、陸運業の他にも、スーパーマーケット事業、システム開発事業などにも力を入れています。

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年収が高い職種と高くなる理由

これまで色々な業界と代表的な会社をご紹介してきましたが、岡山県の企業の中で年収が高い業界はどのような業界でしょうか、先ほどあげた業界から分類してみたいと思います。

年収が高い業界：出版、通信教育、製造、食品メーカー、製パン業

企業における年収の高さはその企業の取り扱う商品の利益率の高さに比例します。

そしてその利益率の高さはその企業が生み出す「商品」の原価率の低さに比例します。

つまり、その企業が提供している商品を作り出すためにかかるコストが低いほど、利益率が高く、年収も高いと言うことになります。

そう言う意味でいうと、出版や通信教育の分野は、知的生産物であるため利益率が高く、携わる人の年収も高いということになります。

最も知的生産物であるがゆえにそれを作り出す人の知識や情報収集力が大変重要になる為、仕事自体もそれに見合った能力を持っていなければできないということになります。

その点では独自の技術を持っている製造業は、業界のトップシェアになればなるほど利益率が高くなりやすく、また企業自体に技術があるため、そこで働く人個人の能力にはそれほど依存せず、収入が高い割には働きやすいといえます。

鉄鋼業や、繊維工業など独自の技術で全国でもトップシェアを誇る会社が人気になる理由がそこにあります。

また、食品メーカーは原材料から商品を作りますので、工場設備や、原材料の調達先などを工夫することにより高い利益率を実現することができます。

食品という日常消費するものの為、そこまで商品の価格を高くすることはできませんが、他の業界と比較しても年収を高くすることができる業界の一つと言えることができます。

年収が低い業界：食品スーパー、ドラッグストア、百貨店、陸運業

製造業と比較して小売業は商品を仕入れて顧客に販売する業界であり、自ら商品を生産しているわけではない為、利益率は低くなり、年収もそれに比較して低くなります。

また食品スーパーやドラッグストアは労働集約型の産業であり、利益率が低い為にパートタイムやアルバイトなど、時給制で人件費が安い形態の従業員を大量に投入して企業を運営しています。

小売業の中で最も年収が高いのが他と比較して高級な商品を取り扱う百貨店、次に利益率の高い薬品を取り扱うドラッグストアであり、食品スーパーは残念ながら日常の食事の材料を取り扱う為そこまで価格を高くすることができず、従って年収面では低い分野に入ってしまいます。

また同じような理由で、陸運業もまたバスやタクシーなど生活サービス型の商品を取り扱っている業界であり、価格を上げることが困難な為、利益率は低い業界です。

先程まで上げた業界を年収が高い、低い分類で分けてみましたが、仕事の良さは決して年収だけに左右されるわけではありません。

物作りが好きだったり、文章を書くのが好きだったり、あるいは人と接することが好きだったり、食べることが好きだったり、それぞれの性格や価値観によって仕事の満足度は変わってきます。

自分にぴったりあった「やりがいのある仕事」を見つけることが第一であり、年収のみに気を取られて自分に合わない仕事を選んでしまっても、仕事が楽しくなく充実感は得られません。

人生の3分の1から2分の1は働いているわけですから、その時間をお金のためだけに退屈に過ごすか、ワクワクしながら過ごすかでは人生の満足度が違ってきます。

年収は一つの切り口として捉えていただき、その他にも自分にあった仕事は何かという視点でお仕事を選んでいただければと思います。

自分にあった求人の選び方や注意点

それでは、ここからは岡山で就職活動を行うみなさんのために、求人情報の中からポイントとなる情報の選び方や、注意しておかなければいけない条件などについて紹介させていただきたいと思います。

【選び方①】雇用形態から探す

まず基本となるのは雇用形態です。

就職の際には第一に「正社員」を選ぶべきでしょうが、人気のある業界や求人数の少ない業界では正社員は狭き門となります。

多くの応募者の中から勝ち抜ける自信があれば別ですが、競争が激しい場合、自分のやりたい事と、自分の生活に必要な収入などのバランスをとりながら、正社員以外の道を探る必要もあります。

正社員以外の雇用形態としては「契約社員」「パートタイム」「アルバイト」があり、一般的に「契約社員」は1年間の雇用契約で月給制であり、正社員に準じた条件で、待遇と職責が決められています。

「パートタイム」と「アルバイト」は通常時給制であり、職責も正社員、契約社員のサポートをする役割となります。

パートタイムの方がアルバイトよりやや職責が高く、通勤手当や保険加入など、アルバイトと比較して待遇面が良いところがほとんどです。

【選び方②】職種から探す

職種は大きく分けて「営業」「製造」「販売」「事務」の4つがあります。

この内、人とのコミュニケーション力が特に必要となるのが「営業」と「販売」で、簡単に言うと「営業」は自社の商品を他の企業に販売する仕事、「販売」は一般消費者に販売する仕事です。

製造業や食品メーカーなどは「営業」、食品スーパーや百貨店などは「販売」のお仕事になります。

工場などで自社の商品を生産する仕事が「製造」、総務や人事、財務などすべての企業に共通する経費管理や従業員の福利厚生の業務を行う仕事が「事務」になります。

業界や企業だけではなく「職種」から仕事を選ぶことは、前述した「やりがいのある仕事」を見つける際に大変重要なことですので、自分がどんな職種に携わりたいか、常に考えていく必要があります。

【選び方③】給与や雇用条件から考える

年収が高い業界は前述しましたが、自分のやりたい事と、給与や雇用条件とのバランスを取ることが必要だともお話ししました。

どちらを優先すべきかと言うと、やはり「自分のやりたい仕事は何か」から考える方が良いと思います。

そのようにして仕事を選んだ上で、その次に給与や雇用条件を考えていけば良いと思います。

就職する際にまず目指すべきは正社員ですが、自分のやりたい仕事が人気の業界だったり、極端に人数が少ない会社だったりすると、正社員で採用されることが困難な場合があります。

その際に次の選択肢となるのが契約社員やパートタイム、アルバイトとなりますが、当然正社員より収入は減りますので、ここで自分のやりたい事とのバランスを考える必要があります。

ひとまずアルバイトで入社して正社員を目指すとして、その間の収入が自分の生活において満足できるものかと言った検討をするという事です。

雇用条件のポイントは給与などの収入面だけではなく、例えばパートタイムやアルバイトから正社員への登用制度があるのかなど、将来的な目標も見越して確認する必要があります。

また時給が低い場合でも、福利厚生が充実している企業は、自身の生活が維持しやすくなります。

チェックすべき福利厚生は、通勤手当、賞与、社会保険や雇用保険への加入、社宅貸与などです、パートタイムやアルバイトにも適用されている制度もありますので確認してみて下さい。

【選び方④】エリアから考える

一口に岡山県と言っても、南と北で気候風土が大きく違っており、それぞれのエリアに対して特徴がありますので注意が必要です。

大きく分けて岡山市、倉敷市を中心とした県南部と、津山市、真庭市、美作市を中心とした県北部に分かれます。

県南部は瀬戸内海に面しており、穏やかな瀬戸内気候で過ごしやすく、瀬戸内海での漁業や、水島工業地帯を中心とした製造業が盛んです。

県北部は中国山地の麓で寒暖差が激しく、冬には雪が積もります。

蒜山高原のジャージー牛や勝英地区の作州黒豆など農業が盛んです。

県南部は山陽道、県北部は中国道という高速道路が通っていますので、交通の便はどちらも良く、東西南北どの方向にも移動しやすい地域です。

岡山で人気なエリア

それでは岡山県のおすすめエリアについて、もう少し詳しくご紹介していきたいと思います。

岡山市エリア

岡山の県庁所在地である岡山市のエリアです。

日本3名園の一つである後楽園があり、桃太郎伝説の発祥の地である吉備津神社など、観光名所が多い地域です。

岡山の中心部だけあり各企業の本社が集積しており、岡山駅の東口エリアから伸びる桃太郎大通りを中心に一大オフィス街を形成しています。

反対に西口エリアは奉還町商店街を中心とした昔ながらの下町が残っており、古き良き昭和の時代を思い起こさせるレトロな街並みが楽しめます。

倉敷市エリア

美観地区や大原美術館など観光名所としても有名ですが、倉敷市エリアは水島地区を中心とする重工業、繊維、化学工業などが集まる地域であり、岡山のものづくりの中心地として発展しています。

また岡山県の西と南の玄関口であり、広島や四国などからの物流の拠点となる地区で多くの商品が流れ込み、多様な人間が交流するエネルギッシュな街でもあります。

津山市エリア

岡山県は昔の区分でいうと「備前」「備中」「美作」の3つの国からできていますが、津山市は美作国の中心地として発展してきた街です。

徳川幕府の譜代である松平藩の治世の元築城された「津山城」は全国桜の名所100選にも選ばれており、桜の時期には多くの観光客が訪れます。

古来より牛肉文化が栄えており、その名残を組む「津山ホルモンうどん」はB級グルメとして全国的に有名です。

また江戸時代の著名な洋学者が多く出たり、因美線を中心としたレトロな駅舎が多く点在する鉄道マニア垂涎のエリアであったりなど、知る人ぞ知る観光名所が多い地域でもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は岡山県について、その魅力や代表的な企業についてご紹介させていただきました。

岡山は災害の少ない県としては全国3位であり、温暖な気候と相まって、他の地域からの移住者が多い県でもあります。

交通の利便性も高く、全国でも珍しい都市圏と同じTVのキー局が全て視聴できる地方都市でもあります。

住みやすさで言うと全国でもトップクラスの地域であり、前述したように魅力的な企業もたくさんありますので、やりがいを感じられる仕事も必ず見つけることができると思います。

「晴れの国」岡山で、充実した生活を営んでいただけることを期待しています。

ぜひ岡山にお越しください！

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