2020年7月6日

WEB業界で活躍したい人や、WEB業界に転職したいとお考えの人は多くいます。

その中でも特に、WEBデザインへの求職者が多いようです。

WEBの仕事にはWEBコーダーやWEBプログラミング、WEBディレクションなど他の分野もある中で、知名度もあり人気もあるのがWEBデザイナーです。

今回はWEBデザインの求人についてとその魅力に、現役WEBデザイナーである筆者が迫ってみたいと思います。

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WEBデザイン求人のおおまかな仕事内容

WEBデザイナーの主な仕事は、その名の通りWEBサイトのデザインをすることです。

紙面デザインと違うルールもあり、印刷業界から転職された人は戸惑うこともあるようです。

では、実際にどんなことをするのか見ていきましょう。

WEBデザイナーの仕事内容は、こちらの記事を参考に!

WEBデザインの仕事は会社でどういう役割を求められる?

WEBデザイナーは、ホームページやLP(ランディングページ)の制作依頼の仕事が入ると一番に作業を開始するポジションです。

大手の制作会社にはWEBディレクターやコンサルタントなどがいるので、お客さまのヒアリングはそういった担当者が行います。

中小企業だったり人手が足りない会社では、ヒアリングをWEBデザイナーが行うこともあります。

いずれにしてもお客様の要望を聞き、それを形にするのがWEBデザイナーの仕事です。

WEBデザイン求人の働き先にはどんな種類があるの?

WEBデザイナーの就職先は豊富にあるのか、気になるところですね。

実際にどのような職場があるのでしょうか。

WEBデザイン求人の募集でよくある施設や事業形態のパターン

ホームページ制作会社

WEBデザイナーが必ず必要な会社です。

ホームページのみ制作している会社と言う場合もあれば、紙面デザインと兼ねている会社もあります。

デザイン会社

デザイン会社では、パッケージのデザインや紙面デザインの他に、ホームページ制作を行っている会社もあります。

大手企業のWEB部門

大手企業では頻繁にホームページの更新やリニューアルがなされるため、自社に専属でWEBデザイナーを常駐させている企業もあります。

例えば食品メーカーやアパレルメーカー、通販などは頻繁にホームページに関する業務があるので、それに伴って求人もあります。

SOHOなどの受注

近年、インターネット通信の確立により、在宅での仕事を依頼する人や会社も増えてきました。

交通費の支給や通勤のデメリットを解消し、効率的に仕事を行えるからです。

働く側も受ける仕事を選ぶことができ、通勤の必要もなく、自分のスケジュールで仕事ができるため人気が出てきています。

WEBデザイン求人の募集でよくある仕事

ホームページのデザイン

一番多いのがこの仕事です。

企業サイトや自社サイトのリニューアルなど、様々な業種のホームページデザインを依頼されます。

LPのデザイン

最近増えてきたのがLP(ランディングページ)と呼ばれる、縦に長いページです。

一般的なホームページと違い、商品の紹介や購入までの流れを作るためのページです。

化粧品やサプリメントなどでよく見かけます。

通販サイトやポータルサイトのデザイン

通販サイトやポータルサイトは、頻繁に登録する商品や内容が変わります。

新規に制作するより、リニューアルや商品の入れ替えなどの更新に伴うデザインが多いかもしれません。

部分的な制作

扱う商品が多いお店や頻繁に変わる内容が多いサイトは、バナーや告知などの部分的なデザインも多く発生するので、こういったデザインの依頼もあります。

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WEBデザイン求人でよくある募集内容とは?

気になるWEBデザインの求人ですが、実際にはどのような内容で募集されているか、最近の相場をご紹介します。

給与相場

月給18万円~220万円位

会社や案件にも寄りますが、地方の企業の方が給料は少なめです。

しかし、一般事務と比べると比較的高い方です。

勤務時間や休日、残業

平均勤務時間:9:00~18:00

残業は多めです。

福利厚生

会社によりますが服装は自由で、社会保険や社員旅行などは加入や参加が可能な会社が多いようです。

勤務場所

制作会社の場合は、その会社の一角にWEBデザイナーチームが集まって働いていることが多いです。

一般企業の場合は、事務員さんがいるフロアで一緒に業務をこなします。

年齢層

比較的女性が多く、年齢層は20代前半~30代前半、チーフクラスになると40代の人もチラホラ見受けます。

服装

自由な会社が多く、女性の場合は清楚、可憐、フェミニンといった雰囲気の服装を好むデザイナーが多いようです。

求められる人物像

直接お客様とやり取りをする場合もあるため、コミュニケーション能力を必要します。

常に向上心のある、勉強に意欲的な人は重要視されます。

コーダー同様進化の早い業界ですので、日々変わるデザインにアンテナを張っている人や、絵が好きな人などは喜ばれます。

必要なスキルや資格、経験

多くの場合、専門ソフトを用いての業務となります。

そのため使用するソフトの知識や制作実績などを求められます。

また、デザイン力の高さや制作スピードスキルを求められます。

WEBデザイン求人のおすすめ求人のポイント

WEBデザインの仕事では、どのようなおすすめの求人があるのでしょうか?

いくつかご紹介しましょう。

飲食系のデザイン

カフェやレストランなどのサイトデザインは短いスパンでリニューアルすることが多く、SNSなどの連携を後から追加したり、メニューが増えたので追加したいなどリデザインを多く求められます。

そのため求人が多いのが特徴です。

アパレル系のデザイン

通販やブランド服のサイトデザインは、季節毎に新しい商品が発売されることや季節に合わせてページデザインを変える必要があるため、求人数が増えます。

LP(ランディングページ)のデザイン

化粧品やサプリメントなどのサイトデザインは、自社サイト以外にランディングページと呼ばれる顧客誘導や商品購入を意識したデザインを求められます。

LPでは特に集客できるデザインが必要となるため高いスキルを求められますが、1ページで完結するため、制作が早い人にはおすすめです。

宿泊施設のデザイン

近年、インバウンド層の顧客が増えているため、宿泊施設では古いサイトに英語や中国語などのサイトを新しく追加したいという要望が増えています。

また、宿泊施設はオリンピックに向けて続々と増えているため、新規のデザインも求人が多くあります。

語学が得意な人は、翻訳を別の人に依頼しなくても良いので大変喜ばれます。

WEBデザインの仕事は何故おすすめ?

デザイン力が磨かれる

WEBデザインは作る人やお客様の要望によって、様々なデザインが生み出されます。

多くの競合サイトを見て、アイデアを出しながら業務をこなす内にデザイン力が身についていきます。

WEBデザインは紙面デザインとは異なるため、初めは戸惑う人もいるようですが、数をこなす内にコツが分かってきます。

操作スキルの向上

WEBデザインの仕事は、デザインこそ変わりますが、基本的な操作は同じです。

写真や素材などの加工や制作をし、配置しながらデザインをしていきます。

沢山のデザインをしていく内にソフトの操作やショートカットキー、機能などが身について制作スピードが上がります。

WEBに強くなる

WEBデザイナーはデザインが終わると、次の段階であるコーダーにデザインデータを渡します。

中にはデザインとコーディングを兼ねる人もいます。

コーダーが、ホームページの構築段階で修正や不明点などが出た際は、デザイナーに質問や修正依頼をします。

ブラッシュアップしていく過程で、WEBの仕組みについての知識が身についてきます。

人気の職種

クリエイティブな職業なので、「私はWEBデザイナーをしています」と言うだけで憧れの眼差しで見られることもあります。

実際、筆者は始めSEに憧れていましたが、WEBデザイナーと一緒に働くようになってから、WEBデザインの仕事も良いなと思うようになりました。

WEBデザイン求人についてよくある疑問

憧れのWEBデザイナーには、どうやったらなれるの?

学校へ通う必要は?給料は高い?求人は多いの?など多くの質問をネット上でもよく見かけます。

代表的なよくある質問について簡単にお答えします。

学校へ通った方がいい?

もしあなたが高校生でこれからWEBデザイナーになりたいという夢をお持ちでしたら、専門学校などに通うことも検討してみてください。

筆者の経験上、どのWEB制作会社にも専門学校やデザイン学校の出身者が1人はいました。

2年~4年かけなくても大丈夫です。

WEBデザインのスクールは1ヶ月~半年の短期型もあります。

デザインは独学でもできますが、できれば基礎は学んでおいた方が近道になります。

また、デザインスクール卒の学歴は就職時にも有利になります。

対して社会人の場合は、短期のスクールで集中してスキルを学ぶか、独学でデザインの場数を踏むことをおすすめします。

この業界は実力重視、経験重視だからです。

社会人経験は優遇されますが、ポートフォリオも重要視されますので、作品や自分が手がけたデザインが豊富にある方が有利になります。

独学で勉強するには?

コーディングやプログラミングは豊富に本も教材も出ていますが、WEBデザインは数多あり、習うより慣れろという言葉が当てはまります。

多くのホームページのデザインを見て違いを研究したり、実際に自分でデザインしてみましょう。

如何にWEBデザインが難しいか分かると思います。

閲覧するときはサラッと流して見ることの方が多いのですが、実際にデザインしてみると、初めの内は素人感がどうしても出てしまいます。

その段階では企業も雇ってくれません。

これは天性がある人は別として、一般的には数をこなして慣れるしかありません。

沢山のデザインを見て真似て作っていく内に、違いや作り方のコツが掴めると思います。

MacPCでないとダメ?

これも多く訊かれる質問です。

クリエイターの多くがMacを使用しているので、その印象が定着したのかもしれません。

スタイリッシュで操作性も高いMacPCは、カフェなどでも使用して仕事をしている人をよく見かけます。

ですが、Windowsはダメということではありません。

実際に筆者はWinで構築しています。

ただし、企業ではMacを使用していることが多いので、用意できるのであれば慣れておいた方が就職の時点では有利になります。

自分でフリーランスとして活躍するのであれば、PCはどちらでも構いません。

ただし、スペックはある程度高いPCでないと操作性に不満が出ますのでご注意ください。

資格は必要?

これも多く訊かれる質問です。

確かに資格はいくつか存在します。

しかし、必ずしも必要ではありません。

また、資格があっても就職に有利でもありません。

この業界は即戦力とデザイン力の高さが重要だからです。

「未経験です」という社会人より、学校には通っていませんでしたが知人や受注を受けて多くのサイトデザインをこなしてきましたとポートフォリオを見せた方が断然有利です。

ただ、唯一の国家試験である「ウェブデザイン技能検定」は取得しておいたほうが良いと思います。

難しいですが、自信に繋がりますし、国家資格なので安心です。

残業はある?

筆者が勤めていた会社に、残業なし(残業禁止)という珍しい会社がありました。

しかしこれは稀です。

多くの制作会社では残業ありきと考えた方が良いでしょう。

納期厳守、修正あり、お客様最優先の世界です。

夕方に帰ろうとしたら修正依頼が入ってきた、今日中に何とかしてほしいという要望があれば、その日の予定はキャンセル…なんてこともあります。

そうならないためにも、制作スピードを上げつつデザインの精度を上げる努力が必要になります。

就職先はある?

制作会社に就職したいとお考えならば都市部の方がおすすめです。

地方では制作会社が少ないので、人や企業が多く集まる都市部の方が仕事はあります。

在宅で仕事を行う場合は自分で仕事を探す必要はありますが、需要は多くあります。

大きな違いは、制作会社ではない企業のホームページ制作担当になった時です。

多くはリニューアルや更新などの管理を依頼されるのですが、会社によっては頻繁に仕事がないこともあり、他の業務を依頼されることもあります。

デザイン一本でやっていきたい人は制作会社に入るか、フリーランスとして活躍しましょう。

お金を掛けずに独学で学ぶには?

デザイン力を高めるために独学で学ぶには、日頃から絵画や美術品などを鑑賞したり、多くのホームページを閲覧して自分のデザインと見比べてみるなどしてみましょう。

制作スキルを身につけるなら、オンライン授業を受講したり、Youtubeなどの動画を見ながら実際に手を動かして真似をしながらデザインしてみましょう。

専門ソフトを購入する資金がない、自分に向いているかを確かめたいといった人はフリーソフトでも良いので導入して、どんな機能や作り方があるか学習してみましょう。

おすすめのフリーソフトは「GIMP」です。

フリーソフトですが機能が豊富で、関連書籍も発売されています。

Windowsに付属するペイントソフトと違い、本格的なソフトです。

Photoshopに似た機能もありますので、勉強するには適したソフトです。

まとめ

 WEBデザイナーに限らず、どんな仕事も日々勉強です。

向上心がある人はスキルアップを目指して常に研究したり情報を収集したりしています。

それが自分磨きや生きがいにもなります。

できれば自分に合った仕事や楽しみながらできる仕事に就きたいですよね。

しかし、努力は必要です。

アイドルや芸能人、パイロットやCAなど狭き門に比べると、WEBデザイナーは自分の努力次第で夢が叶います。

就職する前に自分のためのホームページをデザインしたり、ポートフォリオをデザインしてみることから始めてみましょう!

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