テレビ業界や出版業界など、様々な業界で活躍する「カメラマン」。

しかし一口にカメラマンといっても、その種類は数え切れないほどたくさんあります。

動画を専門とするのか静止画(写真)を専門とするのかによって、その道は大きく異なるもの。

また、それぞれ対象とする被写体が動物なのか静物なのかによっても、仕事内容がガラリと変わります。

全て説明していたらキリがないので、今回は静止画(写真)を専門とするカメラマンに絞り、その仕事内容やおすすめ求人について解説いたします。

被写体による違いは適宜入れていきますので、カメラマンを目指している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

カメラマンのおおまかな仕事内容とは?

「カメラマン=写真を撮る人」というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんね。

その通り、カメラマンは写真を撮る人。

しかし、仕事はそれだけではないのです。

撮影に携わる準備をするのもカメラマンの大切な仕事。

雑務も多くこなさなければなりません。

では、実際にどんな準備があるのか、下記にまとめたいと思います。

クライアントとの打ち合わせ

出版社や広告会社など、何か写真が必要なものを製作する時にカメラマンの仕事が発生します。

仕事が発生したら、まずは打ち合わせ。

クライアントの元へ出向き、撮影物の詳細やイメージなどについて話し合います。

そこで撮影内容固まったら、仕事の準備へと移ります。

ロケーションハンティング

ロケーションハンティングとは、撮影で使えそうな場所を探すこと。

通称「ロケハン」です。

おしゃれなカフェや開放感のある場所など、クライアントの要望に合う雰囲気の場所を探し、撮影の体でカメラに納めます。

ロケハンは、クライアントからの仕事依頼がないときにも行うというカメラマンも多々。

良い撮影スポットを知っていると、いつかの撮影に役立つこともありますから、その日のために備えておくのです。

機材の準備

撮影内容、場所が決まったら、それに伴う機材を準備します。

被写体によってどのレンズを使うのか、暗い場所であればレフ板はどのくらいいるかなど明確なイメージを持っておくことが必要。

当日機材不足で撮影に支障があってはいけませんから、抜け漏れがないよう入念に準備を行わなければなりません。

ライトの設定

撮影当日は、ライティングをセットするのもカメラマンの仕事。

外でのロケであれば天気や影の状況に合わせてライトを変更する必要がありますし、スタジオでの撮影であればクライアントのイメージに近いライティングを作り出す必要があります。

このライティングの技術というのも、カメラマンとしての腕の見せ所の一つ。

ライティングの良し悪しは写真の仕上がりにも大きく影響しますから、丁寧な作業と確かな技術が求められます。

レタッチ

レタッチとは、写真に修正を加えること。

クライアントや撮影内容問わず、ほぼ100%の確率で発生する業務です。

撮影が全て終了し、写真のデータが揃ったあとで行います。

具体的には被写体が綺麗に見えるように色調を調節したり、必要があればモデルさんの肌を修正したりします。

このレタッチのうまさというのも、カメラマンの技術の一つ。

カメラマンとして活動していくためには、レタッチに関しても勉強が必要です。

その他小道具の準備

スタジオでの撮影の場合、背景で使うセットペーパーや布・小道具などを用意する必要がある場合も。

スタイリストにお願いすることもありますが、カメラマンが用意するということも少なくありません。

つまり、カメラマンはセンスが問われる職業なのです。

カメラマンの働き先の種類とは?

「カメラマン」と聞くと、普通のサラリーマンとはやや異なる感じがしますよね。

その通り、カメラマンは一般的なサラリーマンのように月収で働く人ばかりではなく、フリーランスとして活動している人も多くいます。

以下にまとめますので、働き方の参考にしてみてください。

撮影スタジオ

家族の記念写真や成人式などの前撮りをする撮影スタジオ。

そこに専属のカメラマンとして所属し、活動するというパターンがあります。

この場合、顧客は一般人であることが多いです。

制作会社

広告などを作る制作会社にも、専属のカメラマンがいることがあります。

クライアントによって制作物が異なるため、被写体も様々。

幅広い適応能力が求められます。

結婚式場

新郎新婦の前撮りや、結婚式当日の様子を撮影することを専門とするパターン。

式の進行を邪魔しないように臨機応変に動くことが必要。

式の終わりまでに撮影物をまとめるなど、俊敏な編集能力も求められます。

ブライダルカメラマンの求人を探すときは、こちらの記事を参考に!

フリーランス

こちらはどこにも所属せずに活動するというパターン。

仕事内容や被写体は自分を専門とするもののみに絞ることができる為、より専門性を深めることができます。

また、ギャランティーや活動日も自分で決めることができるなど、自由度は非常に高め。

もちろん、ある程度のキャリアやスキルがないと仕事の依頼はありません。

カメラマン求人でよくある募集内容とは?

上記でご紹介したように、フリーランス以外でも働く方法があります。

その場合の求人はどのようなものが多いのでしょうか。

給与相場

概ね月給16万円〜が相場。

地域や仕事量によっても差がありますが、平均20万円前後と考えて間違い無いでしょう。

キャリア次第では25〜30万円というところもあります。

勤務時間や休日、残業

きっちりと決められた勤務時間があるところはほとんどありません。

撮影の開始から終了までが勤務時間。

その為、「残業」という概念自体が無い可能性も高いです。

休日もまた然り。

撮影がある日は基本的に仕事です。

しかし、どこかに所属する場合は労働基準法の関係で週1〜2日ほど休みがもらえるというケースも。

いずれにせよ所属場所のルールによって異なる為、事前のチェックが必要不可欠です。

募集職種

カメラマンの募集職種は、ズバリ「カメラマン」です。

求人を探すときは「カメラマン」というワードで探してみましょう。

また、中には「カメラマンのアシスタント」を募集している求人もあります。

こちらは撮影を行うカメラマンのサポートをする仕事。

ライティングや背景のセッティングなどを行います。

シャッターを押すことはありませんが、実際の現場に立ち会えるため、カメラマンの勉強をしたいという方にはおすすめです。

必要なスキルや資格、経験

カメラマンに特別な資格はありません。

ただ、カメラを扱うスキルやライティングの技術、撮影やレタッチの腕は必要です。

また、実力を証明するものとしてはコンテストの受賞歴などが挙げられます。

特別な資格がない為、完全なる実力主義の社会です。

その他、所持していた方がいいのは運転免許証。

打ち合わせ、ロケハン、撮影当日などは自身の車を運転して現場に出向くことが多いです。

カメラをはじめとする機材は重く、持ち込む量も決して少量ではないため、電車での移動はなかなか難しいもの。

車を運転できるスキルは必要不可欠といっても過言ではありません。

カメラマンのおすすめ求人のポイント

カメラマンとして働くための雇用形態についてはお分りいただけたと思います。

では、どのような求人がおすすめなのでしょうか。

ポイントを下記にまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。

正社員である

フリーランスとして活動できるようになるまでは、実力をつける期間が必要。

そのため、独立前は正社員として働くことがおすすめです。

したがって、駆け出しの方は正社員の求人を探す方がいいでしょう。

上記でも触れましたが、正社員のカメラマンとして活動する場合の活動場所は、撮影スタジオや結婚式場であることがほとんど。

安定して仕事があるため、独立に向けて腕を磨くことができます。

休暇などが明確である

カメラや撮影が好きで好きでしょうがないという人には必要ないかもしれませんが、働いていく上で休暇は大切なもの。

特にカメラマンは勤務時間も休暇も不規則です。

体調を崩してしまう可能性もあります。

曜日などは決まってなくても、決められた日数きちんと休みがもらえる方がいいでしょう。

福利厚生が整っている

出産や育児、冠婚葬祭に関する休暇制度が整っていたり、備品の補助がもらえたりなど、福利厚生が整っている場所の方が当然働きやすいです。

フリーランスとして活動している場合、福利厚生は望めません。

正社員としてどこかに所属する特権でもありますので、ぜひチェックしてみてください。

カメラマン求人の雇用形態による違い

まず、カメラマンの雇用形態は、大きく分けて以下の2つ。

  • どこかに所属する(正社員)
  • フリーランスとして活動する

前者の場合、仕事も給料も安定していますが、自由度は低め。

後者の場合、ギャランティーも休暇も自身で決められるなど自由度はかなり高いですが、仕事量や給料は不安定です。

安定を求めるか、それとも自由度を求めるかを基準に考えてみるといいでしょう。

カメラマン求人についてよくある疑問

カメラマンという職業について、大まかなことは上記でお分りいただけたと思います。

とはいえ、まだまだ不安な点や気になることもありますよね。

そこでこの項目では、よくある質問についてまとめたいと思います。

どこかに所属する場合、仕事量は平等なの?

撮影スタジオにも結婚式場にも、数名のカメラマンが所属しています。

基本的にはシフト制で活動するため、仕事量は平等であることが多いです。

しかし中には指名制で運営するところも。

その場合、お客さんから依頼があれば出勤することになるため、人気度合いによって仕事量に差が出ます。

後者の場合はフリーランスに近い働き方とも言えるでしょう。

就職を考えているとことがどちらなのか、事前に確認してみてくださいね。

フリーランスとして働く場合、仕事はどのようにもらうの?

有名になるまでは、自身で営業活動を行います。

出版社や制作会社へ出向き、自身の作品などを見せた上で「機会があれば声をかけてください」と挨拶に回るのです。

そして、出版社や制作会社からの連絡を待ちます。

仕事がうまく回り始めると、出版社や制作会社の方から依頼の電話が舞い込むということも。

そうなると「一人前のカメラマン」として認識され始めます。

移動はどうするの?

撮影に使う機材は以外と多いもの。

そのため、自身の車で移動するカメラマンが多いです。

機材をあまり使わないカメラマンであれば、編集スタッフなどと一緒にロケバスで移動することも可能。

とはいえ、ロケハンや打ち合わせなど常に移動はつきものなので、自身の車があったほうが良いと言えるでしょう。

フリーランスだとどのくらい稼げるの?

フリーランスのギャランティーは青天井。

1日3万くらいで活動する人もいれば、日給50万円以上という人もいます。

全ては実力がものを言う世界。

実力があれば大手のクライアントから仕事の依頼が入り、当然ギャランティーは上がります。

また、実力が認められれば自ら強気のギャランティーを提示することもできますから、稼ぐ金額に上限はありません。

カメラマン以外に副業として何かできる?

結論から言うと、どんな副業でもできます。

自身で休暇などのをうまくやりくりすれば、片手間で趣味や他のことを仕事に活動することもできるでしょう。

その他、多くのカメラマンが副業として行なっているのが撮影スタジオの運営。

自身でスタジオを持ち、撮影の依頼があればそこで行い、撮影費用とスタジオ使用料をクライアントからいただくという副業です。

また、撮影がない日は他の撮影隊に貸しスタジオとして貸し出しするなどして、副収入を得ている人もいます。

これであれば自身の仕事にもプラスになるため、一石二鳥です。

まとめ

以上、カメラマンの仕事内容や、働き方・給料についてまとめました。

カメラマンは撮影以外にも、その準備やデータの修正など様々な仕事があることがお分りいただけたでしょうか?

雑務もこなせてこそ、一人前のカメラマン。

華やかな面だけではないことを覚えておいてください。

また、カメラマンとして活動していくには、雇用形態の選び方も重要な事項。

安定を求めるか、自由を求めるか、ご自身でよく考えてみてください。

どちらが正解でどちらが不正解ということはありませんので、ご自身にあった働き方を選んでくださいね。


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