結婚式や披露宴の写真を撮影するブライダルカメラマンの仕事内容は、どのようなものがあるのでしょうか。

どのような特徴を持つ人が向いており、どのようなことに注意をして仕事に臨んでいるのでしょうか。

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ブライダルカメラマンとはどんな仕事?

ブライダルカメラマンとはどのような仕事をしているのでしょうか?

フリーでブライダルカメラマンをする場合と、式場やブライダルカメラマンの専属の会社に所属する場合がありますが、基本的には仕事内容は同じです。

式当日の前には新郎新婦や会場との事前打ち合わせを行い、当日は式開始の約1時間前に直接会場入りし、撮影の準備を行ないます。

そして式・披露宴が終了すると現地解散となります。

場合によっては撮影したデータを事務所まで持参し納品、画像の加工や修正を行うこともあります。

依頼があればアルバム作成を行うこともありますが、アルバム制作は別の担当者か別の会社で行うことも多く、カメラマンは撮影に専念することがほとんどです。

ブライダルカメラマンの大まかな仕事内容

それではブライダルカメラマンの仕事内容を具体的にみていきましょう。

事前に新郎新婦と打ち合わせがある場合は、会社や近くの喫茶店などで打ち合わせを行います。

その際に、顔合わせも兼ねて新郎新婦のこだわりや趣向、式のイメージや進行、どうしても押さえておいてほしいシーンなどを確認します。

事前の打ち合わせを行うことで当日初対面であるよりも良い表情が引き出しやすく、カメラメンもスムーズに撮影に臨むことが出来ます。

緊張するシーンも多い結婚式・披露宴での写真撮影では、どうしても表情が硬くなってしまいがちですが、ここで入念な打ち合わせを行なっておくことで信頼関係も築けます。

信頼関係を築き、仲良くなれたカメラマンに対しては笑顔や自然な表情を向けやすいため、この打ち合わせはとても重要なものです。

当日は原則式の1時間前に会場入りしますが、新郎新婦の準備シーンや会場入りのシーンの撮影も依頼されている場合はそれよりも早くなる場合があります。

基本的には新郎新婦につきっきりで撮影を進めますが、合間にご両親やご友人などへの挨拶、事前の会場の装花やケーキ、リングピローなどの撮影も行う必要があります。

会場入りしてから解散するまでは常に時間と段取りに追われます。

ケーキの撮影などはタイミングを逃すと入刀されてしまったり、厨房で切り分けられてしまうこともあります。

どのタイミングでどの写真を撮影するかに常に気を配らなくてはならないため、段取りが頭に入っていることは重要ですし、事前の計画も必要となります。

新郎新婦がお色直し退場している間には会場の歓談の様子を撮影したり、またお色直しの様子を撮影したりと会場と控室を行き来することもあります。

さらに再入場時にはベストポジションで待ち構える必要もあり、気が抜けない3時間が続きます。

式・披露宴終了後は基本的には現地解散となり、データの処理や加工などは後日行うことが多くあります。

また、会社や雇用形態によっては、ブライダルカメラマンは当日の撮影のみを行い、データ処理やアルバム作成は別の人が行う場合もあります。

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ブライダルカメラマンが向いている人の3個の特徴とは?

ブライダルカメラマンを目指す人に向いている人の特徴とは、どのようなものがあるのでしょうか。

3個の特徴についてみていきます。

ブライダルカメラマンが向いている人の特徴1:一瞬の判断が出来る

結婚式は一生に一度しかありません。

しかし、式や披露宴には短い時間ながら絶対に逃してはいけない瞬間が多く、気が抜けません。

場が盛り上がり、当初は予定がなかったキスシーンが招待客からの要望で始まったりすることもあります。

その場合に瞬時に次に起こりうる展開を予想し、素早く場所を移動しベストショットをおさめる判断力は必要です。

また、そのベストショットについても引きで撮ったほうがいいのか、アップがいいのか、ご両親の背中越しに撮影したほうが感動が伝わるのかなど瞬時の判断が求められます。

経験により瞬時の判断が備わることもありますが、時にセンスが問われることもあります。

ブライダルカメラマンが向いている人の特徴2:段取りを把握し動くことが出来る

結婚式及び披露宴には進行表があります。

その進行表を事前に確認し頭に叩き込んでおくことはもちろん、様々な会場スタッフやプランナー、ビデオカメラマンの動きに合わせるために全員の動きを把握する必要もあります。

一番いい瞬間を写真におさめるためには、出来るだけスタッフなどが写らないように段取りを確認しつつ、しかし時にはあえてプランナーの涙も写りこませるなどの計算も必要です。

また、進行表には記載されていない、司会者や新郎もしくは新婦のみが把握しているサプライズがあることもあります。

それぞれの人物とのコミュニケーションをとり、サプライズの情報を引き出し、真の段取りを把握することも時に必要となります。

ブライダルカメラマンが向いている人の特徴3:その場の空気に合わせる柔軟性がある

披露宴ではお酒の入った招待客のノリの良さに場が盛り上がることが多くあります。

そんな中、自分は仕事だからと仏頂面をしていては会場もしらけさせてしまいます。

あくまで仕事に集中しつつも、場の雰囲気を壊さないように笑顔であったり、話しかけられたらノリよく答えたり、時には一緒に歌うなどの柔軟性も必要とされます。

また、ご両親や親せきの方とは多くの場合初対面になりますが、一生に一度の晴れ舞台、ご両親なりにこだわりの撮影をしてほしいシーンがあることもあります。

新郎新婦の意向に応えつつも、ご両親ともお話をしてご要望をお伺いすることも大切です。

また、式の進行状況により、各卓撮影の順番を変更したり、自分なりに決めていた撮影の順番や段取りを柔軟に変更するなどの場の空気に合わせた対応も必要とされます。

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ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事にはどんなものがある?

それでは、ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事にはどんなものがあるのでしょうか。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事1:報道カメラマン

同じカメラマンであるということ、また瞬時に予測できないかつ絶対に逃すことの出来ない一瞬をカメラにおさめるという意味では、報道カメラマンはブライダルカメラマンのスキルを活かせる職種であるといえます。

体力勝負であったり、柔軟な対応が求められること、また常に緊張感のある現場であるところなど共通点は多く、スキルを活かすことが出来ます。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事2:フリーカメラマン

フリーのカメラマンの主な仕事は、幼稚園や保育園、小学校の遠足や運動会の撮影が多くあります。

一瞬も気を抜けない結婚式や披露宴と同じく、たくさん動き回り予想不可能な動きをする子供たちの撮影をすることもスキルを活かせる仕事です。

子供たちは大人以上に初対面の人に対する警戒心が強いため、コミュニケーション能力や笑顔を引き出すスキルが必要とされます。

また、運動会であれば徒競走のゴールの瞬間、リレーのバトンを渡す瞬間など一瞬を撮影するスキルが問われます。

遠足であれば、初めて見る景色に感動する表情や、友達と談笑し見せる最高の笑顔の瞬間など、結婚式や披露宴に通じる部分も多くあり、スキルと経験を活かすことが出来ます。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事3:ウエディングプランナー

数多くの結婚式・披露宴を見てきた場数という意味では、ブライダルカメラマンからウエディングプランナーに転身する人も多くいます。

様々な現場を見てきたからこそ、初めての結婚式に何をどうしていいのかわからない新郎新婦にアドバイスが出来るということも、経験を活かせるブライダルカメラマンならではです。

ウエディングプランナーとしても、新郎新婦に対して説明をする際に「以前はブラダルカメラマンをしていて100以上の結婚式・披露宴を見てきました」と話すことで説得力が増します。

また、瞬時の判断力や招待客、親族、ご両親などとのコミュニケーションスキルや新郎新婦から笑顔を引き出す能力は、ウエディングプランナーとしても役に立つことでしょう。

さらに、特殊な業界であるがゆえに、結婚式や披露宴の進行状況や1日の流れ、時に起きるトラブルや現場の状況を幾度となく経験していることは、大きな強みとなります。

また、ウエディングプランナーだけでなく、ドレスの販売員なども、当日の式や披露宴での写真うつりに関するアドバイスが、元カメラマンの視点で出来る為、経験を活かすことが出来ます。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事4:披露宴の進行キャプテン

披露宴の進行を管理し、全スタッフに対して指示を出す役割の人物を「キャプテン」と呼びます。

新郎新婦の入退場の際には少し前を歩き、先導したり、ドアの開閉の指示をだすこともあります。

また、時間が押したり間延びすることのないように、時間を確認しながら式の雰囲気により、司会者に進め方の指示を出すこともあります。

ブライダルカメラマンとして常に進行や段取りを管理していたスキルはこのキャプテンでも活かすことが出来ます。

結婚式は特殊な空間で、招待客はお酒が入りテンションが上がり突如歌い出すこともありますし、泣き出すこともあります。

また、普段はめったに会えない友人や親せきとの再会で、新郎新婦も懐かしさのあまり話し込んでしまうこともあります。

あるいは急遽予定していなかったサプライズを友人が仕掛けてくることもあります。

そのような結婚式、披露宴ならではの予想外のトラブルに慣れており、臨機応変に対応でき、ブライダルカメラマンとしての経験を活かすことが出来ます。

このように、ブライダル関連の仕事は、どのようなものでもブライダルカメラマンの経験を活かすことが出来ます。

これからブライダルカメラマンの仕事をはじめるには、どうしたらいい?

それではそんなブライダルカメラマンの仕事をはじめたいと考えたらまずは何をすればよいのでしょうか。

あなたがまだ学生なのであれば、ウエディング業界系の専門学校や、カメラマンの専門学校に入学することが近道です。

しかしそうでない場合にも道は開けています。

ブライダルカメラマンの仕事で就職するために

まずはブライダルカメラマンのアルバイトの募集を探しましょう。

アルバイトであれば未経験でも採用してもらえる場合があります。

正社員として、一生の仕事としてブライダルカメラマンの仕事に就きたいという場合は、専門学校で写真の勉強をしたり、ブライダルカメラマン専門の学校に行く必要があります。

しかし、アルバイトでも1年以上の経験があれば正社員として採用してもらえる可能性があります。

どのくらいの結婚式・披露宴の撮影の回数経験があるのか、撮影実績の写真などを見せることが出来るように準備をしておきましょう。

ブライダルカメラマンのバイトをするなら、こちらの記事を参考に!

資格は必要?

必要とされる資格はありませんが、基本的なカメラの使い方を知っており、使いこなせる必要はあります。

また、未経験可と記載のない求人の場合はどのくらいの経験があるかを問われるため、結婚式や披露宴を撮影した経験のあることが必要とされます。

カメラマンとしては経験があっても、結婚式や披露宴の撮影には特殊な経験が必要とされるため、ブライダルの経験がなければ即戦力となることは難しいからです。

必要なスキルや経験は?

アルバイトなどでは未経験でもみっちり先輩カメラマンについて教えてもらえる場合もあります。

しかし前提として基本的なカメラの使い方や、露出・シャッタースピードなどの知識は持っている必要があります。

経験としては、カメラマンの経験やブライダル業界の経験があれば優遇されることでしょう。

また、人と触れ合う仕事であることから、接客業の経験があると優遇される場合もあります。

技術職であるカメラマンとはいえ、面接などでは技術だけでなくコミュニケーション能力を確認していることがほとんどです。

笑顔が自然と出せるか、初対面の相手でも臆することなく話しかけコミュニケーションをとることができるかどうかは必要なスキルであるといえます。

まとめ

ブライダルカメラマンは一生に一度しかない素晴らしい瞬間に立ち会える仕事です。

しかし一方で絶対に大切な瞬間を撮り逃すことの出来ない責任感のある仕事でもあります。

緊張感と時間に追われることから、式や披露宴の間は息つく暇もありませんが、その分新郎新婦や招待客からとても感謝されるやりがいのある仕事です。

少しでも興味があればまずはアルバイトからでも始めてみましょう。

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