ブライダルカメラマンてなんだか素敵な職業ですよね。

そんな結婚式や披露宴の写真を撮影するカメラマンのスキルはどのようなレベルが要されるのでしょうか?

また、ブライダルカメラマンは女性でも可能なのでしょうか?そもそもどのような特徴を持つ人が向いているのかも気になりますよね。

では、どのようなことに注意をして撮影に臨んでいるのかをこの記事を読んで学んでみましょう。

あなたのカメラスキルを活かせる職業に就いてみましょう。

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ブライダルカメラマンとはどんな仕事?

ブライダルカメラマンは、結婚式の思い出をかたちに残すことを目的としている仕事です。

結婚式の主役は言うまでもなく新郎新婦ですが、当日はお二人に関わりのある方が大勢列席されています。

その方々はそれぞれ新郎新婦にご縁のある方たちですが、もしかしたらもう二度とその場でしか会うことのない人たちかもしれません。

そのように、日頃会う機会の少ない方々が新郎新婦の門出を祝うために集まり、一堂に会することは、新郎新婦にとって栄えあることです。

そして、その大切な一日を映像に残すことは、ご両家にとっても意義あることです。

その一助を担うのが、他でもないブライダルカメラマンの仕事だと言えるでしょう。

ブライダルカメラマンの仕事の内容

ブライダルカメラマンには、フリーで活躍するカメラマン、結婚式場や写真スタジオに所属するカメラマンがいます。

それぞれ立場の違いはありますが、仕事の内容に大きな違いはありません。

式を数日後に控えた新郎新婦が、ブライダルカメラマンと打合せをする機会があります。

ブライダルカメラマンはその機会を利用して、新郎新婦に式や披露宴に臨む思いなどを質問します。

かたや新郎新婦は、カメラマンから望む情報を引き出します。

そのやりとりの中で、双方に式全体のイメージや各シーンの撮影プランが現れてきます。

こうしておくと、写す側・写される側に自然と意思の疎通が生まれてきます。

良くすれば、式を前にすでにスタンバイOKの状態へ進むことも可能です。

結婚式や披露宴では緊張する新郎新婦も多く、特に新婦の側の表情が硬くなりがちです。

しかし、予め見知った間柄であるならば、顔を合わせた途端に表情を緩ませて、時には微笑さえ浮かべてくれる人もいます。

そのためにも事前の打ち合わせは、時間の許す限り実現させておくことが大切です。

また、ご両親や親族の方々、お友だちの様子、式場の景観や装花、ケーキやリングピローなどをそれぞれ写真におさめておきます。

結婚式当日のブライダルカメラマンは撮影に追われていますので、予め式の進行をしっかりと確認しておくことが大切です。

どのタイミングで何を撮影したら良いのか、機転の利いた行動が求められています。

披露宴は、時間にしておおよそ3時間。

時間はあっという間に過ぎてゆきます。

フットワークを利かせた動きで会場全体をとらえる目線が必要です。

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ブライダルカメラマンが向いている人の3つの特徴とは?

ブライダルカメラマンを目指す人に向いている人の特徴とは、どのようなものがあるのでしょうか。

三つの特徴について見ていきます。

ブライダルカメラマンが向いている人の特徴1:一瞬の判断ができる人

結婚式は、新郎新婦、ご両家にとって緊張感の伴った一大イベントです。

撮影に臨むカメラマンは、そのことをしっかりと肝に銘じておかなければなりません。

更に披露宴では、当初予定のなかったキスシーンを望む声が列席者の間から持ち上がったりします。

こういった時に、ブライダルカメラマンは躊躇することなく、ベストポジションを確保します。

もちろん、会場内の誰よりも優れたキスシーンを撮影しなければなりません。

カメラマンとして求められている適切な対応をとることはもちろんですが、予期せぬ事態にも速やかに反応する瞬発力が必要です。

ブライダルカメラマンが向いている人の特徴2:段取りを把握し動くことができる人

結婚式及び披露宴には進行表があります。

その進行表を事前に確認しておくこともブライダルカメラマンには必要です。

更に、結婚式場には数多くのスタッフが働いています。

スタッフはそれぞれの役割を持っています。

ブライダルカメラマンは、結婚式場特有のスタッフの動きにも目を光らせておくことが大切です。

ベストショットは、会場内の雰囲気の中から生まれます。

進行表にはない突然のサプライズや、司会者、新郎新婦のみ把握しているサプライズがどこに隠れているか分かりません。

できる限り多くの人とコミュニケーションをとり、サプライズの情報を聞き出して段取りを把握しておくことが、ひいては仕事のクオリティに繋がります。

ブライダルカメラマンが向いている人の特徴3:その場の空気に合わせる柔軟性がある人

喜びに満ちた多くの人が集う結婚式場で、ブライダルカメラマンが仏頂面をしていてはいけません。

特に披露宴会場では、列席者一人一人がそれぞれの想いを抱えて、華やいだ空気に浸っています。

会場内の雰囲気に馴染み、親しむのもブライダルカメラマンの仕事の一環です。

むろん、初対面の人ばかりの中で意志の疎通をはかるのは難しいことかもしれません。

けれども、ご両親の意向や列席者の求めに応じた写真を撮ることで、結果的に素晴らしいワンカットが生まれることも多々あります。

当初の撮影プランにはないまさにライブ感覚の撮影で、貴重な1枚をものにすることもブライダルカメラマンの大切な役割です。

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ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事にはどんなものがある?

それでは、ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事にはどんなものがあるのでしょうか。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事1:報道カメラマン

同じカメラマンであるということ、予測できない瞬間を瞬時におさめるという意味では、報道カメラマンはブライダルカメラマンのスキルを活かせる職種であると言えるでしょう。

体力の有無が重要視されている点、柔軟な対応が求められている点、また常に緊張感をはらんだ現場であるという点など共通項も多く、スキルを活かすことが可能な職業です。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事2:フリーカメラマン

フリーのカメラマンが活躍している身近な場の仕事の一つに、幼稚園や保育園、小学校の遠足や運動会の撮影があります。

気の抜けない仕事場である結婚式場や披露宴会場と同じく、予測不可能な動きをする子供たちの撮影は、ブライダルカメラマンとして身につけたスキルを活かせる場です。

子供たちは大人以上に初対面の人に対する警戒心が強いため、コミュニケーション能力を求められ、笑顔を引き出すスキルも必要です。

撮影技術では、運動会の華、徒競走のゴールの瞬間やリレー競争のバトンを手渡す瞬間などで、身につけた技術を発揮できます。

また遠足であれば、初めて見る景色に感動する子どもたちの表情や、友達と談笑し合う笑顔など結婚式や披露宴に通じる部分も数多くあり、スキルと経験を活かすことが可能な場になります。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事3:ウエディングプランナー

数多くの結婚式・披露宴を見てきた場数という意味では、ブライダルカメラマンからウエディングプランナーに転身する人も多くいます。

多くの結婚式や披露宴を経験してきたスタッフの一人という意味で、ブライダルカメラマンからウエディングプランナーへの転身は、それまで身につ付けた技量を発揮しやすい場です。

かつてのカメラマンとしての経験は、新郎新婦に対して適切なアドバイスを送れること間違いなしです。

また、ブライダルカメラマンとしての経験を語ることで会話にも説得力が生まれます。

更に、ブライダルカメラマンとして身につけたコミュニケーション能力を発揮できるなら、ウエディングプランナーの名に恥じない活躍を期待できる日が待っています。

ブライダルカメラマンのスキルを活かせる仕事4:披露宴の進行キャプテン

披露宴の進行を管理し、全スタッフに対して指示を出す役割の人物を「キャプテン」と呼びます。

新郎新婦の入退場の際には少し前を歩いて先導し、入退場の際のドアの開閉を指示することもあります。

また、式の進行に支障が出ないよう時間を確認し調整しながら、式全体の流れを指揮します。

ブライダルカメラマンとして進行や段取りに従ってきた経験は、このキャプテンでも活かすことができます。

披露宴では多くの方にお酒が入り、酔っていきなり歌い出す人や泣き出す人が現われます。

また、久しぶりの再会に思わず話が弾み話し込む人も稀ではなく、突然のサプライズは結婚式では付きものです。

このような結婚式、披露宴ならではの予想外の出来事に慣れ親しみ対応してきたブライダルカメラマンとしての経験は、キャプテンを志しても活かせる経験です。

ブライダルカメラマンの仕事を始めるには、どうしたらいい?

あなたが学生であるならば、ウエディング業界の専門学校やカメラマンの専門学校に入学することが近道です。

もちろんそれ以外の道も開けています。

ブライダルカメラマンの仕事で就職するために

ブライダルカメラマンの仕事に就く前に、ブライダルカメラのアシスタントの口を探してみませんか。

カメラマンのアシスタントの口であれば、仮に未経験でも採用の幅は広がります。

アシスタントして働く中で撮影技術を磨き経験を積めば、いずれ独り立ちできる可能性が出てきます。

ブライダルカメラマンのバイトをするなら、こちらの記事を参考に!

資格は必要?

必要とされる資格はありません。

けれども、カメラを使いこなせる技術は必要です。

また、経験を問われる場合には、結婚式や披露宴での撮影経験が求められてきます。

未経験可と記載のない求人の場合はどのくらいの経験があるかを問われるため、結婚式や披露宴を撮影した経験のあることが必要とされます。

ブライダルカメラマンに限らず、どんな場合にも資質を問われるのがカメラマンという職業です。

まとめ

ブライダルカメラマンは、新郎新婦の輝く瞬間をかたちに残す職業です。

そういう場であるだけに、ミスは許されない厳しい職業です。

緊張感と時間に追われることからも、式や披露宴では息つく暇もありません。

けれどもその分、新郎新婦や親族、列席者の方々から感謝されるやりがいのある仕事です。

少しでも興味のある方は、無給のアシスタントから始めてみませんか。

仕事を垣間見るだけでも価値ある職業です。

実際に求人を探すときは、こちらの記事を参考にしてみてください!




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