ブライダルカメラマンの年収はどのくらい?給料を上げたい人も要チェック!
ブライダルカメラマンの給料事情をここで詳しくお話しさせていただきます。
「結婚式」という、人生の中でも最高に華やかな瞬間。
それを目に見える形で残すのが、「ブライダルカメラマン」という職業。
他人のライフイベントに関わる重要な仕事です。
では、そんなブライダルカメラマンの年収は?雇用形態は?など、気になることがたくさんありますよね。
今回は詳しく解説したいと思います。
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目次
閉じるブライダルカメラマンにはどんな人が向いているの?
結婚式場を仕事場にしているブライダルカメラマン。
一体どのような人が向いているのでしょうか。
輝く瞬間を逃すことなく撮れる人
言うまでもなく、輝く瞬間を見逃すことなく撮れる人。
それは、ブライダルカメラマンに限らず、カメラマン全般についても言えることかもしれません。
ブライダルカメラマンの被写体になるのは、新郎新婦ほか一般の方々。
緊張感の伴う結婚式の場です。
モデルのように、こちらの望み通り、ポーズや表情をつくってくれるわけではありません。
したがって、何気ないポーズや表情の中の「ここぞ!」という瞬間を捉えてシャッターを押す技術が必要です。
結婚式を前に衣装を着て撮影するいわゆる「前撮り」でも、新郎新婦の魅力を惹き出せるかどうかがブライダルカメラマンの腕の見せどころ。
輝く瞬間をしっかりと捉える撮影技術が求められています。
臨機応変に対応できる人
結婚式と一口に言っても、内容は様々です。
和装があれば洋装あり、規模の小さな結婚式から大きな結婚式まで様々です。
しかし、形や内容にとらわれず、式の流れをきちんと把握して進行の妨げにならないように撮影するのがブライダルカメラマンの仕事です。
仮に式の途中でトラブルが発生しても、ブライダルカメラマンは臨機応変に対応しなくてはなりません。
緊張感を持って臨むことができ、空気を乱さずに行動できる人、そんな人がブライダルカメラマンに向いた人だと言えるでしょう。
新郎新婦のニーズに応えられる人
前撮りの写真の構図は、新郎新婦と相談しながら決めることも多くあります。
しかし、一般の方々の写真に関する知識は限られています。
そのためブライダルカメラマンには、新郎新婦の求める条件を上手に聞き出すこと、そして自らも提案し、新郎新婦ならではの華やかで喜びに満ちた写真に仕上げることが求められています。
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ブライダルカメラマンの給料の相場について
ブライダルカメラマンとして仕事するにはいくつかの選択肢がありますが、ここでは結婚式場の専属カメラマンと写真スタジオや撮影会社で働く場合の給与相場について見ていくことにします。
大学卒の正社員で新卒入社した場合のブライダルカメラマンの給料相場
新卒のカメラマンとして入社した場合、月額の給与の相場はおおよそ16万円~20万円ほどです。
もちろん所属する法人の都合や働く地域による差はあります。
カメラマン経験者として転職した場合のブライダルカメラマンの給料相場
転職後、正社員として採用された場合の給与相場は、月額でおおよそ20万円〜30万円ほどになるでしょう。
こちらも法人の都合や地域による差はありますが、一定のキャリアや技術が条件となるために新卒よりも給与は高く設定されています。
パート・アルバイトのブライダルカメラマンの給料相場
アルバイトとして働く場合、以下の二つのケースが考えられます。
- フリーランスで活動している人を求めている
- 専属カメラマンのアシスタントを求めている
前者の場合のギャランティーは、交渉と契約によって決定されるでしょう。
したがって、キャリアや腕がものを言います。
後者の場合は、日給制となります。
相場は6,000円〜8,000円といったところです。
基本給以外の手当について
賞与
賞与の有無は会社によって異なります。
例えば数名のカメラマンが所属していて顧客からの指名制を採用している場合には、指名が多い人に対してインセンティブが支払われます。
また、所属先が法人である場合には、賞与を支払う会社があります。
昇給
キャリアや年数、技術の程度によって昇給が認められます。
もちろん、昇給の基準は、所属する法人の基準によって異なります。
各種手当
フリーランスの場合も含め、いずれも交通費は支給対象となるでしょう。
また、写真撮影に伴う必要経費は会社が支払いますが、様々なケースが考えられますので、細かな点については事前の確認が必要です。
給料が高い人は何が違うの?
ブライダルカメラマンの中には、日給10万円以上という人も稀にいます。
そういう方は、他のカメラマンと何が違うのでしょうか。
スキル
単純に良い写真が撮れるか否かというスキルが給与に大きく影響します。
結婚式場であれば式場の利用者、スタジオであれば撮影依頼者からの口コミなどから人気の有無が分かれることも。
人気が出れば出るほど指名が増えその分スキルも上がり、結果的に給与も上がるという仕組みです。
役職
カメラマンとして所属する場合、役職というものはあまりありません。
キャリアや勤続年数によって給与額が判断されます。
また、賞の受賞歴などが給与額の影響するということもあります。
勤続年数
上記でもご紹介した通り、勤続年数やキャリアというのはブライダルカメラマンの給与に大きく影響します。
「勤続年数が長い=キャリアを積んでいる」と判断されることもありますから、大きな基準と言えるでしょう。
地域
地域も給与額に影響されます。
これは最低賃金や給与水準といった観点からですが、地方よりも都心部の方が給与は高い傾向にあります。
また、結婚式場が多い地域ではブライダルカメラマンが引く手数多になることもあり、給与が高く設定されているというケースもあります。
ブライダルカメラマンの給料の決まり方
ブライダルカメラマンは、特別な資格のいらない仕事です。
では、どのように給与が決まるのでしょうか?
いくつかご紹介いたします。
カメラマンとしてのキャリア
新人カメラマンよりも、カメラマンとして長く活動している方が給料は高くなります。
つまり、キャリアが給料に大きく影響します。
キャリアが長いとその分腕があると見込まれ、給料アップには有効です。
コンテストでの受賞歴
年間を通して、全国各地の自治体などで様々なコンテストが開催されています。
そのコンテストで賞を受賞し、あるいは受賞歴を持っていたりすると、給料が高くなる可能性が出てきます。
給料を上げたい方はぜひチャレンジを。
利用者からの口コミ
口コミなどで評価の高いカメラマンは、希望する給料を転職時に要求できるかもしれません。
いわゆる”人気カメラマン”と呼ばれる人たちなので、高い給料で採用してもらえる可能性があります。
ブライダルカメラマンとして給料を上げる際にする3つのこと
では、ブライダルカメラマンとして出世していくためには、具体的にどのようなことをしたらいいのでしょうか。
以下にその方法をまとめます。
数をこなす
一番大切なのは、数をこなすこと。
場数を踏むことで、自然とスキルは上がります。
スキルが上がると表現の幅も広がりますし、仕事の幅も増えてきます。
その結果、給料も徐々に上がってきます。
コンテストに参加して賞を受賞する
続いて大切なのはこちら。
場数を踏み、腕を磨いたらコンテストに参加してみてください。
他の人の作品に触れることで自身の感性が磨かれますし、賞を受賞することができればそれがキャリアとなり、給料アップにも繋がります。
賞の受賞歴は転職やフリーランスとして活動する際の評価の対象となるので、非常に重要です。
独立してフリーランスの道を選ぶ
企業に所属しているカメラマンは、基本的には月給制で働いています。
毎月一定額の給料と、なかには賞与が支給される場合もありますが、給料が大きくアップすることはなく、賞与の額もあまり期待できません。
しかし、独立してフリーランスになると、ギャランティーは全て自分で決めることができます。
中には1日10万円以上の金額で活動する人もいるほどです。
プロカメラマンとして多くのキャリアを積んだ先には、フリーランスとしての道も開けています。
ブライダルカメラマンの給料をアップさせる方法
ブライダルカメラマンになって、その後気になるのが、仕事への報酬額です。
もしも、給料に不満が出てしまった場合にどうするか。
その点を解説してみます。
給与水準をチェックする
現在所属するところよりも給料が高いところに転職すれば、当然給料は上がります。
自身が所属するところと他のところを比較して、待遇が良いところへの転職を検討してみてください。
賞与の有無をチェックする
額面が少なくても、賞与やインセンティブの有無によって収入は現状を上回ります。
月収ではなく、年収を見ることです。
賞与があれば、例え月収が少なくても収入が上回ることも少なくありません。
インセンティブがあれば現状よりも稼げる可能性が高くなってきます。
昇給の有無をチェックする
こちらも上記同様、月収の額面は少なくても昇給によって、将来的に給料の上がる可能性が高くなってきます。
地域を変える
他の業種と同じで、地方よりも都心部を選んだほうが給与水準は高くなります。
したがって、現在地方でブライダルカメラマンをしているのなら、都心部で仕事を探してみるのも一考です。
仕事内容はそんなに大きく変わりません。
様子を見るためにも、単発の仕事から始めてみるのもおすすめです。
所属場所を変える
地域の中で、所属場所を変えてみる手もあります。
現在撮影スタジオに所属しているのであれば結婚式場へ、結婚式場に所属しているのであれば撮影スタジオへ、と視野を広げてみてください。
今よりも給料を上げることが可能かもしれません。
個人名義で仕事を募集してみる
個人名義で仕事を募集してみるのも一考です。
この場合、ギャランティーを最初に提示して、その上で仕事の依頼に応じます。
依頼があれば、希望したギャランティーを獲得できるため、収入アップに繋がります。
募集の方法は、専門のサイトもしくはInstagramなどSNSを活用する方法があります。
一度チャレンジしてみてください。
実際に給料がアップしたのはこんなとき
指名が増えたとき
結婚式場、撮影スタジオを問わず「指名制」があります。
依頼者が、所属するカメラマンの中から希望するカメラマンを選ぶというシステムです。
この指名が増えると給料はアップします。
もしくはインセンティブという形でプラスアルファの賃金が支払われます。
指名が増えるにしたがって給料は上がるといっても過言ではありません。
賞を受賞したとき
コンテストで賞を受賞すると、その成績がキャリアやスキルとして認められ、給料が上がります。
とは言え、賞を受賞した翌日から給料が増えるわけではなく、契約更新や査定の時期などに反映されてきます。
仮に現在の所属場所で昇給の見込みがなくても、その経歴をたずさえて転職すれば、昇給の可能性は広がります。
受賞歴を有効に使えるよう工夫してみてください。
独立したとき
すでに述べた通り、独立するとギャランティーは交渉によって希望額を獲得することが可能になります。
つまり、収入を自分の力で上げることができるのです。
更に多くの依頼が舞い込んでくるようになればギャランティ―の交渉も思い通りに進めていくことが可能になり、仕事の内容や質へのこだわりも生まれてきます。
いずれにせよ、まずは場数をこなすところから始めてみてください。
まとめ
以上、ブライダルカメラマンの収入についてまとめました。
他のジャンルのカメラマン同様、ブライダルカメラマンの市場はとてもニッチ。
しかし、確実に需要がある職場です。
人の幸せを映像におさめる仕事ですから、やりがいを求めるのに適した職場だと言えるでしょう。
毎日幸せな人たちに出会える職場なんて、そう多くはありません。
ブライダルのカメラマンを目指すなら、まず結婚式場や撮影スタジオを訪ねて、求人の有無を片っ端から訊ねてみてください。
良い話がどこかにあるかは探してみなければ分かりません。
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