「カメラマン」と一口に言っても、その活動内容は様々。

動画を専門とする方もいれば、静止画を専門とする方もいます。

さらに、それぞれ被写体とするものも異なります。

料理を専門とするカメラマン、人物を専門とするカメラマン、植物や動物など自然を専門とするカメラマンなど、その専門分野は数え切れないほど。

そうなると、カメラマンになるためにはまず何から始めたらいいか分からなくなってしまいますよね。

そんな方はまず、カメラマンのアルバイトを始めることをおすすめします。

今回はカメラマンアルバイトの内容や向き不向き、求人の特徴についてまとめますので、カメラマンとしての活動をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

カメラマンバイトはどんな仕事?

カメラマンとしての活動歴が全くない場合、素人でも始めることができるアルバイトは大きく2つに分かれます。

撮影スタジオのアシスタントスタッフ

一つ目は、撮影スタジオのアシスタントスタッフとして働く方法。

所属するスタジオで撮影が行われる際、スタジオを利用するカメラマンの撮影準備を手伝ったりします。

こちらは時給で給料が支払われるケースが多いです。

現役のカメラマンのアシスタント

こちらは、カメラマンとして活動する人のアシスタントにつくという方法。

いわば「弟子入り」のようなものです。

カメラマンのアシスタントとして撮影現場に出向き、カメラマンの撮影準備やサポートを行います。

給与形態はカメラマンによるためなんとも言えませんが、時給制ではなく日給制か月給制というケースが多いです。

カメラマンバイトの大まかな仕事内容

撮影スタジオで働く場合も現役カメラマンのアシスタントとして働く場合も、主な仕事内容は撮影のサポートです。

撮影がスムーズに進行するよう、現場のセッティングを手伝います。

機材の搬入

撮影時はカメラだけでなく、ストロボやレフ板など様々な道具を使用します。

そのため、スタジオや撮影現場に持ち込む機材の量は非常に多いのです。

それらを素早く搬入し、セッティングするのがアシスタントの仕事。

背景のセッティング

スタジオであればセットペーパーや布など背景のセッティング、ロケであれば不要なものの撤去を行います。

この背景作りはカメラマンの指示だけでなく、カメラマンに撮影を依頼している編集者や制作会社の人の指示も加味して行うことがほとんど。

混乱しないよう、指示に対して的確に動くことが重要です。

ライトのセッティング

撮影セットの準備が整ったら、次はライティングの調整。

まずは、自分がモデルさんの代わりにセットに立ち、肌の写り方を確認します。

そしてカメラマンの指示を元にライトの位置を調節したり、レフ板を置いたりします。

データの確認

撮影が始まったら、撮影データが無事に取り込まれているかを確認するのもアシスタントの仕事。

また、そのデータを見ながらピンが合っているかどうかなども確認します。

機材の搬出

撮影が終わったら素早く機材を片付け、現場や撮影スタッフに迷惑が掛からないように搬出します。

スピードが求められる仕事です。

レタッチのサポート・データの送付

こちらは現役カメラマンのアシスタントとして働く場合のみ。

撮影データを修正したり、撮影を依頼してきたクライアントにデータを送ったりします。

カメラマンバイトでよくある募集内容とは?

カメラマンのアルバイトで求人サイトや求人誌に乗っているのは、撮影スタジオのアシスタントのみ。

それも、掲載されている数は多くありません。

したがって、撮影スタジオも現役のカメラマンのアシスタントも、働きたいスタジオや憧れのカメラマンを探し直接問い合わせてみるのがベストです。

また、現役のカメラマンの元へアシスタントを派遣する派遣会社などもありますので、そういったところに登録してみるのもいいかもしれません。

時給相場

撮影スタジオのアシスタントとして働く場合、時給の相場は800〜1000円といったところ。

一般的なアルバイトとそう大きくは変わりません。

現役カメラマンのアシスタントとして働く場合は、日給であることがほとんど。

カメラマンによってその額は異なりますが、8000〜10000円が相場です。

金額だけ見ると上等ですが、撮影は集合時間が朝早く、そこから夜まで働かなければならないということも。

したがって、時給に換算すると撮影スタジオのアシスタントとそんなに変わらないとも言えます。

シフトの入れ具合

これは撮影スタジオによって異なります。

人気のスタジオなら毎日でも入れますが、人気のないスタジオはほとんど入れないということもあるでしょう。

もしたくさん働きたいという場合は、その撮影スタジオの人気具合や利用率が高いところを探してみてください。

求められる人物像

まず一番求められるのが「気配り」。

撮影にトラブルはつきものですから、どんな現場も円滑に回せるようサポートできるスタッフは重宝されます。

続いて重要なのが、「体力」。

機材は大変重いですし、撮影のために大きなセットを組むこともあります。

したがって、一定以上の体力と力が必要です。

必要なスキルや資格、経験

絶対に必要な資格やスキルというものはありません。

しかし、撮影現場で使う道具の名前くらいはきちんと把握しておく必要があります。

あとはやる気さえあれば働くことができるでしょう。

カメラマンバイトのおすすめ求人3個の特徴とは?

数少ない撮影スタジオ・カメラマンのアシスタントアルバイト。

選べるほどの求人があることは少ないですが、選ぶときにチェックしておくと有利なポイントについて下記にまとめます。

人気のある撮影スタジオの募集

人気の撮影スタジオというのは常に稼働しており、たくさんの人が出入りしています。

シフトに入りやすいのはもちろん、数をこなすことで日々勉強できるというのが一番のメリット。

毎日様々な撮影が行われますから、まだカメラマンとしての専門性を定められていない人におすすめです。

また、人気のスタジオであれば有名なカメラマンなどが訪れることも多くあります。

いわゆる大御所と言われる人の技術を生で見ることができますし、サポートに入ったときに気に入られれば、そのまま大御所カメラマンのアシスタントになれるというケースも。

撮影スタジオに人気があればあるほどチャンスに恵まれます。

利用率の高い撮影スタジオの募集

人気のあるスタジオと似ていますが、単純に価格などから利用率が高いスタジオというのも存在します。

このようなところは大御所や大手が利用するというより、制作費を抑えたいカメラマンや出版社などが利用することが多いです。

しかし、様々な人が出入りしていることには変わりないため、日々様々なことを学ぶことができます。

また、シフトにもたくさん入れるので技術も身につきやすいです。

大御所カメラマンのアシスタント募集

なかなか出会うのが難しいケースですが、これは本当におすすめ。

巨匠と言われる人の技術を直で学ぶことができるため、自身の成長に繋がりやすいです。

可能であれば、自分が専門としたい被写体を撮っているカメラマンのアシスタントに入るのがベスト。

こちらは求人サイトでの募集はほとんどと言っていいほどないため、自ら探し、問い合わせることが必要です。

本気でなければできません。

カメラマンバイトはこんな人に向いている!

撮影スタジオのアシスタントやカメラマンのアシスタントは募集が少ないため、倍率も高め。

実際に選ばれて働いている人はどのような人なのでしょうか。

以下に、カメラマンのアルバイトに向いている人の特徴についてまとめます。

本気でカメラマンを目指している人

まずはこれ。

基本ですが、カメラマンを目指していない人はアシスタントとして勤まりません。

本気でカメラについて学びたい人、カメラマンを目指している人の方が採用されやすいです。

気が利く人

先ほどもご紹介しましたが、アシスタントとして重要なことは“撮影をスムーズに進める”ことです。

カメラマンが何を必要としているのか、次に何をしたらいいか、発生したトラブルをどう解消するかなど、常に臨機応変に対応できなければなりません。

ちょっとしたことに気がつける人や、常に先読みして行動できるような気が利く人は、アシスタントに向いていると言えます。

体力がある人

こちらもちょこっとご紹介しましたが、アシスタントは体力勝負。

まずは機材の搬入からセットの組み立て、最後は片付けと機材の搬出と1日中動きっぱなしです。

どれも簡単な軽作業であれば問題ないかもしれませんが、撮影の現場では大きな荷物を動かすことがほとんど。

背景にニュアンスをつけるためのセットペーパーや布は優に3メートルを超えますし、機材の量もボストンバッグ5個以上はあります。

それを壊さないよう、そして撮影の流れに支障が出ないよう運びいれたり組み立てたりしなければなりません。

したがって、アシスタントは体力がないと勤まらないと言えます。

逆にカメラマンバイトに向いていないのはこんな人!

上記で、アシスタントのアルバイトに向いている人の特徴はお分りいただけたと思います。

では逆に、「こんな人は絶対に受からない」という向いていない人について下記にまとめます。

結論から言うと“向いている人”の逆が向いていない人なのですが、改めて解説いたしますのでご参照ください。

カメラに興味がない人

カメラや撮影に興味がなければ、仕事もはかどりませんよね。

様々な機材や流れを覚えることができませんし、自分の将来に生きるわけではないのでやる気も出ないものです。

したがって、カメラマンという職業に憧れがない人は向いていないと言えるでしょう。

気が利かない人

言われたことしかできない人や、いつまでもボーッと現場を見ているような気の利かない人は向いていません。

撮影の邪魔にならなければいいのですが、アシスタントの不手際で撮影が滞った場合の撮影現場の空気は最悪とも言えます。

この場合は向いていないだけならまだしも、現場に影響を出す可能性もあるので、できれば避けた方が身のためとも言えるでしょう。

体力がない人・重いものが持てない人

仕事内容の部分でも紹介しましたが、機材の搬入出や撮影セットの組み立てなど、生半可な力仕事ではありません。

男女問わず重いものを運ぶ必要がありますし、大きな機材をスムーズに動かす必要があります。

正直力がない人にとっては相当きつい仕事です。

体力に自信がない人、重いものを運ぶことができない人は向いていない可能性が高いです。

カメラマンバイトのやりがいとは?

なかなか見つけることのできない、撮影スタジオやカメラマンのアシスタントというアルバイト。

出会えればそれだけでやる気が湧いてきそうなアルバイトですが、そのほかにもやりがいがあります。

今回は代表的なものを下記にまとめますので、ぜひ参考にしてみてください。

実際の撮影現場を見ることができる

「カメラマンとして活動していきたい!」と思っている人にとって、実際の撮影現場を見られるというのは非常にやりがいのあること。

生の現場から学ぶことは多いものです。

どんなトラブルが起こるのか、モデルさんにはどのように接するべきなのか、編集の人とはどのように携わるべきなのかなど、教科書や専門学校では学べないことがゴロゴロと転がっています。

撮影の現場に携わりつつ、様々なことを学びつつ、そしてスキルを磨けるわけですから、やりがいがないわけはありませんよね。

プロのカメラマンから技術を学べる

カメラマンになる専門学校というものも存在します。

そちらでもプロのカメラマンによる指導を受けることはできますが、実際に現場で見るものとは別物。

全く応用できないとは言いませんが、第一線で活躍するカメラマンから学ぶことの方が有益なのは、なんとなくお分りいただけると思います。

毎日現役カメラマンの技術を盗めるわけですから、アシスタントのアルバイトのやりがいはひとしおです。

まとめ

以上、カメラマンを目指す方におすすめのアルバイト「カメラアシスタント」の仕事内容や向き不向きについてまとめました。

カメラマンの数や専門性は数えられないほどあります。

しかし、その中できちんと職業として成り立っているの人はそう多くはありません。

厳しい世界ですから、学校だけでなく現場での経験をしっかりと積むことが重要です。

狭き門ではありますが、興味がある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。


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