世に溢れる雑誌類。

様々な記事、情報がぎっしり詰まった、そんな媒体を自分たちの手で作れるなんて楽しそう!と思っている人も多いはず。

それではそんな雑誌編集の仕事の現場はどんな感じ?

雑誌の企画・編集職経験者が語る仕事内容と向き不向きをご紹介します!

「雑誌編集の仕事」が自分に向いているか診断するにはこちら →

雑誌編集はどんな仕事?

雑誌編集の仕事は、雑誌・書籍の企画・編集まで一連流れで関わる職業です。

もちろん、中身の取材・執筆も行うことがほとんどです。

雑誌編集の大まかな仕事内容

雑誌そのものを出している出版社勤務か、編集・制作を請け負っている制作プロダクション勤務かによって違いますが、一般的に雑誌編集の現場には以下の業種があります。

  • 企画
  • 取材・ライティング
  • 編集(デザイン編集含む)
  • 印刷工務

雑誌編集の詳しい仕事内容は、こちらの記事を参考に!

仕事上の役割とは?

雑誌全体のテーマ、受け持つコーナーのテーマに従ったネタを吟味し、取材・撮影をして記事を作ります。

そしてそれを集め、書籍としての体裁に編集して読み物として出版します。

これら一連の作業を担うのが雑誌編集の大まかな仕事です。

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雑誌編集の仕事はどんな人に向いている?

それでは、雑誌編集の仕事に適性のある人というのは、どんな傾向のパーソナルを持った人なのでしょうか?

ザクッとした分類ではありますが、以下にまとめてみました。

物の見方が違う人

例えばグルメ情報誌でラーメン特集をやるという企画があったとします。

ラーメンはそれこそ雑誌だけではなく放送メディアにおいても定番のネタです。

これをただ単に行列店や評判店に取材するだけの特集にしていたのでは誰も読みません。

極端な例ではありますが、例えば「店がボロいラーメン店はうまい」という路線でお店を探すとか、サイドメニューと絡めた企画にするとかといった「目線をシフトしたラーメン特集」が思いつくかどうかは適性の基準になると思います。

思考に柔軟性がある人

定食屋に入ってお料理を食べている時、自分がこの定食についてのグルメ記事を書く場合はこう書くとか、チラシや他誌の文字をみたとき、例えば文頭のキャッチなどを見て「自分ならこう書く」といった思考が柔軟でイマジネーションが豊かな人の方が特性があると言えます。

タフな心身

締め切り前の怒涛の忙しさを乗り切れる体力と精神力はやはり適性に入るでしょう。

出版、特に定期刊行の雑誌については、もはや風物詩といっても過言ではない慌ただしさを乗り切れる心身の頑丈さを持っている=編集者と言えます。

雑誌編集の仕事で活かせる経験

新たに雑誌編集の世界に入ろうとする人の中には、前職までの経験が何か一つでも活かせればと思っている人も多いはず。

それでは実際に、雑誌編集の現場で活かせる経験はどういったものでしょうか。

イベント企画などの企画に関わった経験

文字と実動を伴う行為とは少し違うところもありますが、人(雑誌の場合は読者)を喜ばせる企画がキモ。

企画力は出版物に関わるにおいても使えます。

また、タイアップ記事などにしてマネタイズを狙う際には対外的に趣旨を説明、プレゼンする必要がある場合もありますから、企画書の作成の能力とプレゼン能力も有用に使えます。

営業スキルとコミュニケーション能力

記事に必要なコメントを取材対象に取る行為と、お客様のところを営業に回ってニーズを聞くという行為、ビジネス上で社外の方とコミュニケーションを取る行為は基本的に同じです。

人に接するのが好きな人、人のやていることに興味のある人、積極的にコミュニティーに入っていける人は、取材時の人との接し方や人脈作りで大きなアドバンテージを得られます。

マーケティング・リサーチなどの作業に関わったことがある

雑誌の特集記事などは、グッと読者を惹きつけ、売り上げ部数を伸ばしたり、読者層を広げる大切な要素。

ただ、その企画もたまには編集部主導の「編集部が面白いと思ったこと」を掘り下げるのも効果的ではありますが、やはりテーマにする分野のトレンドや業界動向といったようなことに紐づいた記事にすることが必要。

編集者の独りよがりにならず、より読者から共感がもらえる記事を企画するには、やはりマーケターの特性もあったほうが良いでしょう。

雑誌編集で働くメリットとは?

ここまで、向いている人の特性や、仕事内容を詳しく語ってきた雑誌編集という仕事の、そもそもの「働くメリット」とは?

雑誌編集の分野で活躍する先に得られるやりがいを挙げていきます。

文章での表現することが好きな人には最高の職業

雑誌はもちろん読み物ですから、本にした時に誌面に現れる情報は「文字」であり、文章です。

自分が面白いと思ったこと、売れると思ったこと、あとは広告として依頼を受けた記事も全て、その情報伝達手段は文字であり文章です。

ものを書くのが好きな人にとって、多くの読書さんからいろいろな反響が得られるもってこいの職業です。

自分の作った雑誌が世間に広く出回る

フリーペーパーであれ書店で販売されている雑誌であれ、発行部数分、自分の編集に関わった雑誌が世に出回ります。

自分が関わった企画や記事が載った雑誌が街中や書店から広く世の中に拡散していくのを実感できるのも雑誌編集の魅力です。

雑誌のテーマに対する専門知識が得られる

フリーペーパーであれ書店で販売されている雑誌であれ、発行部数分、自分の編集に関わった雑誌が世に出回ります。

自分が関わった企画や記事が載った雑誌が、街中や書店から広く世の中に拡散していくのを実感できるのも雑誌編集の魅力です。

その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

同じ雑誌編集の世界でのキャリアアップといえば、編集作業、企画を総括する立場の編集長になって、その媒体の全体を動かしていく立場になる、ということがあります。

また、関連が深く共通してノウハウが活かせることから、webの情報サイトの編集者に転身する人も少なくありません。

これについては、一編集者としてweb媒体をもつ会社に入社して腕をふるうのもそうですが、独立して会社と媒体を立ち上げられて成功をおさめた元雑誌編集者という人も多く存在します。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

まず、前項でも少し触れたweb情報サイトなどのwebコンテンツの編集の仕事とは共通点が多く、紙媒体の編集をしていた経験は大きく活かせるでしょう。

出版不況と言われる中、web媒体への移行が有利に行えるのは非常に大きなメリットですが、一方でweb媒体はwebでのコンテンツ配信特有の注意点や特徴があるので、それらは新規に習得しなければならない部分ではあります。

自分にあった雑誌編集の求人の選び方や注意点

雑誌の媒体としての規模やテーマにする内容、雑誌の種類によって多様な条件がある雑誌編集としての求人ですが、自分自身の適性や経験と照らしてベストな条件を見つけるには、そのポイントに注目したら良いのでしょうか。

その選び方のポイントをみていきましょう。

【選び方①】雇用形態から探す

雑誌編集については、一部、フリーランスでライターや編集者をしている人でも求人の募集対象になることがあります。

そういう場合は、基本は在宅という働き方も考えらるのですが、編集会議や取材には直接出向くことが条件としてつけられる場合が多いので、100%の仕事が在宅&自由な時間設定で片付く訳ではありません。

その他の形態としては、当然、一つの媒体の編集部に編集者として入社することでしょう。

ライターやコピーライターなど、編集業務の中でも書くことに特化したセクションや、ページのグラフィックデザイン担当などの制作系セクションにはアルバイトの募集もちらほらと見かけますが、編集企画などコンテンツの根幹を決め、作り込んでゆく、いわゆる言葉通りの「編集者」については、正社員入社のクチの方が圧倒的多数になります。

【選び方②】職種から探す

広義の意味での雑誌編集には、取材し記事を書くのに特化したライター、記事に使う写真を撮るカメラマン、ページのデザインをつくるデザイナーも含まれ、特に専門職の場合はフリーランスで複数媒体の「掛け持ち」も可能でしょう。

ただやはり求人件数として圧倒的に多いのが編集・企画もできて、記事の執筆や取材にも出られる総合職としての編集者の応募が多く、雑誌社に編集として就職を希望するのならこういった内容の職種を狙っていくことになるでしょう。

またライターやデザイン、写真撮影の仕事に特化するのであれば、自社で媒体を企画・発行している雑誌や出版社ではなく、そこから依頼を受けて編集作業と制作作業とを特化して行なっている「編集プロダクション」へ入社という可能性も視野に入れられます。

【選び方③】会社の業態から考える

雑誌と一言でいっても、書店で有料で販売されているもの、特定の業界内で流通している業界誌の類、そして街中や店舗等で配られるフリーペーパーなどの種類があります。

これらは多くの部分で業務が似ているとはいうものの、やはり細部の作業は違った部分もあるので、発行している媒体の種類といった会社の業態から求人を選ぶこともアリです。

また、前項でもあげた自社で企画を持たず、他者媒体の記事執筆や取材代行、デザイン制作を受注することを生業としている「編集プロダクション」への入社も広義では雑誌編集に関わる会社への入社ということになります。

雑誌の企画面や発行形態を考えたり、新規媒体の立ち上げなどに興味がなく、記事作成や雑誌のデザイン編集など実務・技術系に興味がある方は、むしろ積極的に「編集プロダクション」への入社を検討してみるのもいいかもしれません。

ただ、いわば編集プロダクションの仕事は、実際に媒体を持って企画・運営している会社からのオファーがなければ仕事が来ない訳で、昨今のwebメディアの台頭と紙媒体の淘汰の激しさを考えると、よっぽど大きな媒体を持った企業との接点を持った会社でない限りは、将来性の面で少し不安が残るところです。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

給与は作っている雑誌の媒体としての規模、会社の規模、業種によって正直差があり、まちまちといったところです。

全国の書店で見かける本屋さんで販売している有名な雑誌から、地元に特化し他フリーペーパー、特定の業界をターゲットにした業界誌などと、そもそもの制作予算とコンセプトが違うのでそこは当然かも知れません。

雑誌編集の職を探すときは、自分のやりたいこと、働き方、欲しい報酬のレベルをバランスよく考えて探した方が良いでしょう。

その上で、報酬をとるのか、やりたいテーマをコンセプトにしている雑誌を狙うのか、または在宅や副業など働き方を重視するのかをまず決めてから候補となる会社を挙げていくべきでしょう。

ただ、筆者の経験上、いわゆる有名な「売り本(本屋さんで販売している雑誌)」の企画からしっかり関わりたいといった場合、ほぼ在宅やフリーで複数媒体の掛け持ち、バイトなどは非常に難しいと思います。

地元のフリーペーパー情報誌など仕事の規模を限定すれば企画・編集であってもそういった働き方ができるとところも出てくるでしょう。

また、雑誌編集の仕事を取材・記事執筆、デザイン編集などに絞って編集プロダクションなどの求人を見つければ、在宅やフリーランスでの掛け持ち、バイトなど条件が広がるかも知れませんね。

【選び方⑤】エリアから考える

地元のフリーペーパー情報誌などは、その地域に企画・発行している会社があることがほとんどですが、有名雑誌の本拠としては大都市圏がどうしても多くなるでしょう。

編集プロダクションにしても大手の雑誌の仕事を受注しているところは都市圏にあることが多いです。

在宅で探すのならともかく、通勤を考える場合は、やはり勤務地が大きな問題になると思いますので、編集としてやりたいことと通勤などの現実問題をバランスよく考えましょう。

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まとめ

ここまで雑誌編集の仕事の内容と、その適性、仕事にする上での待遇や、将来的なビジョンを経験に基づいてご紹介してきました。

世の中で広く読まれる雑誌の記事を書いたり、内容を決めたり、ページのデザインに関わったりできるので、非常に大きなやりがいを感じられる仕事である反面、締め切りという時間の制約があったり、関わる人が多くコミュニケーションが大変、勤務時間が不規則になりがちなどの側面もあります。

しっかり自分の思い描くコンセプトを持った媒体かどうかと、自分の思う働き方ができるかといったとろろのバランスをよく考えて検討しましょう。


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