ライター副業が向いている人の5個の特徴や必要なスキル・適正とは?
ライター求人に興味のある方は必見です。
本を読んだり文章を書いたりするのは子どもの頃から好きだし得意だったという方は、ライターになりたいと思っている方も多いはず。
ライターに新卒や第二新卒で働いてみたいという方、あるいは現在は一般の会社で働いているけど興味があるという方に向けて、ライターになるにはどうしたらいいのかについて紹介します。
「ライターに転職するのもありかも」と思っていただけたら幸いです。
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(正社員希望の人限定)
目次
閉じるライター求人のよくある仕事内容
仕事内容
ライターの仕事とは、writerという文字通り、クライアントから発注された内容の記事や原稿を書くことです。
なぜ作家や著述家ではなくライターと呼ばれるのかというと、多くの場合、ライターの書いた記事には執筆者名が表記されないからです。
つまり、ライターとは名前のない記事を書くこともある原稿執筆者と言えるでしょう。
執筆者名が重要ではない記事の場合、ライターが作成します。
もちろん、雑誌やWEBなどには執筆者名が表記されている記事もあります。
例えば有名な料理研究家が料理の記事を書けば、執筆者名には大きな意味があります。
より多くの人の注目が集まるからです。
ライターが書く記事は執筆者名に意味があるわけではなく、クライアントの要求通りの内容が書かれていて、読者が内容に納得できればそれで良いのです。
扱う原稿は大きく分けて2つ
ライターが作成した記事の掲載先は、大きく分けて二つあります。
一つは印刷物(紙媒体)、もう一つはWEBサイト(WEB媒体)です。
紙媒体
新聞、雑誌、書籍、各種パンフレット、広報誌、官公庁の発行物など、ネットが普及する以前は、ほとんどの情報は紙に印刷されていました。
多くの人がパソコンやタブレット、携帯からネットにアクセスできるようになった現在、情報を提供する紙媒体は減少傾向にあります。
とは言え、近い将来に紙媒体がなくなってしまうことはないでしょう。
WEB媒体
ネットには無数の情報があります。
情報発信と情報取得の主力は、ネットに移行しつつあると言って良いでしょう。
したがって、ライターの活躍する場もWEBが多くなってきました。
ライターが執筆するジャンルやテーマも、音楽や映画、健康やダイエット、ライフスタイルや便利グッズ、恋愛や婚活、ファッションや美容、就職や転職、資格や語学など多岐にわたります。
ライターにはどんな種類があるの?
ライターは様々な環境のもとで仕事をしています。
ライターの種類について見てみましょう。
フリーランスのライター
出版やWEB業界でライターと言えば、フリーランスのライターを指すのが一般的です。
つまり、会社や事務所などに属さず一人で仕事を請け負い、雑誌やWEB、単行本などの原稿を作成している人です。
ライターになりたいと思い始めた人は、フリーランスのライターに憧れているかもしれません。
後で詳しく説明しますが、いきなりフリーランスのライターになることは簡単なことではありません。
出版社に所属するライター
出版社は本を刊行する会社であり、出版社の仕事は本の制作(編集)と本を売るための営業です。
出版社は基本的に、著者やライターに原稿執筆を依頼します。
ただし、雑誌の場合、編集者が原稿執筆も担当することがあります。
編集プロダクションに所属するライター
編集プロダクションは出版社の仕事を請け負う会社のことで、よく「編プロ」と呼ばれます。
編プロの規模や業務内容はまちまちで、ライター集団の編プロもあれば、原稿執筆は外部のライターに依頼し社内では編集作業だけ行う編プロもあります。
会社に所属してライターの仕事をしたいという人は、一般には編プロに就職することになります。
WEB運営・制作会社に所属するライター
WEB関連の編プロと言えるWEB運営会社またはWEB制作会社は、専属のライターを雇用していることも少なくありません。
会社に所属してライターの仕事をしたいという人にとっては、WEB運営・制作会社も就職先の一つです。
クラウドソーシングライター
仕事を外注することをアウトソーシングと言いますが、クラウドソーシング(crowdsourcing)とは仕事を群衆(crowd)に外注することです。
具体的には、クラウドソーシングを仲介する会社が企業や個人から求人を受け付け、仕事をしたい人はネット上で仲介会社の求人を見て応募します。
クラウドソーシングにおける仕事の種類は多様ですが、比較的求人の多いジャンルの一つがライティングの仕事です。
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ライター求人でよくある募集内容とは?
出版社や編プロ、WEB業界のライター求人における一般的な募集内容を紹介しましょう。
一つ注意しておきたいことは、有名出版社の求人が求人誌や求人サイトにはほとんどないことです。
求人誌や求人サイトを見て、有名出版社には就職できないことをあるということを自覚しておきましょう。
給与相場
新卒、第二新卒、転職(30歳くらいまで)の場合、正社員の一般的な給与は月20万円~25万円程度、賞与は年2回で合計2ヶ月~4ヶ月分といったところでしょう。
年収にすると、300万円~360万円程度になります。
月25万円~30万円、あるいはそれ以上という求人もありますが、多くは経験や高いスキルが求められます。
また、営業歩合制といったケースもあります。
年俸制の会社もあり、年俸制且つ毎年契約更新という会社もあります。
雇用形態
雇用形態は他の業種と同様、正社員、契約社員、派遣、パート、アルバイトなどです。
ただし、ライター求人の多くは正社員や契約社員の募集です。
契約社員であっても、社会保険完備を確認しておきましょう。
勤務時間や休日、残業
一般の会社と同様、土日休みの週休2日制、勤務時間は8時間が基本です。
残業については20時間以内をウリにしている募集も見かけます。
つまり、ある程度の残業は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
実際に、時には1日の残業時間が2時間~3時間にもなる会社も珍しくありません。
40時間~50時間程度の残業代を給与に含めている会社もあります。
福利厚生
正社員であれば、年金や健康保険などの法定福利は完備しているはずです。
ただし、ライター求人を出すような出版社や編プロは従業員が10人~20人前後といった小規模な会社が多いため、法定外福利については多くを望めません。
新しい分野についての記事作成が必要になったためセミナーを受講する、会社にとって有利に働く資格を取るといった場合、その費用を会社が負担してくれることはあるでしょう。
勤務場所
基本的に、勤務地は東京が多いでしょう。
出版社やWEB関連会社が東京に集中しているからです。
もちろん、大阪などの大都市にある出版社やWEB関連会社もあります。
また、それほど大きくない都市でタウン誌や広告誌などを発行している会社もあるでしょう。
小規模な会社が多いため一般に転勤はありません。
ただし、100人以上を擁する大規模な編プロなどの場合、転勤もあり得るでしょう。
求められる人物像
ライターになるためには、どのような人物像が求められるのでしょうか。
最も基本的なことを紹介します。
クライアントの要求を理解する能力がある
ライターの仕事は文章を書くことですが、その前にクライアントの要求を理解する能力がなければなりません。
ライターになりたい人は、文章を書く前に自分の読解力を確認しておきましょう。
大抵の大学はネットに大学入試の過去問を置いています。
東大や京大、早稲田、慶応などの現代文の問題を解いてみるのをおすすめします。
人並み以上の文章力がある
文章を書くのが好きだからと言って、文章力があるとは限りません。
自分の文章力も確認しておきたいところです。
ライターの種類の紹介では、クラウドソーシングライターを紹介しました。
クラウドソーシングでライティングの仕事をやってみて、自分の文章がお金になるのかどうかを確かめてみることも良いでしょう。
自分のブログを持っていない人は、ブログを始めてみることはいかがでしょうか。
自己主張にこだわらない
「ライターとは名前のない原稿執筆者」であると述べました。
ライターとは、自分の主義主張を書く人ではありません。
クライアントから要求されたテーマと内容を、きちんとした文章としてまとめることが仕事の基本です。
記事の内容がクライアントの要求するテーマと内容からずれていれば、書き直しをしなければなりません。
書き直しを要求された場合、まずはクライアントが満足できる内容であり、その上で自分も納得できる修正を行うのがベストです。
必要なスキルや資格、経験
ライターは「未経験者歓迎」の求人が少なくありません。
ライターを必要としている会社はもちろん見込みがあると考えた人を採用しますが、採用時点のスキルや資格、経験にはあまり重視しません。
ライターや編集者を仕事の現場で鍛え上げていくことが業界の慣習になっているからです。
尚、大卒以上が応募条件になっていることも多いのですが、学歴不問という求人もあります。
大卒ではないからと言って、ライターになることを諦める必要はありません。
大卒条件であっても、電話をすれば面接してくれる会社もあるでしょう。
ライター求人を見るときのチェックポイント
ライター求人の募集内容を見たときにチェックすべきポイントをいくつか紹介します。
ただし「一生その会社で仕事したいので、会社選びは慎重に!」といったイメージは捨てたほうが良いでしょう。
「この給料でこの仕事内容ならば自分でもやっていけるだろう」という会社に、まずはとにもかくにも就職することが大切です。
ある程度の能力があって、経験や実績を積めば、転職の道はいくらでもあるからです。
仕事でお付き合いしている会社からスカウトされる可能性もあるでしょう。
出版社か編プロか
出版社がライター職を募集することは、ほとんどありません。
したがって、一般には編プロまたはWEB関連会社のライター求人に応募することになります。
とは言え、出版社でも編集兼ライターを募集することはあります。
編集にも興味のある人は、出版社の編集兼ライター求人に応募することも良いでしょう。
また、多くはありませんが、分厚いカタログなどを発行しているため、多くの専属ライターを雇用しているといった会社もあります。
広告関連の会社について
広告関連のライター求人も少なくありません。
いわゆるコピーライターの仕事です。
広告関連の仕事がしたい、キャッチフレーズ作りが得意、長い文章より短い文章のほうが書きやすいといった人に向いています。
実際にどんな広告を作るのかというと、一番イメージしやすいのが求人サイトの求人広告(募集内容の詳細)でしょう。
もちろん、作成する広告の種類は求人広告ばかりではなく、会社によって多種多様です。
専門誌・業界誌は人の出入りが多いこともある
専門誌や業界誌のライター(記者)求人も少なくないと言えるでしょう。
興味のある業界があれば応募してみてください。
専門誌や業界誌を発行する会社の規模も、大抵それほど大きくありません。
このため、大手新聞社のように記者、デスク、編集局のような分業が機能していない会社が一般的です。
したがって、記者兼編集というパターンが多くなります。
10人程度の会社の場合、記者兼編集兼広告営業という場合もあります。
記者が広告営業も兼ねる専門誌や業界誌の場合は、人の出入りが多くなる傾向もあるようです。
「経験者優遇」に怖気づかない
なんらかの経験や技能が必須な場合は別ですが、「未経験者OK」であれば臆することなく、どんどん応募しましょう。
経験があるからと言って良いライターであるとは限らないように、経験がないからと言って良いライターになれないとは限らないからです。
このことは、求人側の採用担当者もよく知っているでしょう。
自分に合ったライター求人の選び方や注意点
自分に向いている会社は、どのようにして選んだら良いのでしょうか。
いくつかのポイントを紹介します。
【選び方①】扱う記事の種類から考える
自分が書きたいテーマの記事を書ける会社が、もちろんベストです。
また、こんなテーマも面白そうだなと思える会社でも良いでしょう。
ただし、これから就職しようとしている会社で、自分の長いライター生活がスタートするのです。
多くのテーマを扱えるということは、ライターにとっての強みになります。
全くの未知のジャンルに挑戦することも悪いことではありません。
逆に、自分が好きなテーマにこだわりすぎるのは、「名前のない原稿執筆者」であるライターのキャパシティを狭めてしまうことにもなります。
【選び方②】会社の規模から考える
何度か述べたように、ごく一部の有名出版社を除き、一般の出版社や編プロの規模はそれほど大きくありません。
ライターの仕事をするということは、大きな会社の恩恵にあずかるのではなく、自分の腕で生きていくということです。
残業問題や福利厚生などの面から考えて比較的大きめな会社を選択することは、もちろん間違いではありません。
しかし、会社の規模にはこだわらないという姿勢も、この業界では一つの正解です。
【選び方③】給与や雇用条件から考える
会社の規模と同様に、最初に就職する会社については給与はあまり高望みしないほうが良いでしょう。
繰り返しになりますが、月20万円~25万円程度の給与であっても、まずはライター業界、出版業界あるいはWEB業界に身を置くことのほうが大切と言えます。
注意点
ライター業界、出版業界あるいはWEB業界は大きな業界ではありません。
会社の規模も、大抵は大きくありません。
したがって、比較的ブラック企業は少ないと言えますが、それでもブラック企業は存在するでしょう。
就職した会社がブラックだと感じたら、できるだけ早く退社しましょう。
ライターについてよくある疑問
ライターになろうと思ったとき、あれこれ疑問も湧いてくることでしょう。
最後に、そんな疑問について紹介します。
未経験でも応募できる?
ライター求人においては「経験不問」「初心者歓迎」と書かれていることが少なくありません。
ライター未経験であっても、正々堂々と応募しましょう。
「経験者優遇」と書かれていても、気後れする必要はありません。
面接でよく訊かれることは?面接合格の秘訣!
ライター求人の面接には、特に秘訣はないと言って良いでしょう。
小規模な編プロの面接は一般企業のような硬い雰囲気ではなく、どちらかと言えばざっくばらんな雰囲気が多いでしょう。
「どんな本が好き?」「どんな作家が好き?」「その作家のどこがいいの?」「最近読んだ本は?」「どこが面白かった?」といった具合です。
面接を受ける側も大げさに構えることなく、思ったことや考えたことを素直に述べていけば良いでしょう。
初めて会った人同士のおしゃべりのような会話になってしまっても構いません。
ただし、話がフランクであるとは言え、面接担当者は受験者が本当にライターに向いているのかどうか、長年の経験からきちんと見ています。
一般企業であれば、合格してしまえば合格した人の勝ちといった面があります。
しかし、ライターとして採用された場合は、良い記事が書けなければその人の居場所はなくなることもあるでしょう。
面接以外に試験はある?
小規模な編プロの編集者募集であれば、面接だけの場合もあります。
しかしライター職募集の場合は、作文や一般常識テストなどがあると考えておいたほうが良いでしょう。
特に作文では、内容とか主張よりも文章が文章として成り立っているか、誤字脱字がないかが重要なポイントです。
フリーランスで働くには、どうしたらいい?
ライターになりたいと思っている人の中には、会社に縛られない生き方をしたいためフリーランスになりたいと考えている人もいることでしょう。
現実には、フリーランスのライターの多くは、かつて出版社や編プロで編集者やライターをしていたという人です。
このように出版社や編プロで経験を積み、スキルを高め、更には人脈もできた上で、フリーランスで仕事をしていく準備が整ったと言えます。
ライター未経験者が、きなりフリーランスで仕事をしていくことは無理があります。
いつかはフリーランスになりたいという人は、まずは編プロなどに就職してから、将来のことを考えましょう。
フリーランスで働くメリットとデメリットは?
フリーランスで働くということは、一見自由で気楽そうにも見えます。
会社や上司に縛られることもありません。
しかし、そうではない面も少なくありません。
フリーランスの人は、フリーランスになった以降の厚生年金を受け取ることはできません。
仕事が沢山あれば、会社員以上に労働時間は増えてしまいます。
逆に、常に仕事を受注できるという保証もありません。
定期的な仕事をいくつか確保していて、暮らしや貯金、保険代などに困らず、しかも年に何度かは大きな仕事もできる…そんなライターであれば、フリーランスでも充分にやっていけるでしょう。
ただし、それで自由な時間が取れるかどうかは、その人次第です。
ライターとしての仕事の依頼はどうやって受けるの?
企業に所属している場合
編プロに所属するライターであれば、基本的には会社が請け負ってきた仕事の記事を書きます。
ただし、与えられた仕事だけやっていれば良いのかというと、そういうわけでもありません。
ライターが、出版社やWEB関連会社の担当者と記事内容などの打ち合わせする必要がある場合もあります。
また出版社やWEB関連会社の担当者と接する機会があれば、自分から企画を提案することもでき、それが自分の実績に繋がることもあります。
フリーランスの場合
フリーランスのライターは、大抵は出版社やWEB関連会社で働いていた人であると述べました。
出版業界やWEB業界で働いていると、自分の職場以外にも多くの知り合いができます。
本やWEBの制作には、編集者やライター、デザイナー、カメラマン、イラストレーターなど多くの人が関わるからです。
ライターとしての実力があれば、こういった人脈を通して仕事を請け負うこともできるでしょう。
外部の人との接触がなく、いつも社内でライティングをしているライターよりも、外部の人との接触が多い編集者あるいは編集者兼ライターのほうがフリーランスのライターになれる可能性が高いと言って良いでしょう。
まとめ
人は、必要な情報や欲しい情報を手に入れたくなります。
もし将来、雑誌や書籍、パンフレットといった紙媒体がなくなってしまったとしても、ネットは存在します。
したがって、紙媒体がなくなってしまっても、ライターという職業は存在し続けます。
「ライターになりたい!」という気持ちが「ライターになろう!」という決意に変わったら、紙媒体であれWEB媒体であれ、ライターという職業にチャレンジしてみてください。
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