ツアーコンダクターの仕事内容をご紹介!覚えなければいけないことも経験者が教えます!
ツアーコンダクターの仕事内容について詳しくご紹介していきたいと思います。
仕事とはいえ、いろいろな場所に行けるツアーコンダクターの仕事はとても魅力的ですよね。
ですが、具体的な業務内容はどんなものがあるかは意外と知られていないものです。
今回はそんなツアーコンダクターの仕事内容の10個の業務について経験者が教えます。
海外と国内では仕事の性質が違ってくるため、今回は国内のツアコンの仕事について触れてまいります。
「ツアーコンダクター」が自分に向いているか診断するにはこちら →
ツアーコンダクターの10個の業務とは?経験者がご紹介!
今回は国内の日帰り旅行でのツアーコンダクターの10個の業務をご紹介します。
朝の打合せ
観光バスの運転手さんと打合せをします。
旅行行程書、ETCカードなどをお渡しし、観光地の回る順番、お手洗い休憩などの打合せを行います。
また、バス座席表を出入り口前に掲示します。
受付業務
お客様との最初のご対面となります。
集合場所でお客様がわかりやすいように社旗を大きく掲げます。
来られたお客様から受付を行い、バッジを渡し、観光バスへ案内します。
必ずグループの人数を確認します。
日帰りツアーですと当日キャンセルされる方が結構いらっしゃいます。
ツアー出発後のツアーコンダクターの挨拶&行程説明
お客様の受付が終わりましたら、バスに戻り人数確認をし、全員揃ったら出発します。
人数確認は非常に大事です。
バス出発後、マイクを持ち、お客様にツアー参加のお礼のあいさつ後、バス車内での注意事項や本日の行程説明を行います。
また、最初のお手洗い休憩の場所や到着予定時間をお伝えします。
バスガイドさんが同乗される場合は、最初にツアコンが挨拶してからガイドさんにバトンタッチします。
車内販売&注文
国内のバスツアーでは、移動中のバス車内で、車内販売を行うことが多いです。
ツアーで行く観光地の名物のお菓子や観光地の入場オプション(団体だと割引になるため)、帰りの夕食用のお弁当などです。
オプションの売り上げはツアーの収益として旅行会社から期待されています。
オプション販売も立派な添乗業務です。
昼食場所&観光地への事前連絡
昼食場所や観光地に到着する前に事前連絡をします。
人数が変更になった場合は早めに人数変更の連絡を行います。
特に食事の個数は慎重に行います。
観光地には人数を伝えておくと、到着してすぐに配れるようにセットアップしてくれます。
また、食事会場もグループの人数毎に席割りをしてくれる場合があります。
当日キャンセルがあった場合はどこのグループが減ったかという伝達も必要です。
観光地&昼食場所での誘導業務&精算
到着前に必ず、出発時間などの重要事項をお伝えします。
観光地の場合は入口まで、昼食の場合は昼食会場までお客様を誘導します。
ご年配のお客様が多い場合はゆっくり歩くよう心掛けます。
バスガイドが同乗する場合はガイドにお客様の誘導をお願いして、ツアコンは入場精算の為に先回りします。
解散の時は、もう一度集合時間をお伝えします。
簡単な車窓説明
日帰りのバスツアーの場合は、バスガイドがいないことが殆どなので、簡単な車窓説明を行います。
wikipedia程度の簡単な説明を挟むだけでも、お客様の旅の印象は変わります。
アンケートの配布
ツアーの後半にツアーアンケートを配布します。
旅行会社はアンケートの回答を見て、ツアーの良し悪しを判断します。
アンケートの項目には、「旅行内容」「食事」「観光地」「添乗員」の項目があります。
旅行会社によっては、それぞれを数値化しているところもあります。
ツアーコンダクターの評価もアンケート評価が一番重要な指標となります。
ツアコンの添乗業務を客観的に見ているのはツアーのお客様ですので、旅行会社がツアーコンダクターを客観的に評価する材料となるのがアンケートなのです。
お別れのあいさつ
到着の直前に、ツアー参加のお礼を兼ねての「お別れのあいさつ」を行います。
1日、運転して頂いた運転手さんの労いも行います。
日報記入&精算まとめ
日報は次回のツアコンや旅行会社の貴重な資料となりますので、キチンと正確に記入します。
帰りのバスの中で仕上げるのがベストです。
コースタイムや重要連絡事項などは暗記に頼らずに必ずメモに残しておきます。
「ツアーコンダクター」が自分に向いているか診断するにはこちら →
バスガイドとの仕事内容の違い
バスガイドが同乗する場合は、車窓案内や観光地での下車観光は、バスガイドの業務となります。
お客様の人数確認はツアコンの仕事です。
ツアーコンダクターの仕事をするにあたって覚えなければいけないこと
全国の主な観光地
旅行パンフレットに掲載されている観光地が、どういうところでどこにあるか程度は覚えなければなりません。
お客様との会話などは他の観光地についてのことが大変多いので知っていないと会話になりませんし、次の旅行のアドバイスも聞かれます。
敬語
接客業として、正しくきれいな敬語を覚えなければなりません。
しかし、これはなかなか難しく、一朝一夕に身につくものではありません。
日頃から、意識して話すことが大事です。
尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いなどは覚えておきましょう。
全国の主な名物
お客様の関心事の一つに「土地の名物に触れる」ことが挙げられます。
ツアーで行く先々の名物は必ず覚えましょう。
添乗員は何度も同じ場所に行く機会はあるでしょうが、お客様にとっては最初で最後かもしれません。
行く先々で適切なアドバイスができるようにしないといけません。
ツアーコンダクターの仕事の良いところ
1本のツアーで完結する
「一話完結ドラマ」のようなものですので、ゴールはすぐです。
自分と肌の合わないお客様がいらっしゃっても日帰りなら1日だけのお付き合いです。
お客様に感謝される
デスクワークですと、お客様の顔は見えないですが、ツアコンは顔がわかります。
不平や苦情を現場で受けるのはツアコンの役目であり辛いところではありますが、お礼や感謝をされるのもツアコンです。
これはツアーコンダクターの仕事の最大の良いところといえます。
色々な場所に行ける
当たり前のことですが、色々な場所へ行けます。
色々な名物を食べることができる
これも大きな役得です。
もちろん、各地の名物を食べて終わりではなく、次にご一緒するお客様に案内出来るようになることが大事なことです。
「ツアーコンダクター」が自分に向いているか診断するにはこちら →
まとめ
みなさん、如何でしたでしょうか。
国内の日帰りのツアーでもこれだけの業務があるのです。
一日の中に起承転結があるので、慌ただしく一日が終わっていきます。
長期の海外のツアーが出来るようになれば、国内の日帰りなんてラクにこなせると思われるでしょうが、とんでもありません。
海外のツアーは期間が長いので前半の失敗の取り返しがつきますが、国内の日帰りは朝の失敗は最後まで響きますから取り返しがつかないのです。
ツアコンを目指す方はまずは国内の日帰りツアーをしっかり出来るようになって下さい。
全てはそこから始まります。
関連キーワード
ツアーコンダクター求人についてもっと深堀りした情報を見る
ツアーコンダクターになるには?必要なスキルや勉強は何?目指しているならチェックしよう
ツアーコンダクターになるにはどうすればいいのか気になっている方は必見です。「小さな親善大使」とツアーコンダクターを称する人もいる程、ツアーコンダクターの果たす役割を評価する方が多くいます。実際、世界中の観光地を数え切れないほど旅して廻っているツアーコンダクターはそう称されても不思議ではないのでしょう。今回はそんなツアーコンダクターの資格には何が必要で、何を勉強しておくべきかを経験者が解説させていただきます。ツアーコンダクターになるには?ツアーコンダクターになるためには、ツアーコンダクターの専門学校に通ったり、旅行会社に就職したり、ツアーコンダクターの派遣会社に登録したりする方法があります。お若
ツアーコンダクターアルバイトの時給ややりがいは?やってて良かった3個のことやそこで身に付く力とは?
ツアーコンダクターのアルバイトについて、旅行が好きなのでこれからやってみたい、旅行会社に就職するのでどのような仕事内容なのか事前に知っておきたいと考えている人向けに説明していきたいと思います。ツアーコンダクターとは国内や海外の団体旅行に同行して、旅行計画が円滑かつ安全に施工できるように交通機関や宿泊施設などの調整役をする仕事になります。これだけだと具体的にどのような仕事内容なのかイメージし辛いと思いますので、詳しく解説していきたいと思います。ツアーコンダクターはどんな仕事?ツアーコンダクターになるには?ツアーコンダクターとして団体旅行の添乗業務を行うためには、就職または派遣会社に登録後に一定の
ツアーコンダクターのやりがいは?やってて良かった3個のことやそこで身に付く力とは?
ツアーコンダクターのやりがいについてここでは詳しくお話しさせていただきます。ツアーコンダクターとは旅行客が気持ちよくツアーを満喫できるよう対応をする職業で、クレーム対応などの大変なことも多いですが、やりがいがあるので何年も続けている人が多いんです。今回は、そのツアーコンダクターのやりがいを具体的にご紹介させていただきます。やってて良かったことやそこで身に付く力もぜひこの機会に知っていただけたらと思います。私はこんなところにツアーコンダクターとして行きました今までツアーコンダクターとして添乗で行った国は100ヶ国を超えました。国内の添乗もかなりの数をこなしてきました。変わったところとしては、「南
ツアーコンダクターが向いている人の4個の特徴や必要なスキル・適正とは?
修学旅行などの団体旅行や旅行会社が企画・販売しているパッケージ旅行などに同行し、旅行者の日程管理を行うツアーコンダクター(旅行添乗員)。近年では手軽に旅行に行けると人気のバスツアーなどでも、「ツアーコンダクター(旅行添乗員)付き」を売りにし販売している旅行商品を目にする機会が多くなりました。ガイドとは一体何が違うの?ツアーコンダクターの仕事内容は?ツアーコンダクターになるには?などなど、今回はツアーコンダクターになる為に必要なことをお教えします!ツアーコンダクターはどんな仕事?ツアーコンダクターは、団体旅行や日帰りツアーなどに同行をし、旅行参加者の日程管理をする事が主な仕事内容となります。言わ
ツアーコンダクターの転職を成功させるためにやるべき6個のことと、上手な転職方法を解説します
ツアーコンダクターの転職を成功させるためにやるべき6個のことと、上手な転職方法について今回、解説させて頂きます。ツアーコンダクター(旅行添乗員)という仕事は新卒で始める方より、転職して始める方が圧倒的に多い職種と言われていて、未経験だけど添乗員に転職したい方は今の自分のスキルで大丈夫なのか不安かとは思いますが、ある程度社会経験があればだれでも大丈夫です。この職業は経験を積むことが重要なので、ぜひ勇気を出して転職して、様々な事を学んでスキルアップを目指してみてください。ツアーコンダクターで転職する人は多い?ツアーコンダクターで転職する人は多いです。年々増加しています。年齢も以前は20代から30代
ツアーコンダクターとはどういう仕事?良い面・悪い面やその後のキャリアなどについて経験者が紹介します
ツアーコンダクターとは具体的にどんなことをする職業だと思いますか?名前を聞いたことがあったり、知っている人は多いと思いますが、ツアーコンダクターの仕事内容を詳しく答えられる人は少ないと思います。今回は、経験者がツアーコンダクターの仕事について、良い面・悪い面やその後のキャリアなどをご紹介します。これからこの職業を目指す方の参考になれば幸いです。最後までぜひご覧ください。ツアーコンダクターとはどんな仕事?ツアーコンダクターは、「旅程管理主任者」といい、主催旅行や手配旅行が円滑に進行するように旅程を管理する仕事です。予め、決まっているツアースケジュールをこなしていく訳ですが、ただこなすだけではなく
ツアーコンダクターの年収・給料の相場と、給料アップのためにすべき3つのこと
「自分のやりたいことを職業にする」というのは素敵なことですよね。ツアーコンダクターの仕事は色々なところに旅行に行けて、しかも給料が頂けるのが魅力です。旅行好きな人にとっては最高な仕事でしょう。しかし、この仕事に興味を持っていても、「果たして、この仕事で食べていけるのか?」「生活していけるだけの仕事が頂けるのか?」「昇給はあるのか?」などの疑問や不安から二の足を踏んでいるという方は多くいらっしゃることでしょう。今回はツアコン歴15年以上の筆者がツアコンを目指している方々に、ツアコンの年収・給料面についてお答えしたいと思います。更には、給与アップのコツをいくつかご紹介します。ツアーコンダクターの年
ツアーコンダクター派遣求人の時給や募集内容とは?向き不向きややりがいなどを解説!
「コンスタントに仕事はできないけれど都合がつく時に仕事をしたい」という方は多いのではないでしょうか。派遣社員であればある程度の融通が利きます。今回は、ツアーコンダクター派遣求人の時給や募集内容について触れていきたいと思います。ツアーコンダクター派遣はどのような仕事?ツアーコンダクター派遣は、旅行会社が企画して販売したツアーに一本毎に請け負うスタイルです。派遣される旅行会社は一社とは限らず、様々な旅行会社が対象となります。ツアーコンダクター派遣の大まかな仕事内容ツアーコンダクター派遣の大まかな仕事内容は、まず依頼のあった旅行会社の自分の該当するツアーのパンフレットを手に入れ、ツアー内容に目を通し