「私、准看護師に向いているのだろうか?」准看護師の仕事に興味はあるけれど、自分に適性があるのか疑問を持つ人は多いと思います。

そんな人のために、准看護師が向いている人の特徴や必要なスキルなどをまとめてみました。

准看護師とはどんな仕事?

准看護師の仕事は、医師の指示を元に、患者さんに病気に対する介助や医療行為を行う仕事です。

仕事内容は、正看護師とあまり変わりがありません。

准看護師の大まかな仕事内容

准看護師の仕事内容は、医師の指示のもとに患者さんに対して点滴や注射、傷の処置などの医療行為や医師の診察の介助などを行います。

また、患者さんの症状を聞いたり、血圧や熱を測るなどの状態の観察、排泄介助や入浴介助など色々あります。

准看護師が向いている人の7個の特徴とは?

准看護師に向いている人とは、どのような人なのでしょうか?

向いている人の特徴をあげてみました。

体力のある人

看護師の仕事はとてもハードなため、体力が必要となります。

病棟勤務の場合、入院が必要とする患者さんが大勢いるため、必要とするケアも多くあります。

つまり、それだけ仕事が多いのです。

また、認知症や体が不自由な高齢者も多く、お風呂で体を洗うなどの入浴介助やトイレに連れて行ったり、オムツを交換する排泄介助などがあります。

外来勤務であれば、基本患者さんを待たせてはいけないので、テキパキと仕事をこなすため、動き回ることが多くあります。

このように、次から次へと仕事があり、夜勤などもあるため、体力を必要とする職業です。

協調性のある人

医療現場は医師や看護師、介護福祉士など色々なスタッフと助け合い、協力して働く職場です。

そのため、協調性が必要となります。

もし、あまりにも協調性が無い人の場合、仕事が大変な時に手伝う素振りがなかったり、同僚や上司の話を聞こうとせずに大事なことを自己判断で行ってしまったり、皆がやっていても面倒だからと、いわゆる雑務をしないことがあります。

このような人は「自分はこのように考えているから」といって、医療方針とは違う援助や説明を患者さんにしてしまいトラブルになることがあります。

また、自己中心的な考えからチームワークを乱す人となるため、結果的に職場で孤立してしまうことがあります。

コミュニケーション能力のある人

医療現場では高いコミュニケーション能力が必要となります。

患者さんの中には、繊細な人やわがままな人、認知症で理解が難しい人、なかなか気持ちがうまく表現できない人など様々です。

そのため、色々な人に合わせて会話をしたり、説明をする事が必要になります。

コミュニケーション能力が高い人は、患者さんから「話しやすい人」「感じのいい人」と思われることが多いです。

そのため、患者さんがリラックスをして会話をすることができ、信頼関係が築きやすくなります。

コミュニケーション能力の高さは、若い人よりも年齢が上の人の方が高い場合が多いです。

なので、若い人であれば、まず「人と会話をすることや接することが好き」であればいいと思います。

経験年数を積むことやコミュニケーションについて勉強をするなどの努力で、コミュニケーション能力は徐々に身に着けていくことができます。

機転がきかせられる

機転がきく人は、活動的に仕事ができたり、コミュニケーションを上手にとることができるなど、応用力が高い看護師のなる人が多いです。

忙しい職場や、患者さんが急変した場合などは冷静に「次はどのような行動をとるべきか」をすぐに機転をきかせて動く必要があります。

責任感のある人

もし、自分が患者さんであったら、無責任な言動や行動を繰り返す看護師が自分の担当になったら、安心して治療を受けることができるでしょうか?

看護師の仕事は、命に関わる行為が多くあります。

適切な処置を行うこと、注射などの薬を間違えないこと、移動時に安全に患者さんの体を持ち上げるなど、日常的な行為に責任を持って行うことが大切です。

気持ちが強く持てる人

時には患者さんの死に立ち会う事や、上司から厳しい指導を受けるなど、ストレスを強く感じることが多くあります。

全てに落ち込んだりしていては仕事を続けることが精神的に難しくなるので、ある程度、割り切ることができたり、気持ちを強く保てる人が適しています。

自己研鑽できる人

看護師の仕事は経験年数を重ねるほど、色々な困難にぶつかることになります。

その度に落ち込むことも出るでしょうが、鍛錬と思って努力することが必要となります。

また、医療技術は日々進歩しているため、新しい治療方法や薬剤などがドンドン取り入れる職場も多くあります。

そのため、新しい医療についての勉強や、自分の知らない知識を学ぶなど、自己研磨に励む人が多いです。

准看護師が向いていない人の6個の特徴とは?

それでは、逆に准看護師に向いていない人とは、どんな人なのでしょうか?

向いている人の特徴よりも、大事かもしれません。

血が苦手な人

准看護師であれば、患者さんに採血をしたり、傷の消毒など血液を見ることがよくあります。

また手術室勤務になった場合、医療ドラマでもあるように、手術をしている医師にメスなどの器具を渡すなどの手術介助の仕事もあるため、多量の出血と内臓を見なければいけなくなることもあります。

「血を見るのはダメ、グロい物を見るのは無理」という人は、向いていないと思います。

汚染物処理をやりたくない人

看護師の仕事には、吐物処理やトイレ介助やオムツ交換などの排泄物の処理があります。

特に、オムツ交換やトイレ介助は日常茶飯事なので、排泄物の処理を嫌がるようでは仕事になりません。

これは実際にあった話ですが、私が以前働いていた職場で、「汚い処理」を嫌がる看護師がいました。

オムツ交換で便が出ているとわかれば、わざとその患者の便の始末を他の人にやらせようとしたり、入浴できずに垢がついてきてしまった患者さんの体を拭くことになった時も、担当看護師であったにもかかわらず行おうとしないことがありました。

看護師になれば当たり前の介助なのに、あからさまな態度のため、どうして看護師になったのか他の職員もあきれていました。

このような汚染物処理は誰でも平気なわけではなく、看護師は仕事だからと割り切って行っています。

極端な例ではありますが、実際に汚染物処理ができないと看護師の仕事は務まらないと考えましょう。

落ち込みやすい人

看護師の仕事は、仕事内容の濃さから、うまくいかないことや、上司や目上の同僚から厳しく指導を受けることがあります。

また、時には患者さんの死に立ち会うこともあり、気持ちが落ち込むことが多いです。

落ち込んだとしても、反省することや「プライベートは別」と気持ちの切り替えができればいいのですが、どんなことでも気にしすぎてしまったり、いつまでも落ち込んでしまう人には辛い仕事です。

人と一緒に仕事をするのが苦手な人

医療現場はその職場が一つのチームとして、皆が協力をして働く場所となります。

そのため、チームワークが重要となるため、協調性が必要となります。

人と一緒に仕事をすることが苦手な人は難しいでしょう。

手先が不器用すぎる人

注射や処置など、看護師の仕事は手先の器用さを必要とすることが多いです。

医療行為の手技については、数をこなせば上達をします。

しかし、あまりにも不器用すぎると落ち込むことになりそうです。

情を入れすぎてしまう人

患者さんに親身になることは良いのですが、強い思い入れがあると冷静な判断ができなくなることがあります。

人柄がいい患者さんでも、他の患者さんよりも特別扱いをしたり、個人的にプライベートな事情に関わることなどは避けるべきです。

准看護師のやりがいはコレ!

准看護師の仕事は、どのような点でやりがいがあるのでしょうか?

社会的意義のある仕事

病気の人や体に不自由がある人への看護は難しさもあり、ストレスや危険をともないます。

それだけに看護師の仕事は大切な仕事と言われています。

日本は高齢化がますます進んでいるため、これからも社会的に意義のある仕事でしょう。

医療知識が身につく

学校で学んで准看護師の資格を取るので、もちろん医療知識はきちんと身につけることができます。

また、医療知識は仕事だけではなく、家族や自分の体調の異変または怪我などの時にも活かされることが多く、私生活の中でも役に立ちます。

医療のスペシャリスト達の中で働くことができる

医療現場で働く人は、新しい医療知識や介護方法などをよく勉強する人が多いです。

ベテランの医療者から聞く話は、長年の経験もありとても参考になる話が多いです。

このように医療のスペシャリスト達の中で働くことは時には大変なこともありますが、とても勉強になり刺激になります。

色々な人と関わることができる

看護師として働いていると、色々な患者さんと関わることになります。

若い人や中高年の人、認知症の人など様々です。

その方々と関わり、価値観に触れることで自分の価値観と照らし合わせて考えることがよくあります。

「もう少し真面目に生きないとダメだなぁ。」「将来に向けてお金貯めないと、老後困るんだな……」など、人生観の刺激になることが多いです。

准看護師の仕事経験は、その後どんな職種・仕事に活かせる?

准看護師をしている人の中には、准看護師を辞めて他の職業に就く人もいます。

それでは、准看護師の仕事経験は他にどんな職業に活かされるのでしょうか?

意外と思う仕事もあるかもしれません。

医療系事務

医療系事務の仕事は、医療費の計算や受付業務、会計や案内などがあります。

大きな病院では「会計係」「受付係」など、役割を分けている所もあります。

医療系の事務では、行われた処置の内容や薬の種類などにより医療費の請求額が変わるため、医療知識があるととても役に立ちます。

看護師から医療系事務になった場合、来院した患者さんの病気の症状を聞けば、どの科に受診すればよいか的確に案内をすることができます。

また、病名の理解が早いなどのメリットもあります。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャーとは、介護支援が必要な人や介護をしている人の介護負担の軽減のために、その人に適切な支援サービスのマネジメントをする仕事です。

准看護師であれば、准看護師として働いた期間が通算5年以上かつ900日以上働いた経験があれば、ケアマネージャーの資格を取ることができます。

接客業

看護師は患者さんと話すために、高いコミュニケーション能力を持っている人が多く、人と話すことに慣れている人が多いです。

そのことから、美容販売員やホステスなどの接客業に転職する人もいます。

これから准看護師の仕事をはじめるには、どうしたらいい?

准看護師として仕事をするには、次のようなことが必要となります。

准看護師の仕事で就職するために

准看護師として働くためには、まず准看護師免許を取得する必要があります。

資格の取得はどうする?

准看護師免許を取得するには、2年制の准看護師養成所で学ぶか、もしくは3~4年制の文部科学大臣指定高校の衛生看護科で学ぶ必要があります。

学校で必要な単位を取得し、准看護師都道府県知事試験に合格をすることで准看護師免許を取得することができます。

必要なスキルや経験は?

2年制の准看護師養成所や、3~4年制の文部科学大臣指定高校の衛生看護科への受験資格は、中学校を卒業していれば受験をすることができます。

しかし、准看護師養成所に進学する人のほとんどは、高校を卒業した人の進学先に選ばれることが多いです。

そのため、中学校卒業のみの資格では入学が厳しいところがあります。

准看護師になるには、こちらの記事を参考に!

まとめ

看護師に向いている人を想像すると、「優しくて、奉仕の心がある人」と思う人が多いでしょう。

たしかに、優しさや奉仕の心は必要ですが、それ以上に気を強く持てる人や、向上心のある人の方が向いている職業です。

なぜなら、病気の患者と接するというのは、気持ちと体力がとても消耗する職業だからです。

時には患者さんの死に目に立ち会うため、優しいけれど気が弱い人は耐えきれないことがあります。

執筆者である私も准看護師ですが、准看護師に向いている人の特徴に当てはまるかというと、かなり怪しいところがあります……。

それでも続けることができるのは、厳しくとも努力する気持ちがあるからかもしれません。


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