准看護師になるには?正看護師との違いは?必要な資格や勉強しておくべきことを教えます!
看護師の資格には「准看護師」と「正看護師」があります。
准看護師と正看護師の違いは一般には分かりにくいかもしれませんが、知識量・勉強量が桁違いです。
もちろんその分「正看護師」の資格を取得することは容易ではありません。
近年病院やクリニック・介護施設が増加傾向にあり看護師の求人は多くなっています。
求人においても准看護師と正看護師では違いが出てきますが、准看護師の求人もとても多いです。
ここでは「准看護師」の求人についてご紹介します。
自分には「どんな仕事」が向いているか、診断するにはこちら →
(正社員希望の人限定)
よくある准看護師の募集内容
准看護師の求人では、病院はもちろん様々な分野の求人があります。
しかし近年、正看護師の免許取得率の増加や高度医療の成長に伴って「大学病院」や高度医療を提供するような「大規模病院」での准看護師の求人は少なくなりました。
大学病院や大規模病院は看護師の教育制度もしっかりしていますが、業務の内容から「即戦力」が必要となってきます。
そのため、知識量・実習で学んだ戦力が必要なのです。
しかし、全ての病院が大規模病院ではありませんよね。
中規模病院や専門病院、個人クリニックも患者さんにとっては大切な「病院」です。
様々な病院の中から准看護師によくある求人を次にご紹介します。
クリニックや診療所
クリニックや診療所は主に「主訴のある治療」です。
例えば「熱があって辛い」「喉が痛い」「転倒して歩けないくらい痛い」
患者さんが自ら訴えられる症状の治療となります。
痛みの部位や程度、いつからどのような症状があるのかなど患者さんからの情報を明確に把握し、医師に伝えることも大切です。
医師が診察した後、医師の指示通りの処置を行うのが看護師です。
医師が診療しやすいように「診療の介助」をするのも看護師の仕事です。
ここでは知識ももちろん大切ですが、診療所やクリニックの業務内容を把握し早く仕事をこなすことが求められます。
病院と違って診療時間が決まっており、時間内に患者さんの診療を終えなければならないためです。
基本的な看護知識と処置の速さを身につけましょう。
介護施設
介護施設は名前の通り「介護」が主ですが、施設の利用者は65歳以上と高齢者ばかりです。
これまで治療してきた病気はもちろん、これからも病気を抱えたまま施設で過ごされる方も多いため、介護施設では「継続看護」が看護師の業務です。
薬の管理や傷の処置等もありますが、一番大切なのは利用者一人一人の体調を把握し管理することです。
認知症や言語障害など中には自分の症状が分からない利用者も沢山います。
そんな利用者の「いつもと違う様子」を発見することが求められます。
また医師が必ずしも常駐しているわけではないので、緊急時の対応をすることも看護師の仕事なのです。
季節の感染症対策や肺炎予防等の「予防看護」も業務に入ります。
その他介護施設では介護の面からの介入も必要となり、季節毎の行事や利用者が楽しめるようなイベントの企画も業務に入る所もあります。
イベントや行事に「参加できる利用者」「時間制限で参加できる利用者」を判断することも求められるでしょう。
介護施設では全職員が介護経験を積んでいるとは限りません。
むしろ全く別の職種から転職して介護を始めた人も多いです。
新人介護士への緊急時の対応の指導や日々の介護の指導も、施設によっては看護師が行います。
健診センター
健診センターでは、採血担当や血圧担当などそれぞれ担当の看護師がいます。
日によって担当するものが変わる所もあれば固定の所もありますが、病院や診療所と違う点は「患者数」です。
病院や診療所は患者数が多いと看護師の人数も多くなりますが、健診センターは固定の看護師数で業務を行うため同じ作業を数多くこなしていかなければなりません。
そのため、健診センターで求められるのは「集中力」です。
特に採血担当の看護師になった場合は、健診センターに来る患者さんの感染症の情報を全て把握することは不可能ですし、患者さん自身も自分が感染症を持っているか否かが分からない場合がほとんどです。
針刺しなどによる事故から自分の身を守るためにも業務にしっかり集中し、確実な感染対策をして臨みましょう。
企業内の診療所
企業内の診療所は比較的若い方や症状の軽い方が多いイメージがありますよね。
確かにそのイメージの通りなのですが、ここでの看護師は「判断力」が必要となってきます。
体力があり若い方たちは「大丈夫だろう」と自分の症状を軽く見ている傾向にあるからです。
医師が在住している診療所なら医師の判断があれば動けますが、医師がいない場合は看護師が判断し健康指導をしなければなりません。
また指導後に患者さんが本当に実行できているかを確認することも大切です。
誰もが健康指導を受けてそのまま病院を受診してくれるとは限りませんから…。
簡単な処置ならば後日確認も簡単にできますが、病院への受診を指導した場合はきちんと受診しているか上司への確認や本人への確認も少なくとも1週間以内に済ませる必要があります。
訪問看護
訪問看護は正看護師の求人が比較的多いですが、例外なのは「精神疾患患者の訪問看護」です。
一般の訪問看護は自宅で医師が不在状況での業務になるため知識量の多い正看護師の求人が多くなってきますが、精神疾患の訪問看護で必要なのは「観察力」です。
表情や話し方、行動におかしなところはないか。
異常に落ち込んでいたり、反対に異常に機嫌が良かったりしないか。
患者さんのちょっとした変化をしっかり観察し、その内容を医師に伝えたり記録したりすることが大切です。
正看護師が行う一般の訪問看護と同じ点は「その場に医師がいないこと」です。
患者さんの行動や言動をしっかり観察することがとても重要です。
准看護師求人の選ぶコツ!
准看護師だから病院では働けない。
自分の働きたい所が選べない。
そんなことはありません。
求人自体は減少傾向にありますが、それでも近年クリニックや診療所の新開設は増加傾向にあるため准看護師もたくさんの求人も沢山あります。
ここでは、准看護師での求人の選び方をご紹介します。
准看護師の人数が多い職場を選ぼう!
求人自体に「准看護師○名。正看護師○名」と明記している病院はなかなかありません。
准看護師が多い病院かどうか知りたい場合は面接時に担当者に訊くのが一番ですが、訊きにくい場合もありますよね。
そんな時は履歴書の備考欄に書いておくと良いでしょう。
准看護師が多い病院は教育態勢が整っていますし、後々正看護師の免許を取得したいと考えている看護師にとっても時間の融通が利きやすく病院側も協力的な所が多いです。
決められた期間・時間しか働けない人は単発の仕事もおすすめ
子育てや正看護師の学校に通っていたりするとフルタイムで仕事をすることはできませんし、時間が短縮された仕事や単発仕事も選択肢の一つになるでしょう。
もちろん「看護師」しかできない求人内容ですから、一般的なアルバイトなどと比較しても高時給となります。
ここでは、単発の仕事に関しての注意点をご紹介します。
献血などのアルバイト
献血業務で注意することは「清潔作業」です。
病院と違って情報のない不特定多数の人の血液を調べなければなりません。
誰しもが自分の血液に対する情報を把握しているわけではありません。
感染症を持っていたり血液の疾患を持っている可能性は大いにあります。
自分の身を守るために、清潔作業を見直してから臨みましょう。
また、患者さんによっては献血ができない患者さんもいます。
過去に輸血を経験している人や喫煙歴がある人は献血用の血液採取はできません。
採血をする前にしっかりと問診を行い情報を整理することも、献血アルバイトでは大切になります。
企業の健康診断
企業の健康診断などのアルバイトでは、大抵規模の大きい企業の健康診断になります。
その際に注意すべき点は「早く情報収集をすること」です。
アルバイトが必要な程の健康診断では、対象者は大人数となります。
健康診断と言っても誰がどのような病気を持っているのか、どのような手術歴があるのかで、採血・レントゲンで注意する点は違ってきます。
紙での問診の時点でできる限りの情報を早く頭に入れることが大切です。
ツアーナース
ツアーナースで重要なのは「会話力と判断力」です。
ツアーナースもお客さんの情報はほぼない状態での看護となりますので、お客さんとの会話の中で情報収集しておくといざという時に動きやすくなります。
またお客さんの年齢も幅広く、小児看護~老年期看護までの様々な知識も必要となるでしょう。
夜勤がある職場では、夜勤者に対する配慮がされているか確認しよう!
夜勤のある職場では、夜勤者に対する配慮は重要なポイントですよね。
2交代制の夜勤でも仮眠がある所とない所があります。
3交代制では仮眠できる所はほとんどありませんが、日勤の仕事が終わってそのまま深夜勤に入る場合があります。
そんな時、職場に仮眠室があるかなどが職場選びで重要なポイントとなります。
また、夜勤の手当は職場によって様々です。
1万円以上の所もあれば、2日分の日給の所もあります。
夜勤は体力・気力共に大変な労働力ですから、夜勤者に対する配慮が充分に整っているかしっかり見ておきましょう。
自分の目的に合わせて勤務する場所を決めよう!
自分が看護師になると志した理由は人それぞれです。
「高給与のため」「高齢者が好きで老年看護がしたいから」「自宅で療養している人の力になりたいから」など人それぞれ目標は違いますし、病院やクリニックで働いている内に自分の目標が変化したりすることもあるでしょう。
ここでは、どのような職種が条件に合致しやすいのかをご紹介します。
高給与を目指すならここがおすすめ
准看護師の求人の中でも高給与なのは「訪問看護」です。
上記の通り「精神科訪問看護」は高給与となります。
訪問看護の給与が良い理由は、医師が近くにいないため自分で判断する責任が大きく関係してきます。
一般の訪問看護では「知識と判断力」の面から正看護師の求人が多くありましたが精神科訪問看護は医師への緊急連絡が必要になることが少ないため准看護師での求人も多々あります。
それでも一般の患者さんと観察する部分は全く異なり、専門的知識も観察する上で必要不可欠です。
「精神科患者」に対する情報をしっかり復習して臨みましょう。
通勤のアクセスを優先するならここがおすすめ
都市部では車で運転して職場に通勤するより公共交通機関を利用したほうが便利ですよね。
もちろん通勤は便利に越したことはありません。
大規模の病院は病院の前に停留所があったりしますが、そのバスに乗るまでに時間がかかれば本末転倒です。
また、大規模の病院は沢山あるものではありません。
では反対に数が多い病院とはどのような病院かと言えば、「クリニックや診療所」です。
内科・眼科・泌尿器科・小児科・皮膚科など様々な診療科が個別に開設しているクリニックは大規模病院と違い数多くあります。
通勤を重視する場合は、数の多いクリニックの求人が探しやすいでしょう。
患者さんとじっくり関わりたい方はここがおすすめ
患者さん一人一人としっかり関わりたい人には「介護施設」がおすすめです。
介護施設は高齢者が主な利用者なので、最後の人生の援助がほとんどです。
利用者一人一人と向き合い、最期の時を楽しく・安全に暮らしていけるような看護が必要となります。
ここでは自分がどう向き合うかで利用者の人生の最期をどう迎えるかも変わってきます。
また介護施設では、利用者だけでなく「利用者の家族」とも向き合う時間が大切です。
認知症であったり言葉が出ない利用者の場合は家族の意見が一番尊重されなければいけません。
利用者の望みにできる限り寄り添えるような援助を心掛けましょう。
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准看護師のメリットとは
准看護師と正看護師を比較すると准看護師は特別良いことがないのではないかと感じる方もいらっしゃると思いますが、決してそんなことはありません。
准看護師としてのメリットももちろんあります。
給与の面だけで見ると確かに正看護師が上回りますが、それ以外で准看護師としてのメリットを以下にご紹介します。
医療未経験でも2年で資格が取れる!
准看護師の学校を受験する資格は「中学校卒業」からですが、高校卒業過程の勉強は組み込まれていないため高校卒業後から准看護学校に進学する方が大半です。
また年齢制限もないため、高給与を目指して40代50代で入学する方もいらっしゃいます。
学校での勉強+実習過程が2年で取得できそのまま病院での就職に繋がるため、正看護師の5年と比べ短期間で免許取得することができます。
また、正看護師の学校と比べ実習記録も簡単です。
正看護師の学校での実習記録は「寝る暇もない」程の膨大な量の実習記録が待っていますが、准看護師の実習記録は平均して2時間~3時間程度で完成します。
主婦や仕事をしながらの学生でも自分の生活リズムを崩すことなく勉強できるでしょう。
シフト調整が可能だったり自分の希望に合う勤務時間で無理なく働くことができる
病院によっては正看護師が1日に何人勤務すべきと決まっている所もありますが、准看護師の場合は規則で何人との定めはありません。
例えば日勤の正看護師が3人勤務していれば、他の准看護師が10人いても良いのです。
急な欠勤や早退も病院側から認可されやすいため、無理なく働くことができます。
体力に自信のない方でも融通が利く働き方ができる
大規模病院等はやはり体力的に大変な作業もあり、介助が必要な患者さんも少なくありません。
体力に自信がない看護師でも、クリニックや診療所など比較的体力が必要とされない職場では准看護師の求人が多くあります。
看護師としての深い知識量よりもその職場に合わせた「対応力」があれば看護師としての仕事が成り立つからです。
また病院の規模が小さいということは、病院自体も小規模になってくるので走って移動することも少ないですし、心臓マッサージや救急対応も少なくなってきます。
高給与よりも自分の体と相談しながらゆっくり働きたい人は准看護師でもしっかりと働くことができます。
働きながら学校に通い資格取得することが可能
准看護師として確実な収入がありながら正看護師の免許を取得する人も多いです。
准看護師の免許があれば、正看護師の学校の費用を病院側が負担してくれる場合もあります。
大抵はその後○年同じ病院で勤務することを条件としていますが、長く働きたい人にとっては好条件とも言えるでしょう。
また病院に勤務しながらの学校は体力的に辛いですが、先輩看護師が沢山いる状態で勉強できることと、准看護学校で学んだ知識を現場で活かしながら学校で勉強できることは、「身につく知識量」も段違いに多いということです。
自分の看護師としての能力が日に日に増えていくことは、今後看護師として働く上で大きな自信に繋がっていくでしょう。
ブランクがある方でも医師や看護師の指示の下で働けるので心強い
産休や介護休暇に入りブランクがある人や、一旦違う職業を体験し再度看護師に戻って仕事を始める准看護師もいるでしょう。
ブランクがあると自分の看護力が衰えていると感じることも多々あります。
そんな時、上司にあたる正看護師の存在は欠かせないでしょう。
教育制度からも正看護師→准看護師の教育制度が一般的です。
また業務内容以外でも、先輩看護師の看護技術を目で見て学ぶこともできます。
業務上での医師に指示や患者さんへの看護が正しいのか判断に迷った時に相談できる正看護師のプリセプターの存在は、とても重要となります。
准看護師でも収入面の不安は少ない
もちろん正看護師すると准看護師の収入は少ないですが、一般的企業と比較した場合さほど変わらない程度の収入はあります。
全国平均からすると正看護師の収入が年間480万円程。
准看護師の収入は年間408万円程となります。
高収入を目指すならば正看護師のほうが良いですが、准看護師も「専門職」ですから自分の時間も大切にしながら一般的に不自由しない程度の収入は保証されます。
一人暮らしをしている若い世代の准看護師のお給料でも月々貯蓄ができる程の収入があります。
正看護師になるためのバックアップをしてくれる施設も多い
准看護師として働いていてキャリアアップなどを考えた時に、どうしても「正看護師の資格」が必要になる場合があります(認定看護師や専門看護師の免許等)。
また後ほど詳しくお話しますが、准看護師の年収は正看護師と比較すると少ないことが分かっています。
業務内容は同じでも収入が落ちるなんて腑に落ちないですよね。
そのような境遇に出くわした時に正看護師の免許を取得する人も多くいます。
しかし経験を積んだら受験ができるかというとそうではなく、通信か通学で必修科目を勉強し更に実習もこなさなければなりません。
そのため、仕事をしながら学ぶことはかなりハードです。
このようなケースをバックアップしてくれる施設も多くあるので、将来的に正看護師の免許まで取得したいと思っている方は事前に情報を集めておくと良いかもしれません。
ズバリ、「准看護師」と「正看護師」の違いって何?
准看護師と正看護師の違いはやはり「給料」です。
大規模病院では看護師の業務にも差がある所もありますが、クリニックや小規模の病院では看護師としての仕事はほとんど変わりはありません。
介護施設などになるとお給料も業務内容も同じ所もあります。
介護施設は准看護師・正看護師関係なく「看護師」の資格を持った人材が必要になるからです。
これはほとんどの介護施設に当てはまるため、特別養護老人ホームでも有料老人ホームでも正看護師よりも准看護師が多くなっています。
改めて准看護師とは?
准看護師は「都道府県」に登録する看護師です。
国家資格ではありません。
正看護師は厚生労働省に登録する国家資格です。
都道府県によって勉強する内容に大幅な違いはありませんが、准看護師の試験で良いところは「1年で何回か受験できること」です。
例えば熊本県での試験で自信がない人は、広島県などの違う県で試験を受けることができます。
もちろん有料で個人負担ですが、国家資格の1年に1回のチャンスより沢山のチャンスがあります。
ただし試験日は都道府県単位ではなく九州や四国といった大きい範囲で実施されるため、福岡県の試験と大分県・熊本県・鹿児島県の試験日は同じ日に実施されます。
そのため、近畿地方や四国地方での受験という形になります。
准看護師になるには
まず准看護師の専門学校の試験を受け、合格後学問がスタートします。
高校受験とほぼ変わらない内容の試験があります。
その後1年は実際に看護師として主任や師長クラスの看護師の講義や医師が教える分野の勉強があります。
その勉強の合間に学校の講師の実務実習も行われます。
例えば、ベッドメイキングやオムツ交換の実習や人形を使った採血実習などです。
中学や高校と同じように中間と期末にテストがあります。
専門的なテストになるため、これも医師や看護師が作成します。
学校での試験に合格したら1年間の実習に入ります。
実際に病院に出て患者さんと触れ合いながら、今まで勉強してきた知識をより深めていきます。
実習病院も沢山あり内科・外科・精神科・小児科、女性は産婦人科も実習に含まれます。
死期が近い患者さんもいれば、産婦人科のように新しい命の誕生の場もあります。
学生と言っても患者さんの近くで多くの個人情報を目にします。
「学生だから」という言い分けは通じません。
この患者さんが自分の親だったら、自分の夫や妻だったら…と考えながら接しましょう。
正看護師の学校でも同じような過程ありますが正看護師の専門学校では実習に出る病院も大規模となり、患者さんの実習記録もより深く観察し、より深いところまで看護計画を作成しなければならなくなります。
学生が目指す場合
大学生や高校生が学校卒業後に准看護師専門学校に入学することは多いです。
まず学校卒業後に目指す場合は「どこの専門学校を受験するか」を決めましょう。
実家の近く・実習病院が近くにある学校・新しい土地での学校と選択肢が沢山あるでしょう。
社会人が目指す場合
社会人が目指す場合はある程度次の就職場所を考慮して専門学校を選ぶと良いでしょう。
働きながら学校に行ける学校や通勤態勢が整っている病院、自分が就職したい病院が実習病院になっている学校など、次の自分がしたいと思う行動を視野に入れて学校を選ぶと良いでしょう。
主婦が目指す場合
主婦が准看護師の免許を取る場合は、学校も自分の家の近くに限られてくるでしょう。
主婦業と並行しながらの受講となるため、自分の受講しやすい場所の学校を選択しましょう。
いくら条件が良い学校でも、遠くの学校などになると主婦業との両立も困難です。
准看護師の仕事内容
規模の大きい病院となると、患者さんの体調管理が主な業務になるでしょう。
点滴管理や酸素の管理も業務に入りますが、実際に点滴も刺したりする業務は少なくなります。
また、ドクターヘリや救急対応などの部署でもほとんどが正看護師です。
小規模の病院やクリニックでは、准看護師と正看護師の業務にほとんど違いはありません。
病院での勤務が長くなると新人研修などの業務も任されることもあります。
准看護師の給与
准看護師と正看護師の給料は平均して月5万円程違います。
もちろん正看護師のほうが多いですが、その分業務内容が違ったり責任も重くなります。
准看護師でも全国平均で月18万円~25万円程の給与があるため、しっかりとした収入があると言えるでしょう。
准看護師になるためにかかる費用
准看護師は国家資格ではないため、正看護師と比べると大幅に安いです。
月々約3万円~5万円程度で受講することができます。
この費用は学校側だけではなく、講師の看護師や医師の受講料であったり実習中の事故や紛失等の保険料込となります。
他にも実習に出た場合に病院の看護師さんと実習生の見分けがつくように実習服や、学校によってはナースキャップの購入もあります。
また、自分で用意するものに聴診器があります。
良い聴診器を購入するとなれば3万程しますし、一般的な聴診器であれば3,000円~6,000円で購入することができます。
聴診器は実習過程で必ず使用しますので、必要経費に入るでしょう。
学校によってはナースシューズも一緒に購入する所もあります。
准看護師の就職先は?
准看護師の就職先は人それぞれです。
この先正看護師を目指す人は大規模病院に就職することもできますし、自分の時間を大切にしながらしっかりとした収入も目指す人はクリニックでの就職もあります。
高齢者が好きな人は介護施設の求人も多いです。
自分の目指す仕事内容に応じて准看護師でも就職先を自由に選ぶことは可能です。
准看護師の求人状況は?
准看護師の求人では大規模病院はやはり少なくなりますが、中規模・小規模病院の求人は多々あります。
クリニック・診療所・介護施設となると、准看護師の免許を取得していれば求人の数は正看護師と同じくらいあります。
近年大規模病院よりもクリニック・診療所・介護施設の開業が多くなっており、将来的には准看護師の求人は今よりもっと増えていくでしょう。
大規模病院でも今後正看護師の免許を取得する場合での就職は多く、むしろ奨学金制度を進めてくれる所もあります。
准看護師の平均年齢
准看護師の平均年齢は、平成23年度の統計で46.4歳です。
これは正看護師の37.7歳と比べるとやや高い年齢層となります。
この数字の差は准看護師の免許取得のしやすさに関係している説があります。
2年で免許を取得できること、正看護師の実習と比較しても実習記録に時間がかからない、午前中または午後の授業だけの学校が多いことも要因の一つです。
また近年では、未婚女性やシングルマザーの増加もあり「収入に困らない職」を求めた女性の准看護師免許取得が増えている傾向にあると考えられます。
准看護師から看護師にキャリアアップはできる?
准看護師から正看護師にキャリアアップする人は多いです。
お給料の面や自分の看護力を上げたい人など理由は人それぞれありますが、准看護師として働きながら正看護師の学校へ通う人が多いです。
確実な収入を得ながら学校へ通えるためでしょう。
正看護師の学校は准看護学校と比べ学費も高いです。
看護に関わりながら勉強もできますし、キャリアアップを目指す上では一石二鳥とも言えるでしょう。
准看護師を目指している方へ(まとめ)
准看護師は正看護師と比較するとそこまで難しいものでもなく誰にでも挑戦できる資格です。
しかし、病院やクリニックや診療所や介護施設でも「人の命を預かる場所」として変わりはなく、准看護師でも正看護師でも患者さんには関係なく「病気を治してくれる人」であり「家族を預ける人」です。
そして経験が長くなればなるほど、准看護師でも正看護師よりも高い知識を得ることもできます。
「看護師」として人を助け、自分を成長させ、沢山の経験をし、自分の目指す看護師になれるように頑張りましょう。
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准看護師とはどんな仕事?仕事内容や病院においての役割、なり方など詳しく解説します!
准看護師とはどのような仕事をするのでしょうか?今回は、准看護師の仕事内容についてや必要な資格など、気になる疑問にお答えさせていただきます。看護業界で働きたいとお考えの方で「准看護師」について詳しく知りたいという方は、特に必見です。お給料や准看護師の仕事の将来性まで詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。准看護師とはどんな仕事?准看護師の仕事は、患者さんがより良い環境で治療できるよう、医師の指示の下に看護を行う仕事です。患者さんのケアやサポートをメインに、オペの介助や事務作業など様々あります。准看護師の役割とは?診療や療養の補助でお医者さんと患者さんの架け橋になる看
准看護師の仕事内容12個の業務と向いている人・向いていない人の特徴・良い面・悪い面について現役の私が紹介します
准看護師の仕事は「キツい」「汚い」「厳しい」の『3K』と表されることがあります。しかし、具体的に何がキツいのか?というのは、意外と知られていなかったりするものです。そこで、今回は准看護師の仕事内容についてお話していきたいと思います。また、准看護師に向いてる人・向いてない人の特徴、良い面や悪い面についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。准看護師の仕事は大きく3個の役割に分けられる准看護師の仕事は患者さんのケアやサポートがメインですが、診察介助やオペの介助、事務作業など様々あります。患者さんのケア・サポート薬の管理、健康状態のチェック、処置や心的サポートなど患者さんと直接関わる業務です