保育園園長給料の相場は?給料を上げるためにやるべき3個のことも紹介します
保育園の具体的な仕事内容とは、一体どのようなものなのでしょうか?
また、子どもが好きな人が多いイメージの保育士の仕事ですが、子ども好きであること以上に必要なこととは何でしょうか?
この記事では、向いている人の特徴やキャリアアップの実態、職場選びのポイントなど、保育士になりたいと考えている方必見の気になる情報をまとめてみました。
目次
閉じる保育園の仕事はどんな仕事?
保育園は、働いている保護者からお子様をお預かりし養護と教育を行う施設です。
国家資格を取得した保育士を子どもの人数に合わせて適切に配置し、事業を行っていきます。
保育園の仕事は大きく5個の役割に分けられる
保育園の仕事の役割1:園長
保育園運営における最高責任者です。
役所との折衝、保育士の育成、採用を行います。
現場運営がスムーズに進むよう意思決定をしていく「監督」のような存在です。
保育園の仕事の役割2:副園長
経過記録等必要書類のアドバイス・指導・添削、給食メニューの決定、製作物のディレクション、保育園によっては「園長代行」と言って良い働きをしている方も多数いるでしょう。
実質現場責任者である保育園も多いかもしれません。
保育園の仕事の役割3:主任保育士
各クラスのリーダーです。
書類関係のアドバイスや実際の保育の場面における責任者です。
現場経験の長い方が就任するケースが多く、幅広い知識と経験が求められます。
保育園の仕事の役割4:現場保育士
一般的にイメージされる保育士のことを指しています。
保育計画の作成と経過記録の作成、保護者様との連絡ノートのやり取り、コミュニケーション、園児の日常生活の補助(トイレトレーニング、着替えの補助、午睡時のフォロー)、外遊びの引率、絵本の読みきかせ、手遊び、ピアノ演奏、製作など仕事内容は多岐にわたります。
謂わば図工、音楽、体育、国語、家庭科の先生を全て兼ねているようなお仕事です。
子どもは自分の気持ちに素直に行動します。
自分が認めている人や好きな先生の話しか聞き入れませんので、保育士として働く上で「子どもが好き」というのは大事な要素と言えます。
保育士は誰にでもできる仕事と言う人もいますが、十数人の子どもの前に出て行って自分に本当になついてくるか、もっと言えば伝えたいことが伝わるか…。
その上で、計画している行動を子ども達に促し実行することが本当にすぐにできるのか…ということはじっくり考えてみても良いかもしれません。
誰にでもチャンスのある仕事ですが、現場を知ると誰にでもできるという安易な言い方はできなくなると思います。
子ども達に物事を伝えることはとても難しいので、上手く誘導したり行動を促していくためには高い指導力が必要です。
余談ですが、保育士には声が通る人も多い気がします。
現場を監督していく人たちの共通点かもしれません。
保育園の仕事の役割5:給食スタッフ
栄養士と協力して、日々の給食を提供していきます。
必要な栄養とカロリーのバランスを見ながら計画的に食事を提供していきます。
多くの保育園では、月1回献立会議を開き次の月のメニューを事細かに決めていきます。
園長の4個の業務
園長の業務1:役所や会計事務所との折衝や調整
認可保育園の場合、子どもを預かることができる人数=定員が決まっています。
毎月役所に何歳児が何人いるのかを報告し、保育料の補助を受けるわけです。
これを委託費と言います。※私立保育園の場合。
また認可保育園でも株式会社が経営しているケースも多数あるので、一般企業と同様決算業務もあります。
会計事務所や担当税理士への依頼、相談、発注なども園長業務に含まれる場合があります。
園長の業務2:就業規則等労働環境の整備
全国的に保育士不足が叫ばれる中、いかに充実した環境を整備し職員に長く勤めてもらうかは、多くの保育園での課題となっています。
そんな中、労働環境を明確に文章で表現したものが就業規則です。
有給はいつから発生するのか。
手当はどうなっているか。
交通費に上限はあるのか。
などは、代表的な事柄です。
現場の声を反映させながらその保育園にマッチした就業規則を整えていくのは、園長の重要な仕事の一つと言えるでしょう。
園長の業務3:備品購入の決裁
遊具や必要な文房具など手作りで環境を整えていくことが多い保育園では、必要な備品は実に多くあります。
現場から要望が上がってきた場合に、何をどれだけ購入していくのかを検討し判断していくことも園長の仕事の一つです。
園長の業務4:保育方針の決定や現場へのアドバイス
認可保育園は、施設評価や第三者評価によって常に客観的な意見が寄せられます。
園長は保護者を中心とした声を吸い上げて、日々の保育園運営に活かしていきます。
副園長の3個の業務
副園長の業務1:書類関係の添削、指導
保育に関連する代表的な書類には、経過記録、月案、週案等があります。
保育の計画と子どもたちの成長の状況を事細かに記録していく書類を指します。
要は、個人別にどんなテーマでどんな保育を行っていくのかを予め計画し、それに沿って保育は行われていきます。
副園長の業務2:製作物のディレクション
保育園の壁面は、可愛いキャラクターや動物などで彩られていることも多いですよね。
どんなものをどれだけ製作するのかを決めていくのは、事実上の現場責任者である副園長の仕事です。
副園長の業務3:イベントなど企画の統括
保育園では四季折々のイベントを大切にしている所も多いと思います。
お誕生会やクリスマス会など。
お楽しみとして先生が子供向けに出しものをすることもありますが、どういう風に工夫すれば上手くできるかをアドバイス、指導することも大切な役割の一つです。
主任保育士の2個の業務
主任保育士の業務1:保育現場のリーダー
実際の一日の保育の流れをリードしながらフォローしていくのが、ベテラン保育士である主任保育士です。
保育の仕事の中心となるのが、子どもと共に過ごす時間です。
一緒に遊びながら身のまわりのことが自分でできるようになるようフォローしていく…しかし通常の子育てと大きくことなるのは、その人数です。
複数担任制では何人かで10数名の子どもを見るケースが多いのですが、10人を越える子ども達に同じ行動を促していくことは決して容易いことではありません。
なぜなら子どもは常に自由に振舞うことが好きなので、想定外の行動を常にとります。
そのような状況でも、保育園としては計画した保育内容に沿って日々の活動を進めることが必要です。
ここで必要になるのが、保育士の指導力です。
あの手この手で子どもたちを導いていく必要があります。
主任保育士の業務2:現場保育士への指導アドバイス
主任保育士は、保育士としての経験が豊富にある謂わば保育のプロフェッショナルです。
園長や副園長になるとクラスの中に入ることは少なくなり、現場の実質的なリーダーは主任保育士が務めるケースも多くなっています。
現場保育士の7個の業務
現場保育士の業務1:日常生活の補助
0歳児:オムツ替え、衣類の着脱、食事の介助 → 口へ食べ物を運びながら少しずつ自分でもスプーンやフォークを使えるようにフォローします。
1歳児:オムツ替え、衣類の着脱、食事の補助 → できる限り自分で食べられるよう促す。
2歳児:トイレトレーニング。
ズボン、パンツ着脱の見守り。
現場保育士の業務2:外遊びの引率
散歩をしながら公園や最寄の駅まで出かけて行ったりします。
目を離すとすぐにどこかへ行ってしまいますので、常に全体に目を配っておくことが重要です。
現場保育士の業務3:絵本の読みきかせ
子どもたちは月齢に関係なく絵本が大好きです。
同じ作品なのに読む先生によって様々な反応をします。
現場保育士の業務4:手遊び
イメージが湧きにくい人もいるかもしれませんが、一例を挙げると両手をグーにして交互に重ねる「とんとんとんとんひげじいさん♪」と手を動かしながら歌うなどの遊びことです。
保育園では園内で複数のクラスが同時に動いていくため、外に出る時間やトイレに行く時間などで微妙な待ち時間が多々発生します。
特に30秒~1分程度の空き時間が発生した際に役立つのが手遊びです。
また子どもは歌と身振り手振りが大好きなので、多くの子どもが身を乗り出して興味を持ちます。
現場保育士の業務5:ピアノ
朝の会や帰りの会では、多くの保育園でその月のお歌を唄います。
そのため、ピアノの伴奏は先生にとって重要な仕事の一つです。
現場保育士の業務6:製作
部屋の壁面や飾る製作も大事な仕事の一つとなります。
また製作は園の普段の環境を彩るだけではなくイベントごとに園児にプレゼントなどを作ることも重要になってきます。
子どもの日なら「かぶと」、節分なら「鬼のお面」、クリスマスなら「プレゼントを入れるバッグ」など…。
工夫次第で園児にもご家族にも喜んでもらえ、家でも遊んでもらえるツールになりえます。
またこれは現場にいないとなかなか気付かないのですが、泣いた子どもを抱っこしながら壁面を見せると泣き止んだり、「アレなんだろう?」「アンパンマン!」といったようにコミュニケーションツールとしても利用できるメリットもあります。
現場保育士の業務7:掃除
これは日々の業務の中でもかなり重要な業務です。
多数の人間が動く施設なので、すぐに汚れていきます。
保護者の皆様は大切な子ども達を預けるわけですから、どんな環境で過ごしているかを気にしています。
保育園は沢山の人が頻繁に移動をする環境なので、毎日清潔を保つために園内の掃除する必要があります。
幼稚園との仕事内容の違い
一番大きく異なるのは両施設の目標です。
幼稚園の目標は教育をすることですが、保育園の目標は「保育」という文字にもあるように養護と育成を両立することです。
そういう意味では保育園は、教育を受けていくための基本作りという側面が強いかもしれません。
幼稚園は生涯学んでいくための基本的な心構えを作る場所です。
一方で保育園は、
安全な環境の中で安心して過ごす。
友達と仲良く遊ぶことができる。
身のまわりのことが少しずつ自分の力でできるようになる。
子どもに寄り添って日々の成長を促していく。
そのような側面が強いと言えます。
その結果、仕事内容においても保育士のほうが教育の側面よりも着替えや食事及び散歩などの日常生活をスムーズに行うためのフォローの部分が多くなります。
保育園の仕事はどんな人に向いている?
保育士の仕事はどんな人に向いているのか、代表的な適性をピックアップしながら紹介していきます。
リーダーシップのある人
現在国が定めている保育園の役割というのは、子どもに対して養護と教育を実施することにあります。
その中でも日常生活のリズムを作っていくということが、最も大切な要素の一つです。
つまり、食事やトイレ、散歩などの保育園に用意されているプログラムの中で子どもに行動を促さなければならない場面が多々出てきます。
保育士の仕事は、一言で言うなら「促し業」であるという言い方ができます。
要するに人に行動を促していく、導いていく仕事ということです。
特に子どもは一人一人自由に行動しますから、導いていくには相当なリーダーシップが必要となります。
子どもが好きという要素は大前提として必要ですが、リーダーシップを発揮できることも重要なスキルなのではないでしょうか。
マルチタスクが得意な人
保育士の仕事は多岐にわたります。
保育の部分で言えば、遊びの環境構成、食事の補助、午睡のフォロー。
書類作成の部分で言えば、経過記録、週案、月案。
企画の部分で言えば、行事ごとに行う企画立案や製作物のディレクション、実製作など。
ルーティンの部分で言えば、保護者との日々のコミュニケーションや連絡ノートのやりとり。
やるべきことが沢山あるわけです。
保育士に一つの仕事に没頭する時間はありませんので、同時並行で様々なことを行わなければなりません。
言い換えれば、主婦業を長年やっている人というのは保育士と非常に親和性が高いと言えます。
主婦の仕事は、掃除、洗濯、育児、買い物、その他の雑務が毎日波のように押し寄せてきます。
これを日々こなしていけば、自ずとマルチタスクに慣れていきます。
保育園の仕事をするために活かせる、今までの経験は?
では、どんな経験が保育士の仕事に活かせるのか、解説していきたいと思います。
主婦の経験
子育ての経験はとても役立ちます。
昔は一つ屋根の下に祖母や祖父がいたり近所の人が見てくれたりと地域との繋がりが濃く、みんなで子育てをする風土もありました。
しかし核家族化が進んだことで、母親の孤立というのも残念ながら各地で散見されるようになってしまいました。
言い換えれば、母親たちに育児のノウハウが蓄積されにくい世の中になったと言えます。
そのため「保育園のベテラン保育士に子育てのノウハウを教えてほしい」「相談したい」というニーズは少なからずあると感じています。
その時に保育士でありながら自分の子どもも育てている経験があると、保護者から見て相談できるとても頼もしい存在になります。
保育士の仕事の中でも保護者とのコミュニケーションは特に重要で気を遣うものですから、信頼を得やすくする方法として自身に主婦業の経験があるというのは大きいと思います。
接客・営業の経験
接客・営業の仕事の経験者で保育士に転身するという人はあまり多くないかもしれないですが、保育士も立派なコミュニケーション業です。
保護者とのコミュニケーションや職員同士のコミュニケーション、そして何より大切なのは子どもとのコミュニケーションです。
相手が何を求めているのかを的確に素早く理解する必要がある接客や営業の経験はそのまま活かすことが可能です。
部活動の経験
保育園の方針にも寄りますが、基本的に保育はチームプレーです。
複数の子どもに対して複数の先生が担当する形になります。
いわゆる複数担任制と呼ばれたりします。
子どもたちは一日中予期せぬ動きをし続けます。
思うように動いてくれません。
日々の保育を少しでもスムーズ且つ充実した内容にするには、先生同士で連携を取っていくことがとても重要です。
部活動を通してのチームプレーや我を抑えて相手を立てたり我慢したりという経験は、保育の仕事を続けていく上でも必ず役に立ちます。
特にチームプレーが求められるスポーツなどは適性が高いと言えます。
保育園で働くメリットとは?
人間として果てしなく成長できる
保育士の仕事は、本当の意味での総合職と言うことができます。
教師、警備、企画、エンターテイナー、事務、ライティングなど、保育士の仕事の中には様々な職業の要素が詰まっています。
そんなマルチタスクであることに加えて、様々な個性を素直に表現してくる子どもたちと日々向き合うことで人間的に大きく成長していくことができます。
思うように動いてくれない子どもたちに対して毎日真摯に向き合っていくことで大人のほうが教えられることも多く、成長を実感できる仕事だからです。
多くの子どもの成長を間近で感じることができる
そして、子どもたちは日々あっという間に成長していきます。
昨日はできなかったことが今日できた。
歩けなかった子が歩き始めたり、喋れなかった子が喋り出したりと様々な子どもの成長に立ち会うことができます。
自分の子どもの成長に寄り添っていく経験も人生を追体験するとても貴重なことだと思いますが、保育士を続ける限り無数の子どもの成長に寄り添っていくことができます。
これは、実はとても贅沢なことなのだと思います。
その後のキャリアについて
この仕事に就いた後のキャリアアップの道は?
まだまだ前例が少ないだけで、様々な職業に活かせると思っています。
子どものことを知り尽くしている人は児童書を作ったり絵本を作ったりすることに挑戦したり、子育て支援に関わる会社に転職をしても良いと思います。
特定の子どもと向き合いたいという人は、ベビーシッターとして独立して仕事をしてみることも一つの手だと思います。
子ども関連の事業であれば、保育士の経験というのは絶対に活かすことができるはずです。
日本はまだ希薄なところがありますが「子どもは社会の宝である」という考え方がもっと浸透すれば、元保育士という肩書きはもしかすると貴重な価値を持つ時代が来るかもしれません。
他の仕事にもこの経験を活かせる?
前述しましたが、保育士の仕事には様々な要素が含まれています。
教師、警備、企画、エンターテイナー、事務、ライティングなど…。
そういう意味では、少し極端にはなりますが保育士の仕事が活かせない仕事はないとも言えると思います。
むしろ子どもという予期せぬ動きをとる人たちを日々観察し丁寧に向き合ってきた人には高い観察力やコミュニケーション力が備わっているはずなので、どんな分野でも活かせる要素は見つかるはずです。
自分に合った保育園の求人の選び方や注意点
実際に保育園の求人を選んでいくにはどんなことに注意をしたら良いのか解説をしていきます。
【選び方①】雇用形態から探す
分かりやすく言えば、正社員かパートかということになると思います。
正社員の場合は、多くの保育園ではクラス担任を持ちます。
その中で行事の企画立案や書類作成などの業務が発生し、日々保護者ともコミュニケーションを取っていきます。
責任の重い仕事ですが、その分やりがいも大きなものになります。
一方でパートの場合は、保育補助という役割を担う園も多いと思います。
書類作成や保護者とのコミュニケーション・企画立案などの業務はなく、子ども達としっかり向き合っていくことができる…その分業務の範囲が狭いため待遇ややりがいの面では制限があります。
簡単に二つに分けて説明しましたが園の方針によっても異なりますので、自分がどのような働き方をしたいのかじっくりと考えてみたほうが良いでしょう。
【選び方②】職種から探す
①の選び方と似てきますが、基本的に保育士の職種は保育士か保育補助かという二択になります。
自分が主にどんな役割を担っていきたいのか?
この部分が大切です。
前職は別業界にいて自力で保育士資格を取った方などは、負担の少ない保育補助の仕事から始めるほうがじっくりと確実に成長をしていけると思います。
【選び方③】会社の業態から考える
保育園の運営主体は、主に三つあります。
公立、社会福祉法人、株式会社の三つです。
福利厚生や待遇面を考えると、公務員である公立がおすすめです。
しかし公立保育園の場合は、あまり表には出てこないですが人間関係の難しさを抱える所も多いと聞くので、身近な人に評判を訊いてみることをおすすめします。
社会福祉法人は家族経営の所も多いため、経営陣との相性はよく考えたほうが良いと思います。
株式会社の場合は新規参入した法人も多く過去の保育業界のやり方にとらわれないフラットな組織も少なくないので、自分の価値観に合った園を探す努力が大切になってきます。
【選び方④】給与や雇用条件から考える
保育士の待遇の問題は日々ニュースを賑わせていますが、他の職種に比べて依然として厳しい状況です。
そのことを踏まえた上で自分がどんな生活を送りたいのか一度シミュレーションしてみることが大切だと思います。
自分が生活している地域の家賃相場や物価などから、最低どれくらいの給料を貰えば無理のない生活が送れるのか。
具体的に生活にかかる費用を試算してみることが大事です。
【選び方⑤】エリアから考える
大都市の場合は待機児童も多い分仕事も沢山ありますが、一番は自分の馴染みがあるエリアで仕事をしたほうが思い入れもありやりやすいでしょう。
しかし現在は住宅手当や引越しが伴う場合に補助が出る法人もあるので、特定のエリアに縛られずに求人を探してみるのも一つの手です。
できれば、希望する保育園については実際に見学に行って自分の目で確かめることが重要だと思います。
まとめ
今回は、保育士の仕事内容と向いている人はどのような人なのかを解説してきました。
保育士の仕事はその仕事内容ややりがいの割にまだまだ待遇面に課題のある仕事であることは間違いありません。
しかし、子どもという変化の激しい存在の成長を間近で感じ取ることができるのは、一度の人生の中でも実は相当贅沢な経験であることも事実だと感じています。
ある意味誰にでもできる仕事ですが、極めようとすると果てしない努力が必要なこともまた事実です。
一つ言えることは、現在存在しているほとんどの事務職はAIに取って代わられる可能性を秘めていますが、保育の仕事は恐らく300年後も存在していることでしょう。
もしかすると世の中における価値観の転換はあるかもしれませんが、当面自分の子どもをロボットに預けても良いという人はなかなか登場しないのではないでしょうか。
そういう意味では、保育士の仕事はこれからますます重要になっていく可能性もあるわけです。
保育士の仕事はとても大変ですが、人の成長に関与できる貴重な仕事の一つなのです。
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