保育園の仕事、主に保育士の仕事はどんな人に適性があるのかを解説していきます。

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保育園の仕事はどんな仕事?

保育園は、働いている保護者からお子様をお預かりして、養護と教育を行う施設です。

子どもの人数に合わせて国家資格を取得した保育士を適切に配置し、事業を行っていきます。

保育園の仕事の大まかな仕事内容

保育実践

様々な遊びや、トイレトレーニングや着替え、食事の補助、散歩など日常生活を楽しく安全に過ごせるようにするのがメインのお仕事です。

書類作成

保育士が作成する書類は、多岐に渡ります。

週案、月案、経過記録というのが、主な書類です。

週案、月案というのは、どんな保育を行うかを記した計画です。

経過記録というのは、一人一人の子どもがどんな風に変化し、成長したのか?を記録する書類です。

企画

保育園は行事を大切します。

10月だったらハロウィン、12月ならクリスマスとその時々の行事にあわせて様々な企画を実施します。

その企画内容を考え実行することも保育士の大切な仕事です。

製作

壁面を中心に保育園を彩る製作物があると親しみやすい園舎になっていきますよね。

保護者とのコミュニケーション

送り迎えの際の保護者とのコミュニケーションも大切な仕事の1つです。

子どもの様子はどうだったのか。

日々コミュニケーションをとり伴走者としての役割を担っていきます。

仕事上の役割とは?

分かりやすくいうと、教師、ベビーシッティング、警備、クリエイターの要素が入った本当の意味での、総合職と言えます。

保育園の仕事はどんな人に向いている?

実際、保育士の仕事はどんな人に向いているのか。

代表的な適性をピックアップしながら紹介していきます。

リーダーシップのある人

現在国が定めている保育園の役割というのは、子どもに対して、養護と教育を実施することにあります。

その中でも、日常生活のリズムを作っていくということが大切な要素のひとつです。

そうすると、食事やトイレ、散歩などの保育園に用意されているプログラムの中で、子どもに行動を促さないといけない場面が多数出てきます。

保育士の仕事は、一言で言うなら、「促し業」であるという言い方ができます。

要するに、人に行動を促していく、導いていく仕事なわけです。

特に子どもは一人一人好き勝手に行動しますから、導いていくには、相当なリーダーシップが必要になります。

子どもが好きという要素は大前提として必要ですが、リーダーシップを発揮していかないと、仕事はかなり大変に感じるのではないでしょうか。

マルチタスクが得意な人

保育士の仕事は多岐に渡ります。

保育の部分で言えば、遊びの環境構成、食事の補助、午睡のフォロー。

書類作成の部分で言えば、経過記録、週案、月案。

企画の部分で言えば、行事ごとに行う企画立案や製作物のディレクション、実製作等。

ルーティンに部分で言えば、保護者との日々のコミュニケーションや連絡ノートのやりとり。

やることがたくさんあるわけです。

保育士に1つの仕事に没頭する時間はありませんので、同時並行で様々なことをやらないといけません。

言い換えれば、主婦業を永年やっている人というのは、保育士と非常に親和性が高いと言えます。

主婦の仕事は、掃除、洗濯、育児、買い物、その他の雑務が毎日波のように押し寄せてきます。

これを日々こなしていけば、自ずとマルチタスクに慣れていきます。

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保育園の仕事をするために活かせる、今までの経験は?

では、どんな経験が保育士の仕事に活かせるのか?

解説していきたいと思います。

主婦の経験

子育ての経験は、とても役に立ちます。

昔は、一つ屋根の下に祖母や祖父がいたり、近所の人が見てくれたりと、地域との繋がりが濃く、みんなで子育てをする風土もありましたが、核家族化が進んだことで、母親の孤立というのも残念ながら、各地で散見されるようになってしまいました。

言い換えれば、母親たちに育児のノウハウが蓄積されにくい世の中になったといえます。

なので、保育園のベテラン保育士に子育てのノウハウを教えてほしい、相談したいというニーズは少なからずあると感じています。

その時に、保育士でありながら、自分の子どもも育てている経験があると保護者からすると、相談できるとても頼もしい存在になります。

保育士の仕事の中でも保護者とのコミュニケーションとは取り分け重要で気を使うものですから、信頼を得やすくする方法として、自身に主婦業の経験があるというのは大きいと思います。

接客・営業の経験

接客・営業の仕事の経験者で保育士に転身するという人はあまり多くないかもしれないですが、保育士も立派なコミュニケーション業です。

保護者とのコミュニケーション、職員同士のコミュニケーション、そして何より大切なのは、子どもとのコミュニケーション。

相手が何を求めているのかを的確に素早くキャッチする必要がある接客や営業の経験はそのまま活かす事が可能です。

部活動の経験

保育園の方針にも寄りますが、基本的に保育はチームプレーです。

複数の子どもに対して、先生が何人か担当する形になります。

いわゆる複数担任制と呼ばれたりします。

子どもたちは、一日中予期せぬ動きをし続けます。

こちらが思った以上に思うように動いてくれません。

そうすると日々の保育を、少しでもスムーズに、そして充実した内容にするには、先生同士で連携を取っていくことがとても重要になってきます。

部活動を通して、チームプレーや我を抑えて相手を立てたり、我慢したりという経験は、保育の仕事を続けていく上でも必ず役に立ちます。

特にチームプレーが求められるスポーツなどは、適性が高いといえます。

保育園で働くメリットとは?

人間として果てしなく成長できる

保育士の仕事は、本当の意味での総合職ということができます。

教師、警備、企画、エンターテイナー、事務、ライティング等々保育士の仕事の中には、色々な職業の要素が詰まっています。

そんなマルチタスクであることに加えて、様々な個性を持ったむき出しの子どもたちと日々向き合うことで人間的に大きく成長していくことができます。

思うように動いてくれない子どもたちに対して、毎日真摯に向き合っていくことで、大人のほうが教えられることも多く、成長を実感できる仕事だからです。

たくさんの子どもの成長を間近で感じることができる

そして、子どもたちは、日々あっという間に成長していきます。

昨日できなかったことが今日できた。

歩けなかった子が歩き始めたり、喋れなかった子が喋りだしたり色々な子どもの成長に立ち会うことができます。

自分の子どもの成長に寄り添っていく経験も、人生を追体験するとても貴重なことだと思いますが、保育士を続ける限り、無数の子どもの成長に寄り添っていくことができる。

これは、実はとても贅沢なことなんだと思います。

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その後のキャリアについて

この仕事についた後のキャリアアップの道は?

これはまだまだ前例が少ないだけで、色々な職業に活かせると思っています。

子どものことを知り尽くしている人は、児童書を作ったり、絵本を作ったりすることもできるでしょうし、子育て支援に関わる会社に転職をしても良いと思います。

もっと特定の子どもと向き合いたいという人は、ベビーシッターとして独立して仕事をしてみることも1つの手だと思います。

子ども関連の事業であれば、保育士の経験というのは、絶対に活かす事ができるはずです。

日本はまだ希薄なところがありますが、「子どもは社会の宝である」という考え方がもっと浸透すれば、元保育士という肩書きはもしかすると、貴重な価値を持つ時代がくるかもしれません。

他の仕事にもこの経験を活かせる?

前述しましたが、保育士の仕事には、様々な要素が含まれています。

教師、警備、企画、エンターテイナー、事務、ライティング等々。

そういう意味では、少し乱暴になりますが、保育士の仕事が活かせない仕事はないとも言えると思います。

むしろ、子どもという予期せぬ動きをとる人たちを日々観察し、丁寧に向き合ってきた人には、高い観察力やコミュニケーション力が備わっているはずなので、どんな分野でも活かせる要素は見つかるはずです。

自分にあった保育園の求人の選び方や注意点

実際に保育園の求人を選んでいくにはどんなことに注意をしたら良いのか解説をしていきます。

【選び方①】雇用形態から探す

分かりやすく言えば、正社員かパートかということになると思います。

正社員の場合は、多くの保育園では、クラス担任を持ち、行事の企画をつくり、書類作成等の業務が発生し、日々保護者ともコミュニケーションを取っていきます。

責任の重い仕事になりますが、その分やりがいも大きなものになります。

一方でパートの場合は、保育補助という役割を担う園も多いと思います。

書類作成や保護者とのコミュニケーション、企画立案などの業務はなく、子どもとしっかり向き合っていくことができる。

ただし業務の範囲が狭い分、待遇ややりがいの面では制限がある。

ざっくり2つに分けて説明しましたが、園の方針に寄っても異なってきますので、自分がどんな働き方をしたいのかじっくりと考えてみたほうが良いと思います。

【選び方②】職種から探す

①の選び方と似てきますが、基本的に保育士の職種は、保育士か保育補助かという2択になってきます。

自分が主にどんな役割を担っていきたいのか?

この部分が大切になってきます。

前職が別業界にいて、自力で保育士資格を取った方などは、負担の少ない保育補助の仕事から入ったほ方が、じっくりと確実に成長をしていけると思います。

【選び方③】会社の業態から考える

保育園の運営主体は、主に3つあります。

公立、社会福祉法人、株式会社の3つです。

福利厚生や待遇面を考えると、公務員である公立がおすすめです。

ただ公立保育園の場合は、あまり表には出てこないですが、人間関係の難しさを抱えるところも多いと聞くので、身近な人に評判を聞いてみることがおすすめです。

社会福祉法人は、家族経営のところも多いため、経営陣との相性はよく考えたほうが良いと思います。

株式会社の場合は、新規参入した法人も多いので、過去の保育業界のやり方にとらわれないフラットな組織も多いと思います。

これも自分の価値観に合った園を探す努力が大切になってくると思います。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

保育士の待遇の問題は、日々ニュースを賑わせていますが、まだまだ他の職種に比べると見劣りするのが事実です。

なので、自分がどんな生活を送りたいのか、一度シミュレーションしてみることが大切だと思います。

自分が生活している地域の家賃相場や物価などから、最低どれくらいの給料をもらえば無理のない生活をしていけるのか。

具体的に、生活にかかる費用を試算してみることが大事です。

【選び方⑤】エリアから考える

大都市の場合は、待機児童も多い分、仕事もたくさんありますが、一番は自分の馴染みがあるエリアで仕事をした方が、思い入れもありやりやすいと思います。

ただ、現在は住宅手当や引越しが伴う場合、補助がでる法人もありますので、特定のエリアに縛られずに、求人を探してみるのも1つの手です。

できれば、希望する保育園については、実際に見学に行って自分の目で確かめることが重要だと思います。

まとめ

保育士の仕事内容と向いている人はどんな人なのか解説してきました。

保育士の仕事は、その仕事ややりがいの割りに、まだまだ待遇面に課題のある仕事であることは間違いありません。

ただ、子どもという変化の激しい存在の成長を間近で感じ取れるというのは、人の人生の中でも実は相当贅沢な経験であることも事実だと感じています。

ある意味誰にでもできる仕事ですが、極めようとすると果てしない努力が必要なこともまた事実です。

1ついえることは、現在存在しているほとんどの事務職はAIに取って代わられる可能性を秘めていますが、保育の仕事はおそらく300年後も存在していることは確実です。

もしかすると世の中における価値観の転換があるかもしれないですが、当面自分の子どもをロボットに預けてもいいという人は、登場しないのではないでしょうか。

そういう意味では、保育士の仕事はこれからますます重要になっていく可能性もあるわけです。

保育士の仕事はとても大変ですが、人の成長に関与できる貴重な仕事の1つなのです。


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