今回は、できる限り入社してからのミスマッチを減らすために、保育園の転職をするときにどんな点に注意をすればよいのかを解説していきます。

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保育園の転職で注意したほうが良い2個のこと

施設見学は絶対行うべき

これはまず絶対にいくべきです。

いくつか選考を受けたい保育園の候補を見つけたら、見学の依頼をしてみましょう。

快く受け入れてくれる保育園なら、何を見られても自信があるということの表れかもしれません。

反対に、あまり歓迎されない場合は、自信がないか、雰囲気があまりよくないのかもしれません。

転職エージェントに任せっぱなしにしない

これもとても重要なことです。

みなさんは転職をするとき、何からはじめますか?

最近は転職するときに、「保育士 転職」というキーワードで転職活動を始める人も少なくないのではないでしょうか。

そうすると、グーグルの検索結果には、様々な転職サイトの広告や保育関連の記事広告が表示されます。

注意深く見てみてください。

そのほとんどが、転職サイトや転職エージェントへの登録を促す広告であるはずです。

求人広告から自分で探しても転職は失敗しますと言葉巧みに誘っている広告も残念ながら多数あります。

これは是非知って頂きたい事実ですが、転職エージェントは皆さんを転職させて入社をすると、事業者から年収の25%~30%を受け取るビジネスモデルです。

つまりは、マッチする事業者を提案しますと表向きは言っておきながら、基本的にはビジネスですから、決めやすい保育園に入社して欲しいわけです。

しかも、保育園へのヒアリングを売りにしている転職エージェントもありますが、そのほとんどは訪問もせずに電話だけでビジネスをしています。

電話だけで、保育園のことを把握できると思いますか?

電話面談だけで、適切に保育園を提案できると思いますか?

私の保育園では、10社以上の人材会社に求職者の推薦を依頼していますが、訪問してきたのは、1社だけでした。

あとの会社は基本的には、電話で営業してくるだけです。

転職エージェントを通じて転職をすることは、人の売上に貢献するために転職活動をしている面があることを忘れないで欲しいと思います。

一方で親身に相談に乗ってくれる優秀なエージェントもほんの一握りですが存在しています。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

施設見学

冒頭にも書きましたが、施設見学は外せないアクションです。

子どもの様子はどうか?

働く職員の様子はどうか?

案内をしてくれる幹部や職員の人柄はどうか?

見学だけで、すべてを把握することはとても無理ですが、保育園の雰囲気を知るための手がかりとして優先度の高いものであることは間違いないです。

園のコンセプトを理解する

転職を検討している保育園のコンセプトや基本理念はどんなものなのか?

これもしっかり調べるようにしましょう。

ホームページ等で確認ができない場合は、面接のときに聞いてみましょう。

今は超売り手市場ですので、決定権は求職者の皆様にあります。

自信を持って対応するようにしましょう。

転職動機をしっかり見極める

なぜ今の職場を退職するのか?

しっかり自問自答するようにしましょう。

長時間労働に耐えられない。

休みが少ない。

人間関係が殺伐としていて嫌だ。

持ち帰り仕事が多すぎる等々。

色々な要因はあると思います。

そのなかであなたが一番許せないと思っているのが何なのかをしっかり見極めることが大切です。

仮にそれが、現在の職場の人間関係なのだとしたら、面接のときに正直にぶつけてみましょう。

早期退職は、求職者にとっても求人企業にとっても非常にマイナスなことなので、お互いに避ける努力が必要になります。

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転職するに当たっての必要な心構え

現在の職場をなるべく円満退社すること

これは、言うは易く行うは難しなんだと思いますが、なるべく現在の職場とは、円満に退職するようもって行きましょう。

年度内の退職は、保育園側も困りますので、明日にでもやめたいという場合でない限りは、区切りの良いタイミング(できれば年度末)の方が、お互いにとって気まずさは薄れると思います。

なぜ転職したいのかは明確にしておく

今の人間関係が耐えられない、給料が安い、休みがない等々転職したい理由は色々あると思いますが、その中でも一番優先順位の高いものはなんなのか?

また、転職先でもこの条件だけはゆずれないものというのはなんなのか?

この部分は、明確にしたほうがいいですし、面接の際もなるべく主張したほうがいいです。

保育園の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

とにかくリーダー経験を積んでおく

保育園も縦社会という意味では、一般の会社と同じです。

リーダーがいて、中間管理職がいて、事業責任者クラスがいる。

そして、上にいけばいくほど給料が高くなるのも一般企業と同じです。

むしろ、営業成績などがない分、出世しないと給料は上がらないといってもいいでしょう。

そうなると、チームを束ねたり、子どもたちをリードできたりと、リーダーとしての資質が一番問われてきます。

どんな仕事でも当事者意識を持って、自発的に取り組む。

保護者とのコミュニケーションは積極的にとる

保育士の仕事の中でもとりわけ神経を使うのは保護者とのコミュニケーション。

保護者は大切な子どもを預けているわけですから、多少細かいことにナーバスになり、クレームを言ってくることだってあると思います。

そのときに、いかに冷静に自信を持って対応できるかは、信頼関係に大きな影響を与えます。

この信頼関係を積み上げるには、とにかくたくさんのコミュニケーションをとっていくしかありません。

積極的に保護者とのコミュニケーションをとっていくことはとても大切なことなのです。

自分にあった保育園の求人の選び方や注意点

ではこれから自分に合った保育園の仕事を選ぶためには、どうしたらよいのか、項目ごとに解説をしていきます。

【選び方①】雇用形態から探す

保育士における雇用形態は、非常に重要なポイントの一つです。

なぜなら、雇用形態によって、役割が決まっているところが多いからです。

  • 正社員:クラス担任を持ち、書類作成や行事の企画立案も実施。
  • パート:クラスは持たず、書類作成もなし。保育補助の役割を担う人も多い。
  • 派遣:正社員とほぼ同じ動きをするが、基本残業はなし。

【選び方②】職種から探す

保育士の場合は、保育士か保育補助の二つしかありませんので、クラスももって書類作成もやりたいという人は保育士、保育士のサポートのほうが、性に合っている人は保育補助を選択すればよいと思います。

【選び方③】会社の業態から考える

保育園の業態で大きく異なるのは、

  • ①株式会社なのか社会福祉法人なのか
  • ②拠点をいくつも持つ大規模法人なのか、拠点が1つの家族経営的な法人なのか

この二つです。

①の場合は、社会福祉法人のほうが、長い歴史があり、組織が既に完成されている保育園が多いです。

人間関係が固定されているところも多い可能性があるので、経営陣や働くスタッフの様子はよく見たほうが良いと思います。

株式会社の場合は、比較的歴史が新しく、待機児童増加の流れで保育園経営を始めたところが多いです。

オーナーの考え方が色濃く反映されている組織が多いはずなので、できれば法人の経営者と面接できるほうが、実態が良く分かると思います。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

最初の基本給より、将来的にアップするのかという点が重要です。

最初だけ高く給料を払って、昇給がない会社もたくさんありますので、注意が必要です。

また、給与だけではなく、福利厚生にも目を向けるようにしましょう。

特にありがたいのは、住宅手当や育児介護休暇等、職員が長く働けるように工夫しているかどうかは、福利厚生や休日などの条件をみると大体見えてきます。

【選び方⑤】エリアから考える

そもそも保育士の給料は安いといわれていますが、その中でも激務高給を選ぶなら、首都圏、ワークライフバランスを重視したいなら地方の保育園を選択するべきだと緒も増す。

首都圏は、待機児童の問題の解消率も悪く、競争が激しく人が集まりづらいので、その分給与も高いケースが多いです。

ただし、首都圏は長く働いている保護者も多く、保育園の開園時間が長いところも多数ありますので、長時間労働を余儀なくされるケースも多々あります。

一方、地方の保育園は、保護者の労働時間も首都圏に比べると短いことも多いので、18:00なら18:00にきっかり閉園してしまう保育園もたくさんあると思います。

ただし、首都圏と比べると、給与はまだまだ低いところが多いです。

自分の価値観に合う保育園を選ぶのが懸命だと思います。

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年代別の注意点

新卒で入社したばかりの場合

入社前に思い描いていたイメージと異なるケースもあるため、入社3ヶ月で退職など、早期に離職してしまう人もかなりいるのが保育の業界です。

限界まで自分を追い込む必要はありませんが、できれば最初に入った保育園で数年経験を積んだほうがよいケースもあります。

仕事がきついということは、業務量が非常に多い、新人でも色々と任されてしまう、クセのある人が多く人間関係が大変、等々ストレスフルな状況はあると思います。

ただ、裏を返せば、この状況を打破できればどんな職場にいっても対応できるということでもあります。

ブラックな保育園で働き続ける必要はありませんが、どうしたら、そのキツイ状況を変えていけるのか、十分工夫した上で退職するのでも遅くはありません。

20代後半の場合

妊娠輪番制、つまり妊娠するのにも職場の許可がいる状態、など衝撃的なニュースも流れておりますが、保育の現場にいると、誰かが欠けるだけで、運営がままならなくなるという事実も一方であるのかもしません。

20代後半は、女性のライフイベントが激増する時期です。

結婚、妊娠、出産と人生がめまぐるしく動いていく可能性を秘めています。

この時期は、とにかく働きやすさと復帰のしやすさで選ぶべきです。

給与が良くて仕事がキツい職場より、給与が多少安くても融通の利く働き方ができる職場のほうがおすすめです。

30代の場合

20代後半と似ていますが、子どもがいる人は、子育てと両立できる職場を選ぶべきです。

たとえば、子育て中のスタッフが多く、みんなで協力する体制ができている職場は、休暇も取りやすい傾向があります。

子どもの急な発熱でお迎えにいかないといけない場合なども、心よく送り出してくれる保育園だと良いと思います。

40代以上の場合

私の個人的な意見もかなり含まれますが、40代以降は、できる限り低年齢児を受け持つほうが、関係者すべてが幸せになるケースが多いです。

どういうことかというと、保護者にとっては、40代の先生はベテランですので、相談もしやすいというのがあります。

また乳児からしても、落ち着いて自信のある先生のほうが、泣く回数も少なかったり、お昼寝の際も安心して寝るケースがあります。

また保育士本人にしても2歳児以上などとにかく常に走り回っている年代よりも、0歳~1歳児クラスのほうが、体力的にもセーブしながら業務にあたることができます。

保育園で転職する人は多い?

結論から言うと非常に多いです。

保育士の免許を持っている人は、約119万人いるといわれていますが、そのうち保育士として仕事をしていない潜在保育士が約70万人いると言われています。

約6割の人は、資格を保有していながら保育士として働いていないというのが実態です。

理由は様々なですが、代表的な理由を挙げると、仕事量や責任の重さの割りに給与が安い。

これに尽きると思います。

まとめ

今回は、保育園の転職における注意点を解説してきました。

再度、ポイントをおさらいすると、

  • ①転職エージェントに任せっぱなしにしない。必ず自分の目で保育園を確かめる。
  • ②転職エージェントが薦める保育園は、あなたにマッチしている園ではなく、紹介会社が薦めたい園であるかもしれないことを理解しておくこと。
  • ③転職する理由と、これだけは譲れないという条件を整理しておく。
  • ④選び方にも複数のポイントがある。
  • ⑤年代別にも転職にあたって注意するポイントがある。

5つ大事なポイントがあります。

いくら求人がたくさんあると入っても、転職は色々と負担の大きな活動なので、できれば転職回数は少ないほうがいいです。

納得のいく転職活動ができるよう慎重に薦めるようにしましょう。




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