外来は病院やクリニックにおける顔と言っても過言ではありません。

病院を受診する患者さんは、一般的な風邪症状の方から生命の危機的状態にある方まで様々です。

そのため、外来看護師には多くの知識と観察力、判断力、スキルが求められます。

精神的、体力面な負担を考慮して転職を決意する看護師も多いです。

そこで今回は、外来看護師への転職を成功させるためにやるべきことと、上手な転職方法についてご紹介します。

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外来看護師の転職で注意したほうが良い2個のこと

平均の残業時間

外来は病棟に比べ残業が少ないのが特徴です。

残業があっても1時間以内の所が多いでしょう。

理由としては、24時間365日稼働の病棟とは違い診療時間が決まっており、時間内に受け入れた患者さんの診療が終われば勤務は終了となるためです。

しかし勤務終了間際に受診した患者さんの診療や処置が長引いた場合、またそのまま入院になる場合の引継ぎで残業となるケースもあります。

注意するべき点を例に出してご紹介します。

例えば診療時間が17:00までの場合、受付の終了時間が16:30か17:00かで残業時間が変わってきます。

転職の際は受付時間が何時までかを確認しましょう。

福利厚生

外来勤務は病棟に比べてパートなど非常勤のスタッフが多いです。

契約社員やパートでは正社員に比較し福利厚生が整っていない場合があるため転職の際は注意が必要です。

転職を成功させるためには何をすれば良い?

転職の目的を明確にする

高齢化社会において看護師の需要は高く、求人数も膨大です。

ただでさえ数多求人の中から自分の希望条件に合った職場に出会うことは難しい状況と言えます。

そのため、転職目的を明確にすることが希望の職場に就職する近道となります。

例えば…

  • 「お給料が高い職場で働きたい」→現在の給与より高い給与の求人を探す。
  • 「通勤手当や住宅手当が欲しい」→福利厚生の充実している求人を探す。
  • 「通勤時間が長くて苦痛。もっと近くで働きたい」→今よりエリアを自宅の近くに絞って求人を探す。

となります。

複数の就職先の情報を集める

転職する際にもう一つ重要なのが職場を比較検討することです。

複数の求人を比較することで選択肢が広がり、自身が望む条件以上の求人に出合える可能性が出てきます。

看護師に人気の転職サイトは、こちらの記事を参考に!

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転職するにあたっての必要な心構え

譲れない条件を決めておく

総合病院や一般病院の場合、正社員で転職すれば部署異動の可能性があります。

「子供が小さくて定時に帰りたいから」と外来を希望して配属されても、年数が経過すると部署異動を命じられることもあるため、何を譲れない条件とするか決めておくことは大切です。

場合によってはパートへ転向することも考える必要があるでしょう。

職場が変われど多少の問題は付きもの

「定時に帰りたいから」と外来に転職しても、患者さんの状況で時間外労働が発生する場合があります。

また外来勤務であっても、委員会や勉強会への参加が求められることがあります。

職場が変わっても看護師としての基本的な職務に変わりはないため、多少の問題は必ずあります。

またどこに行っても人間関係の問題は大なり小なりあるでしょう。

職場の雰囲気や年齢層などを予めリサーチしておくと良いと思います。

看護師外来の転職で年収を上げるためにやるべきこととは?

基本給や手当が高い病院を選ぶ

外来看護師の平均年収は約400万円です。

看護師の平均年収は約520万円ですので外来看護師の年収は比較的低い水準にあると言えます。

これは夜勤がないことや残業代が少ないことが要因であると考えられます。

そのため、転職の際は基本給や手当がなるべく高い病院を選ぶことをおすすめします。

交通費や福利厚生などの確認

交通費や住宅手当など法的外の福利厚生は病院によって違いますので、転職の際は確認しましょう。

資格を取得する

外来においてもストーマケアや化学療法など認定看護師や専門看護師が活躍する場面が増えています。

資格を取ることで専門資格への手当を支給している病院もあるため、年収を上げる手段となります。

自分に合った外来看護師の求人の選び方や注意点

【選び方①】雇用形態から探す

看護師の雇用形態には主に「正社員」「契約社員」「派遣」「アルバイト」があります。

正社員であれば安定的な給与と保証がありますが、病棟看護師と同様の責任が求められるため、何に重きを置くかを検討して雇用形態を選ぶ必要があります。

【選び方②】職種から探す

求人を検索する際「職種から探す」と「看護師」という広い枠組みでの検索となります。

しかしこれには病棟も外来も含まれるため、目的に辿り着くまで時間がかかります。

求人検索の際は「外来看護師」にターゲットを絞って調べましょう。

【選び方③】会社の業態から考える

会社の業態は主に「法人事業(医療法人)」と「個人事業(個人経営)」があります。

法人事業の場合は経営が安定するため保証面の安心が得られますが、残業が多く忙しいという現状があります。

個人事業に比べて求められるものも大きいでしょう。

個人事業はアットホームな関係性を築けると理想の職場になり、勤続年数が長い看護師が多いです。

離職率も低い傾向にありますが法人事業に比べ事務作業など看護業務以外の仕事をしなくてはならなことがあります。

【選び方④】給与や雇用条件から考える

高収入・好条件はとても魅力的です。

しかし「残業が多くて忙しい」「診療科目が多くて覚えることが沢山!」などといったデメリットもあります。

病院概要を確認し、1日の外来受診人数や診療科目、外来医師の出勤人数などを把握しておきましょう。

【選び方⑤】エリアから考える

「給与が高いから」「年間休日数が多いから」などという理由で自分の住んでいるエリア(市や区)から離れている場所に勤務するケースがあります。

しかし、通勤はほぼ毎日です。

苦痛を感じない程度に勤務地のエリアを絞って検索しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか? 

現在病棟勤務で外来への異動や転職を考えている方もいらっしゃるかと思います。

大切なのは外来勤務のメリット・デメリットを把握し「何故自分は外来勤務をしたいのか?」を明確にしておくことです。

目的を明確にして転職活動を行うことで自分の希望を叶える就職先へ転職することができるでしょう。

~自分にはどの看護師の仕事が向いているか?~

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